■準決勝の日韓戦、傾向と対策

 アジアカップ2011、日本の準決勝の相手は韓国に決まりました。

試合がとても楽しみです。

それでは準決勝の対韓国戦に向けて、傾向と対策を考えておきたいと思います。

これまで20年近く韓国の試合を見てきた経験を踏まえれば、彼らのサッカーは「先行逃げ切り型」というイメージがあります。

いわゆる80年代までの「イングランドスタイル」と似ていて、フィジカル(体の当たり)の強さとパワーを前面に押し出したサッカーで、90分持つかどうかなんておかまいなしに相手に猛烈なプレスをかけ続け、ボールを奪ったらタテに早いパスをフィジカルの強い前線の選手にシンプルに当ててくる、フィジカルの強さを生かした空中戦でのヘッドやミドルシュートで先制したら、カウンターを狙いつつ堅い守りで逃げ切ってしまう、そういうスタイルを思い浮かべます。(もちろん韓国が先制されればこの限りではありません)

反面、後半30分ぐらいになると前半飛ばした分さすがに運動量が落ちてきます。

次の試合もそういうゲームプランで来るかはわかりませんがもしそうであれば、日本が勝つためには、少なくとも後半30分まで続く相手の猛烈なプレス守備とタテに速い攻撃をあわてず騒がずしっかり我慢して絶対に先制点をやらない、冷静さを失わず自分たちのやろうとしているいつものスタイルでリズム良くパスを回してしんぼう強く攻撃する、たとえ後半30分まで同点であっても、チーム全員が共通理解を持って後半30分以降相手の運動量が落ちてきた好機を逃さず、日本が勝利を決定づけるゴールをあげてしまうというのがひとつのゲームプランでしょう。

もちろん後半30分以前に日本が先制点をあげられるならそれに越したことはありません。そこまでに日本が3点リードしていたら最高の展開ですね。

日本代表の選手がまずやるべきことは、韓国相手だから特別やらなければいけないということではなくすべてはサッカーの基本なのですが、守備ではタテヨコにコンパクトな守備ブロックをつくって相手にスキを与えない、球際の競り合いに絶対に勝つ、神経をとぎすましてこぼれ球には相手より先に反応して奪う、相手のボール保持者をフリーにせず必ず一人が正対してシュート・パスのコースを消す、カタール戦で岩政選手のマークのゆるさが気になったのですが日本のゴール前での空中戦は必ず相手に体を寄せて自由にやらせない、ということになります。

守備でもう一点、相手のロングボールは日本のゴール前でバウンドさせず必ずヘッドでダイレクトにクリアすべきでしょう。一番やってはいけない高リスクなプレーは、バウンドさせてしまったボールを日本のDFが自軍ゴールへ向かって追いかけるようなパターンです。

攻撃では、ボールを持ちすぎてしまうと相手のプレスにかかりやすくなるので、シンプルにリズム良くどんどんパスを回して相手のプレスを空回りさせうかつに飛びこめないようにしてしまう、パスを受けるときは相手ゴールに背を向けるのではなく半身になって受けることでパスを回りやすくする、そしてバイタルエリアに入ったらまずプレーの選択肢をシュートに置くこと、クロスも無駄に切り返さずできるだけダイレクトに正確なクロスをあげること、という点が重要です。

選手のメンタル管理の面では、「マンチェスターU所属」といった相手がしょっている看板をリスペクトしすぎないこと。

むしろ自分たちの力がどれくらい通用するか試す絶好のチャンスですから、パクチソンやイチョンヨンにはどんどんチャレンジしていったらどうでしょうか。

そして一番重要なのは、日本代表の勝利を完璧に信じること。

この試合と過去の対戦成績は一切関係有りませんし、新しい歴史をどうつくるかは常に自分たち次第です。

それではアジアカップ準決勝という絶好の舞台が用意された日韓戦、私は日本の勝利を完璧に信じています。




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■コメント

■Re: 準決勝の日韓戦、傾向と対策 [コンティー]

僕は現在の日韓を見ると、日本が80年代のフランス・韓国が80年代の西ドイツに思えてしまいます。プラティーニを中心に華麗なサッカーをしながら、強力なストライカーのいなかった当時のフランスはまさに現在の日本、若く体躯のいいストライカーが出てきた韓国はルムメニゲ・ルベッシュ・フィッシャー・クリンスマンを世に出した西ドイツといったところでしょうか?当時の結果を踏まえても、勝負は西ドイツの勝ち(試合内容の面白さに限らず)となるが、本田君や香川君がジダンのようにテクニック・スピード・パワーまで揃った選手であることを証明して勝ってくれることを信じています。今夜の試合が楽しみですね。
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