■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  

■シュートのセオリー

<サッカー戦術研究・攻撃編>

 日本の選手はとかくシュート決定力がないと言われる。

ジュニア、あるいはユース時代にシュートを打つ時のセオリーを教わらないか、教わっても身につかないまま大人になってしまうことが原因なのではないだろうか。

シュートを打つ時のセオリーを知らないので、数秒あるかないかのシュートチャンスにおいて確信ではなく迷いが生じ、どこへ打つべきか考えることに時間を消費しているうちに戻ってきた相手選手にシュートコースを消されてシュートチャンスそのものが消えてしまい、やむをえず味方へパスするというパターンに陥ってはいないだろうか。

 それではシュートを打つ時のセオリーとは何か。

ゴールマウスの枠内に入れることは言うまでもないが、まずシュートはグラウンダーで打つ方が有利である。

理由は二点ある。

まず相手ゴールキーパーにとって、腰より上のシュートは比較的反応しやすいが、地を這うグラウンダーのシュートはキャッチまたはセーブの態勢に入るまで余計に時間がかかり、そのぶん速いシュートを防ぎにくいからである。

二点目の理由は、グラウンダーのシュートの場合、ゴール前の踏み荒らされた部分や雨でスリッピーになったグラウンドの影響で思わぬイレギュラーバウンドが発生し、相手ゴールキーパーがキャッチングミスをして前へこぼす・後逸・オウンゴールしてしまう可能性があるからである。

無回転のブレ球シュートをどんな場面でも確実に打てるという選手は別かもしれないが、空中を飛ぶシュートの場合イレギュラーバウンドは発生しない。

 セオリーの二点目。

ゴール正面から打つ時は相手GKの動きを見ながらシュートするとして、問題は左右のあまり角度の無いところ(例えば左右45°)からグラウンダーのシュートを打つ時に、ニアポスト側とファーポスト側、どちらへ打つ方が有利だろうか。

以下の図を見ていただきたい。(クリックで拡大)


シュート2


キャッチできないほど強いシュートに対処する場合、ゴールキーパーは前へこぼすことを嫌がる。
ボールをこぼしたところを相手選手に押し込まれて失点する可能性が高いからだ。

よってゴールキーパーは、キャッチできないほど強いシュートが来た場合、ゴールラインの外にはじき出してコーナーキックに逃れ、ゲームをいったん切ろうとする。

もしグラウンダーの強いシュートがニアポスト側に来た場合(①のケース。左右逆から来た場合はニア・ファーも当然逆になる)、ゴールキーパーは斜め後ろにボールをはじき出し、ゲームを切ることができる。

しかしファーポスト側にシュートが来た場合(②のケース)、斜め後ろにボールをはじくとオウンゴールの可能性があり、キャッチング出来ないゴールキーパーはどうしても前へはじかざるを得なくなる。(下の図。クリックで拡大)

正しいシュート

たとえ最初のシュートが決まらなくとも、相手GKが前へボールをこぼせば味方がつめてセカンドシュート・ゴールを狙うチャンスが生まれるわけで、シュートはグラウンダーでファーポスト側に打つのが有利である。

この場合、シュートを打ったら相手ゴールキーパーがボールを前へはじくことを予測して、最低1人味方がつめておくべきである。

それが組織的攻撃というものだ。

 こういったシュートのセオリーが身についているのといないのとでは大きな違いが出てくる。

セオリーを知っていれば、シュートを打つコンマ何秒の決定機において無用な迷いがなくなるだろうし、困った時は自信を持って強めのグラウンダーのシュートをファーポスト側へ打てば良い。

そのままゴールすればそれで良し、もし相手ゴールキーパーにセーブされてもボールが前へこぼれれば、それを予測した味方がつめてゴールしてくれるだろう。

つまり相手GKにアシストさせるわけである。

それを知っていれば、よりリラックスしてシュートを打つことができ、シュートの正確性・決定率も上がるのではないだろうか。

Jリーグなどを見ていると、ファーポスト側に横っ飛びした相手GKに完全にシュートコースを防がれた場合、GKが伸ばした手を外そうとしてゴールマウスまでシュートを外してしまう場面を見かける。

そういう場合、たとえ相手GKの手に当たっても良いからファーポストの内側にしっかりとした強めシュートを打てば、セカンドシュートのチャンスを得ることができる。シュートがゴールマウスを外れてしまえばそれっきりである。

 シュートはグラウンダーでファーポスト側に打つのがセオリーである。

クロス・CKの落としどころでも述べたが、いくらセオリーだからといってそこばかり狙うと相手GKに読まれてしまうので、時にはセオリーに反した奇襲攻撃も必要だ。

相手GKがポジショニングミスをしてニア側を大きく空けているようならニアポスト側を狙ってみたり、余裕があるならいったんシュートフェイントをかけて相手GKが横っ飛びをして寝っころがったその上を越すループシュートでゴールを狙うなど、選手のアイデアも求められる。

だが、セオリーが身についていてあえて奇襲攻撃をかけるのと、セオリーを知らずランダムにやたらめったらシュートを打つことの間には大きな違いがある。




↑購読料代わりに一日一回ポチッとして頂けるとうれしいです。↓
人気blogランキング

  

■コメント

■ [新川すぐる様]

そもそも、インサイドで、強いグラウンダーのキックが出来る日本人がいないだけですよ。Jリーグのパスのボ-ルスピードとスペインリーグのパススピードが倍近く違うんですから。

■入門書が間違っていますね [フェイントシュート]

インサイドで強いキックをするには、スパイクの結び目のすぐ内側のあたりで蹴ると良いですよ。

日本人にはインステップキックに思えるかもしれませんが、ブラジル人はこれをインサイドと呼んでます。
低くて速いパスやシュートになりますよ。

ニアに蹴ると見せかけて、ボールに当たる瞬間に、結び目の内側でファーサイドにシュートするとよく決まります。

子供用の入門書を見ると、いまだにインステップキックでシュートする。と書いてありますが、インステップはロングボールとゴールキックで使う。と直して欲しいものです。入らないシュートなんて意味がないのですから。
■コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 



管理人多忙につき、マメにレスを差し上げられません。
ゴメンナサイ。
もちろん、すべてのコメントは拝見させていただきますが、サイトポリシーに違反したものは、予告なく削除します。
悪しからずご諒承ください。

プロフィール

スパルタク

  • Author:スパルタク
  • FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ






   

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。