■日本代表の最終予選組み分け決定!
アジア最終予選の組み合わせが決定しました。
実力からすれば日本とオーストラリアが一歩リードしていると言えますが、その他のチームも決してあなどれません。
言うまでもないことですが、決して日本の南アフリカ行きが約束されているわけではありません。
バーレーンとは三次予選であたり、アウェーで不覚をとったばかり。
カタールとは2007年アジアカップ・グループリーグで当たり1-1の引き分け。
ウズベキスタンとの直近のガチンコ勝負は2000年アジアカップ・グループリーグ第二戦までさかのぼってしまいます。そのときは8-1と日本が爆勝していますが、2010年W杯三次予選でサウジを3-0で破るなど現在のウズベキスタンはまったく別のチームです。
ここで嬉々として「楽なグループに入った」と言っているようでは、サッカー指導者として経験が無さ過ぎます。
それは敗者の発想です。
なぜなら人間は基本的に楽することが好きで、「相手は格下だ。だから手を抜いても大丈夫」という深層心理へと容易につながっていくからです。
たとえば日本の戦闘力を100とすると戦闘力が80しかない「格下」の相手がいて、そこと試合をしたとします。
そこで日本の選手が「相手が格下だから」といって手を抜いて試合をしたらどうなるでしょう。
たとえば20%手を抜いて試合をすれば、もう戦闘力は80対80で互角です。
相手は格上の日本に立ち向かうのに手を抜くことはまずありえません。全力で来るでしょう。
試合開始後、25分・35分と時間がたってもなかなか日本が得点できません。実質互角になってますから。
すると両チームの心理状態に変化が起こります。
相手が格下だと思って試合をはじめた日本は「相手は格下なのにどうしてなかなか点が入らないのか」と焦りはじめます。
一方相手チームは「格上の日本に俺たちは互角にやれている。もしかしたら勝てるんじゃないか」とモチベーションがあがって120%の力を発揮しだします。
こうなるとますます日本は思うように得点できなくなります。
これで後半25分あたりに相手チームが先制でもしたらもう大変。
日本は焦りが焦りを呼んで、普段は通る何でもないパスがミスになり、シュートはことごとくゴールマウスを外れていきます。
残り10分ベンチからの指示で、いちかばちかのパワープレーに出るも、もともと確率の低い運頼みの攻撃をしている時点で、戦略的に負けです。
そして運からも見放されてとうとうタイムアップ。
これは、サッカーでアップセット(番狂わせ)が起こる典型的なパターンですが、アウェーのバーレーン戦と似ていますね。
私が「それは敗者の発想だ」と言った意味がおわかりいただけたと思います。
こうしたことを警戒して、自分のコメントに気をつけるのが経験ある指導者たるもの。
特にトッププレーヤーとしての経験が少ない選手がほとんどの日本において、指導者が軽々しく「楽なグループに入った」と言うべきではないと思います。
さらに「楽なグループに入った」と日本に言われたら、同じグループの他のチームはどう思うでしょうか。「ちくしょう、俺たちをナメやがって。日本だけには負けられない」と闘志をメラメラと燃やすのではないでしょうか。
ライバルチームの闘志を無用にかき立てるのも、経験ある指導者のやることではないでしょう。
こういう時は、「非常に厳しいグループに入った。日本のW杯行きが約束されたわけではない」と選手個人個人やチーム全体を引き締める一方で、たとえ楽なグループに入ったと思っていたとしても「オーストラリアとはW杯でもアジアカップでも死闘を演じている。ウズベキスタン・バーレーン・カタールも近年急速に力をつけていて危険な相手だ」とリップサービスしておくもの。
それが経験ある指導者のコメント作法でしょう。
その点、田島幸三さんのコメントは非常に良かったと思います。
ともかく、対戦相手は決まりました。
このグループの難しいところは、失敗が許されないところです。
絶対に二位以内に入って本大会出場を決めなければなりません。
特に「プレーオフがあるから三位でもいいや」という意識を持っていると大変なことになるでしょう。
