■W杯の組み合わせ抽選について

 野球のアジアシリーズで八百長疑惑が持ち上がっています。

オーストラリア代表・キャンベラの選手に「明日の準決勝で韓国代表のサムスンに7点差で負けてくれるなら大金を払う」と持ちかけた謎の人物がいたそうです。

参考記事・アジアシリーズで八百長疑惑 

キャンベラの選手たちは八百長を拒否、その結果キャンベラは優勝したのですが、こういうイカサマ工作が失敗してその話が表社会に出てきたのも、どこぞの国とは違いオーストラリアが成熟した市民社会を持っているからだと思います。

 サッカーの「サムスン」で真っ先に思い出されるのが、今年のACL・柏VSサムスン戦でしょう。

ペナルティエリアの外だろうが、サムスンの選手が勝手にコケようがレフェリーがサムスンにPKを4つも与えたあの試合です。



この試合の映像は「サッカー界の恥ずべき黒歴史」として永久に保存した方が良いでしょうね。

 さてここからが本題ですが、ブラジルW杯出場の32か国も出揃い、日本がどういうグループに入れば有利だ不利だと、大分にぎやかになってきました。

つい先月まで「ザッケローニ監督は解任だ!」とか「後任は誰がいい」などと大騒ぎだったのに、オランダと引き分けベルギーを破ってたちまち気が大きくなったのか、「死のグループ上等!!」なんて声も出ていて、ちょっと辟易させられます。

決勝トーナメントに進出すれば嫌でも強豪と当たれますので、私は油断せずビビりもせず「日本が決勝Tへ進出するために最善の組み合わせのグループに入ること」を謙虚に願いたいと思いますが、もうブラジルW杯の組み合わせ抽選に向けて、各国による水面下の争いは始まっていると見るべきでしょう。

野球のアジアカップで八百長発覚じゃありませんが、W杯のドローも常に中立公平に行われると思ってはいけないと思います。

2002年日韓W杯のドローにおいて、「不可解にも」中国代表が韓国を会場とするグループに最初から振り分けられることが無抽選で決定されるという、ちょっとした事件がありました。(当時のニュース報道によれば、中国人サポーターが落とすお金が目当てだったとも)

ですから、日本サッカー協会(JFA)もブラジルW杯の組み合わせ抽選会でイカサマが行われないよう、FIFAとも良く協力しながら今からしっかり監視をして、不正行為がないよう何らかの手をうって牽制しておくべきです。

 また、W杯の組み合わせが決まったあと、試合を本国のTV視聴率が高い時間帯でやりたいという各国の営業上の都合で、試合日程の入れ替えが行われることがあります。

例えばW杯が行われる国の現地時間で、

大会初日 第一試合 昼  A組
       第二試合 夕方 A組
       第三試合 夜  B組

大会ニ日 第一試合 昼  B組
       第二試合 夕方 C組
       第三試合 夜  C組


本来こういう日程が組まれていても、大会二日目の第三試合に入ったある国が、現地時間で夜のゲームだと時差の関係で自分の国ではTV視聴率が取れない早朝になってしまうが、昼のゲームだと自国時間では夜のゴールデンタイムになる、だから昼に行われるB組の試合と夜にやるC組の試合を入れ替えて欲しいと要望し、それが認められることがしばしばあるのです。

そしてそういう要望を熱心に出す国の一つが、日本なのです。

欧州遠征の日本VSベラルーシ戦やオランダ戦が、現地では客が入りにくい昼間のゲームだったのも、同じ事情からです。

W杯アジア最終予選においても、アウェーのオマーン戦が40℃近い状態にもかかわらず日中のキックオフになったのもそうです。(これは選手のためにも本当にやめてほしい)

今回のブラジルW杯では昼キックオフの試合が設定されているようですが、W杯が行われる6月はブラジルでは初冬とはいえ、赤道に近いレシフェやマナウスでは昼の気温が30℃を超えることが珍しくありません。

これも日本サッカー協会にお願いなのですが、日本サッカー界にとって一番重要なのは日本代表がブラジルW杯で勝利することであり、「日本がブラジルで好成績をあげること」に勝る営業戦略はありません。

ですから、TVの視聴率のために日本の選手のパフォーマンスが落ちるような試合、正午すぎのキックオフで気温が33℃にもなるような試合をわざわざ選ぶようなことは絶対に止めて欲しいのです。

これで思い出されるのが2006年ドイツ大会です。

日本の初戦となったオーストラリア戦は本来、現地時間21:00キックオフだったのを15:00に変更してもらったのですが、試合の終盤で先に猛暑で足が止まったのは日本であり、そのこともオーストラリアの大逆転劇につながりました。

ドイツで壊滅的な惨敗を喫したあと、日本代表の人気は凋落し、サポーターが集まらないので熊本や日本平で試合をしたこともありましたね。

視聴率が見込めないということで、アジアカップ予選というAマッチの公式戦でTV中継がないということもありました。

日本代表やJFAにとって、つらい時代でしたね。もちろん我々サポーターもです。

しかし2010年W杯で日本がベスト16に進出し、マッチアップでカメルーンのエトオを止めた長友選手はセリエAのチェゼーナに買ってもらい、それが成功のきっかけとなって今ではインテルミラノでレギュラーを張っています。

南アフリカ大会後に香川選手がドルトムントで大ブレイクし、ブンデスリーガで日本人ブームも起こりました。それが現在の代表人気につながっています。

そこでJFAに良く考えて欲しいのですが、

W杯一試合の視聴率のために、猛暑のような悪コンディションが予想される試合をわざわざ選び、そのせいで日本がブラジルW杯で好成績をおさめられず代表人気が地に落ち、次の4年間日本平のような2万人ぐらいのスタジアムでしか試合ができず、代表戦のTVスポンサーを見つけるのも一苦労という苦難の時代を過ごすほうが良いのか、

たとえ日本時間で深夜・早朝キックオフの試合になったとしても、ブラジルで日本代表が良コンディションのもと、全力を出し切って大勝利をおさめることで代表人気が一層盛り上がり、日本人選手がこれからも続々と欧州のビッグクラブに移籍し、次のスター候補は誰かということでJリーグにも注目が集まって、日本のサッカー界全体が繁栄の好循環を続けていくほうが良いのか、

ほんとうに真剣になって考えて欲しいと思います。

 選手の方は大丈夫だと思いますが、相撲で言えば地方巡業のような、負けても痛くないほとんど精神的プレッシャーのかからないテストマッチでオランダやベルギー相手に善戦したからといってうかれていると、本大会で足元をすくわれかねません。

あれがW杯のプレーオフで、日本がオランダやベルギーを破ってブラジル行きを決めたというなら、まったく別の評価をしますけれど。

繰り返しますが、まだ日本代表はブラジルで何も手に入れていないのです。

来年3月まで代表戦はありませんが、2014年3月5日の国際Aマッチデーの前後に、国内組だけででも良いので、センターバックや守備的ボランチ育成のための代表戦を組んだ方が良いのではないでしょうか。


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