■組織か個か

 日本は、学校や会社といった「組織」からの制約やプレッシャーがどちらかというと強い社会といえるでしょう。

「お前は場の空気を読んで行動しろ」なんてことがしょっちゅう言われること自体、個が組織からの制約を受けやすいという日本社会の特徴をよくあらわしています。

そのせいか、この日本ではサッカーの分野において「組織力の強化」を訴えると、これに対して反感を持つ人たちが必ずといっていいほど出てきます。

彼らを便宜上「アンチ組織力強化派」と名づけておきますが、前回お話した通り、私はこのブログを立ち上げた時から、「日本サッカー強化のためには個の能力アップも必要だし、組織力アップも必要」と考えてきました。

その意味で私も「組織力の強化」を訴える人間の1人です。

「サッカーは個の能力さえ高めれば組織力に頼る必要はない」という考え方の裏返しなのか、「アンチ組織力強化派」の人は「『サッカーは組織力さえ高めれば個の能力がゼロでも試合に勝てる』なんてことはありえない」という批判を展開しがちです。

しかし、いったい誰がそんな極論を主張しているのでしょうか? 

そんな人がいるなら私も一度会ってみたいものですが、先に述べたように少なくとも私は違います。

個の能力と組織力、どちらか一方を強化すればもう片方はいらないとか弱体化するに決まっているといったゼロサム理論でものごとを単純化して考えるのは、脳みそに楽をさせることはできますが正しい結論を導き出すことはできません。

 さて「アンチ組織力強化派」の人たちにありがちなのは、「個の能力で劣るチームが個の能力で勝るチームに勝つことは不可能」「個の能力で劣るところを組織力でカバーするなんてできるはずがない」という考え方を持っていることです。

彼らがそうした結論に至った前提として、「サッカーとは1対1の攻防が映画フィルムのコマ送りのように90分間連続していくスポーツである」という認識があるのではないでしょうか。

だからこそ「1対1の能力で劣るチームがそれに勝るチームに勝つことは不可能だし、それを組織力でカバーするなんてことも不可能」という発想が出てきたのでしょう。

「アンチ組織力強化派」の人たちは「1対1至上主義者」、言いかえるなら「マッチアップ至上主義者」的な傾向を強く持っているように思います。

もし「サッカーとは1対1の攻防の連続である」という前提が正しいのだとすれば、ブラジルでもアルゼンチンでもかまいませんが、世界最強の個を持つチームが1対1を前提とした完全なマンツーマンディフェンスを採用すれば、絶対に負けることはないということになるはずです。

ところが、いまや完全なマンツーマンディフェンスはすたれてしまい、世界最強の個を持つチームどころかそれをやっているチームはごくまれになってしまっています。

なぜでしょうか?

 確かに19世紀のイングランドで近代サッカーが生まれてから第二次世界大戦後しばらく(WMシステムの全盛期)までは、サッカーは「1対1の攻防の連続」という性格が強かったと言われています。

イングランドで近代サッカーが産声をあげた当初、ボールを持ったらひたすら相手ゴールに向かってドリブルをしかけていましたから1対1の攻防の連続でしたでしょうし、さもなくば相手ゴール前へボールをロングフィードして攻撃側の選手がこぼれ球を狙って押し上げる「キック・アンド・ラッシュ」という原始的な戦術を使うのがせいぜいでした。

ドリブルならドリブル、ロングフィードならロングフィード、シュートならシュートと選手の役割は細分化・スペシャリスト化されており、攻撃なら攻撃、守備なら守備と各ポジションも固定的でした。

そのため守備戦術も、自分の対面の相手に1対1でつく完全なマンツーマンディフェンスが主流でした。

その典型がWMシステムです。

おそらく「1対1至上主義者」である「アンチ組織力強化派」の理想郷がそこにあったのではないでしょうか。

 話は前後しますが、世の中には頭の良い人がいるもので、個人がひたすら相手に肉弾戦のようなドリブル突破をしかけるよりも、はるかに速く効率的に相手選手を抜いて前へ進む方法が考案されます。

