■決勝のオーストラリア戦、傾向と対策

 いよいよ明日、アジアカップ2011カタール大会の決勝戦が行われます。

日本代表の対戦相手はオーストラリアに決まりました。

明日の決勝戦がとても楽しみですね。

 それでは決勝の対オーストラリア戦の傾向と対策を考えてみたいと思います。

オーストラリアのサッカースタイルと言えば元英国の植民地だけあって、いわゆるイングランドスタイルの強い影響を受けています。

トップに身長が高くフィジカルの強い選手がいて、そこにロングボールをあげてヘッドで落としたところを拾って攻めの基点をつくり、クロスやセットプレーからヘディングシュート、それが決まらなければこぼれ球を拾ってミドルシュートを狙う、そういうイメージがあります。

日本代表の選手がやるべきことは、準決勝の傾向と対策で書いたとおり、オーストラリア相手だから特別やらなければいけないということではなく、サッカーの基本プレーを粘り強く日本の勝利が決まるまで忠実にやり抜くことがまず大事です。

これをきっちりと押さえた上でオーストラリア相手に特に頭に入れておくべきことは、守備面ですとオーストラリアはたぶんロングボールを多用してくると思いますが、こういうチームとやると相手も自分たちも陣形がどうしても間延びしやすくなります。

ですから今まで以上に日本代表はタテにもヨコにもコンパクトな陣形を心がけ日本のバイタルエリアを狭めておく、相手のトップがバイタルエリアに落としたボールは必ずこちらのボランチが先に拾うことによって、相手の攻撃の芽を一つ一つつぶしていくことが日本の勝利につながってきます。

相手が長いボールを放りこんできても、準決勝のPK戦で神がかり的なスーパーセーブを連発した川島選手や、ディフェンスリーダーの今野選手を中心に良く声をかけあい、各選手が他人任せにせず自発的に処理すれば難しいことは何もありません。

またオーストラリアのような英国系のチームにありがちなのは、流れの中からの攻撃やセットプレーから相手ゴール前に浮き球を放りこんだ時、いわゆる「Dのエリア」付近にこぼれ球に反応してミドルシュートをする役目の選手が一人ないし二人、チャンスをうかがっていることです。(下図)

対策
(クリックで拡大)

日本も「Dのエリア」付近にこぼれてくるボールに細心の注意を払い必ずそこをケアする選手を置いて、もしボールがこぼれてきたら必ず相手より先に触ってクリアする、相手にボールが渡ってしまっても冷静に相手のシュートコースに体を入れてブロックしてはね返すことが重要です。

 攻撃面でもまず陣形をコンパクトにすることが大切です。選手同士の距離感としてはグループリーグの対サウジ戦ぐらいがベストでしょう。

陣形をコンパクトにしておけば無駄な体力の消耗が防げますし、日本の選手同士が連携をとりやすくなります。

そしてスピード感を大切にリズム良くショートパスをどんどん回していって、岡崎選手のように最初のシュートチャンスを見逃さずゴールマウスの中にどんどんシュートを打っていくこと。

オーストラリアのDF陣は高さには強いでしょうが、足元で左右にゆさぶられるのは苦手なのではないでしょうか。

ですから相手のバイタルエリアで速いパスを受けすぐさま前へ向いて、相手DFの前からシュートコースが見えた時点で打っていき、ゴールを狙う攻撃が有効だと思います。

シュートコースがなければワンフェイント入れて相手DFをヨコにゆさぶってコースを空けてからシュートでも面白いでしょうし、ウラに抜けようとしている味方にグラウンダーのスルーパスを通すのも効果的です。

サイド攻撃は、準決勝の前半に飛び出した前田選手のゴールや岡崎選手の惜しいヘッドのように、ダイレクトパスからサイドに抜け出した選手がこれまたダイレクトでクロスを入れることで相手DFを自軍ゴールに向かって戻らせる状態をつくり、中に走りこんだ選手が決めるというパターンを多くつくりたいところです。

こうしたことを踏まえても、迷ってパス迷ってパスではなく、自分より前にいる選手があればどんどんパスを回していって、自分たちで日本の攻撃を良いリズムに乗せていくということで、良い結果が出るのはもちろん「やって楽しいサッカー」につながっていくことと思います。

 ところで残念ながら香川選手が負傷離脱となってしまいました。

彼の代わりとして誰が出るのかわかりませんが、私は代わりに出る選手も彼と同等以上のポテンシャルがあると考えていますし、その選手も世界中に自分の能力をアピールするチャンスです。

この大会の日本代表の攻撃はとてもうまく行っていますし、チームが一つにまとまって、監督が常々言っているように守備と攻撃とのバランスを取りながら、最後まで自分たちがこれまでやってきたサッカーをやり抜く事で勝利という結果が出る事でしょう。

 さて決勝戦を裁くのは、やはり日本対サウジ戦の主審だったイルマトフ氏となりました。

サウジ戦の記事にも書きましたが、このレフェリーは手で相手をひっぱったり両手を相手の肩にのせてジャンプするようなプレーを特に厳しく取る傾向にあります。

ですから日本のペナルティエリアの中やその周辺において、相手との競り合いで手を使わないように特に注意しなければなりません。

カンナバーロなんかが代表ですが、イタリアの選手はそれほど身長が高くなくてもフィジカル争いや空中戦はめっぽう強いので、絶好のチャンスですから日本の選手たちはファールをせずに相手とどうしたら空中戦に勝てるか、そのコツをザッケローニ監督にみっちり教わってみると良いでしょう。

 最後に一番重要なことは、日本代表の選手たちが自分たちの能力と日本の優勝を完璧に信じることです。

いよいよ明日にせまった決勝戦、私は日本の優勝を完璧に信じています。





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