■日本、モンテネグロに快勝!

 静岡スタジアム・エコパで行われたキリンカップ2007の初戦、対モンテネグロ戦は、2-0で日本代表の勝利に終わりました。

今回の対戦相手モンテネグロについては、まだ代表チーム創設二試合目ということで、「戦力は未知数だが、ホームの日本は勝たなければならない」と前回の記事で述べました。

モンテネグロ一のスター選手、ASローマのブチニッチがケガのため日本遠征に帯同していないのは残念でしたが、それだけに勝たなければならない試合でした。

そこで2-0でキッチリと結果を残しました。日本代表にとって評価できる試合だったと思います。

 試合の流れを振りかえってみると、前半から日本代表のペースでした。

立ち上がりはロングボールを多用した、ちょっと雑な攻撃でしたが次第に落ち着きを取り戻すと、中村憲選手や鈴木選手を起点に、ショートパスを組み立てた攻撃が機能しはじめます。

前半15分すぎに矢野選手の惜しいプレーが二つほどあり、20分にパスの組み立てから山岸選手のシュートが外れた後、23分、左からのショートコーナーから遠藤選手のクロスがファーに入り、これを相手選手と競り合った中澤選手がヘッドでゴールにねじ込み日本先制。

38分には、中村憲を起点に駒野選手へとボールが渡り、右サイドからニアにクロスをあげると、これに飛び込んだ高原選手の頭にドンピシャに合い、気持ちの良いくらいの強烈なヘディングシュートに相手GKはなすすべがなく、日本は追加点をあげます。

後半開始後も日本ペース。

9分に、右サイドのパス攻撃で相手を崩し、ゴール前へ進出した中村憲にパスが渡ると、すかさずコントロール・シュート!惜しくも外れます。

しかし15分、山岸を出して佐藤選手を投入したあたりから、試合はモンテネグロペースへ。

22分に、日本のペナルティエリア内で相手のシミュレーションぎみのプレーでPKを取られてしまいます。 ブルザノビッチがPKを蹴るも外してしまいました。

その後もモンテネグロの攻撃が続きますが、日本が要所を締め、相手の雑なプレーにも助けられてそのままタイムアップとなりました。

 次に試合内容を見ていきますが、久しぶりの試合だったので組織的な攻撃ができるかどうかちょっと不安でした。 ジーコ・ジャパン時代だとこういう場合は、たいてい、後ろからロングを放り込んで前は個人技頼みのバラバラなプレーになってしまっていたので。

しかし、さすがはオシム監督、きちんと組織的な攻撃が出来ていたと思います。

特に中村憲と鈴木のボールを受ける動きが良く、彼らを起点にショートパスの攻撃が機能していました。

ただ第三の動きが少なかったことが今後の課題でしょうか。

例えば、中村憲からFWに縦パスが入る直前に、遠藤・山岸の二列目がすでに動き出していて、FWからダイレクトでパスを受けられるようなポジショニングをとる動き、

逆にボランチから二列目にパスが入る直前に、高原・矢野がすでに動き出していて、パスが受けられる適切なスペースにポジショニングをとるような動きが、もっともっと欲しかったです。

また、後半になって中盤が間延びしたことによって各選手の距離が離れすぎてしまったことで、パスが回らなくなってしまい、相手に試合のペースを握られる原因となりました。

後半になると疲れてきて、どうしても間延びするものですが、ピッチ内の選手が自分で判断して修正できるようにしたいところです。

それができれば、後半にもう一点ぐらいはとれたでしょう。

サイド攻撃では駒野が非常に精力的に動いていて好印象でした。

ともかく、組織的攻撃で今の方向性は決して間違っていません。 第三の動きをもっと取り入れて、組織プレーのレベルをどんどんアップさせていけば、日本の攻撃は世界に通用すると思います。

個人では、中澤のヘッドは相変わらず相手にとって脅威でしたが、高原のヘッドの見事さが目立ちました。

相手DFより一瞬前に入り、強烈なヘッドを正確にゴールマウスに叩きこむ。さすがです。 ブンデスリーガで11ゴールは伊達ではありません。

 守備面では、相手がチャンスらしいチャンスをつくれなかったので、成果と課題を見つけるのは難しいですが、あえて言えば、タッチにボールを蹴り出して逃げるときはハッキリと逃げることが課題でしょうか。

タッチに逃げずボールを生かそうとしてミスパスになり、それがゴールラインを割って相手CKの原因となり、そのCKからPKを取られたプレーがありました。 

相手がPKを外してくれたので事無きを得ましたが、気持ちの良いものではありません。

その他の守備は安定していたと思います。

最後にまとめますと、結果・内容ともに合格点で、今後に期待の持てるものだったと思います。次のコロンビア戦も勝利してキッチリ結果を残したいものです。


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 2007.6.1 静岡スタジアム・エコパ

  日本  2  -  0  モンテネグロ


 '23 中澤
 '38 高原


GK 楢崎      GK ポレクシッチ

DF 坪井      DF ヨバノビッチ
   駒野        (ペヨビッチ 85)
   中澤         パビチェビッチ
             (ラキッチ 71)
MF 阿部         バタク
   遠藤         タナシエビッチ
  (今野 79)     (イェクニッチ 87)
   鈴木     
  (橋本 89)   MF V・ボージョビッチ
   中村憲       (ラドニッチ 63)
  (藤本 89)      V・ブヨビッチ
   山岸        (ライチェビッチ 45)
  (佐藤 63)      トゥンバセビッチ

FW 高原      FW ブルザノビッチ
  (水野 69)      チェトコビッチ  
   矢野        (N・ブヨビッチ 45)
  (巻 81)       プロビッチ




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