■どうしたらアジアから八百長試合をなくせるか

前回のつづき

 日本サッカー協会(JFA)の田嶋会長が、UAE戦での“誤審”に対する抗議書をアジアサッカー連盟(AFC)に提出してからそろそろ2週間になろうとしていますが、何の動きもないですねえ。

読者の方からサポーターの署名を集めてJFAに提出したらどうかというお話も出ておりますが、田嶋会長からやる気があまり感じられないですし、もしかしたらやりたくてもやれない「大人の事情」があるのかもしれません。

AFC内部の権力闘争が今どういう状況なのか、最近チェックしていないのでわかりませんが、たとえばカタールやUAEの王族の援助があったので田嶋会長がFIFA理事選挙に勝つことができ、だから田嶋会長はカタールとUAEのサッカー協会には頭が上がらないとか、あるいはカタール人のハマムAFC元会長が失脚する遠因となる活動を田嶋会長がやっていたので、カタール人主審があからさまにUAEびいきの“誤審”を繰り返したのはその報復だったとか、AFC内部のドロドロの事情があるのかもしれません。

ただどういう理由であれ、アジアのサッカー界から八百長試合を完全に撲滅していかないといけないということに変わりはありません。

サッカーの試合がどういう結果になるのか、そのシナリオがウラで決まっていたのでは、われわれサポーターがどんなに一生懸命応援しても初めからムダだということですし、そんなインチキスポーツに自分の限られた時間を浪費するつもりはありません。

JFAもAFCもFIFAも、世界中のサポーターがそういう気持ちになってしまったら、自分たちの首を絞めることになるということを深刻に受け止めるべきです。

そこで日本のサッカー界がアジアの先頭に立って八百長試合を無くしていくと決意するのであれば、自分たちは強くならなければなりません。以前にも言ったとおり「正しい者が報われ、悪い者が罰せられるのではなく、強い者が報われ、弱い者はただ弱いというだけで罰せられる」というのがこの世界の掟だからです。

前回エントリーでのたとえ話で言えば、「車が来なくても横断歩道が赤信号なら、歩行者は青になるまで立ち止まっていなければならない」ということを正義だと固く信じるのであれば、それを全世界の人たちに守ってもらうためのパワーを日本人が持たなくてはならないということです。

パワーとは、選挙でいうなら「自分が獲得した票の数」です。それを増やすには「信頼できる日本の味方」を世界にできるだけ多くつくらなければいけません。

日本がまず味方につけなければいけないのは「東南アジア」です。

ロシアW杯アジア予選で、シンガポールやカンボジア・タイと対戦して感じたことは、本田・香川選手ら日本のサッカー選手へのあこがれが、想像をはるかに超えるほど強いということです。

自国チームが失点したのに、本田選手のゴールに手を叩いて喜んでいるシンガポールやカンボジアのサポーターにはびっくりさせられましたし、タイも、本田・香川はもちろんアーセナルに目をつけられた浅野選手への関心が集まり始めていて、日本サッカーに対する強いリスペクトを感じました。

もともとタイ代表は、1stユニホームが赤で2ndが青だったのですが、前回W杯予選で日本と対戦した2007年ごろはタイの王様の在位60周年記念だとかで、王様の色である黄色が1stユニになっていましたが、そこから赤に戻ると思いきや青になったのは、日本代表の青いユニホームへのあこがれじゃないでしょうか。

パスサッカーでアジアカップ2011に優勝したザックジャパンを見て、当時カタールの監督だったブルーノ・メツは「日本はアジアのFCバルセロナ」と呼んでいましたが、現在キャティサック監督がパスサッカーでタイ代表を強化しているのは、やはり日本のサッカーを見習いたいという気持ちがあるからではないでしょうか。

日本が東南アジアに対して持っているこうした文化的影響力(ソフトパワー)をアラブ諸国は持っていませんし、いくら裕福な産油国であってもお金で買えるものではありません。

東南アジア10か国(ベトナム・ラオス・カンボジア・タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・インドネシア・東ティモール・ミャンマー)に対する、日本のソフトパワーを生かさない手はないです。

タイなんかも「アラブの笛」に苦しんでいるようですから、「日本と東南アジア10か国が協力して、一緒にアジアから八百長試合を撲滅していきましょう」と協力を呼びかけるわけです。

