■日本代表、中国戦でまずまずの収穫

 東アジアカップ2013が開幕し、日本代表の初戦の相手は中国でしたが、結果は3-3の引き分けとなりました。

対戦相手の中国は、国内リーグでプレーする選手で固めたチームです。
日本との実力差は日本のホームで日本の勝利、アウエーで引き分け程度と見ていましたが、中立地での試合であれば、日本が絶対に勝っておきたい相手でした。

ドローという結果は残念でしたが、試合内容のほうは急造チームにしてはまずまず良かったのではないでしょうか。

        ☆        ☆        ☆

 まず試合展開をおさらいしておきましょう。

立ち上がりは積極的に攻めに出てきた中国に対し、日本が受け身になってしまいます。

5分、日本のペナルティエリア内でワン・ヨンポのパスを受けたユ・ターパオに栗原がかわされGK西川と一対一、ユが自分で勝手に倒れたように見えましたが栗原が倒したというやや厳しい判定でPK献上。ワンのPKが決まって中国が先制。

しかし、中国が先制点を守りに入ると、日本も徐々に落ち着きを取り戻してゲームの主導権を握りました。

19分、右サイドを突破した工藤が中央へ折り返し、原口が積極果敢にシュートしますがGK正面。

33分、日本の左CKからのボールはクリアされたものの、それを拾った工藤がヘッドで折り返し、最後は栗原が頭でプッシュして同点。

42分、日本の右サイドを崩され、ペナの中でクサビを受けたガオ・リンのパスがユ・ターパオに渡って西川と一対一、ユのシュートを西川がナイスセーブしてCKへと逃れました。

 前半を飛ばしすぎたのか中国の足が止まり、後半は日本が攻めたてます。

14分、左サイドを崩して槙野がクロス、これを柿谷がヘッドでコースを変えて逆転ゴール!

16分、左サイドからカットインした柿谷がスルーパス、これを工藤が落ち着いて決めて3-1と突き放します。

2点差となったことで何となくマッタリムードになってしまった日本、19分には柿谷が相手GKと一対一となりますがドリブルのミスから絶好のチャンスをフイに。

36分、ワン・ヨンポがスルーパスに反応してシュートしますがクロスバー直撃、こぼれ球をクリアした駒野と中国の選手が交錯しましたが、これがまさかのPK判定。ワン・ヨンポがこれを決めて3-2。

レフェリーのたった一つのジャッジがゲームの流れをガラッと変え、あとは「2点差はサッカーでは一番危険なリード」と言われる教科書どおりの展開に。

42分、ロン・ハオに左サイドから簡単にクロスを許し、栗原がボールウオッチャーになったところを背後から出てきたスン・ケーに蹴りこまれて3-3と追いつかれます。

5分間のロスタイムも決着はつかずそのままゲームセットとなりました。

        ☆        ☆        ☆

 試合内容をまず守備から見ていきましょう。

守備については、ACLで敗退を続けるJリーグ各クラブの弱点がそのまま出てしまっています。

中盤の守備においては、相手のボールホルダーにほとんどプレスをかけず、ただ見ているだけ。

クサビのパスに対しても、相手のポストプレーヤーの背後になんとなくついているだけで、ほぼフリーの状態でポストプレーをやらせています。

日本のゴール前に入ってくるクロスに対しても、多くの選手がボールウオッチャーになっていて、相手をフリーにしすぎです。

守備がすべてにおいて受け身で消極的なんですよね。

中盤においては、相手のボールホルダーに厳しくプレスをかけて時間とスペースを与えず、正確なパスを許さない。

相手がポストプレーをしたら、それを見てから何とかしようとするのではなく、「いける」と判断したら相手の縦パスに対し先に前へ出てカットするか、相手がトラップする瞬間に足を出してミスを誘うとか、「攻めの守備」の姿勢がまったく足りません。

日本のゴール前に入ってくるクロスボールに対しても、まず日本の選手が先に触ってクリアする、それが無理な時は相手の体に密着してフリーでシュートを打たせないことが最低限必要なプレーです。

敵のボールホルダーがサイドにいるとき、その選手と直接一対一になっている選手は別として、特にゴール前にいる日本の選手は、体を相手のボールホルダーがいるサイドへ向けるのではなく、センターサークルの方へ向けていれば視野が確保でき、栗原選手のように自分の背後から飛び込んでくる敵に気がつかないという失敗を防げます。

