■日本代表、ティキ・タカに戻して大勝

 昨日ホンジュラスとのテストマッチが豊田スタジアムで行われ、日本代表が6-0で大勝しました。

今回の対戦相手であるホンジュラスですが、イングランドやスコットランド・アメリカなど海外でプレーする選手に、国内組をあわせたチームです。その実力はホームでもアウエーでも日本が勝利できる程度と見ていました。

ホンジュラスはベルギーやトルコでプレーする主力選手が一部欠けていたようですが、それを差し引いても6点とって大勝という結果は素晴らしかったですし、内容も良かったんじゃないでしょうか。

 「常にゲームの流れを読みながらサッカーを見る」という習慣を身に着けると選手なら勝負強くなり、サポならサッカー観戦の面白さが増すと考えていますので、いつもであれば当研究所なりにゲームの流れを解釈した上で、何分に誰がシュートしたといった具合に試合経過をお伝えしてきたのですが(ムリヤリ記事を長くするためにしょうがなくやっていたんじゃないんですよ<苦笑>)、いろんな理由でしんどくなってきたので今回からやめます。

        ☆        ☆        ☆

 それではいきなり試合内容から見ていきますが、勝っても負けてもクッソつまらなかったこれまでの4試合はいったい何だったんだという激変ぶりでしたね。

日本代表がこの試合で使った戦術は、フォーメーションこそ4-1-2-3で変更はなかったものの、これまでやってきた「ロングボールを多用した堅守速攻」ではなくて、むしろザックジャパン時代におなじみだったショートパスを多用して相手を崩していくスタイル(スペインで言うところの“ティキ・タカ”)でしたね。

遠藤選手や長谷部選手を呼び戻したのも、そのためだったのでしょう。

久しぶりの顔ぶれ・久しぶりの戦術でぶっつけ本番みたいな形になりましたが、ザックジャパンが4年間かけて熟成してきただけあって、各選手のコンビネーションは意外と取れていました。

これまでのロングを多用した堅守速攻スタイルでは攻撃のパターンが限られていたのですが、この試合はセットプレーからのゴールあり、ミドルシュートあり、サイド攻撃あり、中央からの崩しありと多彩でしたね。

長谷部選手が良い形でボールを奪って、本田選手がゴールを決めたショートカウンターもありました。

ブラジルW杯直前にも言いましたが、何が何でも一つの戦術で行くと決めつけるのではなくて、この試合のように自分たちと相手との力関係やゲームが始まった後の展開を見ながら、ピッチ上の選手たちの判断でショートパスによる崩しとカウンター攻撃とを臨機応変に使い分けていけば良いのではないでしょうか。

この試合の攻撃の内容について言えばまずまず良かったと思いますが、パスをつなぐときにまだ判断が遅かったり、ワンタッチ余計だったりするケースが多く、改善の余地が大きいです。

ショートパスをつなぐポゼッションサッカーだからといって、何も相手が守備隊形を整えるのを待ってやり、わざわざ遅攻を選択する必要はありません。

守備面もまずまずで、相手のボールホルダーに厳しくプレスをかけて自由を与えないようにしようというチーム全体の意図はうかがえました。

ただ、トランジション(攻守の切り替え)には相変わらず課題が残っており、特にボールを失った直後、ドリブルする相手のボールホルダーの前に立ちふさがって前方へのパスコースを消し、できるかぎり早くボールを奪い返すということがなかなかできません。

それでも試合内容全体としては、ポジティブに評価できるものでした。

選手個々の評価と試合全体のまとめについては明日にしましょう。

つづく

         ☆        ☆        ☆

 読者の皆さんへ

ブラジルW杯での日本の戦いが終わった直後から、当ブログでは謎の現象がずっと続いています。

日本代表の召集メンバーが発表されたときの記事をアップしたときはそんな現象は起こらないのに、代表戦が終わったあとに記事をアップしたときだけ、アップした直後にちゃんと最新記事がブログに表示されたのを確認したのに、30分ぐらいたって再アクセスするとアップしたばかりの最新記事が消えており、いつのまにかブログを更新する前の状態に戻っているという現象が頻発しています。

