■2017年05月

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■イラク戦にのぞむ日本代表メンバー発表!

 例の旭日旗問題について、川崎がアジアサッカー連盟に質問書を送るという話があったんですが、その後続報がないので、何か動きがあるまで「通常業務」に戻ります。

来月7日に東京で行われるシリアとのテストマッチと、13日にイランのテヘランで開催されるW杯アジア3次予選のイラク戦にのぞむ日本代表メンバーが発表されました。以下のとおりです。


GK 川島 永嗣 (メス:フランス)
   東口 順昭 (G大阪)
   中村 航輔 (柏)

DF 吉田 麻也 (サウサンプトン:イングランド)
   酒井 宏樹 (マルセイユ:フランス)
   長友 佑都 (インテルミラノ:イタリア)
   酒井 高徳 (ハンブルガーSV:ドイツ)
   昌子  源 (鹿島)
   槙野 智章 (浦和)
   三浦 弦太 (G大阪)
   宇賀神 友弥(浦和)

MF 山口  蛍 (C大阪)
   今野 泰幸 (G大阪)
   香川 真司 (ドルトムント:ドイツ)
   倉田  秋 (G大阪)
   井手口 陽介(G大阪)
   加藤 恒平 (スタラ・ザゴラ:ブルガリア)
   遠藤  航 (浦和)

FW 久保 裕也 (ヘント:ベルギー)
   大迫 勇也 (ケルン:ドイツ)
   原口 元気 (ヘルタ・ベルリン:ドイツ)
   岡崎 慎司 (レスター:イングランド)
   本田 圭佑 (ACミラン:イタリア)
   浅野 拓磨 (シュツットガルト:ドイツ)
   乾  貴士 (エイバル:スペイン)


 召集メンバー表を見て目をひいたのが、レギュラー・センターバック(CB)だった森重選手の名がないことです。代表でもクラブでも最近彼のプレーが不安定だったので、レギュラー落ちは納得なのですが、控えでさえ呼ばないというのはちょっと意外でした。

おそらく吉田選手とコンビを組むのは昌子選手になりそうですが、槙野・三浦の両選手をふくめて現時点では彼らの方が信頼できるという監督さんの判断なのでしょう。

これまで何度も言ってますが、W杯で世界を相手に戦えそうなのはサウサンプトンの吉田選手くらいで、CBの層の薄さがまったく改善されていません。それは単純に選手がいないということではなくて、W杯2次予選の段階からハリルホジッチ監督の長期的な視野に立ったチームづくりや選手の起用法に問題があるからです。

前回のタイ戦も大差がついて試合が決まった時点で、森重選手の代わりに若い昌子選手あたりを投入してやれば、彼も公式戦で実戦経験が積めたのですが、あまり意味の無い宇佐美選手の投入で交代枠を使い切ってしまいました。実戦で使ってやらなければ若い選手が成長できません。だからいつまでたってもCBの層が薄いままなのです。

そういう意味においても、昌子・三浦の若い選手たちの「伸びしろ」に期待していますし、ロシアで当たる相手のレベルを考えれば、槙野選手もこれから真剣に能力を上げていかないといけません。

長らくハリルジャパンの正GKだった西川選手の名もありませんね。ACLの上海上港戦でオスカルのPK2本を阻止して「少し成長したな」と思っていたのですが、これも現時点では東口・中村両選手の方が上という判断なんでしょう。

続いてMFに目を移しますと、ブルガリアリーグでプレーする加藤選手がうれしい初招集となりました。残念ながら彼の普段のプレーをまったくフォローしていないんですが、ボール奪取力にすぐれており「攻めで良いパスを持っている」という監督さんの話ですので、期待したいと思います。

CBと並んでいま代表で人材不足なのは、守備力があって中盤の底から攻撃も組み立てられるボランチです。前回タイ戦で、ハリル監督のチョイスは山口&酒井高のダブルボランチだったのですが、中盤でボールをまったくキープできず、タイの波状攻撃を浴びて点差以上に苦しい試合になってしまいました。

ハリルジャパンが発足してから、前方への攻めのパスが3本とつながらない情けない試合というのはこのタイ戦に限らず、東アジアカップ2015でもあったことなのですが、そうした事態に陥らないためにも加藤選手にがんばって欲しいです。