これで10票獲得できるでしょう。

昔AFCの会長はマレーシアの王族で、実質的に組織を動かしていたのは同じマレーシア人のダトー・ベラパンだった時代がありましたが、アジアから八百長試合を無くしていくために、もう一度東南アジアサッカー界の代表者をAFC会長選挙に当選させ、筆頭格の副会長は日本人が当選できるように選挙協力を行い、日本人のAFC副会長が実質的に組織を切り盛りしていくのも良いかもしれません。

同様に、伝統的な親日国のインドや日本サッカーへのあこがれが強いブータンなどを足掛かりに、南アジアの7か国、ウディネーゼやミランを指揮していた頃のザッケローニ氏の戦術をずっと研究していたとかで、ザックジャパン時代に日本サッカーを非常に高く評価していたタジキスタンを足掛かりに中央アジア6か国、さらにモンゴル・台湾・グアムなどの東アジア諸国を味方につけてそこに日本が持っている1票を加え、最大27の組織票を固めることができる可能性があります。

AFC加盟国数は47(投票権がある国は45票)ですから軽く過半数を超えるわけで、アラブ諸国が一致団結したとしても12票、日本プラス東南アジア・南アジア・中央アジア連合が形成できれば、AFCで日本が勝てない選挙はなくなるんじゃないでしょうか。

あとは、カタールと対立しているバーレーンなどに肩入れしてアラブ陣営を内部分裂させたり、もしオーストラリアが協力してくれるなら、味方に引き入れたりすれば良いでしょう。

韓国・中国・北朝鮮を仲間に引き入れるのは絶対にダメです。

前の2者こそ、不正が疑われる試合を何度も繰り返してきた当事者ですし、彼らはどんな正論であっても日本のリーダーシップは認めないという立場はゆるぎなく、彼らが「協力や友好」を日本に求めてくるときは、自分の利益のために日本を利用してやろうというだけのことですから。

もちろん韓国・中国の人は非常に「頭がいい」ので、本音をペラペラしゃべって自分の計画を台無しにすることは絶対にありませんけど、カタールのハマムAFC会長の不正を追及するために日本が韓国と協力することになって、2009年にハマム会長の再選を阻止しようとしたのですが、会長選挙でハマム氏が勝つと韓国サッカー協会は手のひらを返して真っ先に日本を裏切り「韓国は全力でハマム氏を支える」と表明、日本は韓国に利用されるだけ利用されてボロ雑巾のように捨てられます。

ハシゴを外されてハマム氏の怒りをたった1人で受けるとめる立場となった日本。それが2011年の田嶋会長のFIFA理事戦敗北へとつながっていくことになった、というのが当時の報道でした。

日本がソフトパワーを最大限に利用しながら、東南・南・中央アジア諸国とサッカー指導者の派遣やJリーグへの東南アジアのスタープレーヤーの受け入れなどビジネスでも関係を深め、彼らと一緒に選挙でもウインウインの関係を構築できれば、AFCの選挙は勝てると思います。

それで日本人のAFC会長もしくは副会長が先頭に立って、アジアから八百長試合をなくしていけば良いのです。

具体的には、AFCを「東アジア」「東南アジア」「中央アジア」「西アジア」の4地区に分け、W杯のアジア予選やアジアカップの本大会とその予選といったAFCの公式戦において、違う地区同士の対戦となった場合は、公平を期し不正を排除するために第三の地域から審判団を派遣しなければいけないという規定を創設するのが一案です。

(「AFCを東西に分けてW杯予選をやるべきという意見もありますが、サッカーの実力が「東高・西低」の現状、日本・オーストラリア・韓国がひしめく東地区は「死の組」となることが必定なので、避けた方が無難)

たとえば日本とUAEが対戦する場合は、審判団は日本とUAEがそれぞれ所属する「東アジア」「西アジア」以外の地区、つまり「東南アジア」か「中央アジア」から派遣しなければいけないと定めるわけです。

またAFCで公式戦を担当する審判団をいくつもプールしておいて、外部から八百長を持ちかけることができないようにホテルに「缶詰め」にしておき、誰がどの試合を担当するかを試合直前に決定するというのも良いかもしれません。

