■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  

■第6回spartakの人生を変えたチーム―94-95ユベントス

 ”ドーハの悲劇”の翌年である94年に、アメリカW杯を観るために管理人スパルタクは衛星放送受信セットを買ってしまいました。
おかげで、アメリカW杯は全試合を観る事ができ、大会を堪能できました。

その勢いをかって、当時世界最高峰リーグと呼ばれた、イタリアリーグ・セリエAを観るために、WOWOWにも加入してしまいました。 これがスパルタクの人生を変える、最後のチームとの出会い(今のところですが)のきっかけとなりました。

 94-95シーズンのセリエAで、私をとりこにしたチームはマルチェロ・リッピ監督による新体制になったばかりのユベントスでした。

ディフェンスの最終ラインからツートップまでの距離を短く保つコンパクトな陣形の4-4-2が基本で、守備は中盤から激しいプレスをかけて相手を自由にさせず、

ボールを奪うとワンタッチプレーでダイレクト・パスをどんどんつないで、守備態勢が整わないうちに相手の陣形を崩してしまい、真中・サイドの両方からまんべんなく得点チャンスを創り出す、ユーべのサッカーは本当に芸術的でした。

 1970年代のリヌス・ミケルス監督とヨハン・クライフ率いるオランダ代表の”トータル・フットボール”から出発して、80年代後半のACミランのアリゴ・サッキ監督によるプレス・サッカー(日本でいう”ゾーンプレス”)へと発展してきたヨーロッパ、いや世界の現代サッカー戦術のひとつの頂点・完成形がリッピ・ユベントスのサッカーではなかったでしょうか。

 これからしばらく、90年代後半までユベントスの黄金時代は続きました。 96-97シーズンにボルドーからフランスの若きファンタジスタとして注目されていた、ジネディーヌ・ジダンがやってきて、ユーべの2列目として中心選手となっていきます。

しかしジダン加入以後のユーべは攻撃の組み立てにおいて、ジダン個人の独創性・アイデアに頼ることが多くなったぶん、チーム全体の攻撃における組織力がやや低下したようにみえました。

やはりチーム全体としての芸術性・美しさで94-95シーズンのユーべをこえるユーべは現在まであらわれていないと思います。

 94-95シーズンのユーべは個々の選手もハイ・レベルなタレントが集まっていました。

ゴールマウスにかぎをかけるのは、管理人スパルタクが選ぶ世界最高のGKペルッツィで、フェッラーラを中心とした堅いセンターバックに、ヤルニ・トリチェリのサイドバックは攻守にわたって活躍。

デシャンとパウロ・ソウザの両守備的MFは、相手の攻撃が脅威となる前にその芽をつんで、ボールを奪うと攻撃の起点となり、2列目の汗かき役、ディ・リービオが敵の守備陣をかきまわします。

本来このチームの王様はロベルト・バッジオだったのですが、けがが長引いてこのシーズンはほとんど活躍できませんでした。 そのバッジオの代役として登場したのがアレッサンドロ・デル・ピエロだったのですが、代役どころかあっという間にこのチームの中心となってしまいました。

このシーズンのどの試合だったかは忘れましたが、アレックスがデッレ・アルピのゴール前左45度にいて(いわゆるデル・ピエロ・ゾーン)彼の後ろから浮きダマのパスがくると、それをジャンピング・ボレーであわせてシュートし、美しいゴールを決めたことがありました。

このゴールを観た時、「この若者が将来のユーべを背負って立つ」と私は確信したのでした。

そして最前線には、ビアリとラバネッリの決定力ある2トップが待ち構えています。 特にビアリの、インやアウトにかけてキーパーはさわれないのですがゴールマウスにきっちり入るシュートは、まさに”アート”でした。

 このリッピ・ユーべは「サッカーとは何か」ということを基本から私に教えてくれました。 そしてこのチームとの出会いによって、私スパルタクのサッカー観といったものが完成したような気がします。

そして現代サッカーの戦術もこの時代に完成され、今現在も当時とそれほど変わっていないように思います。 むしろ組織力という方向では退行していると言えるのではないでしょうか。 

逆にいえば、現代サッカーは戦術面においては限界点に来てしまったのかもしれません。
今後世界を驚かせるような新しい戦術がはたして登場するのでしょうか?

 94-95シーズンのユーベに出会い、開幕当初から優勝まで観ることができたのは偶然でしたが、本当に幸運でした。

いつでしたか、WOWOWの岩佐徹アナがユーベ戦の実況で「心が豊かになるような試合でした」とおっしゃっていましたが、まさにそのとおりで、私にたくさんの財産を与えてくれたと思います。

つづく
  

■コメント

■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 



管理人多忙につき、マメにレスを差し上げられません。
ゴメンナサイ。
もちろん、すべてのコメントは拝見させていただきますが、サイトポリシーに違反したものは、予告なく削除します。
悪しからずご諒承ください。

プロフィール

スパルタク

  • Author:スパルタク
  • FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ






   

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。