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■日本代表、カウンター2発で韓国を沈める

 東アジアカップ、日本代表の最終戦は韓国との対戦となりましたが、2-1で日本が勝利をおさめ、この大会の覇者となりました。

東アジアカップの前身となる東アジア四か国対抗ダイナスティ・カップで1998年に勝っていらい、久しぶりの日本の優勝でしたね。

対戦相手の韓国は、日本や中国でプレーする選手に国内組をあわせたチーム、日本との実力差は日本のホームで日本の勝利、アウエーで引き分け程度と見ていました。

今回のアウエーで日本の勝利という結果はとても良かったのですが、試合内容は悪かったです。日本はふだんの実力の50%も出せなかったと思います。

        ☆        ☆        ☆

 1試合を通じてホームの韓国に試合を支配され続けました。

ロングボールを再三放り込まれた日本は、相手を恐れすぎてDFラインを下げすぎてしまいます。

そのためトップから最終ラインまで間延びして、DFがはねかえしたセカンドボールをことごとく拾われ、再びロングを放り込まれるという悪循環から抜け出せません。

8分、ロングボールを拾ったキム・ドンソプが栗原と競り合いながらシュートしますが、GK西川が右足一本でナイスセーブ。

16分、スルーパスに抜け出たコ・ヨハンの決定機を、森重が良く防いでシュートさせません。

23分、韓国のゴール前FKは日本の壁に当たって防ぎました。

25分、防戦一方の日本でしたが一瞬のスキを突くカウンター攻撃、青山のロングパスに柿谷が抜け出し、GKチャン・ソンリョンとの一対一を冷静に見切ってゴール、日本が先制します。

しかし、その後も韓国がゲームを支配する展開は変わりません。

33分、ユン・イルロクがクサビのパスを入れ、ポストプレーヤーがフリーで落としたボールを再びユンが受けてミドルシュート、これが決まって1-1。

42分、ユンに左サイドを突破されてシュートされますが、ゴール左へと外れます。

 後半も韓国が攻め、日本が守勢に追い込まれます。

ただ韓国にも攻め疲れが見え、ミスが目立ち始めると少しづつ日本もボールをキープできるようになりますが、焦って確率の低いロングボールを前線に蹴りこむだけなので、攻めが続きません。

16分、キム・ジンスが蹴ったCKのクリアボールを再びキムがクロス、これも栗原がヘッドでクリア。

20分、相手のロングボール一発に対応が遅れ、イ・スンギが抜け出しますが、トラップミスのおかげで西川がキャッチ。

26分、イ・スンギがペナに侵入してシュートしますが弱く、西川が難なくキャッチ。

41分、左サイドのユンのパスからハ・デソンが中央へ戻し、最後はキム・チャンスがシュートしますが大きくふかします。

ロスタイム1分、左サイドを突破した原口が強烈なシュート、GKチャンが前へこぼしたボールを柿谷が狙いすましたシュートで値千金のゴール。

ロスタイム5分、韓国のCKを西川がキャッチング・ミス、ボールがゴールへ吸い込まれそうになりましたが、豊田が必死のクリア!

ここで試合終了のホイッスルが鳴り、日本が韓国を2-1で降しました。

        ☆        ☆        ☆

 それでは試合内容を見ていきますが、この試合の日本代表は、守備も攻撃もちょっとしたパニック状態でしたね。

過緊張のせいか、ふだんやっている戦術上の決まりごとがすべてぶっ飛んでしまいました。

守備では、相手を恐れてDFラインをズルズルとペナの中まで下げてしまい、トップから最終ラインまで間延びして、相手のロングボールをバックがはねかえしても、ほとんど相手に拾われてしまいました。

一対一の戦いで劣勢だからこそ、コンパクトな陣形をキープしたいところでしたが、守備ブロックが間延びした結果、一人一人が守るべきスペースが広くなり、ますますこちらの不利に。

日本ボールになっても、パニックのように慌てて前線へ蹴りこむだけで、ボールをキープしてパスで攻撃を組みたてることがまったくできません。

一人一人の運動量が少なく、ボールホルダーをサポートする「顔出し」のプレーも、ほとんど見られませんでしたね。

この大会の韓国は、ホームのアドバンテージがありながら2試合連続で勝ち切れないなど、オーストラリアや中国とそれほど大きな実力の差があったとは思えません。

日本は、レフェリーの不可解な判定さえなければ中国・オーストラリアに連勝していたはずですが、それを考えると90分間支配され続けたこの試合の内容は、日本の実力を正確に反映していないと思います。

4チームの実力差を冷静に分析すると、(日本>中国≒韓国≒オーストラリア)ではないでしょうか。

なぜ日本の選手はふだんの実力を半分も発揮できなかったのでしょう?

