■クロアチア戦はどう戦うべきか?

 いよいよ明日に迫ってきたクロアチア戦。

そこで日本代表はどう戦うべきか考えてみたいと思います。

 まず、日本とクロアチアがおかれている状況ですが、日本はご存知のとおり初戦のオーストラリア戦を落とし1敗。 たいするクロアチアもブラジルに敗れ1敗。 得失点差で日本が最下位となっています。

日本もクロアチアも追い詰められて、もう1敗もできないという状況です。
引き分けでもグループリーグ突破は苦しくなります。

ですから、クロアチアは9割がた勝ちにくるでしょう。そのことをまず頭に入れておかなければなりません。

 そこで日本のゲームプランですが、日本としても絶対に勝たなければならない試合です。 試合終了のホイッスルとともにぶっ倒れるぐらい、全力を尽くして戦わなければなりません。

日本が勝つためには、相手に先制点をやらないということが大切です。

もし万が一、勝ち点3がとれなくても、最悪でも引き分けにしておかなければなりません。 負ければグループリーグ突破の可能性は限りなくゼロになります。

思いもよらず相手に先制されてしまった、あるいは日本が1点リードしていたのに追いつかれてしまったといった状況で、「もう勝ち点3はダメだ」とばかりに選手達が下を向いて、続けざまに追加点を奪われるような試合をしてはいけません。あのオーストラリア戦のように。

たとえ先制されても落ち着いて同点ゴールを奪うために攻撃し、あるいはリードしていて追いつかれてしまった場合でも、動揺してモチベーションを落とすようなことをせず冷静に勝ち越し点を狙いにいき、最悪でも引き分けにしておかなければなりません。

 クロアチアがどういうスタメンで来るかは私には予想できませんが、両サイドからの攻めは要注意です。

右サイドの軽快なスルナのドリブルからのクロスは精度が高いですし、左サイドの重戦車・バビッチは、ゴール前まで突進してきて得点力もあります。

日本が3バックでいくのか4バックでいくのかはわかりませんが、どちらにせよ両サイドへの対策を怠ってはダメです。

日本としては、両サイドからのクロスを100%防ぐのは無理でしょうから、相手のサイドの選手へしっかりプレスをかけて、ボールが奪えなくとも良いですから、相手の体勢を崩してクロスの精度を悪くさせ、日本のDFもゴール前にいるプルショらFWのマークを絶対にずらさない、絶対にフリーでシュートを打たせないことが大切です。

これができれば、そう簡単にはやられないはずです。

もちろん中央からの攻撃も脅威。 トップ下のクラニチャルが2トップやボランチ・両サイドの選手と絡んで、良いパスを出したり自らドリブル突破をしてきます。

福西・中田英・中村・小笠原らのMF各選手でしっかりプレスをかけて、攻撃の目を早いうちにつぶしておく必要があります。

クロアチアの攻撃力は強力ですから、かなり押し込まれる時間もあるかとは思いますが、落ち着いてプレスをかけ続け、ボールが奪えれば一番良いのですが、そうでなくてもプレスをやめず、相手のパスやクロスを不正確なものにしてミスを誘うということが大切です。

 それではボールを奪ってからの攻撃ですが、前回のオーストラリア戦ではパスがまったくと言ってよいほど回りませんでした。

その原因は、中村・中田英・福西のMF三選手の運動量の少なさにありました。 少なくとも日本の中盤にはオーストラリアのプレス・ディフェンスをかわすだけの運動量はありませんでした。

特に中村は運動量が少なすぎで、彼が試合中ほとんどの時間”消えていた”のが、日本の攻撃が機能しなかった最大の原因です。 彼が10番を背負っているのですから当然のことでしょう。

試合中ほとんど消えていても、いいところでちょろっと動いてパスを出し、それで勝てるほどワールドカップは甘くありません。

2002年で悔しい思いをしたはずの中村が、あの程度の動きしかできないはずがありません。

 日本代表は、グラウンダーのパスがまわせるように各選手が的確にポジションを取って、ワンタッチ・ツータッチでどんどんパスを回して日本本来の攻めのリズムを取り戻すことが大事です。

「どこへパスしようかな」と迷ってボールを長い時間持ったり、自陣内でのドリブル突破など、攻めに時間をかけるのは厳禁です。

もちろん、相手のDFは背が高くフィジカルも強いですから、攻めが速いからといって単純なロングボールの放り込みばかりでもいけません。

 あと、オーストラリア戦で感じたのは、日本のクロスの精度が低すぎて、味方の選手がいないところばかりに落としていたこと、あるいは、クロスを相手GKに近すぎるところばかりに落として、ほとんどキャッチされていたことです。

また、味方のFWもクロスに対してどこへ飛び込むのか約束事がまったくないようでした。

クロスは速くて鋭く落ちるボールを、GKが出られそうで出られない、PKのときにボールをセットする場所より1~2m内側をめがけて落とすのが、まずお約束です。

もし相手GKがニアサイドにいれば、そこより数mファーサイド側へ、GKがファーサイドにポジショニングしていれば、逆に数mニアサイド側へ落とすのが基本中の基本です。

クロスに飛び込む選手もこのような”お約束”を頭に入れて、どこへ飛び込むか決めます。

もちろんセオリーどおりでも、クロスを落とす場所に選手がいなければ話にならないので、そこは臨機応変にしなければなりません。

 最後に、たとえ多少角度が狭くても、自分の前に相手GKとゴールマウスしかないのであれば、迷わずシュートすることです。

ゴール前で時間と手数(足数?)をかければかけるほど、相手選手が戻ってきたり、パスミス・トラップミスなどでシュートチャンスは失われます。

よく日本の選手は「自分より確率の高い方へ」と考えて、自らシュートを打たず、ペナルティエリア内の別の選手へパスする方を選ぶことを好みますが、「確率が高い」とは必ずしも言えませんし、非常に消極的な考え方です。

自分でシュートをすれば、ミスがあるとしたらシュートミスしかありませんが、パスを選べば、自分のパスミス・味方のトラップミス・味方のシュートミスと3つの可能性があります。

だからシュートを打てるときに打っておくことが大事なのです。

 あとシュートを打つとき、狙いすぎてワクを外すぐらいなら相手GKに力いっぱいぶつけるような気持ちで強いシュートを打つべきです。

ワクを外れたシュートはそれっきりですが、ワクの中に入っていれば、相手GKに当たってゴールしたり、相手GKがこぼしたボールを味方が押し込んで得点できるかもしれません。

ともかくシュートを打てるときに打っておくこと、それもワクに入れることが重要です。

味方がシュートを打ったらGKがはじくことを予想して、近くにつめることも大切です。

 もしかしたら一生で最後のチャンスかもしれないワールドカップの舞台です。

日本代表の選手の皆さんには自分の力を信じて、失敗を恐れず積極的にプレーして欲しい。

そして、攻撃も守備も、試合終了のホイッスルとともにぶっ倒れるぐらい、全力を尽くして戦ってほしい。

それができれば、結果は自ずからついてくると思います。

  

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