■イラク戦にのぞむ日本代表メンバー発表!

 例の旭日旗問題について、川崎がアジアサッカー連盟に質問書を送るという話があったんですが、その後続報がないので、何か動きがあるまで「通常業務」に戻ります。

来月7日に東京で行われるシリアとのテストマッチと、13日にイランのテヘランで開催されるW杯アジア3次予選のイラク戦にのぞむ日本代表メンバーが発表されました。以下のとおりです。


GK 川島 永嗣 (メス:フランス)
   東口 順昭 (G大阪)
   中村 航輔 (柏)

DF 吉田 麻也 (サウサンプトン:イングランド)
   酒井 宏樹 (マルセイユ:フランス)
   長友 佑都 (インテルミラノ:イタリア)
   酒井 高徳 (ハンブルガーSV:ドイツ)
   昌子  源 (鹿島)
   槙野 智章 (浦和)
   三浦 弦太 (G大阪)
   宇賀神 友弥(浦和)

MF 山口  蛍 (C大阪)
   今野 泰幸 (G大阪)
   香川 真司 (ドルトムント:ドイツ)
   倉田  秋 (G大阪)
   井手口 陽介(G大阪)
   加藤 恒平 (スタラ・ザゴラ:ブルガリア)
   遠藤  航 (浦和)

FW 久保 裕也 (ヘント:ベルギー)
   大迫 勇也 (ケルン:ドイツ)
   原口 元気 (ヘルタ・ベルリン:ドイツ)
   岡崎 慎司 (レスター:イングランド)
   本田 圭佑 (ACミラン:イタリア)
   浅野 拓磨 (シュツットガルト:ドイツ)
   乾  貴士 (エイバル:スペイン)


 召集メンバー表を見て目をひいたのが、レギュラー・センターバック(CB)だった森重選手の名がないことです。代表でもクラブでも最近彼のプレーが不安定だったので、レギュラー落ちは納得なのですが、控えでさえ呼ばないというのはちょっと意外でした。

おそらく吉田選手とコンビを組むのは昌子選手になりそうですが、槙野・三浦の両選手をふくめて現時点では彼らの方が信頼できるという監督さんの判断なのでしょう。

これまで何度も言ってますが、W杯で世界を相手に戦えそうなのはサウサンプトンの吉田選手くらいで、CBの層の薄さがまったく改善されていません。それは単純に選手がいないということではなくて、W杯2次予選の段階からハリルホジッチ監督の長期的な視野に立ったチームづくりや選手の起用法に問題があるからです。

前回のタイ戦も大差がついて試合が決まった時点で、森重選手の代わりに若い昌子選手あたりを投入してやれば、彼も公式戦で実戦経験が積めたのですが、あまり意味の無い宇佐美選手の投入で交代枠を使い切ってしまいました。実戦で使ってやらなければ若い選手が成長できません。だからいつまでたってもCBの層が薄いままなのです。

そういう意味においても、昌子・三浦の若い選手たちの「伸びしろ」に期待していますし、ロシアで当たる相手のレベルを考えれば、槙野選手もこれから真剣に能力を上げていかないといけません。

長らくハリルジャパンの正GKだった西川選手の名もありませんね。ACLの上海上港戦でオスカルのPK2本を阻止して「少し成長したな」と思っていたのですが、これも現時点では東口・中村両選手の方が上という判断なんでしょう。

続いてMFに目を移しますと、ブルガリアリーグでプレーする加藤選手がうれしい初招集となりました。残念ながら彼の普段のプレーをまったくフォローしていないんですが、ボール奪取力にすぐれており「攻めで良いパスを持っている」という監督さんの話ですので、期待したいと思います。

CBと並んでいま代表で人材不足なのは、守備力があって中盤の底から攻撃も組み立てられるボランチです。前回タイ戦で、ハリル監督のチョイスは山口&酒井高のダブルボランチだったのですが、中盤でボールをまったくキープできず、タイの波状攻撃を浴びて点差以上に苦しい試合になってしまいました。

