■日本、サウジに快勝!!

 読者のみなさん、お久しぶりです。ご機嫌いかがでしょうか。

 日付が変わってきのう15日、札幌でアジアカップ2007予選の最終試合・対サウジアラビア戦が行われ、日本が3-1の勝利をおさめて予選リーグトップ通過を決めました。

対戦相手のサウジに対する私の評価は、9月にアウェーで試合をしたときの記事で述べたとおりです。

おそらく全員が国内リーグでプレーしているものと思われますが、90年代から2000年代はじめにかけての、かつての強さがみられなくなっています。

サウジと言えば、ズブロマウイやハラウィといった良いセンターバックを輩出し、守備のかたさに定評がありましたが、今のサウジ代表はマークもルーズだしすっかり守備が弱くなった感じです。

ホームということもあり、日本代表としては勝利が、それも首位で予選突破をするために、2点差以上の勝利が合格ラインでした。

 さて試合の方は、立ち上がりからサウジにボールを支配される展開。
日本はロングの雑なパスばかりで相手にあっさり主導権を渡してしまいます。

それでも前半15分を過ぎると日本も落ち着きを取り戻し、反撃開始。

20分に右コーナーキックから巻選手がドンピシャのヘッド!
これをサウジのGKがはじくものの闘莉王選手がそれを押し込み、良い時間に日本先制。

日本は引き続きサウジを攻め立て、29分右サイドから今野選手のクロスを我那覇選手がヘッドで確実に決めて2-0。

その直後の30分、日本の不用意なパスをサウジにカットされ、日本のペナルティエリアに侵入したアル・カハタニを日本のDFが引っ張ったとみなされ、不可解な審判のジャッジでPK献上。

これをアル・カハタニ自身が決めて2-1。

これ以後サウジがやや攻勢に出ますが、同点ゴールは生まれず前半終了。

 後半は、開始そうそうの5分、左サイド駒野選手からのグラウンダーのセンタリングを中央へ入ってきた加地選手が合わせられなかったものの、その後ろにいた我那覇がけり込んで決定的な3点目。

ところが、時間がたつごとに日本の選手の足が止まり始め、サウジに一方的に押し込まれます。

それでもサウジの不正確なシュートに助けられ、試合終了直前にはサウジもエネルギー切れで再び日本ペース。

ロスタイムに高松選手が倒されたとして、サウジのDFが一発退場でPK獲得。

これを闘莉王が外してしまったところで試合終了となりました。

 それでは試合内容を振り返ってみますが、まず攻撃です。

良かった点はFWが積極的にシュートを打っていたところでしょう。

特に我那覇は、決まらなかったものも含めて非常に良いシュートを打っていました。2ゴールも納得の結果です。

代表での経験も積み、決定的な場面で落ち着いてプレーできるようになったみたいです。

巻も後半消えてしまったのは残念でしたが、良いシュートが一本ありました。
もっともっと彼にはシュートを打って欲しいところです。

ただ、今回召集されたFWのメンバーを見ると、今までガッツあふれるプレーを見せてくれた播戸選手が外れたのが残念でしたし、その代わりといっては何ですが、リーグでコンスタントに得点をあげている磐田の前田選手には期待していたのですが、出番が無くてやはり残念でした。

 悪かった点は、最近何度も言っていますが攻撃の時のパスの組み立てです。

これについてはアウェーのサウジ戦のときより、かなり悪かったです。

雑なロングボールを多用して、チームとしてボールを落ち着いて保持することができないので、試合の立ち上がりから相手に完全にボールを支配されてしまいましたし、3-1になった後、日本の足が止まった苦しい時間帯で相手にガンガンにボールを回されてしまい、いっそう自分たちを苦しくしていました。

これは「相手にボールを持たせて攻めさせていた」と気休めを言いたいところですが、実際のところ相手にボールの支配権を奪われてアップアップの状態でした。

この原因は、選手ひとりひとりが判断が遅く、相手に体を寄せられてバランスを崩しながら、ようやくパスをするような状態だったからです。

周りの選手もポジショニングが悪く、ボール保持者がショートパスを出せないようなところばかりにいました。

パスの受け手が適切なポジショニングをとり、パスの出し手は判断を速くしてどんどんボールを回していかなければ、サウジ相手では勝ててもW杯で決勝トーナメントに出てくるようなレベルの相手には勝てません。