1870年代のスコットランドで、パス(pass)によって相手を抜く(passする)初めてのパスサッカーが考案され、イングランド対スコットランドの代表戦でドリブルとロングフィードしか知らなかったイングランド代表に衝撃を与えたそうです。

(ロングフィードを主な武器とするいわゆるイングランドスタイルの影響は今も残っています。イングランドを象徴する選手であるベッカムもジェラードもロングフィードを得意としていますが、優勝候補と言われながら近年W杯でもユーロでもイングランドが準決勝にさえ出て来れないのは、ロングフィードの比率が多いイングランドサッカーはスペインやオランダ、ドイツと比べて粗くやや緻密さに欠けるからだと思います)

ちなみに、スコットランドで始まったパスサッカーはオーストリアの「ヴンダーチーム」やハンガリーの「マジック・マジャール」に影響を与え、大陸欧州諸国の黄金時代をつくりあげます。ヨハン・クライフを擁した1974年オランダ代表のトータルフットボールの源流ともなりました。

さらにハンガリー経由でブラジルにもパスサッカーは伝わったと言われますが話が長くなるので割愛します。興味があったらご自分で調べてみてください。

パスというのは出し手と受け手がいなければ成立しない、攻撃における組織戦術のもっとも基本的なものです。

パスの発明から始まった攻撃における組織戦術は、選手の運動量の増加とあいまってどんどん進化していきました。

ポジションチェンジ・ワンツー・オーバーラップ...

攻撃面におけるグループ戦術の発達が、徐々に1対1を前提とした完全なマンツーマンディフェンスを破綻に追いこんでいきました。

世界最強の個の能力を持つチームであっても、それを防ぐことはできなかったようです。今のところは。

完全マンツーマンですと、例えばワンツーパスで守備側の選手が1人抜かれると、ボールを持ったフリーな選手ができてしまいます。

これは危ないということで近くの選手が自分のマークを捨ててボールを持った相手選手にマークにつくと、マークが1個づつ順番にずれていってやっぱりフリーの選手ができてしまいます。

フリーになった選手につぎつぎとパスを出されて、ゴール前で敵選手にボールを持ってフリーになられたら守備側は万事休す。

つまりパスの速さに人間がつききれなくなったということです。

また、完全マンツーマンですとチーム陣形のバランスを失いやすく、ポジションチェンジが攻撃側にとって当り前の戦術となると、右サイドでのプレーを得意とする選手が敵選手の動きにつられて左サイドにいることを余儀なくされたり、自陣に引いた敵FWについていったバックがゴール前から簡単に引きずり出されるといったことが起こってしまいます。

1950年代にゾーンディフェンス戦術が考案されると、1対1のマッチアップを大前提とするマンツーマンディフェンスはだんだんとすたれていき、1980年代に3バックのうち2人のストッパーだけがマンツーマンで1人余ったリベロがカバー、3バックより前の選手はゾーンで守るという部分的な形でマンツーマンディフェンスはかろうじて生き残りました。

しかしながら、よほどのサッカー後進国でもないかぎりリベロが1人余る3バックも今ではほとんど見かけません。

参考文献

1対1を前提に人についていくのではなくて、フィールドプレーヤー10人が分担を決めてお互いカバーし合いながら組織で守り、あらかじめこちらにとって危険なゾーンで守備側が待ち構えていて、自分の受け持ちゾーンにボールを持った敵選手が入ってきたり、敵選手にボールが渡りそうになったら応対する、自分の受け持ちゾーンから出て行けば味方にマークを受け渡してチーム陣形全体の崩れをなるべく防ぐという、いわゆるゾーンディフェンスが現代における守備戦術の主流となりました。

1対1の攻防が完全になくなったわけではありませんが、現代サッカーではいかに効果的に動いてボールがある局面で2対1や3対2といった数的有利の状況をつくり出すかがますます重要になってきており、グループ対グループの攻防という面の方が強くなっています。

現代ではもはや「サッカーとは1対1の攻防が映画フィルムのコマ送りのように90分間連続していくスポーツ」ではなくなりました。

「温故知新」はサッカーでもきわめて重要です。

10年かそこいらでサッカー史をさかのぼるのをやめてしまうのではなくて、ちゃんと「古典」から出発してサッカー戦術の進化の歴史を勉強しておくことで、最新の戦術も正しく理解することにつながるのではないでしょうか。

