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■日本代表、シリアに勝って首位浮上

 2018年W杯アジア2次予選の前半戦最後の試合は、グループ首位を走るシリア代表とのゲームでしたが、3-0で日本代表が勝利し、逆に日本が首位に浮上しました。

対戦相手のシリアですが、イラク・サウジアラビアやトルコなどでプレーする選手で構成されたチームであり、日本とはほぼ互角、やや日本の方が戦力的に上回るかと見ていました。

中立地での対戦なら日本の勝ち・引き分け・負け、いずれの可能性もあったと思いますが、勝利という結果は良かったですね。日本の試合内容の方も、少し光明が見えてきました。

        ☆        ☆        ☆

 試合前に注目されたシリアの出方ですが、ベタ引きにせず、キックオフからDFラインを高めに設定して攻めてきましたね。

それでもシリアの厳しいマークとフィジカルコンタクトの強さに苦しみ、前半は日本の攻めが機能していたとは言えませんでした。

相手の守備ブロックの中でパスをつなぐための、パスの受け手の運動量が足らず、パスの出しどころが無いボール保持者がじれて、浮き球のアバウトなパスを出してはボールを失うということを繰り返しているうちに、徐々に試合の流れが相手に行ってしまい、前半35分すぎから日本のゴール前で危ないシーンを何度かつくられてしまいました。

しかし前半を無失点で我慢したことが後半に効いてきます。

後半立ち上がりからシリアの足が止まりプレス守備が弱まると、日本の攻めが少しづつ機能し始めます。
  
長谷部選手のロングパスを受けた岡崎選手がペナルティエリアで倒されてPKを獲得しましたが、ファールをもらいにいったのがミエミエのプレーで、岡崎選手がシュートを打つには角度的に難しいにもかかわらず、シリアの選手が後ろからパニック気味に当たりに行ってしまったのは、経験の無さゆえでしょう。

先制した後のシリアの反撃をしのぐと、日本がゲームを支配できるようになり、良い攻撃の形が何度も見られました。

ボールを奪った後、香川・本田・宇佐美選手らを中心に中盤でワンタッチ・ツータッチのパスをリズム良くつないでボールを素早く前方へ運び、相手DFが戻り切らないうちにスルーパスを出してシュートまで持っていくという、すばらしい攻撃の形を何度もつくることができました。

当研究所が日本代表に求めている「タテに速い攻撃」というのは、まさしくこれです。

こういう攻撃を、相手が元気な前半のうちに出来るようになることが今後の課題です。

前半のシリアのプレスをかいくぐってパスをつなげないようでは、ワールドカップで日本と互角かそれ以上の相手のプレスをかわしてゴールするのはなおさら難しくなります。

パスがつながらないからといってボールホルダーがじれて、アバウトな浮き球のボールを放り込んでも、ハリルホジッチ監督が言うように、ロングボールを放り込んで前の選手がヘッドで競ってというのは、日本サッカーのアイデンティティではありませんし、そんなサッカーではアジアレベルでさえ、他の国に差をつけることができないというのは、8月の東アジアカップで嫌というほど学んだはずです。

後半30分ぐらいからの、あの攻撃の形とパスのリズムを絶対に忘れないで欲しいです。

 どうにかクリーンシートで抑えたものの、守備面では危ないところがありました。

バックとボランチの間でのパス交換がミスとなり、失点につながってもおかしくない場面が何度も見られたのはいただけません。

ボランチでボールを失えば後ろにはもうバックしかいませんし、バックが失えば後ろにはGKしかいません。

ボランチから後ろでのパス交換には細心の注意を払い、ボールホルダーが意図せず相手に囲まれてしまったら、セーフティーファーストで無理をせず、前へ大きく蹴ってもOKです。
 
 また、日本のゴール前で味方の選手が相手と空中にあるボールをヘッドで競っている時、周囲にいる選手のポジショニングにミスが多いです。

例えば下の図のようなケースで、シリアのA選手と日本のE選手が空中にあるボールをヘッドで競り合っている時、もしA選手が勝ってボールがB選手の方へこぼれたら即失点の可能性大です。

この試合、こういう危なっかしいポジショニングを取っているシーンが少なくありませんでした。

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(クリックで拡大)

下図のように、日本のD選手は自分が守るべきゴールと相手選手との間にポジショニングをとりつつ相手をマークすべきですし、特定のマークを持たないC選手も、味方のE選手が競り合いに負けた場合に備えて、カバーのポジショニングを取るべきです。

そうすれば、仮にEが相手に競り負けてボールが相手のBの方へこぼれたとしても味方のDがシュートコースを消しつつ即座に対応できますし、ボールがその反対側にこぼれたとしても、日本のCが前を向いて先にボールを拾いクリアすることができます。

1人がボールにチャレンジしたら、2人の選手が左右やや後方にポジショニングしてカバーするのは基本。

Eが吉田選手だった場合、Cは酒井高徳選手、Dは槙野選手というケースが多いと思いますが、CやDの位置にいる選手が誰であったとしても、たとえ原口選手や香川選手や長谷部選手であったとしても、フィールドプレーヤー全員ができるようにしておかなければなりません。

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これは守備の基本中の基本であり、普段からこういうちょっとしたことができているかいないかで、ワールドカップでの失点が1増えるか減るかが決まってくるのです。

決して特別な才能の持ち主しかできないということではありませんし、クラブでも代表でも、サッカー選手なら90分の試合中つねに意識してできていなければなりません。

育成年代でもせめてユースまでには体で覚えていて欲しい、守備戦術の基本中の基本です。

 選手個々の評価は次回としましょう。



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