(どういうわけか代表戦の試合結果が悪いときにそういう現象が起こるような気がしますが、ひどい場合ですと最新記事をアップしてそれがブログに表示されるまで1日以上かかってしまいます)

自分のブラウザに古いキャッシュが残っているのかと思い調べましたが、どうも違うようです。

読者の皆さんの中には、もうこのブログは更新をやめたんじゃないかと勘違いされた方もおられるかと思いますが、決してそんなことはありません。

とくに断りがないかぎり、代表の召集メンバーが発表された後と、代表選の翌日の深夜までには必ず記事を更新しています。

それでもブログが更新されていないように見える場合は、このブログの左カラムにある「月刊アーカイブ」から最新の月をクリックすると、アップしたばかりにもかかわらずブログに表示されていない最新記事が現れることがありますので、この方法を試してみてください。

 また、11月5日に「11月のテストマッチに臨む日本代表メンバー発表」の記事をアップした直後は、人気ブログランキングのサッカー部門で150位から200位ぐらいの間に当ブログのランキングが表示されていたのに、ホンジュラス戦があった昨日から、当ブログがランキングのどの位置にあるのか全く表示されなくなるという現象も起こっています。

サッカー部門のランキングには、10月を最後に更新していないブログのランキングも表示されていますので、10日間更新しなかったからといって当ブログのランキングが消滅してしまったということもありえません。

ともかく、当ブログを気に入ってくださった読者さんはブログランキング経由ではなく、ブラウザの「お気に入り」に当ブログを登録して、代表選の前後に「お気に入り経由」で当ブログにアクセスなさることをおすすめします。

 それにしても、どうしてこんな奇怪な現象が続くのでしょうか?

ジャーナリストの池上彰さんが、事実を捏造した記事を書いた朝日新聞を批判したところコラムの掲載を拒否され、池上さんが朝日新聞から言論弾圧を受けるという衝撃の事件があったばかりで、日本がだんだんと不寛容な社会になりつつある一つの例ではないかと思います。

10年近くやっているだけが取り柄のウチのような零細ブログに、池上さんほどの大きな社会的影響力があるとも思えませんが、当ブログに批判された“権力者”が巨大なパワーでもって、当ブログをネット社会から「はじめからなかったこと」にするつもりなのでしょうか?

まるでジョージ・オーウェルが左翼全体主義を批判して書いた小説「1984年」に出てくる社会みたいなんですが、もしそうならむしろ光栄なことですね。反権力のジャーナリストに与えられるピューリッツアー賞にブロガー部門があったら、当ブログがノミネートされるかもしれません(笑)

しかしながら、「言論や表現の自由」は憲法で全国民に認められている基本的人権であり、強大な権力でもって市民の人権を侵害する者がいるとしたら、そういう人こそ“人権講習”をみっちりと受けるべきです。

こうした現象について何かご存じの方がおられましたら、コメント欄に書き込んでいただければ幸いです。

ともかく謎の現象の本当の理由がどうあれ、当ブログは代表戦の翌日の夜までには必ず記事をアップしていますので、それでもブログが更新されていなかったり、ブログランキングから当ブログが消滅していたりしたら、何かあったなと思ってください。

そういうときに、いつにもましてブログランキングをポチッとして応援していだだけると、「サッカー言論界」の自由を守る上でも、非常にありがたいです。

ドイツの「キッカー」にしろ、イタリアの「ガゼッタ・デロ・スポルト」にしろ、選手や監督・クラブやサッカー協会を厳しい目で自由かつ健全に批評し、社会がそれを認めているからこそ、ドイツやイタリアのサッカーがW杯で何度も優勝するほどに強くなっていったのだと思います。

ブラジルでは「サポーターの数だけ、セレソンの監督がいる」と言われますね。

それにひきかえ日本のサッカージャーナリズムを見ると、クラブやサッカー協会の「出入り禁止」を恐れて、新聞や雑誌で自由なことが書けないと良く言われます。

しかし、相手が選手であれ監督であれサッカー協会やクラブであれ、良いものは良い、悪いものは悪いと正直に書くことが、本人はもちろんサッカー界全体のためになりますし、逆に心にもないヨイショ記事を書いてもらって、いったい何の得になるのでしょうか?

