■Jリーグ選手の、残念な海外移籍断念が続く

 セリエAのトレビゾからFC東京の石川選手にオファーが来ていたのですが、石川選手は球団側からの説得に応じて、トレビゾへの移籍を断念することにしました。

http://headlines.yahoo.co.jp/
hl?a=20050831-00000012-dal-spo


同じくセリエAレッチェへの移籍を志願して、球団側と対立し、結局移籍がダメになってしまった鹿島の小笠原選手、そして来年のW杯に専念するために移籍を自重したガンバ大阪の宮本選手と、最近、日本人選手の欧州リーグへの移籍が、立て続けにダメになってしまいました。

 自分から国内残留を望んだ、宮本選手の場合は別としても、所属するチームが移籍を認めずダメになってしまった、石川・小笠原両選手のケースは残念です。

現在、スコットランド・プレミアリーグのグラスゴー・セルティックでプレーする中村選手が、JリーグからセリエAへ移籍するときも、横浜マリノスがなかなかOKを出さなかった事がありました。

 確かに、スター選手が抜けることによって、チームの人気や成績が一時的に落ちることを心配するJリーグ球団の考えもわからないではありません。
それに、選手の海外進出によって、Jリーグが空洞化してしまう問題もあります。

しかし、日本サッカー界全体のことを考えると、Jリーグ球団が、レベルの高い海外リーグへの選手の移籍を妨げるというのは、利益よりも害の方が大きいような気がします。

特に、決して長いとは言えないサッカー選手の寿命を考えると、選手個人にとってはマイナス面が大変大きいと言えます。
(今回ダメになった小笠原選手の場合、欧州へ進出する年齢としては、決して若いとは言えなくなっています)

 世界のサッカー界において、良い選手とお金は、イングランドやイタリア、スペインといった、最高レベルのリーグへと集まりますし、その中でもビック・クラブと呼ばれるチェルシーやアーセナル、ユーべやミラン、レアルやバルサに最終的に集まるのが現実です。

残念ながら現在、JリーグやJのクラブは、このようなピラミッドの頂点ではなく、底辺を支える方に属しています。

 であるならば、Jリーグ球団は、選手の海外移籍を妨害するのではなくて、良い選手にはいつでもレベルの高いリーグからオファーが来るのだと考えて、
常にスター選手候補を育て、その時に備えなければなりません。

そして欧州などへ優秀な選手を売り、それで得たお金を、才能ある将来有望な若手選手の育成に投資し、次々とレベルの高い選手を世に送り出せば、日本代表とJリーグ両方を含めた、日本サッカー界全体の繁栄につながるのではないでしょうか。

 Jリーグの各球団には、日本人選手にしろ外国人選手にしろ「選手は消費財である」という意識が根強いような気がします。 Jリーグでは、海外に比べると移籍が活発ではなく、選手は割合同じ球団で長くすごし、引退していきます。 つまり、Jリーグ各球団が最終消費者となって、選手を消費してしまうのです。

そうではなくて、「選手は大切な資産である」という意識を持つ必要があるように思われます。 資産は「安く買って大切に育て、高く売る」というのが鉄則です。

Jリーグで大切に育てられた資産である、日本人選手がどんどんイングランドやイタリアなど、欧州のトップリーグへと進出すれば、川渕キャプテンが目標としてかかげた、W杯優勝も夢ではなくなるかもしれません。

こうして考えると、Jリーグ球団が選手の欧州進出を妨害するのは、利益よりも害の方が大きいと言った意味が、わかっていただけるのではないでしょうか。
  

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 



管理人多忙につき、マメにレスを差し上げられません。
ゴメンナサイ。
もちろん、すべてのコメントは拝見させていただきますが、サイトポリシーに違反したものは、予告なく削除します。
悪しからずご諒承ください。

プロフィール

スパルタク

  • Author:スパルタク
  • FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク






   

ブログ内検索