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■日本代表、アフガニスタンに大勝も...(その2)

 前回のつづき

 特筆すべき活躍をした選手は、まず香川選手。バイタルエリアでのキレのあるターン、相手DFとGKの間に一瞬空いたシュートコースに叩き込んだ正確なミドル、どれも素晴らしいプレーでした。 多くの日本人選手が弱気になってパスを選択してしまうような角度のないところから、サイドネットにシュートを突き刺した2ゴール目も良かったですね。 後半もバイタルで上手くターンしてからの絶妙のスルーパスでチームの4点目をお膳立てし、文句なしのマンオブザマッチの活躍。

森重選手は、一度は相手にシュートを防がれたものの良くゴール前へつめてチームの2点目をゲット。
しかし攻撃の基点となるべきパスの選択に問題あり。ボランチがマークを外してパスを受けられるような動きをしてくれないことも問題でしたが、相手がベタ引きで背後のスペースが極端に狭くなっているのに、そこへロングボールをポンポン放り込んで味方が追いつけず、ゴールラインを割ってしまうばかりで、試合時間を無駄にしてしまいました。監督からの指示があったのかもしれませんが、自分の頭で判断して適切なパスの選択を。

本田選手は、森重選手のシュートをGKがセーブしてコーナーキックへ逃れようとしたボールをスライディングで生かし、ゴールへつなげる好アシスト。後半には宇佐美選手のパスを相手と交錯しながら押し込んで1ゴール1アシストでチームに貢献。 ただ、左右にポジションチェンジを繰り返していたものの、サイドハーフとしてはやはり機能していません。まだまだ彼の力がチームに必要ですし、失敗が許されるテストマッチで試すなどしてボランチなどへのコンバートを急ぐ必要があるように思います。

岡崎選手は、香川選手から山口選手へのスルーパスにあわせた第3の動きで、チームの4点目を獲得し、本田選手がシュートしたこぼれ球を相手と競りながら押し込む泥臭いゴールでドッペル・パック達成。 ただ今回の代表2連戦での岡崎選手は体が重そうで、得意のヘディングシュートも頭を振りすぎて外してしまうなど、本来の動きではなかったように見えました。 

原口選手は、左サイドハーフとして躍動。サイドを突破してからクロスを入れたり、ドリブルでカットインしてから香川選手の先制ゴールをアシストして周囲の選手とのコンビネーションの良さも見せてくれました。あとはサイドからのクロスの正確性とカットインしてからのゴールが課題ですね。

山口選手は読みの良さで、相手が攻撃の基点となるパスを出そうとするところをことごとくつぶしていきました。攻撃でもバイタルエリアで香川選手を追い越してスルーパスを受け、岡崎選手のゴールをナイスアシスト。
味方のセンターバックがパスの出しどころを探しているのに、相手選手のマークを外そうともせず、一緒になって歩いているのはいけません。昨日のエントリーで述べたようにパスの受け方に工夫を。

 逆に吉田選手は、パスミスから相手にボールを奪われカウンター攻撃を浴びそうになる場面がありました。守備機会の少ない試合だからこそ高い集中力を。

西川選手は、相手の浮き球のパスにかぶりそうになり、危うく片手でキャッチするというシーンがありました。

長谷部選手は、キックオフ直後のボレーシュートなど積極性は買いますが、山口選手と同様、センターバックがパスの出しどころに苦しんでいるのに、自分をマークしている相手にあえて寄っていくような動きをしてしまっていました。無意識でやっているのかもしれませんが、守備時に相手をタイトにマークするのは正解ですが、こちらの攻撃時には逆にマークを外す意識的な動きが必要です。

        ☆        ☆        ☆

 アフガニスタンに6点差をつけての勝利という結果は良かったと思いますが、得失点差争いのことも考えれば、もう何点か上積みしておきたいところでした。

それができずに試合時間を無駄に消費してしまったのは、まだ日本のゲーム内容に課題が残されているということを示しています。

ピッチ内の状況に関係なく、誰かに指示されたことをひたすらやってしまうというのではなく、選手たちが自分たちで適切に状況判断し、それぞれの状況に合った戦術を選択してチームをよりパーフェクトな勝利に導いていく、そういう能力を高めていって欲しいです。

相手がベタ引きでDFラインを限りなく低くく設定しているのに、そのウラヘロングボールを放り込んで味方にボールを受けさせるのは至難の業ですし、そういう状況でタテに速いカウンターサッカーをやるのはまず無理ですから、チーム全体が共通理解を持ち、そうした状況にふさわしい戦術を選択できるようにならないといけません。

監督さんだって、タテに速いサッカーをできない状況で選手が無理矢理それをやって、チームが負けることはぜんぜん望んでいないはずです。

そもそもカウンターサッカーというのは、自分たちより強い相手との試合だったり、互角か格下相手であっても、こちらが攻め込まれて相手の守備が薄くなっている状況で、ボールを奪い返した瞬間にやるものです。

そういう時こそ、ピッチ上の11人全員が「今がカウンターのチャンスだ」という判断を共有して連動し、グラウンダーのパス3~4本でゴールまでもっていけるように、自らの戦術眼を磨いてほしいですね。

自分たちよりレベルの低い相手がベタ引きで来たときは、相手のサイドが空いていればサイドを崩し、それで中央が空いてきたら中央突破といった具合に、これまで日本サッカーが得意としてきた、選手数人が連動するパスサッカーで崩していけば良いと思います。

(日本流の“ポゼッションサッカー”にも問題点はあるのですが、それについては別の機会に)

毎日の練習やレベルの低い相手とのゲームでできないことは、W杯の本番でも絶対にできません。

2018年のロシアで成功を望むなら、カンボジアやアフガニスタン相手のゲームであっても、W杯の本番で当たる相手のレベルを常に想定してプレーしなくてはいけません。

代表は、練習も試合数もかぎられています。3年間なんてほんとにあっという間です。 

◇    ◇     ◇     ◇     ◇     ◇    ◇

     2015.9.8 ワルジシュガー・アザディ(テヘラン)

      アフガニスタン 0 - 6 日本

                    
                      香川 10'
                      森重 35'
                      香川 49'
                      岡崎 57'
                      岡崎 60'
                      本田 74'


     GK アジジ         GK 西川 

     DF アミン          DF 酒井宏
        ダウディ          (宇佐美 70)
        シャリティヤ         吉田
        ハディド           森重
                        長友
     MF ザザイ      
        アルヒル        MF 長谷部
        ハティフィ          (遠藤 81)
       (ダストギル 55)       山口
        Z.アミリ            本田
       (タヒル 88)          香川
                        (武藤 76)  
     FW N.アミリ            原口
        シャイエステ   
        (アマニ 68)     FW 岡崎
         


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■コメント

■Re:日本代表、アフガニスタンに大勝も...(その2) [aki]

毎度更新ありがとうございます。
管理人さんの考える「日本流の“ポゼッションサッカー”にも問題点」是非読んでみたいです。
いつの日か記事になることを期待しています

■Re:日本代表、アフガニスタンに大勝も...(その2) [てんちゃん]

はじめまして
本田圭佑のボランチへのコンバートという文字を目にしてコメントしました
自分と同じことを考えている人がいてうれしいです
僕はボランチという言葉は使わないのですが、役割として4番の選手などという言い方をよくします
一応参考までに僕が以前書いた3センターについての記事のリンクを貼るのでよかったら見てください
http://tenchanfootball.blog.fc2.com/blog-entry-13.html
では!
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