その意味でも、なんのしがらみもなく批評できるサッカーブログの存在は、日本のサッカー界にとって貴重な存在だと思いますし、実際ブロガーさんの中には、現役のサッカー記者やJリーグのプロの監督さん顔負けの戦術知識を持っている人も少なくないです。

「言論や表現の自由」に対する理解と寛容さが他のサッカー大国に比べると遅れている日本ですが、サポーターのみなさんで日本のサッカー界における「言論の自由」を応援してくださることが、ひいては日本サッカー全体の強化につながっていくのではないでしょうか。



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■コメント

■Re:日本代表、ティキ・タカに戻して大勝 [日本代表のサポーターの一人として]

管理人様
W杯のときにコメントさせていただいたものです。今回も少しコメントさせていただきます。
昨日のホンジュラス戦ですが、私の感想としてはアギーレ体制になって、初めてすっきりした試合でした。
それは、6-0で勝利したからということではなく(いえ、それももちろんありますが)、日本らしいサッカー(私が思うところの日本らしいサッカーに過ぎませんが)で勝利できたことが大きかったと思っています。

アギーレ体制になってからの、迷いの多いチーム状態というか、采配というか、その両方かもしれませんが、あれにはほんとにがっかりさせられていましたので。
もうほんとに、見るのがつらいというか、そこまでいきかかってましたので(笑)。

なんというか、結果というより、内容が致命的に何かが欠けているというか、間違っているという印象でしたので。

やはり日本はティキタカ的なサッカーが合っているのではないかと考えています。
たしかに、W杯の結果を受けて、何かしらの変化は必要ということは当然としても、自分たちのサッカーの強みや、その強みの元になっているコンセプト自体を根底から変えてしまうという意見には賛成できかねる部分がありましたので。

フォーメーションを変えるとかはあったとしても、それによる戦術の変化はあったとしても、コンセプトに関してはころころ変えるべきではないと思います。この場合は、ティキタカ的サッカーであり、攻撃的サッカーという表現になるのかもしれませんが。

特に、ロングボール多用のあのスタイルだけは勘弁して欲しいです。あの方法でやっていても、日本のサッカーの特徴(今の代表選手の強み)は活かせませんし、どう考えても「びびって負けないためだけのサッカー」にしかならない気がします。なにより、跳ね返されるだけのあれをみてるといらいらしてしまいますね(笑)。

それから、協会についてですが、私も、協会のマネージメント能力の低さには驚きます。協会がどういう構成になっているのかしりませんが、ちゃんとしたマネージメントができる人が必要なのではないかと思います。
マネージメントとは、古参者が上に立つことではなく、経営ができる人物のことだと思うのは私だけでしょうかね。たぶん、違うと思います。そうでないと、ただの名誉職になってしまうことかと思います。

おそらく、発想が逆になっていて、対応型、後手後手型になっているのが現状な気がします。
ほんとうは、勝つための戦略という前提から逆算し、ぶれない姿勢でもって、それを貫く必要があると思います。今はどうみても、その場限りになってしまっているとしか思えませんね。

アギーレという人選に関しての結論は、まだその結論を述べるには早すぎるかとは思いますが、その場その場の場当たり的なコーチングになってしまわないことを望みたいと思いますね。
なんというか、ジーコのときのようにだけはなって欲しくないですね(もちろんアギーレさんは監督としての実績もありますし、ジーコさんとは違うと思いますが。後、ジーコさんが全部悪かったとも思っていません。ただ、ちゃんとした監督かと言われたら疑問符がつくことは避けられないと思います)。

今のところ、アギーレさんが何をしたいのか、すっきりとは理解できませんし、伝わってくるものがありません。

特にブラジル戦の采配は理解しがたいものがありますね。特に人選に関しては、昨日の試合とブラジルは逆だったら理解できなくもないのですが(笑)。

管理人さんもおっしゃっていた気がしますが、なんというか、テストをするにしてもサッカーの場合、繊細な部分も多いので、組み合わせは重要ですし、いきなり、がらっと代えてみたいなのはちょっと厳しいかと思います。

