■すべてが屈辱的だったバーレーン戦

 アジアカップ予選の第二戦・バーレーン戦が28日に行われ、日本は0-1で敗れてしまいました。

戦前のバーレーンの戦力評価としては、W杯最終予選の結果からもわかるように、ホームでもアウェーでも日本が勝てるぐらいの実力差があると評価していました。

その点、0-1で日本の敗戦という結果はとても残念なものでした。

私自身、試合映像を一切見なかったので、「試合内容が良かったのに不運にも結果がついてこなかった」のか、それとも「結果も内容も最悪の試合」だったのか、わかりませんのでこの試合を正しく評価できません。

ただ、この試合は単なるテストマッチではなく公式戦ですから、敗戦という結果について言い訳はできないと思います。

 以下は予測となりますが、

この試合直前のガルフカップにおけるバーレーンの成績を見ても、実力が急上昇したとは思えませんから、今回の敗戦はバーレーンが強くなったというよりは、岡田ジャパンの戦力が下がったという要因の方が強そうです。
 
日本代表がつねに昨年秋に行われたカタール戦レベルのサッカーができれば、カタールと同程度の実力をもつバーレーンにもかなりの確率で勝てると思うのですが、選手たちがオフ期間にチームコンセプトをすっかり忘れ、カタール戦よりも攻守における連動性がガックリと下がってしまったのかもしれません。

イエメン戦後のエントリーでは、「このようなサッカーをやってしまったら、もし海外組を呼び戻してもオーストラリア戦は厳しい試合になる」と言いましたが、その通りになってしまったのではないでしょうか。

イエメン戦では攻撃面の問題として、第三の動きが欠けた中盤やFWの連動性のなさ・中央突破にこだわりすぎてサイドからのクロスが使えない単調な攻撃、といった点を指摘しましたが、バーレーン戦後の選手コメントを見るとイエメン戦の課題が解決されなかったものと思われます。

イエメン戦における守備面の課題は、自軍ゴール前におけるマークのズレからの失点をあげておきましたが、内田選手が相手とのヘッドの競り合いに負けたことがバーレーン戦で決勝点を奪われた原因となったようです。

これも以前指摘したことですが、日本のサイドバックはフィジカル能力が弱く、DFにもかかわらず守備力に弱点をかかえています。

この試合バーレーンは内田選手にわざと身長の高い選手をぶつけ、そこにハイボールを集中していたという指摘が出ています。

W杯ドイツ大会のオーストラリア戦でもヒディンク監督は、セットプレーで守備の弱い駒野選手に身長の高い選手をぶつけ、そこへハイボールを集中していたように思いますし、私が日本より弱いチームの監督だったら、やはり自分のチームで一番身長が高くフィジカルの強い選手をわざと日本のサイドバックにぶつけて、FKやCKのボールをそこに集めて、ワンチャンスのヘディングでゴールできたらしめたもの、1点取ったら守備を固めるという戦術をとります。

チームの総合力では劣っていたとしても、日本のゴール前における1対1のヘッドの競り合いで、たとえ1回でも勝てれば1ゴールできるのですから、ヘッドの競り合いが一番強いこちらの選手を、日本の一番ヘッドが弱い選手にぶつければ良いわけです。

それを防ぐには、日本のサイドバック陣のフィジカル能力を高め、ヘッドの競り合いに負けないようにするか、守備能力の弱い選手をサイドバックに入れないようにして弱点をつくらない、といったことが根本的な対策になるでしょうか。

ともかくW杯予選の天王山ともいえるオーストラリア戦が迫っています。

カタール戦の録画映像をチーム全員で見るなどして、自分たちがやりたいサッカーの基本形・維持すべきレベルを早く思い出し、意識を統一して欲しいと思います。

 これでアジアカップ予選はしばらくありませんが、「なんでこんな時期にイエメンやバーレーンなんて相手と試合をやらなければいけないのか。これは罰ゲームだ」といった意見が日本の一部にありました。

イエメンやバーレーンにいつも8-0・9-0で勝てるというならともかく、日本はいつからそんなエラそうなことが言えるような立場になったのでしょう。

逆に、真剣勝負の公式戦をやらずにオーストラリア戦がぶっつけ本番になっていたらと思うとゾッとします。

前回アジアカップで日本が4位に終わったことで、次回アジアカップを予選から戦うことになったのですが、前回の3位決定戦エントリーで「アジアカップ予選という真剣勝負の公式戦が、日本にはまだまだ必要です」と書きました。

今回イエメンやバーレーンとの試合で日本が学んだことは多かったと思います。
私は、日本代表はまだまだサッカーの基礎ができていないと痛感しました。

特にゴール前で簡単に相手をフリーにするとか、簡単にヘッドで競り負けるというのは深刻な問題であり、それが解決できずにW杯で3位以上をめざすなんて論外です。

バーレーンに8-0・9-0で勝つサッカーがいつでも出来る、その延長線上にワールドカップでスペインやドイツ・ブラジルに1-1で引き分ける、あるいは1-0で勝つというサッカーがあるのだと思います。

アジアをナメて足元をすくわれるのではなく、地に足をつけて日本は着実に進歩しなければいけません。

 それにしても今回のバーレーン戦、日本にとっては初めから最後まで屈辱的でした。

バーレーンサッカー協会とその代理店MP&Silva社らに高額の放映権料をふっかけられてテレビ中継が不可能になり、多くの代表サポがゲームから無理やり切り離されて、足元を見られた日本側はさんざんコケにされてしまいました。

それでも「代表サポのカタキは俺たちが取る」ということで、日本代表がバーレーン相手に試合で「リベンジ」を果たしてくれたらまだ救われたかもしれませんが、0-1の完敗という最悪の結果。

本当に初めから最後まで屈辱的で、胸くそ悪いったらありゃしません。

 まだバーレーンとの試合はW杯アジア最終予選に残っていますが日本のサッカー界は総力をあげ、自らの誇りをかけて「お返し」をしないといけないと思います。

アジアカップ予選の日本におけるバーレーン戦の放映権をまだ売っていないなら、相手側に何百億円でもふっかけてやれば良いでしょうし、もう売ってしまったのなら別の機会にでもリベンジしないといけないでしょう。

また、相手がとうてい買えないような高額の放映権料をふっかけて試合中継を「飼い殺し」にするようなサッカー協会や代理店の存在はすべてのサッカーファンの敵ですし、世界中にサッカーを普及させようとしているFIFAにとっても重大な障害ですから、日本サッカー協会の犬飼会長やFIFA理事の小倉さんが、FIFAとして公式に再発防止策をとってくれるよう積極的に動いていくべき問題だと思います。





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