■Jリーグ改革案について

 近年Jリーグの観客動員が減少していて、各クラブも頭を悩ませているようです。

人気回復策として現在の1シーズン制をやめ、前期・後期にシーズンを分けて、昔やっていた年間王者決定戦・チャンピオンシップを復活させようという動きが、Jリーグ側にあるみたいですね。

しかし、Jリーグが1シーズン制だから観客が減少したわけではないですよね。

観客減少の最大の元凶は、JリーグのTV放映権を有料の衛星放送に一括販売するようになったことだと思います。

私は戦術をチェックしたいので、Jリーグを観戦するときはメインもしくはバックスタンドの、2千円台から3千円台の席でじっくり試合を見るのが常ですが、2千円ちょっとでC大阪・柿谷選手のシルキーなトラップを生で見られるのは、個人的にはとても“お得”だと思います。

名古屋のストイコビッチ監督が現役の時はスタジアムに良くかよいました。2千円であの技を見られるなんて“大バーゲン”だと思っていましたから。

J2に行けば、代表のベテラン・遠藤選手のしぶいパスさばきも生で見られますし、コンテンツとしてゼニがとれる選手、客を呼べる選手はいるはずです。

しかし、大多数の日本国民は知らないんですよ、Jリーグをいつやっているのか。どんな選手がいるのかを。

それはなぜか? 

無料で見られる地上波のTVで、ふだんJリーグ中継というものをほとんどやっていないので、国民の目にふれない、だから話題にもならないんじゃないでしょうか。(特に人口が集中する東京や大阪など大都市圏で)

Jリーグに関心を持たない人が、いきなり毎月何千円も払ってJリーグを見るために有料の衛星放送(スカパーやNHK・BS)に加入しますか?

昔は、東京に本社がある大手TV局が中継したり、そうでなければ全国各地にあるローカルTV局が地元クラブの試合をマメに中継していて、Jリーグの試合が人々の目にふれるチャンスがそれなりにありました。

そこから地元クラブへの愛着なり、好きな選手なりが生まれて、「じゃあこんどの試合、見に行ってみるか」というふうになるのではないでしょうか。

ところが現在は、試合中継の多くが有料衛星放送となってしまい、Jリーグのサポーターを増やすための入り口が圧倒的に狭くなってしまいました。

これがすべての元凶ではないですか。

この状況を変えない限り「チャンピオンシップ復活」みたいな小手先のことをやっても、コアなサポーターにより多く課金するだけでサポーターのパイ(人口)そのものが大きくならず、今までJリーグに関心がなかった人がスタジアムに足を運ぶようになるとは思えません。

 ですからJリーグ改革案として、

1.JリーグのTV放映権を有料衛星放送へ一括で販売するのを止め、値段を下げてもやむをえないのでローカル局を含めて地上波TV局に広く販売し、Jリーグの試合が人々の目により多く触れるようにすること。地元チームや選手を特集した番組も放送してもらい、まず多くの人に知ってもらうこと。

2.クラブのフランチャイズ権を保護し、サポーター獲得を妨害しないために、Jリーグクラブがある都道府県内では、原則として地元クラブがからまないカードのTV中継は認めないこと。

(例えば、広島県内ではベガルタVSセレッソなどサンフレッチェがからまない試合中継を原則として認めない)

3.ホームスタジアムへの観客動員を妨げないために、放映権をTV局に販売する場合は、アウエー戦を基本とすること。

(サンフレッチェを例にすれば、地元であるエディオンスタジアム広島のゲームはなるべくTV中継は避け、仙台で行われるベガルタVSサンフレッチェや鹿島で行われるアントラーズVSサンフレッチェなど、地元サポーターが観戦しにくいアウエー戦を毎試合、広島県内で放送するようにする。ただし、優勝が決まりそうな試合や好カードなどホームスタジアムが満員になるのが確実なゲームは、地元で中継してかまわない。むしろスタジアムに入れなかった地元サポのために中継すべき)

4.優勝が決まりそうなゲームやナショナルダービーのような注目が集まる試合にかぎり、在京キー局を中心に放映権を広く販売して、全国的に中継してもらう。

このように、明確な戦略をもってTV放映権の販売方法を見直し、Jリーグの試合ができるだけ多くの国民の目にふれるようにするのが改革の第一歩ではないでしょうか。

そのほかにも、

5.各クラブが、サポーターがお金を払ってでも生で見たいと思わせるような魅力ある選手をどんどん育成し、チーム戦術も向上させ、何度もスタジアムに足を運びたいと思わせるような質の高いゲームをする。競技力を向上させACLでJクラブが優勝チームの常連となり、いずれは世界トップレベルのリーグを目指すこと。

(特に、現在のフィジカルコンタクトの弱さは致命的弱点)

6.サッカーを楽しむ人々のために、地元クラブが元プロ選手などを派遣して、サッカーやフットサルの教室を開催するなどして、地元の人々のサッカーライフを応援する。

7.代表戦で国民から広く注目が集まった国内組選手を生かして、それを地元のJリーグ・スタジアムへの観客動員へとつなげるような工夫をする。

8.スタジアムのキャパとも相談ですが、日本代表のテストマッチを開催して、観客動員に苦しむクラブを支援し、地元の人々のサッカーへの関心を高める。

(まだ代表戦が上陸していない沖縄や大昔にやってそれっきりの四国なんかもいずれやりたいですね)

能力の高い選手を育成し、チームを勝たせながらいずれ海外のビッグクラブへできるだけ高く売りこみ、売却代金をユース選手育成に再投資するというビジネス面でも、Jリーグ・クラブの経営力は世界と比べて格段に低いと言わざるを得ません。

日本のFAカップにあたる、伝統と格式ある天皇杯もコンテンツとして潜在的な魅力があり、現在はシーズン後半の短期間でのやっつけ仕事になっていて、改善すべき点はいくらでもあると思われますが、こうしたことに触れると長くなりそうなのでこのへんでやめておきます。

 ともかくJリーグが多くの日本国民の目にふれ、話題にしてもらうようにすることが、まず第一歩ではないでしょうか。

昔、あるJリーグ関係者が言っていましたよね。

「ゲームをやっていても、(TV中継がなくて)人々が知らなければ、やっていないのと同じだ」と。

正直、チャンピオンシップ復活に魅力を感じません。




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