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■アジアカップ総括(その3)

 アジアカップ総括の締めくくりとしてアギーレ監督の采配を評価しますが、パスサッカーをベースとした戦術の方向性は間違っていないと思います。特にザックジャパン時代と比べて、中盤のプレス守備は良くなりました。

若手をベテランと競わせながら経験を積ませる起用法も上手いです。

ただし、今の日本代表にあっているとは思えない4-1-2-3に最後までこだわり続けたのは大いに疑問。


●日本(4-1-2-3)→

  ●   ⑩        ●○

  ●○      ●⑤    ○
      ●        ●
  ●○      ●○    ○

  ●   ○        ●○

           ←UAE(4-4-2)○


準々決勝では、中盤でのパス回しが上手いUAEに対して、アンカーの両脇で数的不利になってしまう4-1-2-3をぶつけたことが、失点のひとつの原因となりました。

相手の中盤のキープレーヤーである10番ウマル・アブドルラフマンをなかなかつかまえることができず、彼を中心に日本の中盤左サイドでパスを回され、ボールをもってフリーで前を向いた5番アメル・アブドルラフマンに正確なロングパスを許し、痛い先制点を食らってしまいました。

アンカーの両脇のスペースを使われて苦戦というのは、アジアカップ壮行試合として行われた昨年11月のオーストラリアとのテストマッチでも経験していたことであり、事前に十分予測できたにもかかわらず、何ら対策を打たないまま失点し、同点に追いつくために大変なエネルギーを消耗したあげくのPK戦負けというのは、攻守にわたって日本人選手の潜在能力を100%引き出すことのできないフォーメーションにこだわり続けた監督の采配ミスと判断せざるを得ません。

また、相手ゴール前での攻撃が手詰まりぎみで、「サイドからのクロス」以外の攻撃練習をやっている形跡がなく、アギーレ監督は攻撃戦術の指導があまり得意ではないのかなという印象を受けました。

 当研究所は、アギーレ監督に与えられた戦力、そして確実にロシアW杯に出場できるアジア枠が4か国ということを考慮して、言い訳の許されない公式戦であるアジアカップ2015における日本代表のノルマを優勝、試合内容によってはベスト4以内でも酌量の余地があるとしましたが、UAEと120分プレーして負けたわけではないものの、ベスト8敗退という結果は重く受け止める必要があると思います。

判断は非常に難しいのですが以上のことを総合的に勘案して、彼より良い監督が見つかり次第、アギーレ氏の解任もやむなしと考えます。

アギーレ氏がサッカー監督としてどれほど優秀であっても、それとはまったく関係なしに八百長疑惑にからんだ裁判で起訴されれば、日本代表がW杯の予選を戦っている最中であろうがなかろうが、いつ現場からいなくなってしまうかわからないという“爆弾”をかかえているのもまた事実です。

どちらにせよ、彼の後任探しを今から始めておく必要があることに変わりはありません。

グアルディオラ監督率いるバイエルン・ミュンヘンの選手主体で構成されたドイツ代表がブラジルW杯で圧倒的な強さで優勝したことから、いわゆるパスサッカーという戦術が依然として有効であることが証明されました。

後任としては、パスサッカーをベースとし、相手や試合展開によって臨機応変に戦術を変えて日本代表を勝利に導ける人が適任でしょう。

日本代表監督というポストは、W杯の優勝候補や欧州ビッグクラブの監督とは違うのですから、世界的に有名な指導者を連れてくるのは容易なことではないかもしれません。

ならば、パスサッカーの発祥地とも言えるスペインやオランダの指導者で、これから名監督になりそうな逸材を青田買いして、その人と一緒に日本代表も成長していくというやり方も一つの案です。

日本人指導者については言葉の問題から、サッカー戦術についての世界の最新動向を常に日本代表に取り入れることができるのか疑問が残ります。

ボールを奪った(失った)直後が一番得点(失点)しやすいことから、トランジション(攻守の切り替え)がますます重要視されるようになってきたのが最新の動向であり、トランジションを自分たちの意図した瞬間に意図した場所で起こす戦術をとるチームも現れました。ドルトムントを指揮するクロップ監督の戦術“ゲーゲンプレス”がその一例ですが、相手チームがゲーゲンプレスを研究し、引き気味に構えて逆に速攻を狙うことで、ドルトムント得意のショートカウンターがハマりにくくなり苦戦しているようですね。

サッカーにおいてはカウンターだけとかサイドからのクロスだけとか、たった一つの戦術しか出来ないチームは、そのこと自体が弱点となってしまいます。

よって、引いた相手を崩してゴールを奪う、高度なパスサッカーも同時にできなければ、カウンターサッカーだけではいずれ行き詰ってしまいます。

トランジションの重要性は何もゲーゲンプレスに限らず、長い時間チームでボールを保持するパスサッカーについても同様です。

パスサッカーを主たる攻撃戦術としているチームであっても、なるべく早く相手からボールを奪い返して、相手が守備態勢を整える前にシュートまで持って行くことが理想です。パスサッカーだからといって、速攻をしてはいけないというルールはありませんし、相手の守備態勢が整うまでパスを回して待ってあげるようでは本末転倒です。攻撃の目的はあくまでもゴールでありパスはその手段にすぎません。

パスサッカーを支持する当研究所が日本代表に対して、トランジションを早くしろ、1人の選手が1試合当たりボールを保持する平均時間を2秒未満に抑えろと口を酸っぱくして言っているのはそれが理由です。

ひるがえってJリーグの試合を見ると、相手からボールを奪い返す能力が低く、守から攻への切り替えが遅いチームが目立ちます。国内の指導者がトランジションの重要性に気付いているようには見えず、世界のサッカー戦術の最新動向とのタイムラグをどうしても感じてしまいます。

日本人の日本代表監督はまだ時期尚早なのかなと考えてしまう理由の一つです。
  
日本サッカー協会(JFA)が代表監督にどうしてもビッグネームを連れてきたいというなら、広州恒大の監督をやめて同クラブのアドバイザーになったと報じられたマルチェロ・リッピ氏なんかどうでしょうか。問題は彼と広州との契約がどうなっているかですが...。

 アジアカップ2015はベスト8敗退という大変残念な結果となってしまった日本代表。

大仁邦彌JFA会長と村井満Jリーグチェアマンの体制になってから、日本代表やJリーグ各クラブの競技力強化がうまくいっておらず、国際大会で良い成績を残すことができていません。

次期代表監督探しや若手の育成も含めて、いま危機感をもって本気で立て直しを図らないと、日本サッカーの将来が大変なことになりかねないと思います。



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