日本の選手たちは試合前に「韓国は強い。韓国は強い」と自己暗示をかけ続け、心理学でいう「予言の自己実現」という状態におちいってしまったのではないかと考えます。

日本の選手が「韓国は強い」と自己暗示をかけると、「だから一対一に負けるんじゃないか」という恐怖心が生まれ、韓国の選手との競り合いをおっかなびっくりやってしまうので、腰を入れて思い切って競り合いに来る相手にボールを奪われてしまう。

自分が思い込んだことを自分で実現しているだけなのに、「やっぱり韓国の選手は強かった」と、さらに自己暗示を強く信じ込むようになります。

そうなると、一対一に負ける不安からDFラインがズルズルと下がっていき、クサビのパスが入っても一対一で抜かれるのを恐れ、日本のディフェンスが相手のポストプレーヤーから逆に遠ざかってしまう。

当然のことながら誰にも邪魔されないポストプレーヤーは正確にボールを落とすことができ、バイタルエリアでフリーでシュートを打たせてもらえた韓国の選手にゴールを決められると、「ああ、やっぱり韓国は強い」と日本の選手たちがますます自己暗示を信じ込むようになる。

これが心理学でいう「予言の自己実現」です。

また、「相手は強い。相手は強い」と自己暗示をかけると、それでも勝ちたい選手たちは過緊張の状態におちいりやすく、ふだんより精神的にも肉体的にもスタミナを消耗し、足が止まるのも早くなります。

こうなると、味方のボールホルダーをサポートする動きも少なくなり、チームでボールをキープできず、相手に一方的に攻められる試合となってしまいます。

それでますます「韓国は強い」と思い込んでしまう。

 私はだいぶ前から、いろいろな意味で韓国を日本のライバルとは考えなくなりました。

私にとって今の韓国は、イランやウズベキスタンと同様「アジアの"one of them"」にすぎません。

今回の韓国代表も、ユン・イルロクのミドルシュートこそ目を引いたものの選手個々のスキルは平凡で、攻撃のアイデアも乏しい凡庸なチームでした。

しかも、あからさまに駒野選手の足を踏みつけ、青山選手の顔を平手打ちするなどプレーもあいかわらず汚い。

欧州組を加えたフル代表にしても、ブラジルW杯アジア予選では、イランにホームゲームを含めて2連敗、レフェリーが9分間という異常に長いロスタイムをとってくれなければ、3次予選とあわせてレバノンにもあやうく2敗するところでした。

相手を甘く見て油断するつもりは全くありませんが、これが冷静に分析した現時点における韓国の実力です。

フル代表どうしの対戦でも、札幌ドームで香川2ゴール本田が1ゴールで日本が3-0と結果・内容とも圧勝しましたよね。

マンチェスター・ユナイテッドやインテルミラノでプレーする日本人選手が登場するなか、すでに「日本のライバルはブラジルでありスペイン」という状況を目指していくべき、新しい時代に入ったのだと思います。

相手を過小評価して試合で手を抜くという意味ではなく、「自分たちが格上なのだからチームとしても個の戦いでも負けるわけがない」と良い意味で相手を呑み、心地よい緊張感をもって試合に臨み、内容で圧倒して当然のように韓国に勝つ、もはやそういう時代なんじゃないでしょうか。

コンフェデのイタリア代表は、苦しみながらも日本から勝利をあげましたが、0-2になってもピルロやブッフォン、デ・ロッシらから強く感じたのは、「俺たちは格上なのだから日本に負けるわけがない」というゆるぎない自信でした。

この試合のピッチに立った日本の選手たちがW杯行きの切符を獲得し、ブラジルで輝かしい勝利をおさめるためには、いつでもどんな相手でも自分の実力を100%発揮できる「ゆるぎない自信」を持たなければなりません。

        ☆        ☆        ☆

 選手個々で特筆すべきは、2ゴールをあげた柿谷選手。
カウンターから個人技と高いゴール決定力で苦しいチームを救いました。ワントップあるいは1.5列目やトップ下候補としてフル代表で見たくなりますね。

