■いよいよデンマーク戦迫る!

 注目のカメルーン対デンマークは、デンマークの勝利という順当な結果でした。

しかしカメルーンががんばって1点差負けにしてくれたおかげで、2試合を終わった段階で日本が得失点差でデンマークを1上回りました。

これで日本対デンマークの直接対決で日本が勝てばもちろん、引き分けでも日本の決勝トーナメント進出が決まります。

日本がオランダに0-1とがんばったことも大きかったと思います。

ところで、コメントをくださった方からスナイデルがフリーになっていたことについて本田選手の責任ではないかというご質問がありましたが、バイタルエリアは本来アンカーがケアするべきゾーンだと思います。

ワントップの選手にそこまで要求するのは酷というものですし、もし攻められるたびにワントップがいちいちバイタルエリアまで戻って守備をしていたら、日本は完全に攻め手を失って押しこまれっぱなしになったり、疲労で肝心の時にゴールを決められなくなってしまうのではないでしょうか。

 さて現地時間24日にいよいよデンマーク戦を迎えることになります。

試合会場のルステンブルクは高地の上、ナイトゲームとなりますから、相当気温が下がることが予想されます。
(ルステンブルクのこの時期の最低気温は0℃ぐらい)

気温が20℃以上あったダーバンのオランダ戦とは一転して、スピーディーでハイテンポな試合になる可能性があり注意が必要です。

欧州のチームにしては比較的スローテンポだったオランダ戦のイメージのまま試合に入ってしまうと、デンマークの選手の速い動きやスピーディーなパス回しについていけなくなる恐れもあります。

速い展開の試合になっても対応できるように、心身ともに準備をしっかりとやっておくべきでしょう。

 日本対デンマーク戦は、スコアを0.5対0にしてキックオフすると考えるとわかりやすいかと思います。

そのまま試合が終われば日本が決勝トーナメント進出ですが、1点取られれば立場が逆転します。日本が1点取り返せば再び日本が上に立ちます。

デンマークはこれが決勝戦と思って得点を奪いに来るはずです。

デンマークもオランダに決してひけをとらない攻撃力があります。

オランダ戦と同様にタフで我慢くらべの試合となることでしょう。
絶対に先制点をやってはいけないのは言うまでもありません。


守備では、90分間コンパクトな陣形を維持し続け、DF・MF・FWの三つのラインをそれぞれ10m以内に保ちつづけることが欠かせません。

90分間こぼれ球への集中を切らさず必ず日本の選手が先に触る、相手のシュートやクロス、ラストパスは体を張って防ぐ、ワンプレーごとに相手に競り勝って絶対にマイボールにするということの積み重ねが重要です。

ゴール前の空中戦でも、まず日本の選手が先に触る、それができない場合は相手に体をしっかりと寄せて、相手の体の自由を奪うことが求められます。


ボールを持った相手に攻撃をかけて絶対に自由にはやらせないという「攻撃的な守備」の精神ですね。

 この試合は今まで以上にリスク管理が求められます。

両サイドバックやアンカーなどの不用意な攻めあがりは避け、4バックと3人のMFは強固なブロックを維持して相手に備えます。

アタッキングサードであれば、シュートやラストパスなどボールを失うリスクを積極的におかしても良いでしょう。

ですが、ディフェンディングサードでは、いちかばちか通すようなパスやドリブル突破は避けて安全第一に。
相手に囲まれてパスコースがなければ大きく前方へクリアで構いません。

ミドルサードでも、アンカーあたりでボールを失うようなことがあってはなりません。

オランダ戦では後半立ち上がりの10分間、日本代表は集中力を欠いていました。

こぼれたボールとフリーになったスナイデルを、一瞬だけ皆が足を止めて見てしまいました。

その一瞬のために90分間の苦労と勝ち点1が泡と消えました。

後半20分すぎまで0-0で耐えられればオランダも攻め疲れてペースダウンしたでしょうし、タイムアップまでの10分間も集中できていたら、日本はオランダから勝ち点をもぎ取り、世界をアッと驚かせたかもしれません。