今回は中村憲選手が良くなかったように思います。

ある程度ボールには触っていましたが、通ったのは横パスやバックパスが多くて、前へ効果的なパスが少なかったようでした。

攻撃の組み立ての基点となるポジションであるボランチの鈴木選手も守備は良いのですが、パスを受ける能力とパスを展開する能力において、まだまだ物足りないです。

三都主選手も含めて、中盤の三人にはもっと連携を高めて効果的に動いて欲しいです。

これは全選手に言えることですが、動かなくてはならないケースで止まっていて、止まっているべきときに動いてしまう、というシーンが多くありました。

選手ひとりひとりは「これ以上できないぐらいに走っている!」と考えているのかもしれませんが、みんな走っている割には効果的なパスの組み立てができていません。

局面局面で正しいポジショニングをとる、ということを常に意識して欲しいと思います。

そうすれば本当に無意味な走りが無くなり、スタミナの節約ができるでしょう。

(必要な無駄走りというのもありますが)

 次に守備ですが、人へのマークはまずまず出来ていたと思いますが、相手ボールのときに中盤でもっときびしくプレスをかけないと、今回みたいに相手に良いようにボールを回されてしまいます。

相手がサウジより強いチームだったら、今回のゲームは相当きびしい結果になっていたことでしょう。

 オシムジャパンの今年最後のゲームとなったサウジ戦。

3-1で予選リーグを首位で突破、選手のゴール決定力も素晴らしかったので、試合結果としては何の不足もない快勝というべきものでした。

ただ試合内容としては、特に攻撃で相変わらず課題をかかえているように思います。まだまだ、もろ手を上げて喜ぶわけにはいきません。

来年はもっとレベルアップした日本代表を見たいものです。


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   2006.11.15 札幌ドーム

  日本  3 - 1  サウジアラビア


 '20 闘莉王    '33 カハタニ(PK)
 '29 我那覇
 '50 我那覇


GK 川口      GK アル・ムサイリム

DF 三都主     DF アル・ドサリ
  (山岸智 65)    (H・ファラタ 77)
   加地         R・ファラタ
   駒野         ムンタシャリ
   闘莉王        スリマニ

MF 今野      MF アル・クサクリ
   阿部         ハイダル
   中村        (シャルフーブ 63)
   鈴木         アル・タケル
              アル・ガムディ
FW 巻          アル・マイアニ
  (羽生 87)     (アル・スワイル 56)
   我那覇
  (高松 74)   FW アル・カハタニ





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■コメント

■ [アクセス]

今年最後の代表戦、ここ数試合に比べ良くなっていると思いました。来年のアジアカップは3連覇してほしいですね。アジア圏内でもたつくわけにはいきません。

■突然で恐縮ですがご招待です [素町人@思案橋 ]

「日本サウジに快勝」にちなんだクイズを作りました。
「昨晩の闘莉王のように大事なPKをはずしたのはだれ?」というのがクイズ。
正解は→ http://q-q.at.webry.info/200611/article_55.html
他にも1300問ほどのクイズがあります。退屈で死にそうな折りにどうぞ。
FLASH動画集も始めました。3編が掲載されています。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~q-q/
※ご迷惑でしたら、お手数ですがコメント、TBの削除をお願いします。

■アクセスさん [スパルタク@管理人]

>来年のアジアカップは3連覇してほしいですね。アジア圏内でもたつくわけにはいきません。

私も同意です。

2010年のW杯では、何としても悔しい思いをしたドイツ大会のリベンジをしなくてはなりませんよね。

アジアでは、ただ勝つだけで満足するのではなくて、常に「今の日本代表は世界で通用するレベルなのか?」ということを忘れてはいけないと思います。

アジア圏でモタモタはできません。
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