 前提が間違っているのですから、「個の能力で劣るチームがそれに勝るチームに勝つことは不可能だし、それを組織力でカバーするなんてことも不可能」という結論も間違っているということになります。

現代サッカーでは世界最強の個を持つチームでさえ、1対1のマッチアップを大前提とする完全なマンツーマンディフェンスをやっていないことと理由は一緒でしょう。

ボールを正確に蹴る・止める・ドリブルする・フェイントで相手をあざむくといった技術力や相手に体を寄せられてもバランスを崩さないフィジカル能力などを「個の能力」と定義しますが、相手チームの選手の個の能力が10でこちらが7だったとしましょう。

そして「アンチ組織力強化派」は、個の能力が7の選手は10の選手を絶対に抜くことはできないと考えるわけですよね。(下図(1))


1対1攻
(クリックで拡大)


満足にトラップやインサイドキックすらできないほど個の能力が低いなら話は別ですが、そんなことはありません。

ワンツー(2)やオーバーラップ(3)といった組織戦術を使えば、例え相手が個の能力で勝っていても相手を抜いて前進することができますし、敵の最終ラインを突破するのに使えばゴールにつながります。

敵選手の死角にいる味方がパスを受けるために「顔出し」してやるだけでも、相手を抜くことができます。(4)

だからこそ1対1を前提とするマンツーマンディフェンスをやるのがきつくなったわけです。

守備だってそうです。

「アンチ組織力強化派」は、個の能力が7の選手は10の選手の突破を絶対に防ぐことはできないと考えるわけですよね。(下図(1))


1対1守


欧州などレベルの高いリーグでは普通に見られる組織戦術(上図2 局面を拡大したのが下図)ですが、相手選手がこちらのサイドバックを抜きにかかった時、SBは相手に体を寄せてできるだけバランスを失わせます。

そして相手がSBをドリブルで抜くためにボールを体から離した瞬間に、後ろでカバーしているCBなりボランチなりがボールを奪って相手の突破を防ぐというやり方があります。

相手選手が1対2の数的不利な状況を見てドリブル突破をあきらめ、バックパスしても守備側の勝利と言えるでしょう。


ゾーンディフェンス正


あるいはこちらの選手が相手のボール保持者をディレイさせている間に、戻ってきた味方と挟み込んで奪うというやり方もあります。(3)

これも守備側の能力があまりにも低すぎれば突破を防げないこともあるでしょうが、1対1では劣勢でも組織で守ることで個の能力で勝る相手に抜かれる可能性を低くするのに有効な戦術です。

このように個の能力で劣勢であっても、組織力でそれをカバーしていくことは可能です。

「アンチ組織力強化派」の人々は、現代サッカーではありふれた光景であるこうした組織戦術がなぜ見えていないのか不思議です。

「サッカーとは1対1の攻防の連続である」という思いこみから「日本がどこどこに勝ったということは、1対1に勝って点を取り、1対1に勝って守りきったからだ」と決めつけているのでしょうか。

それではサッカーを見ているようで実は大事なところが見えていない、「木を見て森を見ず」だといわざるを得ません。

カメルーンから得点できたのは、本田選手が1対1で相手を全部抜いていってゴールしたのではなく、まず基点となった遠藤選手のパスでカメルーンの選手2人ぐらいを置き去りにして、さらに松井選手のクロスで5~6人の相手が抜かれて本田選手の前に立ちはだかる敵はいなくなり、後は落ち着いてGKが詰めるより先にシュートするだけでした。

遠藤・松井・本田の3人が協力して組織でカメルーンから貴重な先制点を奪い、日本の快進撃はここからスタートしました。

守備でもゾーンディフェンスで相手にスペースを与えないようコンパクトなブロックをつくる日本の組織戦術が、大いに威力を発揮しました。

スペースが狭くなればなるほど攻撃側が正確なパスを通し、正確にトラップして前を向くのが難しくなります。

日本が快勝したデンマーク戦でも、日本のフィールドプレーヤー10人が協力して相手が使えるスペースを狭めたので、そもそも日本のセンターバックとボールを持って前を向いたベントナーやトマソンが1対1になるというケースが少なかったのが一つの勝因でした。