それで不正がなくならないなら、世界でもっともマトモなUEFAあたりから審判団を派遣してもらうしかないと思います。

アジアから八百長試合をなくしていきたいのであれば、日本人が強くなってAFCの権力を握り、そのパワーを正しいことのために使うしかありません。
 
ところで、これはある読者さんからのタレコミ情報なんですが、2013年3月26日にソウルで行われたブラジルW杯アジア最終予選の韓国対カタール戦で、日本の西村雄一レフェリーが「韓国びいき」の笛を吹いて韓国が勝ったので、カタール人主審が
日本対UAE戦でその仕返しをしたのではないかという説が出ているようです。

韓国が決勝ゴールをあげたのが後半ロスタイム6分だったのですが、引き分け狙いのカタールがその前に時間稼ぎをしていた可能性があり、不正が疑われる試合であったかどうかは、キックオフから一試合全体を通して見ないことには何とも言えません。

私はこの試合のことを全然知りませんでしたが実を言いますと、このあとに行われた2013年6月4日のレバノン対韓国戦は、疑惑のゲームだと思っていました。

オーストラリア人のベンジャミン・ウイリアムズ主審は、ロスタイムを7分も取った上に、ペナルティアークで韓国にFKを与え、ゴールが決まった直後にタイムアップの笛、韓国は危うく敗戦を逃れたという試合でした。

ペナルティアーク付近でのFKは、八百長試合への関与が疑われるレフェリーが良く使う手だと以前言いましたが、レバノンの選手が軽く手で触れているものの、韓国の選手は自分の意図通りヘッドでボールを後方へフリックするプレーができており、これがどうしてレバノン側のファールなのか理解できません。

(ウイリアムズ主審は、東アジアカップ2013の日本対中国で、中国に疑惑のPKを2つも与えており、当研究所がアジアのレフェリーで要注意人物と見ている1人)



よく調べてみると、韓国が戦ったブラジルW杯アジア最終予選8試合のうち、3試合が日本人レフェリーでしかもすべて韓国のホームゲームという非常に不自然なことが起こっていました。

韓国から金銭をもらって日本人レフェリーが買収されるようなことはまずあり得ないとは思いますが、過去の植民地支配に対する罪の意識をもっている日本人はまだまだいるので、「日本人がレフェリーを担当する試合で負けて韓国がW杯へ行けなくなるようなことがあれば、それがきっかけで日韓関係が悪くなるのではないか、もしそうなったら自分の責任だ」などと余計な心配をして、日本人審判が無意識に韓国びいきの笛を吹いてしまうかもしれませんし、韓国の人は「頭がいい」ので、そういうことをあらかじめ期待して韓国のW杯予選試合を日本人審判が多く担当するように仕向けたのかもしれません。

日本がアジアから八百長試合の追放を訴えるなら自らすすんで襟を正し、「李下に冠を正さず、瓜田に履を納れず」と昔から言うように、たとえ何もなかったとしても、東アジアどうしで、
日本と韓国のサッカー協会が不正な癒着をしているのではないかと疑われるような行為をしては絶対にいけません。

 最後に、私たちのような一般市民のサポーターは、サッカーから八百長試合を撲滅するために何ができるでしょうか?

FIFAやAFCの本部に押し掛けても「誰だお前?」と言われて、警備員につまみだされるのがオチですから、日本代表のホームゲームで、自分たちの強い決意を行動で示すしかないと思います。

UAE戦では7番のマブフートがシミュレーション気味に倒れて、そのFKから相手が同点に追いついたのですが、もしこういうことがスペインやアルゼンチンみたいなサッカー先進国で起こったら、UAEの7番がボールを持つたびに5万人以上の観客から、耳をつんざくような口笛とブーイングが浴びせられ、7番がベンチに下げられるまでそれが執拗に繰り返されると思います。

自分のところへボールが来ると、5万人の観客から一斉に口笛、ボールを放せば止まるが、また自分がボールを持つと5万人から再び口笛。

5万人の反感が自分たった1人に向けられるわけですから、命の危険さえ感じるわけで、私の20年以上におよぶサッカー観戦歴から言って、これをやられてもPKやFKをゲットしてやろうと考えてもう1度シミュレーションで倒れる度胸のある選手は見たことがありません。