つまりゴール前における守備でも、ボディ・シェイプは重要だということです。

 攻撃についてはまずまず良かったと思います。

急造チームでありながら、そこそこ連動性もあってパスが回っていました。特に後半の2ゴールは、崩しの形も良かったですね。

        ☆        ☆        ☆

 選手個々で特筆すべきは1ゴール1アシストの柿谷選手。
相手DFの前に積極的に出てヘッドでコースを変えた1点目は簡単なゴールではありませんし、工藤選手のゴールをお膳立てしたやさしいスルーパスも良かったですね。

右サイドを精力的に動いてチャンスメークし、ゴールもあげた工藤選手も活躍。ただ守備面では自分の背後のスペースを相手のサイドバックに再三突かれたことが改善点としてあげられます。

ミスもありましたが、山口選手はボランチとして地味に効いていたのではないでしょうか。

 逆に栗原選手はボロボロの出来。中国の1点目となるPK判定はやや厳しいものでしたが、ユ・ターパオとの一対一で簡単に抜かれたのがそもそもの敗因。中国の3点目では、完全にボールウオッチャーとなり背後から現れたスン・ケーにフリーでシュートを許してしまいました。こんな守備をやっているようではとても世界には出せません。若手にチャンスを与えたくなります。

駒野選手も相手の左サイドの選手に対するプレスが甘く、いとも簡単に正確なクロスを許し、攻めではクロスが不正確で精彩を欠きました。体調不良でしょうか?

        ☆        ☆       ☆

 東アジアカップ初戦、中国とのゲームは引き分けという結果は残念なものでしたが、試合内容は結成して間もないチームにしてはまずまずだったと思います。

特に攻撃面は意外と機能していましたし、柿谷選手をはじめ多くのプレーヤーに経験を積ませることができたのは収穫でした。

問題だったのは、チームが急造であるかどうかとは全く関係がない個の部分。

守備で相手へのマークがルーズで、一対一にも弱いというJリーグ選手がかかえている問題点がそのまま出てしまったと思います。あと2試合ありますのですぐに修正して欲しいです。

 最後に、約25年間サッカーを見てきた経験から言わせてもらいますが、この試合を裁いたオーストラリア人レフェリーには、明らかに政治力(つまりイカサマをするよう圧力)がかかっていたと思います。

中国人選手が倒れれば、何でもかんでも日本のファール、中国の先制点が百歩譲ってPKだったとしても、2度目のPK判定はありえません。

あのレフェリーは、中国にPKや日本のゴール前でFKを与える理由を、重箱のすみをつつくように90分間探し続けていました。

ACLで三星水原とのアウエー戦を戦った柏レイソルは1試合でPKを4つも取られましたが、あの醜悪なゲームを思い出します。

まったく、日本を除く東アジアという地域はスポーツをやるのにふさわしくない不浄の地のようですね。

日本サッカー協会と協力関係にあるICPOにこの大会の審判団をチェックしてもらったほうが良いんじゃないですか。

日本が目指すべきは、こんなちっぽけな勝利ではありませんし、レフェリーを使って勝敗という結果は操作できても、選手の実力や試合内容まで操作することは不可能です。

内容で日本に収穫がありましたし、そもそも結果はあまり気にしていませんが、この試合の勝敗を操作しようとした連中は、もっともっと大きな勝利を失うことでしょう。

まあ、「勝敗といううわべの結果さえ良ければ、内容なんかはどうだっていい」という文化をもつ連中だからこそやったのでしょうが、そういう文化を持つ国がどこかを考えれば、黒幕から糸を引いてレフェリーを動かしていた連中が誰か、だいたい想像がつきますけどね。

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      2013.7.21 ソウル・ワールドカップスタジアム

         日本 3 - 3 中国


        栗原 33'        ワン・ヨンポ(PK)5'
        柿谷 59'        ワン・ヨンポ(PK)81'
        工藤 61'        スン・ケー 87'


        GK 西川        GK チェン・ツェン
 
        DF 槙野        DF チャン・リンペン
           森重           ドゥ・ウェイ        
           栗原           リ・シュエペン
           駒野           ロン・ハオ

        MF 山口        MF ハン・ボーウェン
           青山           チョン・チー
          (高橋 66)        チュ・ボ
           原口          (チョウ・ヒチョル 55)
          (斉藤 72)        ワン・ヨンポ
           高萩           ユ・ターパオ
           工藤          (スン・ケー 64)      

        FW 柿谷        FW ガオ・リン
          (大迫 88)




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