反対側の組の三位は、サウジ・イラン・韓国のどこかの可能性が大だと思いますが、「死のグループ」で死線をさ迷い地獄を見てきた相手側の三位チームは、最終予選を経てそうとう手強くなると思います。
(守備力がアップした北朝鮮やUAEも可能性がなくはありませんが)
ユーロ2008なんかもそうですが、オランダ・ポルトガルといったグループリーグを順調にすんなり勝ち上がったチームを、クロアチアに敗れたドイツやスペインに敗れたロシアのような「一度地獄を見たチーム」がトーナメント戦の一騎打ちで負かしています。
グループリーグのレベルが比較的低いところに入ったチーム、あるいはすんなりと勝ち上がったチームは、よほど気をつけるか圧倒的な実力差を持っていないと、グループリーグのレベルが高いところから出てきたチームや激戦をくぐり抜けてきたチームと一騎打ちするときは苦しむことになると思います。
日本も上述のように「楽なグループに入った」と油断して結果が思うようにあがらず、どうにかこうにか三位通過というのが一番悪いパターンでしょう。
もっとも、アジア予選で悪い試合内容を繰り返していっぱいいっぱいになりながらも、どうにかこうにかW杯行きを決めたことで「何も問題無し」とされ、そのまま南アフリカのグループリーグで三連敗というのが、史上最悪のシナリオだと思いますが。
ともかく油断せず敵を侮らず結果を恐れず、日本代表が常に試合で全力を尽くすということが一番大事だと思います。
結果だけではなくW杯でグループリーグを突破できるぐらいのレベルにあるのか、その試合内容にもこだわっていかなければならないでしょう。

↑購読料代わりに一日一回ポチッとして頂けるとうれしいです。↓
人気blogランキング
日本
オーストラリア
カタール
ウズベキスタン
バーレーン
試合日程
2008年9月6日 バーレーン対日本
10月15日 日本対ウズベキスタン
11月19日 カタール対日本
2009年2月11日 日本対.オーストラリア
3月28日 日本対バーレーン
6月6日 ウズベキスタン対日本
6月10日 日本対カタール
6月17日 オーストラリア対日本
実力からすれば日本とオーストラリアが一歩リードしていると言えますが、その他のチームも決してあなどれません。
言うまでもないことですが、決して日本の南アフリカ行きが約束されているわけではありません。
バーレーンとは三次予選であたり、アウェーで不覚をとったばかり。
カタールとは2007年アジアカップ・グループリーグで当たり1-1の引き分け。
ウズベキスタンとの直近のガチンコ勝負は2000年アジアカップ・グループリーグ第二戦までさかのぼってしまいます。そのときは8-1と日本が爆勝していますが、2010年W杯三次予選でサウジを3-0で破るなど現在のウズベキスタンはまったく別のチームです。
ここで嬉々として「楽なグループに入った」と言っているようでは、サッカー指導者として経験が無さ過ぎます。
それは敗者の発想です。
なぜなら人間は基本的に楽することが好きで、「相手は格下だ。だから手を抜いても大丈夫」という深層心理へと容易につながっていくからです。
たとえば日本の戦闘力を100とすると戦闘力が80しかない「格下」の相手がいて、そこと試合をしたとします。
そこで日本の選手が「相手が格下だから」といって手を抜いて試合をしたらどうなるでしょう。
たとえば20%手を抜いて試合をすれば、もう戦闘力は80対80で互角です。
相手は格上の日本に立ち向かうのに手を抜くことはまずありえません。全力で来るでしょう。
試合開始後、25分・35分と時間がたってもなかなか日本が得点できません。実質互角になってますから。
すると両チームの心理状態に変化が起こります。
相手が格下だと思って試合をはじめた日本は「相手は格下なのにどうしてなかなか点が入らないのか」と焦りはじめます。
一方相手チームは「格上の日本に俺たちは互角にやれている。もしかしたら勝てるんじゃないか」とモチベーションがあがって120%の力を発揮しだします。
こうなるとますます日本は思うように得点できなくなります。
