■バーレーン相手に苦しんだ勝利

 W杯アジア最終予選も折り返しとなるバーレーン戦が埼玉スタジアムで行われ、日本は苦しみながらも1-0で勝利しました。

 対戦相手のバーレーンはベルギーでプレーするFWジョン以外は、アラブ各国リーグと国内でプレーする選手でかためたチーム。

アジアカップ予選のバーレーン戦に負け、W杯予選ホームでオーストラリアに引き分けられた日本と、アジアカップ予選の日本戦とW杯予選アウェーのウズベキスタン戦で2連勝して波に乗るバーレーンとは現時点でほぼ互角、やや日本の方が実力で上回るかと戦力評価していました。

それをふまえればホームで絶対に勝たなければいけない試合であり、1-0で勝利という結果は順当であり良かったと思います。

中村俊選手のFKからのゴールは日本の神様が入れてくれた、まさにホームの利を生かした得点だったのではないでしょうか。

ボールがマルズーキ選手のすべりやすい(おっと失礼!)スキンヘッドに当たる角度がちょっとでも違っていたら、どうなっていたでしょう。

ジーコジャパン時代のサルミーン選手の決勝オウンゴールといい、W杯3次予選の内田選手のヘディングパスをバーレーンGKが目測を誤ってゴールにしてしまった件といい、埼玉スタジアムのメインスタンドから見て左側ゴールには幸運の神様が住んでいらっしゃるようです。

 ただ試合内容の方は、前半30分すぎまで攻守にわたって良かったのですが、1試合トータルとして考えるとあまり良くはありませんでした。

特に攻撃がおもわしくなく、セットプレーから先制するまでは、流れの中からバーレーン守備陣を決定的に崩せた場面はそれほどありません。

「予選は内容ではなく勝つもの」という人もいるでしょう。

確かに日本がW杯予選を突破するだけでいいならこれでOKですが、W杯で決勝トーナメントを勝ちぬいてベスト3以上という目標を達成したいなら、この結果と内容ではだめだと思います。

バーレーンレベルの相手ならば守備陣をズタズタに切り裂いて、4-0・5-0の勝利が欲しいところ。

代表というのはあまり練習やテストマッチの時間がとれません。

W杯決勝トーナメント進出のための数少ない修行の場としてアジア予選を位置づけ、「勝てば結果オーライ」ではなく、いつも自分たちに高いハードルを課して試合をやらないと、レベルアップしないまま、あっという間に本大会になってしまいます。

本番前のテストマッチ数試合でいきなり何段階もレベルアップして、日本がスペインやブラジルと互角に戦えるようになるとはちょっと思えません。

 それでは試合を振り返ります。

ホームの声援を受けて、前半立ちあがりから激しくプレスをかけてボールを奪うと、人とボールが良く動いてショートパスで中盤を組み立てていく日本のペース。

バーレーンはロングボールを前線へ放り込んでカウンターを狙うも、中澤・闘莉王の両CBを中心にはね返され、ほとんど攻め手が見つかりません。

4分、右サイドの崩しから抜け出した田中達選手がシュートするも、サイドネットでした。

16分、遠藤選手のFKは大きくバーの上を外れます。

25分、右CKから中澤がヘッドで狙うも、相手DFがからくもクリア。

日本が攻めあぐねているうちに流れがだんだん悪くなり、30分過ぎから試合は膠着状態。

 後半開始そうそうの2分、玉田選手がややラッキーな判定によりゴール前でFKを獲得。

中村俊の蹴ったボールは壁に入っていたマルズーキに当たってコースが変わり、そのままゴール右上へ吸い込まれます。これで待ちに待った日本の先制。

13分、中村俊のパスを受けた田中達が右サイドを突破、ニアにシュートするもGKがセーブ。

19分、玉田のパスからやはり右サイドを突破した内田が強烈なミドルを放つもバー直撃。

このあと両チームとも間延びし、日本も陣形が崩れて守備でバタバタする場面もありましたが、大事には至らず。

最後は、相手陣内深くでボールをキープする安全策で時間を消費し、試合終了のホイッスルを聞きました。

 つづいて試合内容をチェックしてみましょう。

守備面では、前半30分までプレスから面白いようにボールを奪え、とても良かったです。

後半そうそうに先制した後、バーレーンが前線に人数をかけるようになって間延びしましたが、日本もつられて間延びしてしまい、チーム陣形が崩れてだんだんとプレスがかかりにくくなってしまったのが残念です。

バーレーン選手のドリブルをディレイさせるだけで、ひたすら日本の選手がズルズル下がっていくのも、大事には至らなかったとはいえ、あまり良い形とは言えませんでした。

DFラインからFWまでをだいたい35m以内におさめておくことで、守備だけでなく攻撃も楽になるでしょう。

このあたりはピッチ上の選手で気づいて修正できたらと思います。

 最大の課題はやはり攻撃面でした。

そのくわしい分析は次回につづきます。



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