■第3回spartakの人生を変えたチーム―1992年ドイツ代表

 前回は、五輪代表が1992年バルセロナ大会予選でやぶれ、横山総監督が辞任したところまでお話しました。

後任には、皆さんご存じのマリウス・ヨハン・オフトが就任し、あらたに日本代表は”オフト・ジャパン”として活動を再開。

代表のユニもそれまでの1st赤一色・2nd青一色から、シャツ・パンツ・ソックスの順で、1stは青・白・青、2ndが白・青・白という、現在のものに一新されました。

そしてこの92年に管理人スパルタクのサッカー観を変える2番目のチームと出会います。

 この当時、テレビ東京系列で”ダイナミック・サッカー”という深夜番組がやっていました。
数少ないサッカー中継、それも海外のサッカーが観られる貴重な番組として、毎週かかさず観るようになっていました。

久保田アナの実況はよかったですね。選手の名前をしょっちゅう間違えたり、意味も無く「負けられない」を連発するような実力の無いアナには是非見習って欲しいものです。

 この年の6月にはヨーロッパ選手権”ユーロ92”があり、この番組でもとりあげられました。

出場チームは、開催国スウェーデンに前回優勝のオランダ、ドイツ、イングランド、フランス、スコットランド、CIS(旧ソ連)に、内戦による制裁でユーゴスラビアが出場停止となった代わりとしてのデンマークの8ヶ国でした。現在のユーロと比べると当時はまだ、大会がこじんまりとしていました。

ブロリンが活躍した新興国スウェーデン、フリット・ライカールト・ファンバステン擁するオランダ、リネカーがひっぱる古豪イングランド、パパン・カントナのフランスもよかったのですが、スパルタクの目がくぎ付けになったのはドイツでした。

 ドイツはクリンスマン、リードレ、ヘスラー、ブッフバルトらがいたチームでした。

ボールを持つ選手を的確にサポートし、ワンツーを使い、戦術的に特別難しい事はせず、基礎的なことの積み重ねしかしないのですが、組織的にボールがきれいに、なめらかにつながってゆくのです。

ボールがつながらないのが当たり前の日本のサッカーを見慣れていた私には、まるで別のスポーツをみているようで、「ドイツ代表は華麗だ」と思ったものです。今から振り返ると「ドイツを華麗と感じるなんて」と笑ってしまいますが。

選手個々ではカールハインツ・リードレの打点の高いヘッドもよかったですし、ユルゲン・クリンスマンのダイビング・ヘッドもカッコ良かった!

 当時の日本のサッカー小僧たちの大部分は、マラドーナにあこがれて南米サッカーにハマっていったのではないかと思うのですが、私はドイツとの出会いで、どちらかというとヨーロッパサッカーへと傾倒していきました。

(もちろん南米サッカーが嫌いというわけではありません。サンパウロ州選手権やリベルタドーレス杯は良く観てましたし。最近では、古き良き南米スタイルが観られなくなってさびしさを感じますね)

 決勝はドイツと旋風をまきおこしたデンマークの顔合わせとなり、勢いに乗るデンマークがドイツを2-0と下し、初優勝を果たしました。

開催地のスウェーデンのとなりという事もあって、フェリーに乗ってデンマークの大応援団がやって来たので、スタンドはデンマークのサポで真っ赤だったのが印象的でした。

 さて日本代表のほうは、オフトが”トライアングル”・”アイコンタクト”などをキーワードにヨーロッパ的な組織サッカーを導入し、ちゃくちゃくと成果をあげます。

まず8月の北京で行なわれた東アジア4ヶ国対抗のダイナスティ・カップは、決勝で韓国をPK戦で下し、初優勝。

11月に広島で開催されたアジア・カップは、イラン・UAE・北朝鮮のグループを首位で突破し、準決勝は中国を3-2、決勝でサウジを1-0と下し初優勝しました。

当時は、中東にしろ中国・韓国にしろDFからロングボールを放りこんで、FWの個人能力で勝負させるというサッカースタイルがアジアの主流でしたから、オフトジャパンの組織サッカーはアジアに新風を巻き起こしたと思います。

スパルタクも日本代表の成長が実感でき、勝つ喜びを覚え、観ていて楽しいサッカーでした。

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1992.6.26 ウレビスタジアム―イエテボリ(スウェーデン)

ユーロ92決勝
ドイツ0-2デンマーク

ドイツ代表スタメン

GKイルグナー
  ヘルマー
  ロイター
  ブッフバルト
  コーラー
  ブレーメ
  ザマー
  へスラー
  エッフェンベルク
  リードレ
  クリンスマン
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