後半デンマークがロングボールを放りこんでパワープレーをしかけてきた時、日本の選手はゴール前での1対1の競り合いにすべて勝ったわけではありませんでした。

デンマークの選手との1対1のヘッドの競り合いに負けて日本のペナルティエリア内にボールを落とされてしまったこともたびたびありましたが、周囲の味方がカバーしてこぼれ球をクリアしました。

1対1で負けたら終わりではなくて、これも組織で守るということです。

逆に前半10分まで日本代表は前からどんどんプレスをかけていきましたが、陣形が間延びして相手に広いスペースを与えてしまったことで、日本の陣内で前を向いたデンマークの選手から正確なパスが次々と出てきたために、何度も危ないシーンをつくられました。

まず守備が安定しなければ、攻撃を機能させることも試合に勝つことも困難です。

岡田ジャパンのベスト16進出に一番貢献したのは、ゾーンディフェンスでコンパクトなブロックをつくった組織的な守備だと思います。

 「アンチ組織力強化派」の人々に限らず、日本では「1対1至上主義」「マッチアップ至上主義」の傾向がとても強いように思います。

それはなぜかと言えば、日本で組織戦術論というと4-2-3-1かそれとも4-2-2-2かといった数字の羅列と、相手チームのフォーメーションとの相性を見ながらどのポジションにどの選手を当てはめて、相手とどうマッチアップさせるかで話が終わってしまうからではないでしょうか。

そうしたことも大切ではありますが、組織戦術論の一部に過ぎません。

ちなみに岡田ジャパンは南アフリカに入ってからコンパクトな守備ブロックをつくるゾーンディフェンスに転換し、長谷部選手も「初めてのやり方だけど、この方がやりやすい」と発言したと報じられていました。

岡田ジャパン総括(2)

今から振りかえると、それより前の岡田ジャパンの守備戦術は、自分とマッチアップしている選手についていき、その選手にボールが渡ったら猛烈に追い掛け回すという、かなりマンツーマンに近いものだったのではないかと考えています。

現代サッカーで主流となっているゾーンディフェンスの基本となる、フィールドプレーヤー10人がコンパクトな陣形を形成し、ボールがピッチのどこにあるかで一つのまとまりとしての陣形全体をどう動かしていくかという知識が、日本には決定的に不足していると思います。(下図)


コンパクトな隊形

ゾーンディフェンスの基本


日本サッカー協会の指導者ライセンスを持っている人が言うには、協会が発行した指導教本には2対2でどう動けばよいかは書いてあっても、10人のフィールドプレーヤーが一つのまとまりとしてどう動いていけばいいのか、まったく書かれていないそうです。

最近ではよい戦術本もちらほら見かけるようになりましたが、いまだに書店で売られている大部分のサッカー本は、足元のテクニックとフォーメーションの数字の羅列で終わっています。

ミクロばかりで、マクロの視点がまったく欠けています。

だからこそ「サッカーとは1対1の攻防がひたすら連続していくスポーツである」みたいな誤解が日本で生まれたのでしょうし、強豪国と比べて日本サッカーの組織力が低い、そうした自覚も足りないということにつながっているのではないでしょうか。

日本のサッカーが世界最強の組織力を持っているのであれば、「あとは個の能力をアップさせるだけだね」という話になるのかもしれませんが、現状では全然たりないと言わざるを得ません。

岡田ジャパンは守備はかなりのところまでレベルアップしましたが、攻撃面で組織力が不足していました。

前述のようにパスは組織戦術のもっとも基本的なものですが、優勝したスペインのパス成功率が80%近くあったのに対し、日本のパス成功率は60%と32ヶ国中最低でした。

私がイタリアやイングランドの戦術書で得た知識をこのブログで皆さんに無料で公開しているのは、日本のこうした現状を改善したい、日本の代表やクラブチームが世界で勝利するのを見て美味い酒が飲みたいからです。

