■手倉森ジャパン、初戦落とす

 手倉森ジャパンのリオデジャネイロ五輪、初戦の相手はナイジェリアでしたが、激しい打ち合いの末、4-5で初戦を落としてしまいました。

もう終わったことは仕方がないので、頭を切り替えて次の試合に向けての修正点をあげておきます。

 まず守備ですが、「大事な試合だから慎重に行こう」という思いが強すぎたんじゃないでしょうか。

1点目は、藤春選手が相手のポストプレーヤーがボールを収めるのを見てから何とかしようとしたのが敗因。Jリーグでは非常に良く見られるプレーですが、世界には通用しないやり方です。

元イタリア代表カンナバーロのプレーを解説したときに指摘済みですが、ナイジェリアの選手がボールを太ももでトラップする前に、背後から藤春選手が片足を前に出して、ボールを安全な方向へクリアしておけば、その後状況が悪化していくことはありません。

相手ポストプレーヤーへの対処の仕方

また、そうしたプレーをするつもりがないのに最初から相手のポストプレーヤーに背後から体を密着させるのも、自分の体を支点にして相手に体を入れ替えられ、自分が抜かれてしまうリスクが高まります。

相手のポストプレーヤーが浮き球をトラップする瞬間、後ろから片足を出してボールをクリアするのが第一目標、どうしてもそれができないなら、相手の体に触らないように相手の背後数十cmのところに居て、相手が前方へターンしようとするところを読んでボールを突くようにしたらどうでしょうか。

室屋選手がかぶってしまったナイジェリアの2点目、植田選手のクリアが小さく、しかも相手のど真ん前にいってしまった3点目は、「大事な試合だから失敗はできない。慎重にいかなければ」という思いが強くなりすぎて、精神的に余裕が無さすぎたために普段ならありえないようなイージーミスにつながってしまったんじゃないでしょうか。

4点目のPKは、日本にとって非常に厳しいジャッジでしたが、直前に塩谷選手と室屋選手がお見合いしてボールを奪われたミスを取り返そうとした塩谷選手のボディコンタクトを取られたものでした。

フィールドプレーヤーもしくはGKが、自分のミスを取り返そうとして行ったボディコンタクト(特にペナルティエリア内での)は、レフェリーの心象が非常に悪く、PKとなるケースが大変多いので、注意してほしいです。

5点目は藤春選手の不用意なプレーから自陣深くでボールを奪われて失点。DFの背後にはもうGKしかいないのですから、安全第一のプレーをお願いします。

あと、チーム全体の守備戦術についても、サイドにボールがあるとき、守備ブロック全体をボールサイドへスライドさせるのが緩慢だったり、選手同士がヨコに等間隔に並んでおらず、変なスペースができていることがあるのでそこも修正点です。

 攻撃面は、2-2に追いつくまではかなり良かったと思います。南野選手のゴールにつながった一連のプレーはレベルが高かったですね。

ただ、2-2に追いついてから攻撃がどういうわけか雑になり、パスの受け手がボールを受けられる状態でないのにタテパスを急いで通らなかったり、初めから誰もいないスペースへスルーパスを出してみたり。

このように日本の攻撃が上手くいかなくなったので、じれた手倉森さんが「相手DFラインのウラヘ浮き球のボールを出せ」と指示した結果、よけい日本の攻撃が機能しなくなり、ナイジェリアに3点目4点目と突き放される結果に。

そこは焦らずに、パスの出し手が受け手の状態(味方がどの位置にいて体の向きはどうか、止まっているのか、それともどこかの方向へ走っているのか、アイコンタクトして自分と意志の疎通はできたか等)を確認してからパス出しする心の余裕を持ちたいですね。監督さんからもそういう指示が欲しいです。

 こうした失敗の経験を上手く生かして、次の試合が良い結果につながることを祈っています。



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