当研究所が期待しているヘーレンフェーンの小林祐選手ですが、リーグの後半戦はパフォーマンスが下降気味だったので、つねに代表に呼ばれるように努力を続けて欲しいです。

しかしながら今回召集されたMF陣を見ると、中盤でタメをつくれそうな計算できる選手が見当たらないのは不安材料ですね。

サッカーではボールが1個しかないというのは絶対的真理ですから、こちらがボールをキープしている限り相手は攻めることができません。

本来、相手から猛攻を食らってアップアップのときにボールキープして中盤でタメをつくることで味方に一息つけさせたり、逆にゴールが欲しい時間帯で前方への攻めのパスでチームに攻撃のスイッチを入れるような「ゲームメーク」の仕事にもっとも適しており、しかもこの世代でもっとも潜在能力が高いMFは清武選手だと思うのですが、控えで呼ばれもしないという状況は非常に残念です。なんとか秋から始まる2017-18シーズンから欧州四大リーグの中堅クラブあたりにレンタル移籍できないものでしょうか。

清武選手がいない分、香川選手に試合の流れを的確に読んで「ゲームメーク」する役割を期待しますが、もし出番があるならテクニックに秀でた乾選手にも同じ役割を期待したいですね。

攻撃陣については、ほぼ妥当な人選だと思いますが、原口選手にプレミアへ移籍という噂話が出ています。しかし彼はまだブンデスで何もなしとげていません。絶対に成功できる自信があるというなら引き留めませんが、正しいフォームからシュートを打つことを心掛けることでゴール決定力をあげるとか、個人的にドイツでまだまだやるべきことがあるのではないかと考えています。

また、今回呼ばれなかった宇佐美選手ですが、自分がどうプレーすべきなのか迷走しているように見えます。90分走り切れる持久力や守備力のアップをチームから求められていると思いますが、レギュラーポジションが欲しいからといって攻撃面での自分の長所まで捨て去る必要はありません。自分のストロングポイントはさらに磨きをかけつつ、不足している能力アップに辛抱強く取り組むことです。
アウクスブルクのサッカースタイルは守備的すぎるように思えますので、ブンデス2部も含めて、自分の長所を理解して使ってくれる監督さんのいるクラブへ移籍するのも一つの案ではないでしょうか。

浅野選手も、自分のスピードを生かして相手DFラインのウラでボールを受けてゴールを決めたいというのは見てて痛いほどわかるのですが、それだけではプレーの幅が狭くなってしまいますし、対戦相手も浅野選手の次のプレーを読みやすいので容易に対応することができます。それがリーグ戦終盤でレギュラーポジションを失った原因の一つではないですか。
ですから相手DFの前のスペースで勝負して、直前にいる相手を個の能力ではがしてゴールしたりチャンスメークしたりするような能力を高めていかないと、一番得意とするウラヘ抜けてボールをもらうプレーを相手に読まれて何もやらせてもらえず90分がすぎるだけです。それでは世界で生き残っていくことはできません。以前マシューズフェイントを使ったドリブルで相手を抜くスキルを身につけておくことを課題としてあげたのは、まさにそれが理由です。

 最後に付け加えるなら、負傷選手が出たら速やかに追加招集をかけること。

前回UAE・タイとの二連戦の直前に守備的MFのポジションで負傷者が相次ぎ、すぐに追加招集をかけておくべきと当研究所が指摘したにもかかわらず、ハリル監督がリスクマネジメントを怠った結果、UAE戦での負傷で今野選手まで失ってしまい、次のタイ戦ではボランチに酒井高選手を入れて苦戦するというプロの監督としてあってはならないミスがあったのですから。

当ブログ過去記事

次回は、イラク戦をどう戦うべきかについて述べます。



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■旭日旗問題を考える(その2)

前回のつづき

 アジアサッカー連盟(AFC)の規律委員会が川崎フロンターレに対し、同チームのサポーターが旭日旗をかかげたとして、執行猶予つきで無観客試合1ゲームと罰金15000ドルを科すという予想外の暴挙に出ましたので、予定していた記事の内容を急きょ差し替えてお伝えします。

「旭日」のデザインについては前回も詳述したとおり、太陽はお米(=大切な食べ物)の栽培に欠かせない非常に重要なものであり、日が昇りサンサンと輝くデザインは稲作農耕民であった日本人にとって「ハッピー」の象徴として大昔から好まれてきました。

我が国ではおめでたいイベントを「晴れの舞台」などと言ったりしますが、冷たい長雨が続いたあと空が晴れわたり、稲を成長させてくれる太陽が出ると、日本人はことさら「ああ良かった、ありがたい、めでたい」と感じたことでしょう。

