■ハリルジャパン、上々の白星スタート

 ハリルジャパンの初陣となったチュニジアとのテストマッチは、日本代表が2-0で勝利を収め、上々のスタートとなりました。

今回の対戦相手チュニジアは、フランスやスイスでプレーしている海外組に国内組を合わせたチーム。日本との実力差は、日本のホームで日本の勝利、アウエーで引き分け程度と見ていました。

(FIFAランキングではチュニジアがだいぶ上ですが、試合数をこなせばポイントと順位が自然と上がってしまうFIFAランクは、実力を正確に反映した格付けとは当研究所は見ていません。それでW杯予選やアジアカップのシード等が決まってしまうのですから困りものです)

しかも今回来日したチームは、1月のアフリカ・ネーションズカップで活躍したボルドーのハズリら主力を欠く1.5軍といったところ。ホームの日本が絶対に勝たなければいけないレベルの相手でしたが、2-0という結果は順当でした。

試合内容も、練習時間が無かった割にはまずまずの出来だったと思います。

        ☆        ☆        ☆
 
 それでは試合内容を見ていきますが、まずは攻撃から。

スタメンがこれまで代表経験があまりない選手中心の急造チームだったため、前半はあまり機能しませんでした。

それでも、ボールを奪ったら相手の守備が整わないうちにスピーディに攻めようという意図はハッキリとうかがえましたし、前半の20分すぎから選手同士の呼吸が合ってきたのか、少しづつシュートの形をつくれるようになりました。

後半に本田・香川両選手が投入されて中盤で攻めの起点ができるようになり、相手が疲れてきた時間帯に宇佐美選手が入ったことで、相手の右サイドを崩して2つのゴールにつなげることができました。

前半に引き続いて後半も各選手がボールを持ちすぎず、次にどういったプレーを選択するかの判断を素早くすることで、まずまず効果的な攻めができていました。

何より良かったのは、速攻を仕掛ける手段として「グラウンダーのパス」を中心に置いていることです。

アギーレジャパンも当初は速攻を目指していましたが、DFラインから浮き球のロングボールを前線に放り込む、運と偶然に頼った単調な攻撃だったため機能せず、勝利という結果が出るまでかなりの時間を要しました。 (当ブログ記事・アギーレジャパンは黒星スタート

ハリルホジッチ監督は試合前、自分たちより身長が高い相手に速攻をかける場合、できるだけグラウンダーのパスを使って攻めたいと言っていましたが、監督に就任してから時間があまりたっていないのに、日本人選手の長所・短所を素早く見抜くことができていますね。

特に後半は東欧出身の監督さんらしい、インテリジェンスの感じられる速攻がいくつか見られたので、練度が上がるであろう今後に期待したいです。

相手選手が密集しているタッチライン際で細かいパスを回そうとこだわりすぎたことが、攻撃の改善点でしょうか。

 守備は、相手のボールホルダーに厳しくプレスをかけるという意図がしっかり見えたのは良かったのですが、チーム全体をコンパクトにして、10人のフィールドプレーヤーが連動してプレスをかけるということはできていませんでした。

この試合、久しぶりに4-2-3-1を使いましたがこの陣形でボールを失った場合、“3”のうちサイドハーフの2人がダブルボランチのラインまで下がって、4-4-1-1のようなフォーメーションでコンパクトな守備ブロックをつくると守りやすいというのは、ザックジャパンの4年間でさんざんやってきた「お約束」のはずです。

サッカー戦術の基礎にあたる部分は誰が監督をやっていても同じなのですから、監督が変わったからといって、これまで学んだことをご破算にして、いちいちゼロからやり直すのではなく、どんな時でも個人・グループ戦術の基礎を忘れずに、その土台の上に新しい監督さんのやり方(応用)を積み上げていく方がはるかに効率的です。

それで新しい監督さんから、ここはこう変えた方が良いと指導されたら、そうすれば良いのです。

 選手個々の評価は次回としましょう。




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