オランダ戦を終えて、日本代表に好意的な報道が増えていますが、「善戦したけど結局負けた」の繰り返しがこれまでの日本サッカーでした。

この悔しさをデンマーク戦に全力でぶつけて欲しいと思います。

 攻撃でもまず90分間コンパクトな陣形を維持することが不可欠です。

「大切なワールドカップだからボールを大事にキープしてどこへパスを出すかじっくり考えたい」と、つい思ってしまいがちですが、それでは攻撃が機能しません。

オシム氏が説教している通り、中盤で3秒も4秒もトロトロドリブルしながら「自分の一発のパスで試合を決めてやろう」と考えて周りをキョロキョロする30年前の南米サッカーみたいな時代遅れの戦術をきっぱり捨て去るべきです。

本田選手も「自分が攻撃の中心にならなければ」という思いが強いのでしょう、ポストプレーをやって、ドリブル突破やパスでゲームをつくり、そしてシュートと何でも自分一人でやろうと肩に力が入りすぎではないでしょうか。

もっと味方を信頼してシンプルにプレーし、自らのシュートチャンスに備えるべきでしょう。

オランダ戦ではチーム全体として本田選手のポストプレーに頼りすぎているため、得点源の本田選手が多くの時間、相手ゴールに背を向けてプレーしていました。

これではシュートが打てません。

バイタルエリアや両サイドバックの前のスペースでなるべく多く日本の攻撃の選手がボールを持って前を向き、攻撃を仕掛けたいものです。

ルステンブルクは高地ですので、ミドルシュートが有効でしょう。

バイタルエリアで前を向いたら、自分の前にいる敵選手をフェイントでゆさぶってシュートコースを空け、ミドルシュートをデンマークゴールに叩きこむプレーをまず選択肢の第一に考えてみてはどうでしょうか。
(GKが前へはじくことを想定して味方がつめることも忘れずに!)

身長が高く空中戦に強そうなデンマークのDFも、地上戦で細かく左右に揺さぶられると日本の選手につききれない可能性があります。

どうしてもシュートが打てそうにない場合は、ワンツーでの突破やスルーパス、クロスで相手DFを崩してデンマークから得点をあげたいものです。

バイタルエリアでボールを持って前を向くには、ショートパスをテンポよくつないでミドルサードをなるべく短時間で突破したいところです。

ミドルサードでは、自分より前方でフリーの味方がいるなら最初のチャンスでパスを出し、必要であればパスを受けた味方をサポートするために次のスペースへ動きます。

いわゆる「オートマティズム」です。

中盤でモタモタドリブルして相手に守備ブロックをつくる時間を与えてはだめです。

攻撃の選手の見せ場はミドルサードではなく、アタッキングサードでありバイタルエリアだということを胆に銘じましょう。

 オランダ戦の終盤、長友選手がPKをもらいにわざと倒れたプレーがありましたが、勝ち点1を奪うためにどうして最後まで踏ん張って自分でシュートするなり、センタリングするなりしなかったのでしょうか。

まったくの時間の無駄でした。

あのようなミエミエのシミュレーションにひっかかるスキルの低いレフェリーはワールドカップに出てくる前にふるいにかけられてしまいます。

長友選手は最初から自分はオランダからゴールを奪う能力がないとあきらめていたから、レフェリーからPKをもらって「なぐさめてもらおう」としたのでしょうが、それは自分を弱者と認めている人間の甘えであって勝者が持つべきメンタルではありません。

自分からオランダに勝つ資格を放棄していたと言えます。

最近大久保選手を少し見直したところは、私が大嫌いなシミュレーションをほとんどやらなくなったところです。

自分たちはデンマークからゴールを奪う能力がある、デンマークを上回って決勝トーナメントに進出する資格があるということを、日本代表のすべての選手が固く信じるところから出発して欲しいと思います。

 日本対デンマーク戦は、決勝トーナメントに行きたいという強い気持ちが上回った方に栄冠が輝くことでしょう。

カメルーン戦・オランダ戦と日本代表は実戦を重ねるなかで着実に進歩をとげています。

しかし依然として我々はまだ何も手に入れていません。

日本代表のすべての選手に「決勝トーナメントに行くのは絶対に自分たちだ」という強い気持ちをデンマーク戦における一つ一つのプレーで表現して欲しいと思います。

そうすれば、日本代表は決勝トーナメントに進出し、新たな歴史をつくりあげることができます。





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