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■日本代表、ブルガリアを圧倒!

 昨日開幕したキリンカップ2016の初戦、日本代表はブルガリアを7-2で圧倒しました。

対戦相手のブルガリアは、自国リーグでプレーする選手を中心にイタリアやトルコで活躍する海外組を加えたチームで、もし
W杯の最後の切符をかけて日本と大陸間プレーオフを戦ったとしたら、日本のホームで日本の勝利、アウエーで引き分け程度の実力差と見ていました。

この試合はあくまでもテストマッチであり結果を額面どおりに受け取ることはできませんが、5点差をつけての大勝は素晴らしかったですし、試合内容の方もなかなか良かったんじゃないでしょうか。

ソフィアのバシル・レフスキ・スタディオンでもこんな試合ができたら日本も本当にスゴイんですけど...。

それではいつものように日本代表の試合内容を分析していきましょう。

        ☆        ☆        ☆

 ピッチ上の各選手がうまく連動することができた攻撃は良かったと思います。

これまでピッチ上のシチュエーションに関係なく前へロングボールを盛んに放り込んで、無理矢理「タテに速いカウンターサッカー」をやろうとしていたハリルジャパンでしたが、W杯アジア二次予選終盤のアフガン戦・シリア戦あたりから少しづつ攻撃に組織というものが生まれ始め、この試合ではパスサッカー戦術を選択して攻めているときの内容に大きな進歩が見られました。

少ないタッチ数でパスが前へどんどんつながっていき、パスサッカー戦術でも十分「タテに速い攻撃」が出来ていましたし、実際相手の守備を何度も崩して大量得点をあげることができました。

この攻撃を絶対に忘れないで欲しいのですが、もっと良くなる余地はあります。

ワンタッチパスを多用するのはいいんですが、「ワンタッチでパスしよう」という思いが強すぎて、もらったパスをそのままパスの出し手へ返すような無駄なバックパスも多く、そのぶん攻撃に時間がかかり「タテの速さ」が失われてしまいます。

パスはつねに半身で受けて、できるかぎりボールと一緒に相手のゴール方向へターンすることを心掛け、そのとき前方でフリーの味方がいて自分がパスを選択するなら、ためらうことなくその選手がフリーでいるうちにパスすべきです。

その選手がパスを受けてシュート・ドリブル・さらに前方へのパスと、ボールを前へ運ぶプレーを選択できればそれで良し、もしその選手が先へボールを運べなければ自分にバックパスが返ってきますから、そのときは自分が別の攻撃ルートを選択すれば良いだけの話です。

サッカーでは「今ならシュートしてゴールできる」「今ならフリーの味方にパスが通る」という最初のインスピレーションを大事にしてプレーすると成功する確率が高いと思います。 「いや、他にもっと良い選択肢があるかもしれない」と迷ったときは、たいてい良い結果にはなりません。

この試合、ダブルボランチの長谷部・柏木両選手とトップ下の香川選手との関係性が希薄なのが気になりました。この3人がピッチ中央でつくるトライアングル間でのパスをもっと増やし関係を強めることができれば、日本の攻撃がさらにスムーズになると思います。

そのためにはバックがボールを持ってパスコースを探しているとき、長谷部・柏木の両選手がボールを受けるためにもっと顔を出さないといけませんし、この2人がバックからパスを受けたら、香川選手はフリーで彼らからパスを受けられるようなポジショニングを取るようにすべきです。

もし相手の守備ブロックがピッチ中央へ絞って香川選手を厳しくマークしているときは、左右の両サイドハーフが空いている可能性が高いですから、そちらへパスを散らしてサイドから攻めれば良いでしょう。

これはチーム全体に言えることですが、相手にサイドで数的同数をつくられて攻撃がつまってしまったからバックパスしたのに、パスを受けた選手がバックパスの出し手へボールを戻して、再び攻撃がつまるというシーンが何度か見られました。

そこはバックパスした味方に戻すんじゃなくて、相手選手が密集していない別の方向へサイドチェンジして、攻撃を再構築した方が楽に攻められます。

 守備もまずまず良かったと思います。コンパクトな守備ブロックから繰り出される組織的なプレッシングで、相手の攻撃を機能させることはほとんどありませんでした。

2失点も自分たちで注意すれば防げるミスからでした。

ただ、ハリルホジッチ監督が選手たちに求めている「必ず6秒以内に相手からボールを奪い返せ」という約束事は、再考の余地があるのではないでしょうか。

日本代表は攻撃時に4-2-3-1、守備時に左右サイドハーフがボランチのラインまで戻って4-4-2のブロックをつくって守りますが、こちらがボールを失った直後に、すぐボールを奪い返すためにプレスをかけるのはまあ良いとしても、それで奪い返すことができずに、相手が人数をそろえて攻撃の態勢を整えてもなお、こちらのMF4人がラインを崩してひたすらボールホルダーを追いかけ回しに行ってしまうと、日本の4バックの前に広いスペースができてしまい、バイタルエリアに侵入してきたブルガリアの選手へ簡単にパスを通されて何度かピンチを招いていました。

FCバルセロナにもグアルディオラ監督が導入した「5秒ルール」というものがあって、バルサがボールを失ってから5秒間は激しくプレスをかけて、相手陣内でボールを奪い返すことができたらショートカウンターを狙い、それができなければ自陣に引いて改めてプレスを掛け直すというものですが、バルサでさえ5秒でボールを奪い返せなければ一度リトリートして守備ブロックをつくり、そこからプレスを掛け直してボールを奪い返すようにしているのに、ハリルジャパンの今の守備のやり方はちょっと無謀だと思います。

こちらがリードしている状況で、日本がつくっている守備ブロックにスキがなく、パスの出しどころがないので相手がバックラインでパスを回しているときも、体力の無駄な消費を避けるため無理してこちらのMFが守備ブロックを崩してまで相手を追いかけまわす必要はありません。

そのまま相手が前へ攻めてこずにタイムアップとなれば、こちらの勝ちになるのですから。

この試合は途中出場した選手の練習のためにあえてそうしていたのかもしれませんが、アジア最終予選が行われる気温30℃を超えるような中東のスタジアムでは、試合の後半まで選手たちの体力がもつか不安です。

 攻守で、このあたりの課題が改善されてくれば、日本代表はもっと強かなチームになれると思います。選手個々の評価は次回としましょう。



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