■ドリームチームは必要ない

 3月14日にバーレーンを降し、ロンドンへの切符を獲得した日本五輪代表。

2月のシリア戦では、失敗を恐れて逃げのサッカーをやって敗れましたが、最後の試合では勇気をもってリスクをとり、自分たち本来のサッカーを貫いて実力通りの結果を出すことができました。

 さてオリンピックが近づくとともに五輪代表周辺が騒がしくなってきました。

「香川・宮市を呼べ!」「オーバーエージ(OA)枠も使って“ドリームチーム”を結成し、金メダルを!!」などなど。

 それを期待なさっている方には申し訳ありませんが、私は“ドリームチーム”は必要ないと思っています。
 
まず第一に、オリンピックはその出場権を獲得した若者たちが中心となって出るべきであって、オーバーエージの“年寄り”がその果実を横取りするようなことは控えるべきです。

香川選手についても、ドイツで一シーズンを通しマイスターシャーレをかけて厳しいプレーを続けてきました。

彼がオールドトラフォードやスタンフォードブリッジへ行くのか、それともジグナル・イドゥナ・パルクに残るのかはわかりませんが、来季は香川選手にとって非常に重要なシーズンになることは間違いないでしょう。

6月からはW杯アジア最終予選が始まりますが、本田選手がまだ本調子でない以上、香川選手には日本代表の攻撃の中心としてがんばってもらわなければなりません。

そのためにも彼には来季に向けた十分な休息が必要であり、大部分のゲームがプレミアシップやブンデスリーガのレベルより落ちるであろうロンドン五輪に出場して、過労状態に陥ってしまうことが懸念されます。

宮市選手も、今やボルトンの攻撃に変化をつけられるのは彼ぐらいというまでに成長しつつありますが、シュツットガルトの岡崎選手がケガから復帰したばかりの状況で、代表にとって攻撃の駒不足は頭が痛いところ。

宮市選手は6月からのW杯アジア予選に向けて貴重な戦力であり、こちらの方を最優先に考えてもらいたいです。

 仮に海外組やOAを使わずにロンドン五輪で結果がでなかったとしても、国内でプレーする若者たちには世界を体感する貴重な経験となるはずです。

香川選手や本田選手、長友選手、岡崎選手の欧州での活躍は、北京五輪で「二度とあんな悔しい思いはしたくない」という惨敗の経験をしたところから始まっているのではないでしょうか。

若い選手から、そのような貴重な経験を積む場を奪ってしまうのは、いかにももったいないです。

特にセンターバックのポジションは、代表でも人材がまだまだ不足しているので、ロンドンでどんどん経験を積ませてやってほしいですね。

たとえチンチンにやられたとしても、それが世界に通用するセンターバックになるための糧(かて)となれば良いのです。

もしどうしても戦力を厚くしたいなら、クラブでレギュラーポジションがとれていないバイエルンの宇佐美選手や、メンヘングラードバハの大津選手を召集したらどうでしょうか。

イビチャ・オシム氏も「大会に勝ってフル代表に選手を1人も供給できないユースチームもあれば、大会に負けたがフル代表に多く選手を供給するユースチームもある。そのどちらが良いチームなのか?」と言っています。

実際にプレーする選手の意向も考慮する必要はありますが、私は“ドリームチーム”は必要ないと考えます。





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