そのため、日の丸や旭日は縁起の良いものとして、政府だけでなく企業のマークなど広く民間でも使われてきた、日本を象徴する普遍的なデザインであり、漁師さんたちが漁船に掲げる大漁旗もその一例です。

大漁旗は、旭日とタイやマグロなどの高価な魚そして「大漁」という威勢の良い大きな文字で構成されるのが定番です。

大漁旗の例その1

大漁旗の例その2 

そもそも大漁旗とは、魚がたくさんとれた漁船が自分の港へ帰る際「大漁のお祝い」のためにかかげるものですが、漁をしていないお正月やお祭りのときにもかかげられました。

その理由は、大漁旗はハッピーなイベントのときにかかげる旗だから、これからハッピーな出来事を起こしたいときに大漁旗をかかげることで自分たちに「勢い」や「景気」をつけ、「大漁というハッピーなイベントが実際に起こりますように」という願いをこめているからです。

漁師さんたちは、別に特定の誰かを差別するために大漁旗をかかげているわけではありません。

同様に、スポーツ観戦において私たち日本人が日の丸や旭日デザインの旗や扇子を振って応援するのは、そうすることで自分が応援している選手なりチームなりに「勢い」や「景気」をつけて、「勝利というハッピーなイベントがこれから起こりますように」という願いをこめているからでしょう。

もちろんそこに、対戦相手への差別とか侮辱などという意味合いはありません。

各種報道を見ましても、ACLの会場で旭日旗をかかげたフロンターレのサポーターには、韓国人への差別みたいな政治的な動機や思想的背景は無かったと聞いています。

やはりフロンターレに勝ってほしいから、チームに勢いや景気をつけるために旭日旗をかかげたのではないでしょうか。

 ところがAFCは、「韓国にルーツを持つ人々の尊厳を害する行為」であり「政治的見解と国籍の両方またはいずれかに関し、侮蔑、差別、中傷的な行為である」と、私たち日本人に対し偏見に満ちた決めつけをしてフロンターレを処分したのです。

いったいどういうメンバーがAFCの規律委員をやっているのかと調べてみたところ...

 AFC規律委員会

委員長   MR. LIM KIA TONG        シンガポール
副委員長 MS. SHEN RUI           中国
副委員長 DR HAMID AL SHAIBANI     イエメン

委員 MS. JOANNE SETRIGHT        オーストラリア
同   MR. ROBERT J. TORRES          グアム
同   MR. ROUZBEH VOSOUGH AHMADI    イラン
同   MR. SYED NAYYAR HASNAIN HAIDER   パキスタン
同   MR. YASSER H. AL MISEHAL      サウジアラビア
同   ENG. TOUFIK SARHAN          シリア
同   MS. NGUYEN THI MY DUNG      ベトナム


副委員長という重要なポストを中国人が務めているという時点で「やっぱりね」と。

フロンターレを訴えた韓国と中国は、歴史問題で日本人の主張にまったく聞き耳を持たないという意味では固いきづなで結ばれた同盟国であり、前回記事でも懸念していたとおり、これでは公平中立に判断を下すべき「裁判官」が「原告」である韓国人の代理人も同然ではないでしょうか。

AFCの規律委員会全体が、この中国人副委員長の主張にひきずられて、他のメンバーも「旭日旗については良くしらないけど、副委員長がそういうんだからそうなんだろう」で、「フロンターレサポの行為は韓国人に対する差別」という決定がなされてしまったのであれば最悪の事態です。

ともかく「被告」とされてしまったフロンターレや日本側の立場にたって弁護してくれるような人は、この中に皆無と見ていいでしょう。これでは公平中立なジャッジなど到底望めません。

日本人の多くが、国連や国際サッカー連盟あるいはAFCのような国際機関は、全ての加盟国にとって常に中立公平だと思い込んでいるフシがありますがそうではありません。

自分たちにとって有利な決定が下されるようにするため利用し、様々な工作を仕掛ける国なんていくらでもあります。よって、今回AFCがフロンターレに下した決定を、私たち日本人が何の疑いもなく「当然だ」と思ってはいけません。

 あと、ACLの会場で旭日旗をかかげたサポーターにフロンターレ側が事情聴取したところ、そのサポーターが「謝罪した」という報道がありました。

そのサポーターに初めから韓国人を差別する意図があったなら話は別ですが、そうではないなら絶対に謝罪すべきではありません。

なぜなら、相手から「お前は私たちを差別した」と言われ、たとえそれがどんなにデタラメであったとしても、自分から謝罪した時点でそれを認めたことになってしまうのが、日本を除く国際社会の常識だからです。