個人的には、ああいう結果だったとはいえ、前回のW杯のメンバーを中心としつつ、アジア杯に向けて(また、その本番で)少しずつ修正してくことが望ましいのではないかと考えています。次回のW杯に向けてということで言えば、本格的に動かすのは、アジア杯が終わってからでもよいかと思いますし。

個人的にはあのW杯の結果はメンバーの問題ではなく、もっと違ったところにほんとうの原因があるのではないかと思っていますので、余計にそう思ってしまいます。
それによく言われる若手とベテランの融合は、なんというか経験の引継ぎという意味でも大きいかと思いますので、がらっと変えて一からとするくらいなら、少しずつ引き継ぐみたいな考え方のほうがよいのではないかと思ってしまいますね。

守備に関しては、もっと見直しが必要かと思いますが、前線の中心メンバーはおおきくいじらないほうが良い気がしています。もちろん、武藤選手や、豊田選手、乾選手など新しい選手を呼ぶこと自体は賛成ですが。

前線でのパスワークはもっとスピードをあげるべきだと私も思います。バルサのような巧緻なパス回しは、なかなか難しいですし、日本の場合ただ、攻撃が遅延してるだけにしかみえないことが多いです。バルサのあのリズムには、意味があることが多いですし、緩急つけているように感じますし。ただ、日本の場合、リズムを悪くしてしまっているだけな印象を受けてしまいますね。言葉ではうまく言えませんが、とにかくバルサの場合、ゆったりしたパス回しと早いところとのメリハリが利いています(過去形になりつつある部分もありますが)が、日本の場合、ただ、迷っているだけに感じてしまうこともありますね。

ここは「前線の動き」との関係もあるのかもしれませんが、そうだとしたら有効な戦い方ができていないということなのではないかと思いますね。
ポゼッションサッカーの場合、一般的には、ボールを動かして、相手守備陣の足を緩やかに止めていくということもコンセプトに入ってると思うのですが、日本の場合、なぜかボールをまわしているのに、相手より先に足が止まるということがありますので、これは「相手の嫌がることができていない」。相手のよさを消せずに「自己満足的にボールをまわしているだけ」という状態になってしまっていることを意味しているのかとも思うんです。

ただ、ボールをまわすだけであれば、相手はぜんぜん怖くないですからね。相手が嫌がることがなんであるか把握した上でそこを突くみたいなことができていないということでしょうかね。

しかし、守備に関してはもう少しなんとかならないんでしょうかね。一言で言えば軽率というか軽いというか(笑)。守備からの組み立ても課題が多いですね。逆にうまくはまったときや最後までやり切れたときはすばらしいときもあるんですが(笑)。

後は管理人さんもおっしゃっていますが、あの、マンツーマン時の対応の悪さはほんとにみていてやきもきさせられます。もっと、寄せて欲しいですね。コースを切るとか、とりにいくとか、せめてもっと間合いを詰めて、相手に自由をあたえないようにはして欲しいですね。相手との間合いが広すぎるので、あれだと、ヨーロッパのある程度の選手だと、ほぼなんでもさせてしまうような気がしますね。一言で言えば、「もっと寄せろ」ということにつきるのかもしれませんが。

ともあれ、やっとある程度すっきりした試合ではありましたが、監督からの指示がどうであったのか気になりますね。
自由にやった結果があれであるのであれば、そうであればそれはアギーレの采配ではなく、あきらかにザッケローニの遺産ということになりますから(笑)。

昨日のように前線がうまく入れ替わりつつは歓迎ですが、ジーコ的な意味での自由なのであれば、監督の意味がありませんし、あっても、選手の選考と出場選手の選考という意味しかなくなってしまいますからね。

その意味でも次の試合は注目ポイントをいくつかもってみてみたいと思います。

PS
何が原因かわかりませんが、ハッキング的なことであれば、パスワードを変えてみるのもよいかもしれませんね。
いずれにせよ、応援しております。これからもよい記事をお願いします。
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