■日本代表、アウェーで韓国に勝利!

 いよいよ東アジア選手権も8月7日が最終日。 この日の対戦相手は開催国の韓国でした。

日本対中国戦のあとに行われた、韓国対北朝鮮戦が引き分けに終わったため、日本の優勝は完全に無くなってしまった状況での試合となりました。

さらに、この試合に勝てないと日本は最下位となり、この大会の出場シード権を失うこととなります。

 日本代表は、前回の中国戦と同じ、若手主体のチームで試合に臨みました。
韓国も、W杯予選に出場しているレギュラー組と若手をミックスしたようなチームで、若干、韓国のほうがメンバー的には力が入っていたでしょうか。

 試合は序盤こそ日本が攻めこんだものの、激しいプレスからボールを奪い、中盤でショート・パスを中心とした組み立てでボールを支配する、ホームの韓国のペースとなりました。

日本はボールをまったくキープできないためチャンスがほとんどつくれず、守備でも坪井選手が相手との一対一で常に劣勢で危険なシュートを何度も許し、GK土肥選手の好セーブ連発と相手のシュートの精度の無さに救われている状態でした。

しかし、後半も半ばを過ぎると、韓国の選手の運動量ががっくりと落ち、日本も中盤で攻撃の組み立てがいくらかできるようになりました。

そして試合終了5分前の右CKから中沢選手がボレーシュート!
これが韓国のGKイ・ウンジェの股間を抜けて決まり、決勝点となりました。

 この試合、日本代表にとって収穫だったのは、まず若手に国際試合で勝利という経験を積ませることができたことでしょう。特にアウェーの環境で、もぎとった勝利ですから価値があります。

次に守備で90分間あわてずに我慢できたことです。 まだまだ完璧とは言えないものの、中盤のプレスも中国戦と比べると良くなっていました。

 逆に課題としては、攻撃があげられます。

中国戦と同様、中盤の本山・阿部・今野の三選手のポジショニングが悪く、韓国から厳しいプレスをかけられて、日本の特徴とも言えるショートパスによる組み立てがほとんどできませんでした。

その結果、巻選手の頭にロングをあわせて、日本の選手の前にこぼれることを期待するような、アバウトなサッカーになってしまい、巻と玉田選手の2トップは、ほとんど仕事ができませんでした。

韓国のプレスぐらいかわせなくては、W杯本大会で欧州や南米の強豪の守備を崩すことはできません。

中盤の3人なり4人なりの選手が、正しいポジショニングをとってトライアングルをつくり、ダイレクトパスを多用して、相手のプレスを無力化させるような、質の高い攻めが求められます。

 また、これはレギュラー組にも言えることですが、全般的にペナルティエリア内を狙ったクロスの落下地点が、敵GKに近すぎるようです。

日本代表の場合、ゴールエリアの中に落下するようなクロスがけっこう多いのですが、ゴールエリアの横のラインからペナルティスポットの方へ向かって2~3mうしろの方が、敵GKが前にでてこれず、質の良いシュート・チャンスとなるでしょう。

 守備に関しては今回まずまずよかったのですが、一点だけ不満だったのは、韓国の中盤の選手がくさびのボールをポストプレーヤーにいれたときに、誰もケアしていなかったことです。

やはり、くさびの縦パスが入るときは敵のポストプレーヤーに最低一人は体を寄せに行き、ファールする必要はありませんが、正確なポストプレーをさせないという事が大事になってきます。

 最後にまとめですが、今回の韓国戦は若手組を多く起用して、良い経験をつめたことは収穫でした。

しかし、「押されたけど、韓国に勝って終わったんだから、終わり良ければ全て良し」で済ませて欲しくはありません。

 この試合に限っては、守備の組織力はほぼ互角でしたが、攻撃の組織力は韓国の方が上回っていました。 そのためにゴールチャンスは韓国の方が多かったのは、データにはっきりと出ています。(日本対韓国 シュート6:17、ボール支配率43%:57%)

試合の勝敗を決めたのは、シュートの精度とGKの能力の差でしたが...

若手組にはこのレベルに満足することなく、ポジショニング能力をアップさせて攻撃の組織力もしっかりと高め、欧州や南米の強豪に通じるような高いレベルのサッカーを目指してほしいと思います。

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2005.8.7 大邱W杯スタジアム

  韓国  0  -  1  日本

            '86  中沢

GK イ・ウンジェ    GK 土肥

DF ユ・ギョンヨル   DF 坪井
   キム・ジンギュ     (中沢 60)
   キム・ヨンチョル     茶野
   オ・ボムソク       茂庭

MF キム・ドゥヒョン  MF 村井
  (キム・ジョンウ 70)   駒野
   ペク・チフン       今野
  (ホン・スンハク 82)   阿部
   キム・ドンジン      本山
               (小笠原 69)
FW イ・チョンス
   チョン・ギョンホ   FW 巻
  (パク・チュヨン 74)    玉田
   イ・ドングク       (大黒 78)
  

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はい、今日は嫁さんと子供たちを連れて、基町クレド11階で催されている「プラレール博」に行ってきました、呑んだくれです。思ったより、子供が実際に触れて遊べる場所がなくてちょっとガッカリでした。 でもって夜はサッカー東アジア選手権、日韓戦ですね。&

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