■オマーン戦・サウジ戦に向けた日本代表発表!

 今月に行われるオマーンとのテストマッチ(11日@カシマ)と、W杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(15日@埼玉)のために召集された、日本代表メンバーが発表されました。

 

GK 西川 周作 (浦和)
   川島 永嗣 (メス:フランス)
   東口 順昭 (G大阪)

DF 吉田 麻也 (サウサンプトン:イングランド)
   森重 真人 (F東京)
   酒井 宏樹 (マルセイユ:フランス)
   長友 佑都 (インテルミラノ:イタリア)
   丸山 祐市 (F東京)
   植田 直通 (鹿島)
   槙野 智章 (浦和)
   酒井 高徳 (ハンブルガーSV:ドイツ)

MF 長谷部 誠 (フランクフルト:ドイツ)
   山口  蛍 (C大阪)
   清武 弘嗣 (セビージャ:スペイン)
   香川 真司 (ドルトムント:ドイツ)
   永木 亮太 (鹿島)
   小林 祐希 (ヘーレンフェーン:オランダ)
   井手口 陽介(G大阪)

FW 原口 元気 (ヘルタベルリン:ドイツ)
   本田 圭佑 (ACミラン:イタリア)
   浅野 拓磨 (シュツットガルト:ドイツ)
   岡崎 慎司 (レスター:イングランド)
   齋藤  学 (横浜M)
   大迫 勇也 (ケルン:ドイツ)
   久保 裕也 (ベルン:スイス)


 今回召集されたメンバーを見ますと、攻撃的なポジションで若い選手が多めに呼ばれていることに気がつきます。

MFでは、エールディビジで継続して試合に出られている小林祐選手やG大阪で頭角を現してきた井手口選手が呼ばれましたが、当研究所は特に小林祐選手に期待しています。

川崎の大島選手も将来有望な若手選手ですが、守備的MFとして起用するには守備力がかなり不足していますし、柏木選手と同様に、体の大きさという点からもそのポジションで起用するのは適切とは思えません。

彼らではW杯本大会で当たる高い攻撃力を持ったチームが相手だと守りきれない不安があることを、今年6月のキリンカップやW杯最終予選のUAE戦直前にすでに指摘しておいたのですが、その不安が早くも的中してしまいました。

当ブログ過去記事・キリンカップが突きつけた課題(その2)

当ブログ過去記事・ロシアW杯アジア最終予選に臨む日本代表発表! 

UAE戦ではダブルボランチの一角に入った大島選手が2失点にからみ、イラク戦では後半の立ち上がりに相手の攻撃に押され、ベンチが柏木選手に代えて山口選手を投入する準備をしている最中に、痛い同点ゴールを浴びてしまいました。

適材適所を考えるなら大島・柏木の両選手はトップ下のポジションで競争させるのが適切だと思いますが、長谷部・山口のダブルボランチだと現時点においては攻撃力に物足りなさを感じます。

前回オーストラリア戦では原口選手による先制ゴールの起点となるパスを出すなど、長谷部選手が攻撃面でも良い働きをしてくれたのですが、そろそろ彼の後継者を準備しておかなければいけない時期に差し掛かっています。

そこで、身長182㎝で守備的MFに求められる体の大きさを十分持っておりパス展開力もある小林祐選手に期待したいです。井手口選手は体の小ささが少々不安ですが、ボール奪取力に良いものを持っていますから彼にも期待です。

 FWでは大迫・久保の両選手が呼ばれましたが、日本では岡崎・香川などセカンドストライカータイプの選手が非常に多くて、欧州四大リーグでもワントップを張れるような正統派のセンターFWがなかなか出てきてくれないところが悩みなんですが、大迫選手がその課題を克服してくれるとありがたいです。

クラブではゴールゲッターのモデストをサポートするようなプレーが多いのですが、ワントップとして足元にボールを収めてバイタルエリアで攻撃の起点をつくったり、相手バックに競り勝って個の力でゴールすることができるような選手に成長していって欲しいです。

久保選手はどちらかというと2トップのフォーメーションの方が合っているような気がしますが、1トップを張れる実力があるということを証明してくれるならやはりありがたいです。

 ところで「点が取れないときは4トップを使うかもしれない」とハリルホジッチ監督は言っていますが、相手ゴール前に日本のFWが4人も5人もベッタリと張りつくような攻撃をやると、逆にゴールから遠ざかってしまうということは、2次予選のシンガポール戦やカンボジア戦、最終予選のUAE戦などで何度も何度も証明されていますから、そうした過ちをもう二度と繰り返してはいけません。(下図)

バランスが悪い
(クリックで拡大 以下同様)

1トップにしろ2トップにしろ、こちらのFWがあえて相手ゴールから遠ざかるようにポジショニングすることで自分をマークするバックを引きつけ、そうすることによって広く空いた相手DFのウラのスペースにダイアゴナルランする味方へタイミング良くスルーパスを出してゴールを狙わせ、中央突破とサイド攻撃を上手く使い分けていけば、質の高いシュートチャンスをたくさんつくれるはずです。(下図)