浅野選手の明らかなゴールを見逃されて試合に負けたわけですから、これがもしブラジルやドイツのようなサッカー先進国だったら、埼玉スタジアムのピッチから引き揚げようとするカタール人審判団に対して、5万人の大観衆から耳をふさぎたくなるような大音量の口笛とブーイングが浴びせられるはずです。

サッカーを含めたスポーツは「だまし合い」の側面があると言いましたが、「闘い」の側面があるのも否めません。

私が代表戦やJリーグの試合をスタジアムへ見に行くときは戦術チェックが欠かせないので、メインスタンドかバックスタンド以外に座ったことはありませんが、代表戦の場合まわりを見回してみると「家族みんなでピクニック」みたいな雰囲気を感じることがほとんどで、良くも悪くも日本が幸福な国である証拠なのですが、「闘う日本代表へのサポート」ということに関して言えば、複雑な気持ちになります。

ブーイングするときもたいてい苦笑いしながらやっていて、真剣に怒っているというふうには見えないこともしばしばです。

しかし彼らは自分のお金を払って代表戦を見に来ているわけで、どういった応援をしろと強制することは絶対にできませんが、せめて世界のサッカーを良く知っている、両サイドのゴール裏スタンドに陣取るサポーターだけでも、シミュレーションでFKやPKを獲得しようとするような卑怯な相手チームの選手がボールを持つたびに、あるいはレフェリーが疑惑の判定をするたびに耳をつんざくような口笛を吹いて、「八百長は絶対に許さない」という自分たちの強い意志を示して欲しいです。

そうすることで、メイン・バックスタンドのサポーターにも、「世界基準」のサッカーの見方を教えてあげて欲しいですし、もしその場にいれば、メイン・バックスタンドのどこかで私も全力で口笛を吹きたいと思います。

「口笛とかブーイングみたいな欧米のマネを日本人がする必要はない」という人もときどきいますが、英語が世界共通語となった以上、「イギリス人のマネをして英語を勉強する必要は無い」などと言っていたら日本が世界で生きていけないのと同様、観客が相手チームの選手やレフェリーに強い不満を示す意思表示として口笛を吹くのが世界共通語となっており、それを使わない手はありません。

「たとえ相手びいきの審判によってゴールを奪われても、日本は実力でアジア諸国を圧倒しなければいけないんだ」という意見が少なくありませんでしたが、そういう人たちは心のどこかでアジアの人々を甘くみているというか、「格下」と見下しているように思えます。「1ゴールや2ゴール、ハンデをつけてやっても最後は日本が勝ってW杯へ行けるよ」というような。

私は、アラブ人も中国人も韓国人も自分と対等と考えるからこそ、彼らが不正な手段でサッカーの試合に勝とうとするなら、それを絶対に許せないと考えるのです。

あとは、UAE戦でのカタール人主審の不可解な判定の数々をまとめた映像をSNSを利用して世界中に拡散し、カタールに2022年W杯を招致したときの疑惑などもからめながら、世界中のサッカーファンに、いかにカタールサッカー協会が腐敗しているかを訴え、それによって2度とUAE戦のようなことが起こらないよう牽制していくといった手段も考えられます。(本当におかしな判定だけを集めたビデオをつくらないと説得力がなくなってしまうので注意。大島のPKは不可解とは言えない)

ともかく、「日本代表の出来が悪かったのだから、浅野のゴールが取り消されて負けても仕方がない」などと日本人自身が言ってしまえば、相手の“不正行為”を受け入れることを認めたことになってしまいますし、それでは世界の誰も手を貸してはくれません。

自分がそれを本当に守りたいと思っているなら、勇気を出して自分から戦わないと何も守れないというのが、この世界の厳しい掟です。

 次回は、日本代表における選手の使われ方について、疑問に思っていることを述べます。



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■コメント

■Re:どうしたらアジアから八百長試合をなくせるか [代表ファン]

初めてコメントします。いやー、ホント同感です。まとめ系のサッカーサイト見てたら管理人さんのおっしゃる通りの書込みばかりで辟易していました。おそらく7割以上はそういった「日本が悪い」という意見でしたね。
ホントなんとかしたいものです。私はスタジアムに行くことは殆どできないので、ネットでひたすら書き込むしかできないのですが、これからも何か自分に出来ることがないか考えていきます。管理人さんもがんばってください。
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