■日本代表、UAEにリベンジ!(その3)

前回のつづき

 この試合を見て改めて強く感じたことは、3次予選の開幕ゲームとなった昨年9月に埼玉スタジアムで行われた日本対UAE戦の結果や試合内容が極めて不自然なものだったということです。

もし自分たちに不利なアウェーゲームで日本を2-1で破るだけの実力がUAEに本当にあるのであれば、自分たちにアドバンテージのあるホームゲームではUAEが2-0あるいは3-0の大差で日本に勝っても本来不思議ではありません。

しかし、終わってみれば日本が2-0の完勝でした。

以前述べたように、私はあるチームの実力を評価する場合、正確にボールを蹴る・止めるから始まってフィジカルコンタクトに勝つためのスキルや身体能力といった選手個々の能力、さらに少人数グループやチーム全体の戦術理解度などを総合的に判断して、どちらのチームが強い・弱いといったことを絶対評価していきます。(下図)

基礎が大切
(クリックで拡大)

埼玉での日本対UAE戦がキックオフされる前の時点における両チームの戦力評価から、日本のホームで日本の勝ち、UAEのホームで引き分けがもっとも確率の高い試合結果ではないかと考えていました。

ウマル・アブドルラフマンは足元の技術は確かに上手いんですけど、今から10年前の日本代表のトップ下みたいにフィジカル能力がかなり不足しています。チーム戦術もまだまだ改善の余地がありますね。

日本が1-2で負けたあの試合も何度か見直してUAEの戦力を再評価しましたがそれは変わりませんでしたし、UAEのホームで行われたこの試合を見ても、それは変わっていません。

2-0での勝利は日本がかなりがんばった、上出来の結果であると評価していますが、少なくとも現状のUAEに、たとえホームであっても日本に勝ちきるだけの実力はなかったように見えました。

それだけに、そんなUAEが自分たちに不利なアウェーで日本に勝ったというあの試合の結果、その結果を導くことになった試合内容が不自然なのです。

あの試合をもう一度振り返ってみますと、ゲームを支配していたのは日本であり、UAEに日本を圧倒するだけの実力は無く、たまにカウンターからシュートを打つぐらいで日本の守備をほとんど崩せず、彼らに勝機はほとんどありませんでした。

レフェリーの判定に助けられたもの以外は。

UAEの得点あるいはUAEの“幻の失点”に、ことごとくレフェリーの不可解な判定が関わっていたという事実があります。

本田選手の先制ゴールは日本が実力で相手から奪い取ったものですが、この直後からカタール人レフェリーの不可解な判定が露骨になっていきました。

前半20分に、日本のゴール前でドリブルしていたマブフートが自分からバランスを崩して倒れこみ、その直後に吉田選手の手が相手に触れているのに吉田選手が倒したとしてUAEに直接FKを与える判定。ましてや吉田選手にイエローカードなんて考えられません。

このFKがUAEに同点ゴールをもたらしますが、UAEに有利なレフェリーのジャッジなしにはありえないゴールでした。

後半8分に大島選手がUAEに与えたPKは、そう判断されても致しかたないものだったと思います。

しかし32分に浅野選手のシュートが完全にゴールラインを超え、日本が実力で奪った正当な得点だったにもかかわらず、カタール人主審は初めから副審と協議する気もサラサラなく、頑として日本のゴールを認めようとはしませんでした。

まるで日本のゴールが決まってもらってはカタール人審判団が困ると考えているかのように。

UAEのGKイッサが浅野選手のシュートをゴールからかき出したとき、副審との間に障害物となるものはありませんでしたから、選手たちの陰になって、副審からその瞬間が見えなかったということはありえないでしょう。

結局、UAEは自分たちに有利な判定で1点もらい、日本のゴールを1点取り消してもらった結果、2-1で勝ったわけです。

試合結果を決定付けたこの2つのプレーのうち、レフェリーの助けなしにUAE代表が自分たちだけで勝ち取ったものは何一つありません。

こうしたことは両チームのサッカーの実力とは本来関係のないもので、レフェリーによる試合結果の作為的な操作を疑わずにはいられません。

UAEがカウンターから日本DFのウラヘスルーパスを出して、マブフートがGKとの一対一を制して先制、あとは日本の猛攻をしのぎ切って勝ったというならサッカーでは良くある話なのですが、マブフートが勝手にコケてもらったFKから1点ゲット、日本のゴールをレフェリーに取り消してもらって2-1で勝利というのでは、UAEが実力で勝ったという要素がありません。

この試合が本当に中立公平にジャッジされていれば2-1で日本の勝利、マブフートが自分でシミュレーションぎみに倒れたのを見間違える“誤審”があったとしても、2-2で引き分けが自然だったと思います。

そしてUAEホームのこの試合、イルマトフ主審のジャッジは正常かつ公平でした。

UAE選手のシミュレーションからかなりの確率で得点になるペナルティアーク直前での直接FKが与えられることはなく、日本が実力で奪った2つの正当なゴールが取り消されることもありませんでした。

そうなれば、日本とUAEとのサッカーの実力差が試合結果に正当に反映されて、2-0で日本の勝利となるのは自然です。

それだけに埼玉での日本対UAE戦を裁いたカタール人審判団の判定の不自然さ、自分たちに有利なホームで0-2で負けたUAEが、格上の日本に本来なら勝つことが一層困難になるアウェー戦で2-1という、あの試合の結果そして内容の不自然さが際立つのです。

あの試合を裁いたカタール人審判団の不自然なジャッジは日本のゴール前でFKを与えた、日本のゴールを取り消したという2つの“誤審”にとどまりません。キックオフから試合終了のホイッスルを鳴らすまで一貫したものであって、だからこそ私はある確信をもって、日本対UAE戦が終わった30分後にあのような記事をアップしたのです。

