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■マルタ戦を振り返る

 4日にドイツ・デュッセルドルフで行われた、W杯本番前最後の日本代表のテストマッチ・対マルタ戦は、みなさんご存知のとおり1-0で日本の勝利に終わりました。

普段なら遅くとも翌日には記事がアップできるのですが、家を空けていたので昨日ようやく録画した試合を見ることができました。

それではいつものように試合を振り返ってみましょう。

 今回の対戦相手であるマルタと日本の実力差は、東京で試合をすれば3-0ぐらい、バレッタ(マルタの首都)でやれば1-0ぐらいで、日本がH&A両方で勝てる程度の力の差はあると見ていましたが、一部マスコミがFIFAランキングを根拠にして言っていたように、ゴールラッシュで常に5-0・6-0で勝てるような相手ではないと思っていました。

 試合は開始そうそうの2分、左サイドの三都主選手からゴール前中央へ低いクロスが入り、これを玉田選手がボレーシュート!

シュートはマルタの選手の股間を抜け、意表をつかれたGKは1歩も動けず、日本が早々と先制します。

12分の速攻から大黒選手の中央への折り返しは、惜しくも相手選手にクリアされます。

15分に大黒のヘディングシュートはGKにセーブされ、25分の大黒のシュートはポストに嫌われます。

30分前後から、日本の攻めをしのいで自信をつけたマルタの流れになってしまい、ロングボールを中心とするマルタのカウンター攻撃を何度が食らいヒヤっとさせられましたが、事無きを得ました。

 後半がはじまると、日本ペースに戻ります。

2分、右コーナーキックから宮本選手がフリック(頭ですらす)したボールを、フリーの福西選手がヘディングシュートするも、ワクをとらえず。

7分にも、福西がCKから直接ヘディングシュートするもGKのファインセーブに阻まれます。これ以降試合はこう着状態となります。

攻撃がうまくいかないとみたジーコ監督は4バックにシステムを変更しましたが流れは変わらずにタイムアップ。1-0で日本の”辛勝”となりました。

 結果としてはまずまずでしたが、内容はあまり良くありませんでした。

前回のドイツ戦と比べると、日本が引いて守りドイツは押しこんだが苦戦したという展開がそっくり入れ替わり、マルタが引いて守り日本が押しこんだが苦戦したというのが、今回のマルタ戦でした。

前回、「ただ、ドイツがガチガチに守っていてそれを崩してとった2得点とは違うという事は頭に入れておくべきでしょう。」と言いましたが、引いて守る相手を崩すのはたとえ相手が弱いチームでも苦労するものです。

押し上げた相手のウラをつくカウンターから取った1点と、ガチガチに引いた相手から取る1点は違うということです。

 ガチガチに引いた相手から得点するには、カウンターとは別のやり方、それに適した攻め方をしないと苦戦します。

引いて守る相手を崩すのに適した攻め方というのは、ボール保持者を周りの選手が常にサポートして、少ないタッチ数でオートマチックにどんどんパスを回して行き、相手ゴール前にいる味方選手に点であわせるようなクロス・ラストパスを数多く出して、シュート数を出来るだけ増やすというものです。

ちょうど先制点のような三都主のクロスを玉田が点で合わせてボレーシュートを放ったような形、あるいは、アーリークロスからヘッドでシュートを狙うような形をどんどんつくっていく必要があります。

相手は引いて最終ラインのウラにもその前にもスペースがあまりありませんから、ボールを持ちすぎて相手に体を寄せられたり、守備のポジショニング修正をする時間を与えると、得点が難しくなります。

実際マルタ戦でも、日本の各選手のサポートと球離れが遅くて攻撃のリズムを失い、相手をなかなか崩すことが出来ませんでした。

 またラストパスの精度も悪かったため、ボールを支配している割には、決定的なシュートチャンスが少なかったように思います。

ラストパスとして、特にショートの浮き球のパスを多用していましたがこれが雑で、直接相手選手にぶつけてしまったり、ウラへ抜け出した受け手の選手と合わなかったりするシーンが目立ちました。

 守備に関しては、そんなに攻められはしませんでしたが、数少ない相手のカウンターの場面での応対で課題があったかもしれません。

相手はワントップぎみのようでしたが、それだったら相手のトップに中澤選手か坪井選手がつき、数mうしろで宮本がカバーするようにして、あまったセンターバック一枚は、こちらのボランチより一枚多い相手の2列目につくなど、何か工夫が必要です。

 攻守両面にわたってのチームの課題としては、2トップからセンターバックまでの陣形をコンパクトに保つことです。

今回のマルタ戦はちょっと間延びしていたように思われ、それが各選手のサポートの距離を遠くさせて、日本の攻撃のリズムを失わせた原因のひとつとなりました。

 マルタ戦の日本代表は、出来としてはあまりよくありませんでしたが、相手が”格下”でテストマッチという条件だとモチベーションが上がらないのか、どうも日本代表はピリッとしません。

だからあまり心配はしていないのですが、

ワールドカップのアジア予選にしろアジアカップにしろコンフェデにしろ、日本代表はエンジンのかかりが遅く、テンションが低いまま漠然と大会の第1試合に臨んでしまい、苦戦するという特徴が見られます。

昨年のW杯の予行演習ともいうべきコンフェデでも、第1戦のメキシコ戦にボーッとした感じで臨んで日本の目が覚める前にメキシコにやられてしまい、欧州チャンピオンのギリシャに勝ち、ブラジルと引き分けたにもかかわらず、決勝トーナメント進出を逃しました。

これではいけません。W杯は短期決戦であり、本番で同じ事が起こったら挽回は難しくなります。

W杯の本番では、第1戦のオーストラリア戦から全力で立ち向かって、相手から勝ち点3を取らなくてはなりません。

 体調管理とともにモチベーションの管理もしっかりとやって欲しいです。後で後悔しないためにも。




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  2006.6.4  LTUアレナ(デュッセルドルフ)


    日本  1  -  0  マルタ


  玉田 '2


 GK 川口       GK ハベル

 DF 宮本       DF チャンター
    坪井          ウェルマン
   (小野 46)       ディメク
    中澤          アゾパルディ

 MF 駒野       MF バジャダ
    三都主         G・アギウス
   (中田浩 59)     (A・アギウス 81)
    中田英         サミュー
    中村          ペイス
    福西
   (稲本 69)    FW シェンブリ
               (マトックス 64)
 FW 大黒          コーエン
   (巻 69)       (シリア 88)
    玉田
   (小笠原 61)
  

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