■新監督はザッケローニ

 難航していた日本代表の新監督選定ですが、イタリア人のアルベルト・ザッケローニ氏(57)に決まりました。

これはちょっと意外でした。

彼は90年代半ばに北イタリアの小クラブだったウディネーゼを躍進させたことで知られ、以前ユベンティーノだった私も何度か試合を見ましたが、そのころのウディネーゼには「クセ者」というイメージを持っていました。

スタディオ・フリウリではいつもユーベがやられていたような感じがして、良い思い出がありません。

ザッケローニ氏は遅咲きのドイツ人FWオリバー・ビアホフを発掘し、ウディネーゼでの活躍が認められたビアホフはついにドイツ代表FWとなり、ユーロ96でドイツにアンリドロネー杯をもたらすゴールデンゴールを決めることになります。

ただ、ウディネーゼを出ていった後のザッケローニ氏はあまり深く印象に残っていません。

早くも「過去の人」という批判が出ているようですが、私は予断を持つことなく、彼がどういうサッカーをやるのかじっくり見極めたいと思います。

日本代表の勝利という結果はもちろん、見て楽しい内容のあるサッカーをしてくれることをザッケローニ氏に期待します。

 これに先だってすでに今月行われる代表戦の召集メンバーが発表されてます。


GK 楢崎正剛(名古屋)
  川島永嗣(リールス:ベルギー)

DF 中澤佑二(横浜M)
  栗原勇蔵(横浜M)
  永田充 (新潟)
  駒野友一(磐田)
  岩政大樹(鹿島)
  長友佑都(チェゼーナ:イタリア)
  槙野智章(広島)
  内田篤人(シャルケ:ドイツ)

MF 橋本英郎(G大阪)
  遠藤保仁(G大阪)
  中村憲剛(川崎)
  松井大輔(トムスク:ロシア)
  今野泰幸(F東京)
  長谷部誠(ウォルフスブルク:ドイツ)
  藤本淳吾(清水)
  細貝萌 (浦和)
  本田圭佑(CSKAモスクワ:ロシア)
  乾貴士 (C大阪)
  香川真司(ドルトムント:ドイツ)

FW 岡崎慎司(清水)
  森本貴幸(カターニア:イタリア)


ざっと見てみると南アフリカでのメンバーが基本になっていますね。

闘莉王選手は怪我のため代表を辞退し、かわりに新潟の永田選手が入りました。

ザッケローニ・ジャパンの重要な課題の一つは、実戦で勝ちながらどうやって円滑に世代交代を進めていくかというところにあると思います。

ベテランがいつまでも全盛時のプレー水準を保てればよいですが、残念ながらそうもいかないでしょう。

1999年ワールドユースで準優勝した「黄金世代」は、さすがに次回W杯は厳しいかもしれません。

個人的には、代表のセンターバックにオランダ・VVVの吉田麻也選手をものにしたいと考えています。

現代サッカーでは複数のポジションができるポリバレントな選手が重宝されますが、GKとセンターバックは専門職だと思います。

職業柄、GKなら最低でも身長190cm以上、センターバックなら185cm以上は欲しいところです。

それ以下であれば、反射神経や読み・当りの強さが人並み外れているといった、劣勢な体格をカバーする能力が必要でしょう。

南アフリカでも中澤・闘莉王両センターバックの高さは、日本の固い守備にかなり貢献していました。

吉田麻也選手の高さは魅力です。怪我からの早い復帰を祈っています。

 ところで今は懐かしいTV番組「ダイナミックサッカー」をご存知の方からコメントを頂きました。

なんだか嬉しいですね。

いまでこそ日本でも世界中のサッカーが見られるようになりましたが、ダイナミックサッカーは当時世界のサッカーから隔絶され鎖国状態だった日本の「出島」のような存在でした。

「ペケルマン、ビエルサに関しては見識が違うためコメントさせていただきます」「この二人、決して『個人』『組織』『コンパクト』に関してジーコのような『無能』な監督だと当方は思っておりません」とのことですが、ちょっと誤解なさっているようです。

「鹿島のオリベイラ氏だけは明確に反対」と申し上げた通り、私はペケルマン・ビエルサ両氏の代表監督就任に必ずしも反対していたわけではありません。

もちろん両氏が個の能力に頼りきったサッカーをするという認識を持っていたわけでもありませんし、そんなことは一言も書いていないはずです。

「南アフリカW杯で南米諸国がベスト4を独占しそうだ」と報じられると、南米人監督ばかりがリストアップされる日本サッカー界の軽薄さをたしなめはしましたけれども。

当方メキシコリーグをチェックできる環境にありませんので、ペケルマン氏が現在どういうサッカーをやっているか全くフォローしていませんでしたし、あの記事を書いた時点で南アフリカでのチリ代表の戦いぶりを見ていませんでした。

テストマッチでビエルサ監督がチリ代表を率いて来日しましたが、主力が欠けていたせいかその時はさほど印象的なサッカーではありませんでした。

ビエルサ氏やペケルマン氏が現在どういうサッカースタイルを志向しているのか自分は最新情報をつかんでいなかったので、日本代表次期監督に両氏をリストアップした人に、代表監督としてふさわしい条件を備えているか質問したわけです。

よって「名前があがっているビエルサ氏やペッケルマン氏は(1)(2)(3)の条件を満たしているのでしょうか?」という文章は、そのまんま書いてある字の通りに読んでいただければ結構です。

日本の人に文章を書いていて難しいなと感じるのは、日本人は「言外の意味」や書いてあることの裏を一生懸命読もう読もうとする習慣があるので、なかなか書いた文章をその通りに読んでくれないことですね。

逆に欧米人に対しては、こちらの言葉の文法がちょっとでも間違っていると「What?」で会話が終了してしまうことがままあり、「ちっとは前後の文脈から意味を類推しろよ」と思うことがあります。

比較文化論としてちょっと面白いとは思いませんか。




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