バランスが良い

こうした攻撃を最後まで辛抱強く繰り返すべきですし、大迫選手らFW陣にもそういう動きを求めます。

 まず11日にオマーンとのテストマッチが組まれていますが、
日本代表の選手層を厚くしておくためにも、勝負は度外視して将来有望な若手に経験を積ませるためのチャンスをどんどん与えてあげて欲しいです。攻守の戦術については、バックラインをノーマルに設定すること以外オーストラリア戦から変更する必要はありません。

4-2-3-1で行くならこんな感じで...。


               大迫  
           

      浅野      清武       斎藤
              (香川)
              (小林祐)       

           小林祐   永木   
                 (井手口) 

      長友   丸山    植田   酒井高
    

               川島
              (東口)

GKは川島選手を起用して、現時点で本当に西川選手の方が実力が上か、実戦から遠のいていることで川島選手が試合勘を失っているのかを見てみたいです。

センターバックはベテランの丸山選手のリードで若い植田選手にA代表での実戦経験を積ませます。

左サイドバックは久々の代表での試運転をかねて長友選手を45分ほど、右は守備で及第点に達していない高徳選手を出場させ、辛抱して育てていかないといけないでしょうね。

ダブルボランチは小林祐・永木両選手のコンビで、特に小林選手は守備ではボール奪取力を、攻撃ではパス展開力の面で高い能力を持っているというところをアピールして欲しいです。

トップ下は、疑り深い監督さんのために清武・香川両選手を45分づつ使ってみて、現時点ではどちらがこのポジションにふさわしいか、ボールキープ力・パス展開力の面でどちらが上かをテストすれば良いでしょう。

ここで小林祐選手を試すのもアリだと思います。

原口選手が現時点では確固としたレギュラーポジションを獲得していますので、本来左サイドハーフの斎藤選手を右でテストしてみたいですね。

そして左は浅野選手を。

シュツットガルトでもサイドでの起用が多くなっていますし、浅野選手自身もアーセナルの大先輩であるティエリ・アンリに衝撃を受けたとコメントしていたはずですが、ドリブルでカットインしてからのシュートやラストパス、あるいはタテに突破してからのマイナスのクロスなどといったウイングプレーを覚えると、FWとしてプレーの幅が広がりますし、何より彼の武器であるスピードが最大限生かせるのではないかと個人的には思っています。

ワントップには大迫選手を起用して、センターFWとしてどれくらいやれるかテストします。

オマーンとの試合で、若い選手が大活躍してくれることを楽しみにしていますが、このテストマッチで目覚ましい働きを見せた選手はパッとしないパフォーマンスを繰り返している既存の選手に代え、W杯予選のサウジ戦でも勇気を出して出場のチャンスを与えてみても良いのではないでしょうか。

 最後に、今回は召集されなかった宇佐美選手について。

クラブでまったく出場機会が得られていないのでそれもやむを得ないことですが、攻撃面において日本代表をアジアで頭一つも二つも抜けた存在に引き上げてくれるポテンシャルを持った選手だと思われるだけに、現在の状況が大変残念で仕方ありません。

体脂肪率が高すぎると言われ、一時期ムリな食事制限をやって変な痩せ方をしていたようですが、ハリルホジッチ監督の彼に対する指導が適切ではないと思います。

今の彼にとって最も重要なことは、オフ明け1か月で体のキレが無くなってしまうようなスタミナの無さをいかに克服するかであって、高い持久力の裏付けとなる高い心肺能力を身につけさせるためのトレーニングこそ一番必要なんじゃないでしょうか。

以前にも言いましたが、運動開始数分後に心拍数が安定してから毎分140~160回の心拍数を維持するような素走りを30~40分間、専門的に言えばVO2MAX値の50~70%にあたる負荷がかかるようにした持久走を、クラブでの公式練習を含めて毎週2回は必ず行うべきです。

この“OBLAトレーニング”を、無理のないように地道に継続していけば、欧州四大リーグのようにインテンシティの高いゲームが続いても、1シーズン戦い抜けるような持久力がきっと身につくはずです。

高い心肺能力が身につくようなトレーニングをコツコツ続けていれば、アスリートに必要とされる食事はちゃんと取っていても、体脂肪率が自然と理想的な数値になるはずですが、体脂肪率を下げるためにダイエットをしても、適切なトレーニングをしなければ高い心肺能力は身につきません。今までの宇佐美選手への指導の仕方はそこが間違っています。

もし持久力が身につき体のキレが戻ったのにアウクスブルクで構想外の状態が続くようであれば、今冬の移籍マーケットが開いた時点で、コンスタントに試合に出られる他のクラブに行くべきです。

たとえブンデス2部のクラブであっても、試合に数多く出て目の覚めるような活躍をすれば、すぐに1部のクラブの関係者の目にとまり、トップリーグに戻って来られるでしょう。

このブログを見ていて宇佐美選手に直接コンタクトが取れる方がおられるなら、すぐにでも自分専用のフィジカルコーチを雇って“OBLAトレーニング”を始めるよう彼に強く、強く勧めてください。

宇佐美選手がこのまま終わってしまうのであれば、日本サッカー界にとって大損失です。



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