(当ブログ過去記事・世紀の“大誤審”) 

(当ブログ過去記事・八百長試合のつくりかた) 

 つい数日前に、ロシアW杯アフリカ予選の南アフリカ対セネガル戦で主審を務めたガーナ人のレフェリーが不正な試合操作を疑われてレフェリーとして一生活動禁止・永久追放という厳罰がくだされたばかりですし、韓国Kリーグの全北現代が審判を買収して八百長試合をやったということで今年のACLから追放処分を受けています。

(日本対UAE戦を裁いたカタール人審判アブドルラフマン・アルジャシムら3人を取り調べて、もし不正に試合結果を操作した証拠が得られたらサッカー界から永久追放すべきです)

大変残念なことにサッカーの世界では八百長試合が存在することは厳然たる事実です。

にもかかわらず、日本がUAEに1-2で“負けた”あの試合の直後に、「日本代表の出来が悪かったんだから、浅野選手のゴールが取り消されて負けても仕方ない」などというナイーブな主張をする人がたくさん出てきたり、「この人、普段はまったくサッカーを見たことがないんだろうな」としか思えない、畑違いのジャーナリストまでが首を突っ込んできて、「自分たちが負けた原因を審判のせいにするのはみっともない」などというチープで幼稚な正義感を振り回す日本人が少なくなかったことには本当に失望させられました。

(当ブログ過去記事・日本人の民族性とサッカー

私は純粋にスポーツとしてのサッカーを楽しみたいだけです。

八百長で日本代表が勝っても、ちっともうれしくありませんし、レフェリーの作為的なジャッジによる試合操作で日本代表から正当な勝利が奪われることも絶対に許せません。

サッカー界から八百長試合が完全に撲滅される日が早く来るように、そして世界中のサポーターからサッカーというスポーツへの関心が失われるようなことが起こらないためにも、国際サッカー連盟やアジアサッカー連盟には襟を正して欲しいですし、そうした目標のために日本サッカー協会も頑張ってほしいです。

        ☆        ☆        ☆

 それでは最後にまとめです。

アウェー戦でUAEに2-0の勝利という結果は素晴らしいものでしたし、日本代表の試合内容も改善すべき点はあるものの、まずまず良かったと思います。

原口・大迫・久保選手に代表される若い世代の実力が最近グ~ンと伸びてきて、日本代表の戦力が着実に底上げされてきていることも髙く評価しています。

ただ、UAEレベルの相手はW杯本大会にはほとんど出てこないので、この試合に勝ったからといって決して満足することなく、W杯本大会で当たる相手のレベルを頭に入れながら、つねに目標を高く持って次の試合までに課題をきっちりと修正して欲しいと思います。

このW杯予選に関して言えば、今回UAEにリベンジを果たしたことによって、ようやく初戦の“負け”を埋め合わせてプラスマイナスゼロの位置に戻ってきたにすぎません。

「W杯予選はここからが勝負」と思って、次の試合も自分たちがやるべきことだけに集中して欲しいです。

        ☆        ☆        ☆

 皆さんすでにご存じのように、大迫・今野の両選手が代表から離脱することになってしまいました。高萩選手も結局チームを離れており、川崎の小林・浦和の遠藤両選手が追加招集されましたが、次のタイ戦にどういうスタメンを送り出すか、頭が痛いですね。
 
UAE戦で好調だった選手を中心に4-2-3-1で行くならば、こんなのはどうでしょうか。


               久保
           

      原口      香川       清武
              (倉田)      (浅野)

             山口   倉田   
                  (本田)

     長友     森重    吉田   酒井宏
            (昌子)

                川島

GKはUAE戦で安定していた川島選手で。4バックは大きく変更する必要性を感じませんが、昌子選手に信頼がおけるのであれば、吉田選手の相棒としてチャンスを与えてみても良いかもしれません。

今野選手の代役は、UAE戦で出場時間は短かったものの動きが良さそうだった倉田選手で。

もしいけると監督さんが思うなら倉田選手をトップ下で起用するのも面白いかもしれません。その場合はボランチにスピードが無くなってきたもののフィジカルコンタクトの強さとパス能力がある本田選手をもってきたらどうかと思うのですが、たぶん本人が拒否するでしょうね。

センターフォワードはクラブでの得点力アップが目覚ましい久保選手にして、空いた右サイドハーフにはコンディションに問題なければ清武選手でどうでしょうか。清武選手をトップ下で起用する手もありますが、その場合の右サイドハーフは浅野選手か小林選手のうち好調な方でどうかと思います。

タイ戦のスタメンやフォーメーションがどうなるか楽しみにしましょう。

◇    ◇     ◇     ◇     ◇     ◇    ◇
 
  2017.3.23 イスターダ・ハッザ・ビン・ザイード(アルアイン)

           UAE 0 - 2  日本

                       久保 13'
                       今野 51'



     GK ハリド・イッサ       GK 川島

     DF A.サンクール       DF 酒井宏
        ムハナド・サリム        吉田
        ハムダン.I            森重
        A.ハイカル           長友

     MF A.バルマン        MF 山口      
        ハミス.I             久保
       (ムハマド.A 64)       (本田 78)
        I.アルハマディ         香川
        ウマル.A           (倉田 71)
                          今野
     FW A.マブフート          原口
        I.マタル
       (サリム.S 75)      FW 大迫
                         (岡崎 82)




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■コメント

■Re:日本代表、UAEにリベンジ!(その3) [nao]

はじめまして
ランキングから来ました。
確かに去年9月に試合はなんで?というのが多々ありました。今回は正統に試合が終了されてほっとしてます。
今晩のタイ戦も正当にジャッジしてほしいものです。
ありがとうございました。
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