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■世代交代を強く印象づけたオマーン戦

  昨夜、オマーン代表とのテストマッチがカシマスタジアムで行われ、日本代表が4-0で完勝しました。

今回対戦したオマーンはスペイン5部でプレーする1人を除き、全員が国内リーグでプレーしています。ホームでもアウェーでも日本が勝利できる相手と見ていましたが、4点差をつけての勝利という結果は良かったです。

このゲームは勝負を度外視しても、世界を相手に戦える若手選手を発掘したり、代表の選手層を厚くしておきたいという目的がありましたが、そうしたことを含めた試合内容もまずまず良かったと思います。

若手選手(世界基準ではそれほど若くはないのです)が、内容のともなった結果を出して見せ、世代交代を強く印象づけたゲームとなりました。

図1
基礎が大切
(クリックで拡大)

チームとしても選手個々としても、どれくらい図1で示した「サッカーの基礎から応用までのピラミッド」を実際のプレーで表現できていたか、それを基準としていつものように日本代表の試合内容を分析していきましょう。


        ☆        ☆        ☆

 ゲームの立ち上がりはプレーヤーの動きが硬く、タテポンサッカーぎみでチャンスがなかなかつくれなかったのですが、慣れてくると次第にパスサッカーによる連動した攻撃が機能していきました。

サウジより2ランクは実力が落ちる相手だったこともありますが、オーストラリア戦の後半のように引きすぎてしまうこともなく、DFラインの高さをノーマルに設定することができたので、コンパクトな守備ブロックからボールをすぐさま奪い返すと、ダブルボランチ+トップ下を中心にして、選手1人ひとりがボールを持ちすぎずに、チームとしてボールをキープしながら攻撃することができていました。

当研究所が推薦していた清武選手がトップ下に起用され、センターFWを任された大迫選手の2ゴールをアシストするなど、
日本代表の4-2-3-1で、トップ下とセンターFWが機能した試合をみることができたのは超久しぶりじゃないでしょうか。

これまで大島・柏木両選手のように、守備力の低さに目をつぶってもパス展開力のある選手をボランチの1角に起用していたことで、UAE戦やイラク戦での守備力の低下を招いていましたがもうそれはやめて、長谷部・山口・小林祐・永木の各選手のうち、ダブルボランチに誰が起用されたとしても現在の守備力・ボール奪取力を落とさないようにしながらさらにそれを改善していき、なおかつ彼らのパス展開力をふくめた攻撃力を練習やゲームの中で高めていくべきです。

この試合では、DFラインを適切な高さに保ちながらコンパクトなブロックをつくってゾーンで守りながらプレスをかけていくことで、相手に攻撃面で付け入るスキをほとんど与えず、ボールを奪い返したらダブルボランチ+トップ下を中心にショートパスをリズム良くつないで、質の高いチャンスを数多くつくることができました。

これでも十分「縦に速い攻撃」ができていましたし、4ゴールの完封勝ちという結果も出すことができたのですが、今まで日本代表がアジアを圧倒することができていたのは、こういうサッカーをやっていたからですよね。

どうしてこういうサッカーを今まですっかり忘れていて、ロシアW杯アジア最終予選の初戦からできなかったのでしょうか。

攻撃も守備もこのサッカースタイルをベースにして、ここからクオリティを高めていけば、W杯の予選でもきっと良い結果が得られるはずです。

 では改善すべき点ですが、後半の立ち上がりから攻守両面でチーム全体のインテンシティがややダウンして、相手にゲームの主導権を握られる時間帯をつくられてしまいました。

前半で先制ゴールをあげるとホッと一安心してしまうのか、それともリードを守ろうとして気持ちまで守りに入ってしまうのかはわかりませんが、先月行われたW杯予選のイラク戦でもオーストラリア戦でも同様でしたね。

90分間ずっと日本が攻撃しっぱなしというゲームはあり得ませんが、後半戦の入り方に注意して攻守両面で前半と同じようなインテンシティを保ち、ゲームのコントロールを失って相手に一方的に攻められ、ついに失点なんてことにはならないように気をつけてほしいです。

守備面では、DFラインの高さやブロックのコンパクトさについては前半まずまずでしたが、後半はバラけてしまい、オマーンに攻撃でつけこむスキを与えていました。

4-4の守備ブロックをつくっているとき、MFの4人が自分のゾーンをあまりにも離れて相手ボールホルダーを追いかけ回しすぎると、守備ブロックのタテが間延びして中盤にスペースができてしまうので注意しなければなりませんし、相手ボール保持者がサイドにいて日本の守備ブロックが左右どちらかに偏っている場合、逆サイドの日本の選手がセンターサークル付近まで絞らないと、ブロックの横が間延びして相手にスペースを与えることになりますので、それも要注意です。

攻撃面では、後半「俺もゴールして結果を出したい」という意識が強くなりすぎたのか、FW陣が前へ行くタイミングが早くなり、それが原因で相手バックのウラのスペースがやや狭くなって、攻めにくい状態を自分たちでつくり出してしまったところは改善点でしょう。

 チャンスを与えられたフレッシュなメンバーが試合内容のともなった結果を出して見せたのとは対照的に、ベテラン選手は結果が出せなかったのはもちろんゲームそのものにもあまり深く関与できず、世代交代を強く印象づけるゲームとなりました。そのあたりも含めて選手個々の評価は次回にします。




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