組織でショートパスをまわし、ミドルサードをなるべく速くしかもボールを失わずに確実に突破して、相手の守備組織が整う前にアタッキングサードに侵入してシュートまで持っていきたい、というのが現代の攻撃戦術の基本トレンドだと思います。


現代戦術


メッシのように1人で2人も3人も相手を抜いてしまう選手がいればこんなにありがたいことはありませんが、もしドリブルで1対1の勝負をしかけるなら、アタッキングサードに入ってから、もっと言えばペナルティエリアの中とその周辺部でこそ効果的です。

DF側はPKやFKを与えたくないので、ペナルティエリアの中とその周辺部では、ドリブルする相手選手に体を接触させて突破を防ぐという手段を取り難くなります。

接触プレーが少なくなればフィジカルが弱くても技術のあるドリブラーの方が1対1で有利になります。

ところが日本の選手はミドルサードで時間をかけてモタモタとドリブルしたがる傾向が強いですね。


オシム氏がオランダ戦後に「(中村俊・遠藤の)2人がモダンなサッカーができれば日本にとって収穫」「(デンマーク戦は)1人がキープする時間を短く、パススピードを上げて戦ってほしい」とコメントした意味はそういうことでしょう。

プレミアリーグやリーガエスパニョーラ、UEFAチャンピオンズリーグの試合を日本ではいくらでも見ることができますが、日本サッカーの組織力は世界からまだまだ遅れをとっています。

 マラドーナ擁するアルゼンチンがW杯で優勝した1986年ぐらいを境に、1人の傑出した天才が残り10人の能力不足や組織力の不足をカバーして勝つということが、だんだん難しくなっていきました。

南アフリカ大会でも、メッシという世界一の個の能力を持つ選手をかかえるアルゼンチンが、組織サッカーの代表ともいえるドイツに大敗を喫し、準決勝にさえ出て来れませんでした。

将来のサッカーがどう進化していくかはわかりませんが、ユーロ2008、2010W杯と組織的なポゼッションサッカーの理想形とも言えるスペイン代表が連続優勝し、今のところこれが「強いサッカー」の一つのトレンドであると言うことができます。

(もう一つはインテルの堅守速攻型)

 私が言いたいことを正しく理解してもらうためにもう一度確認しておきますが、現代サッカーにも1対1の攻防があるのは事実ですし、日本のサッカー選手の個の能力を高めるのはもちろん重要なことです。

組織か個かという不毛な二者択一論ではなくて、どっちも重要という複眼的な考え方を私は取ります。

しかし現代サッカーとは1対1の攻防がひたすら連続していくスポーツではありません。日本で長らく全国民的な娯楽であった、団体競技でありながらピッチャーとバッターの1対1の対決がひたすら連続していく野球とは違います。

「個の能力で劣るところを組織力でカバーするなんてできるはずがない」という考え方も、現実が見えていないと思います。

そもそも「アンチ組織力強化派」の人々は「個の能力」や「組織」とは何かをよく理解せず、そうした言葉もちゃんと定義せずに他者を批判しているのかもしれません。
 
サッカーはまぎれもなくチームスポーツであり、そうである以上、チームの組織力を高めることが欠かせませんし、チームを支える1人1人の能力を高めることも大切です。

どういうサッカーを見たいか、どういうサッカースタイルを理想とするかはその人の自由でありそれを私も尊重しますが、「組織」を嫌悪する人がドリブルとロングフィード主体でスペシャリスト同士による1対1の攻防がひたすら連続していく近代サッカー草創期のようなスタイルを好むという点は、とても興味深い現象だと思います。

遠い将来そういう攻撃方法や完全なマンツーマンディフェンスが復活し、主流になることがあるかもしれませんが、少なくとも今そういうサッカースタイルでW杯やチャンピオンズリーグで勝っていくのは非常に困難でしょう。

ただ、ジュニア世代には練習や試合でどんどんドリブルさせて、どんどん失敗の経験を積ませるべきです。

そうしないと1対1に強い、高い個の能力を持った優秀なドリブラーは生まれませんから。





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