豊田選手は守備で大活躍。試合終了まであとワンプレーという状況で彼がゴールにカバーに入っていなければ、この試合勝ち点3がとれなかったかもしれません。

森重選手は、フィジカルの強い相手に苦労しながらも冷静に守備で貢献。この大会も日本のDF陣が総じて芳しくなかった中、貴重な発見でした。

逆に栗原選手は必死さは伝わってきたのですが、韓国の同点ゴールシーンにおいて、相手のポストプレーヤーにクサビのパスが入った瞬間、自分がマークすべき相手から数歩遠ざかってしまい、ポストプレーからユンの正確なミドルシュートを許す原因に。ゴールに背を向けた相手にはもっと厳しい密着マークが求められます。
DFリーダーとしても、相手を恐れすぎてラインをペナの中までズルズルと下げてしまい、陣形を間延びさせる一因となりました。ベテランとして勇気を持ってラインを押し上げるリーダーシップが欲しいです。

西川選手は、後半ロスタイムの大事な局面でハイボールをキャッチング・ミス。Jリーグでもキャッチミスから失点という試合がありましたが、もっと安定感が求められます。

青山&山口選手は、ダブルボランチの後ろ、センターバックの前のバイタルエリアのスペースを大きく空けてしまい、DFがはねかえしたボールをことごとく相手に拾われピンチ連続の原因に。監督にいちいち修正してもらわなくても試合中に自分たちで常にチェックして、守備時にセンターバックとの距離をセンターサークルの半分(9m)以上あけないこと。

高萩選手は、周りのサポートがほとんどなく孤立させられていたのは気の毒でしたが、トップ下という攻撃のリーダーを任されているのですから、チームがボールをキープできるよう、パスを受けたらボールをおさめて攻撃の基点となるような動きが欲しかったです。

        ☆        ☆        ☆

 韓国との東アジアカップ最終戦は、アウエーで2-1の勝利という結果はとても良かったのですが、試合内容の方は、自分たちが本来持っているポテンシャルの半分も出せなかったと思います。

たとえアウエーだったとしても、せめて4対6ぐらいまで攻める時間帯をつくっておきたいところでした。

しかし、体を張って良く守り切りましたし、次の試合からはもっと自信をもってゲームにのぞみ、ふだん通りの実力が出せると思います。

 これは余談ですが、またしても韓国のサポーターは、FIFAが禁じている他国へのヘイトを示す政治的なスローガンが書かれた横断幕をかかげましたね。

またしても「過去の歴史を直視せよ」ですが、歴史の歪曲で思い出すのが韓国代表のホン・ミョンボ監督。

10年以上前からだったと思いますが、あちら側で「ホン・ミョンボは、自分が出た日韓戦に負けたことがない」と盛んに報じられるようになります。

しかし1993年にドーハで行われたアメリカW杯アジア最終予選において、日本がカズのゴールで韓国を1-0で破ったあの試合、ホン・ミョンボはパク・ジョンベ、チョン・ジョンソンと3バックを組んで試合に出ていました。

負けたことがない=不敗という語句は、生まれてから一度も日本に負けたことがないということを意味するわけで、たった一回でも負けてしまえばそれを不敗とは言いません。

ホン・ミョンボの「日韓戦不敗神話」なんてこの試合の前からもともと存在しなかったわけですが、あちら側は一事が万事、過去の事実を自分に都合よく塗り替えているだけです。

 次回更新は水曜か木曜を予定していますが、東アジアカップの総括をします。今回代表に呼ばれたメンバーで、フル代表で今後見てみたい選手をピックアップしたいと思います。

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       2013.7.28 蚕室総合運動場(ソウル)

       韓国  1 - 2  日本
 
   ユン・イルロク 33'       柿谷 25'
                     .柿谷 90+'



   GK チョン・ソンリョン       GK 西川

   DF キム・ジンス          DF 駒野
      キム・ヨングォン          栗原
      ホン・ジョンホ           森重
      キム・チャンス           槙野
                         (徳永 52)
   MF イ・スンギ
     (コ・ムヨル 81)       MF 山口
      ユン・イルロク          青山
      コ・ヨハン             工藤
     (キム・シンウク 90+)      (山田 70)
      ハ・デソン             高萩
      イ・ミョンジュ           (豊田 88)
                         原口
   FW キム・ドンソプ
     (チョ・ヨンチョル 71)    FW 柿谷




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