■日本代表、欧州王者に快心の勝利!

 グループリーグ突破のためには勝たなくてはならなかったギリシャ戦は、日本代表が久しぶりに高いクオリティの試合内容をみせて、快心の勝利と勝ち点3をゲットしました。

 試合は前半から日本ペースで、中盤でのダイレクト・パスが面白いようにつながり、ギリシャDF陣を何度も崩しました。 しかしシュートの精度を欠き、得点できず。

 ギリシャはセットプレーを中心に反撃を試みますが、日本が守備でがんばりをみせて、得点を許しません。

レーハーゲル監督は戦局を打開するために30分すぎ、中盤にツァルタスを投入するとやっと攻めが少し改善しますが、日本の固い守備を崩せず。

 後半も日本がやや押し気味で展開しますが、一進一退は変わらず。

しかし、後半20分に大黒選手を投入すると、日本の一方的展開になります。

そして30分すぎに、相手ゴール前へ福西選手がパスを送り、それをギリシャDFがカットするとボールは中村選手の前へこぼれてきます。 それをゴール前へ走りこんだ大黒へダイレクトでスルーパスを出し、彼が合わせたボールはそのまま、ゴールへ!

これが決勝点となり、日本は欧州王者から快心の勝利を得ました。

 日本代表の試合内容を分析すると、まず攻めでは前回のメキシコ戦で露呈した、各選手の悪いポジショニングどりが見事に修正されていました。

その結果、中盤の組み立てが格段に良くなり、ワンタッチ、ツータッチでどんどんパスがつながって相手を崩し、何度もシュート・チャンスをつくりだしていました。 

また加地選手のサイドからの突破と三都主選手の速いクロスも効果的でした。

2000年のアジアカップは、日本のぶっちぎりでの優勝となりましたが、その時の日本代表の中盤におけるダイレクト・パスによる組み立ては、アラブのプレスから”日本製精密コンピューター”と呼ばれるほど、素早く正確で大変美しいものでしたが、当時のクオリティがようやく戻ってきたような気がします。

 守備も試合終盤こそややゆるんだものの、中盤からのプレスは効果的に相手の攻撃をつぶし、ゴール前でのマーキングもほぼ完璧の出来でした。

 対するギリシャはモチベーションが上がらないのか、コンディション調整に失敗したのか、プレスがゆるく攻撃も単調でユーロ2004で優勝した時の勢いがありませんでした。

試合会場の気温が30度を超えていてヨーロッパの6月としては暑い方でしたが、こういう条件では高温多湿の過酷な条件でサッカーをやっている、我々アジア人の方がスタミナ面で相当有利なのかもしれません。

 最後に、中盤の組み立てとチャンスメークはよかったのですが、課題としてシュートの精度をあげておきます。

左右45度以下の角度の無いところからでもシュートをどんどん打つ積極的な姿勢は評価できますが、シュートがワクに入らないことには何もおこりません。

ワクに入ればたとえGK正面でも、GKがトンネルする、前へこぼして自分や味方がつめてゴールするなど、可能性が広がります。

どこへ打ったら良いかどうしても迷ってしまうのならシュートの基本・定石通り、ファーポスト側のワク内へグラウンダーのシュートを強めに打つと、ある程度決めておいてもかまわないと思います。

 守備面での課題は、自陣深くでマイボールを大切にしすぎないことです。相手に囲まれたら思いきってけり出して、一旦ゲームを切ると良いでしょう。

 選手の起用法では、やはり大黒をベンチに置いておくということが、どうしても納得できません。

大黒を投入してから日本の攻撃がはっきりと良くなりましたし、現時点ではシュートの決定力で玉田選手より上なのは明らかです。 北朝鮮戦での2ゴールやギリシャ戦での決勝弾と、はっきりと結果も残しています。

 最後にまとめとして、ギリシャ戦の日本代表のクオリティはかなり高く、攻撃面では創造的で美しいプレーが随所に見れました。 なぜメキシコ戦からこのプレーができなかったのかと悔やまれます。

Bグループのもう一つの試合でメキシコがブラジルを破ったために、日本はブラジルに勝たないとグループリーグ突破はできなくなりました。

ブラジル戦は困難な戦いになりますが、高いクオリティのプレーで勝利という結果を残し、グループリーグ突破を勝ちとることを期待したいと思います。

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2005.6.19
コメルスバンク・アレナ(フランクフルト)


  日本  1 - 0  ギリシャ

’76 大黒

GK 川口    GK ニコポリディス

DF 田中    DF タブラリディス
   宮本      (ツァルタス 31)
   三都主      キルギアコス
   加地       フィッサス

MF 中田英   MF バシナス
   小笠原      ジャンナコプーロス
  (遠藤 74)    ハリステアス
   中村       カラグニス
  (中田浩 89)   カツラニス
   福西       ラキス
           (パパドプーロス 59)
FW 玉田
  (大黒 65) FW ブリザス
   柳沢       (ゲカス 46)
  

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