ハリルジャパンが発足してから、前方への攻めのパスが3本とつながらない情けない試合というのはこのタイ戦に限らず、東アジアカップ2015でもあったことなのですが、そうした事態に陥らないためにも加藤選手にがんばって欲しいです。

当研究所が期待しているヘーレンフェーンの小林祐選手ですが、リーグの後半戦はパフォーマンスが下降気味だったので、つねに代表に呼ばれるように努力を続けて欲しいです。

しかしながら今回召集されたMF陣を見ると、中盤でタメをつくれそうな計算できる選手が見当たらないのは不安材料ですね。

サッカーではボールが1個しかないというのは絶対的真理ですから、こちらがボールをキープしている限り相手は攻めることができません。

本来、相手から猛攻を食らってアップアップのときにボールキープして中盤でタメをつくることで味方に一息つけさせたり、逆にゴールが欲しい時間帯で前方への攻めのパスでチームに攻撃のスイッチを入れるような「ゲームメーク」の仕事にもっとも適しており、しかもこの世代でもっとも潜在能力が高いMFは清武選手だと思うのですが、控えで呼ばれもしないという状況は非常に残念です。なんとか秋から始まる2017-18シーズンから欧州四大リーグの中堅クラブあたりにレンタル移籍できないものでしょうか。

清武選手がいない分、香川選手に試合の流れを的確に読んで「ゲームメーク」する役割を期待しますが、もし出番があるならテクニックに秀でた乾選手にも同じ役割を期待したいですね。

攻撃陣については、ほぼ妥当な人選だと思いますが、原口選手にプレミアへ移籍という噂話が出ています。しかし彼はまだブンデスで何もなしとげていません。絶対に成功できる自信があるというなら引き留めませんが、正しいフォームからシュートを打つことを心掛けることでゴール決定力をあげるとか、個人的にドイツでまだまだやるべきことがあるのではないかと考えています。

また、今回呼ばれなかった宇佐美選手ですが、自分がどうプレーすべきなのか迷走しているように見えます。90分走り切れる持久力や守備力のアップをチームから求められていると思いますが、レギュラーポジションが欲しいからといって攻撃面での自分の長所まで捨て去る必要はありません。自分のストロングポイントはさらに磨きをかけつつ、不足している能力アップに辛抱強く取り組むことです。
アウクスブルクのサッカースタイルは守備的すぎるように思えますので、ブンデス2部も含めて、自分の長所を理解して使ってくれる監督さんのいるクラブへ移籍するのも一つの案ではないでしょうか。

浅野選手も、自分のスピードを生かして相手DFラインのウラでボールを受けてゴールを決めたいというのは見てて痛いほどわかるのですが、それだけではプレーの幅が狭くなってしまいますし、対戦相手も浅野選手の次のプレーを読みやすいので容易に対応することができます。それがリーグ戦終盤でレギュラーポジションを失った原因の一つではないですか。
ですから相手DFの前のスペースで勝負して、直前にいる相手を個の能力ではがしてゴールしたりチャンスメークしたりするような能力を高めていかないと、一番得意とするウラヘ抜けてボールをもらうプレーを相手に読まれて何もやらせてもらえず90分がすぎるだけです。それでは世界で生き残っていくことはできません。以前マシューズフェイントを使ったドリブルで相手を抜くスキルを身につけておくことを課題としてあげたのは、まさにそれが理由です。

 最後に付け加えるなら、負傷選手が出たら速やかに追加招集をかけること。

前回UAE・タイとの二連戦の直前に守備的MFのポジションで負傷者が相次ぎ、すぐに追加招集をかけておくべきと当研究所が指摘したにもかかわらず、ハリル監督がリスクマネジメントを怠った結果、UAE戦での負傷で今野選手まで失ってしまい、次のタイ戦ではボランチに酒井高選手を入れて苦戦するというプロの監督としてあってはならないミスがあったのですから。

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次回は、イラク戦をどう戦うべきかについて述べます。



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