AFC規律委員会も、川崎サポの「謝罪」に影響されている可能性があります。

日本人は「周囲を騒がせた」とか「相手が怒っているから」などといったナゾの理由で、すぐに謝ろうとする世界で唯一の民族ですが、そのせいで世界から「日本人はつねに侵略戦争のチャンスを狙っている邪悪な悪魔」みたいなひどい誤解を受け、さんざん損をしてきました。

今回の事件を含め、自分の行動で世間が大騒ぎをすると怖くなって自分が何か悪いことをしたかのように思えて、つい謝罪したくなってしまうかもしれませんが、そもそも問題ない行為を騒ぎにする方が悪いのであって、相手を差別するような意図が無かったのであれば、絶対に謝罪してはいけません。

国際人権規約でも定められている「推定無罪」の原則のとおり、「訴えられた人」に罪があることを証明しなければならないのは「訴えた側」の方であって、有罪であることが確定するまでは誰も犯罪者として取り扱ってはならないのです。

スポーツ大会の主催者やクラブ関係者に密室に閉じ込められて「差別したと認めないと、絶対に家には帰さないぞ」と自白を強要されても拒否し、国内であればそれは違法な行為ですよと指摘し、外国であれば日本大使館の人を呼んでくれるよう求めるべきです。

 それでは、川崎フロンターレと日本サッカー協会(JFA)は、韓国人を差別したなどという冤罪をどう晴らせば良いのかですが、おそらくAFCの規律委員会は日本側が何を主張しても、
一切聞く耳を持たない状態になっていることが予想されます。

ですから、御面倒でもJFAの田嶋幸三会長がAFC規律委員会のメンバーひとりひとりと個別に会って、理解を求めた方が得策だと思います。

その際、シンガポール人の委員長・イエメン人の副委員長、サウジ・イラン・パキスタン・シリアの各委員など、イスラム教国出身のメンバーに特に的を絞って説得すべきです。理由は後で述べます。


1.フロンターレのサポーターは、チームを応援するために旭日旗をかかげたのであって、差別の意図は無かったと言っていること、必要であればAFCの調査団に当該サポーターへの聞き取り調査の場をもうける用意があること

2.稲作農耕民である日本人にとって作物を実らせてくれる太陽は大切なものの象徴であり、日の丸や旭日(日の出)は政府・民間の区別なく、普遍的に広く好まれてきたデザインであること、漁船が大漁旗や旭日旗をかかげている写真を用意して実例を示しつつ、日の丸や旭日デザインの旗はおめでたいイベントが起こること(漁業では豊漁、スポーツでは応援しているチームの勝利)を願ってかかげられるものであること

3.太陽をデザインした旗が差別や侮辱の象徴と決めつけられるのは、イスラム教国で広く見られる月のマークが「テロの象徴」と決めつけられるのと同じくらい悲しい誤解であり偏見であること
太陽のマークを使用したら相手を差別し侮辱したとして罰せられるという悪しき前例が生まれると、今後イスラム教国の人たちがスポーツで月のマークを使用した場合、テロを支持する政治的なメッセージを発したとして罰せられるような偏見や差別を助長するおそれがあること、

こうしたことをAFC規律委員会のメンバーひとりひとりに訴えて、誤解を解くようにし、シンガポール人の委員長はじめAFC規律委員会多数の意見として、最終的にフロンターレへの処分を撤回してもらったらどうでしょうか。

シンガポールやパキスタン、イランの国旗には月が描かれていますし、サウジのビッグクラブ・アルヒラルのエンブレムも月です。(イラン国旗中央のシンボルは、四つの月と一本の剣で“アッラー”を意味している)

イスラム教国の救急車のマークも、赤十字ではなく赤い三日月であったりと、日本人にとって太陽が大切なシンボルであるのと同様に、イスラム教国の人々にとって月は大切なシンボルです。

「太陽をデザインした旗は、差別や侮辱の象徴」などという主張がいかにひどいこじつけか、イスラム教国の人々なら理解していただけるのではないでしょうか。

前回記事で詳しく述べた通りですが大本をたどれば、2011年アジアカップにおいて、日本人に向って人種差別パフォーマンスをしたキ・ソンヨンが罰を受けたくない一心で苦しまぎれについた嘘が一人歩きし、韓国の新聞・テレビなどがフェイクニュースを盛んに流して国民の反日感情をあおりまくった結果、今のような事態になっているのですから。




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