これで後半25分あたりに相手チームが先制でもしたらもう大変。
日本は焦りが焦りを呼んで、普段は通る何でもないパスがミスになり、シュートはことごとくゴールマウスを外れていきます。
残り10分ベンチからの指示で、いちかばちかのパワープレーに出るも、もともと確率の低い運頼みの攻撃をしている時点で、戦略的に負けです。
そして運からも見放されてとうとうタイムアップ。
これは、サッカーでアップセット(番狂わせ)が起こる典型的なパターンですが、アウェーのバーレーン戦と似ていますね。
私が「それは敗者の発想だ」と言った意味がおわかりいただけたと思います。
こうしたことを警戒して、自分のコメントに気をつけるのが経験ある指導者たるもの。
特にトッププレーヤーとしての経験が少ない選手がほとんどの日本において、指導者が軽々しく「楽なグループに入った」と言うべきではないと思います。
さらに「楽なグループに入った」と日本に言われたら、同じグループの他のチームはどう思うでしょうか。「ちくしょう、俺たちをナメやがって。日本だけには負けられない」と闘志をメラメラと燃やすのではないでしょうか。
ライバルチームの闘志を無用にかき立てるのも、経験ある指導者のやることではないでしょう。
こういう時は、「非常に厳しいグループに入った。日本のW杯行きが約束されたわけではない」と選手個人個人やチーム全体を引き締める一方で、たとえ楽なグループに入ったと思っていたとしても「オーストラリアとはW杯でもアジアカップでも死闘を演じている。ウズベキスタン・バーレーン・カタールも近年急速に力をつけていて危険な相手だ」とリップサービスしておくもの。
それが経験ある指導者のコメント作法でしょう。
その点、田島幸三さんのコメントは非常に良かったと思います。
ともかく、対戦相手は決まりました。
このグループの難しいところは、失敗が許されないところです。
絶対に二位以内に入って本大会出場を決めなければなりません。
特に「プレーオフがあるから三位でもいいや」という意識を持っていると大変なことになるでしょう。
反対側の組の三位は、サウジ・イラン・韓国のどこかの可能性が大だと思いますが、「死のグループ」で死線をさ迷い地獄を見てきた相手側の三位チームは、最終予選を経てそうとう手強くなると思います。
(守備力がアップした北朝鮮やUAEも可能性がなくはありませんが)
ユーロ2008なんかもそうですが、オランダ・ポルトガルといったグループリーグを順調にすんなり勝ち上がったチームを、クロアチアに敗れたドイツやスペインに敗れたロシアのような「一度地獄を見たチーム」がトーナメント戦の一騎打ちで負かしています。
グループリーグのレベルが比較的低いところに入ったチーム、あるいはすんなりと勝ち上がったチームは、よほど気をつけるか圧倒的な実力差を持っていないと、グループリーグのレベルが高いところから出てきたチームや激戦をくぐり抜けてきたチームと一騎打ちするときは苦しむことになると思います。
日本も上述のように「楽なグループに入った」と油断して結果が思うようにあがらず、どうにかこうにか三位通過というのが一番悪いパターンでしょう。
もっとも、アジア予選で悪い試合内容を繰り返していっぱいいっぱいになりながらも、どうにかこうにかW杯行きを決めたことで「何も問題無し」とされ、そのまま南アフリカのグループリーグで三連敗というのが、史上最悪のシナリオだと思いますが。
ともかく油断せず敵を侮らず結果を恐れず、日本代表が常に試合で全力を尽くすということが一番大事だと思います。
結果だけではなくW杯でグループリーグを突破できるぐらいのレベルにあるのか、その試合内容にもこだわっていかなければならないでしょう。

↑購読料代わりに一日一回ポチッとして頂けるとうれしいです。↓
人気blogランキング
■コメント
■コメントの投稿
管理人多忙につき、マメにレスを差し上げられません。
ゴメンナサイ。
もちろん、すべてのコメントは拝見させていただきますが、サイトポリシーに違反したものは、予告なく削除します。
悪しからずご諒承ください。
