■2017年02月

■大丈夫?

 今日は「日本代表、大丈夫?」という話題を2つ取り上げたいと思います。

まず最初の話題は、6月7日に味の素スタジアムで行うと日本サッカー協会から発表された代表のテストマッチについてです。

この試合は、同月13日に予定されているイラクとのW杯アジア予選に備えるためのものと位置づけられており、イラクと似たタイプのチームが対戦相手として呼ばれることになるそうです。

肝心の6月のW杯予選はイラクのホーム扱いの試合となりますが、治安面の問題からイラク代表はホームゲームを中立地であるイランのテヘランで戦っていますから、イラクVS日本戦もテヘランで開催される可能性が高いように思います。

(現在サウジとイランとの外交関係が険悪な状態にあり、サウジ代表がイランに入国することが困難であったため、イラクVSサウジはイランではなくマレーシアで開催された)

ですから、6月7日に東京でテストマッチをやって、6日後のイラクとのW杯予選を戦うためにイランのテヘランまで長距離移動をするとなると、日本代表の選手たちが本来なら避けられるはずの疲労を蓄積させて大事なW杯予選に臨むことになり、こちらが余計に不利になってしまう可能性があるように思うのですが大丈夫なんでしょうか?

まだ6月のイラク戦の開催地が正式に決定していないようですが、それが決まった段階でテストマッチの開催地も決めるべきですし、もしイラクVS日本戦がテヘランで行われるようであれば、移動が楽な近場で直前キャンプとテストマッチをやるべきではないでしょうか。

練習環境や治安面を考えれば「カタールのドーハやUAEのドバイが候補地」と言いたいところなんですが、UAEはW杯行きを争う直接のライバルですし、カタール協会が派遣してきた審判団に日本対UAE戦で八百長まがいのジャッジを連発されたばかりですから、どんな妨害をされるかわかりません。今回は除外しておきます。

となると、バーレーンやオマーンあたりになりそうですが、6月のペルシャ湾岸地域は日中の気温が35℃オーバーの灼熱地獄なんですよね。

あるいはテヘランからそう遠くないキプロスやギリシャのアテネで直前キャンプを張るか、さもなくば思い切ってイラン国内にするか。(トルコの治安はここ数年で最悪の状態)

仮想イラクということでサッカースタイルが似ているチームは、シリア・ヨルダン・レバノンの各代表といったところですが、後者二つは6月5日にアジアカップ2019の予選があるため不可能です。

シリアは6月13日にW杯予選をマレーシアで戦いますから可能性はあります。

ただ、長距離移動によって選手にムダな疲労を蓄積させないためにも、W杯予選直前のテストマッチは「誰とやるか」ではなく「どこでやるか」の方がより重要だと思いますので、日本サッカー協会にはベストの開催地を探して欲しいです。

間違っても「協会の金銭的利益」を最優先させて、選手を長距離移動させることのないように。

くれぐれも「国内でのテストマッチであげられる収益」という100円玉を拾うためにしゃがんで、「ロシアW杯出場権」という100万円の札束をお尻のポケットから落すことのないようにお願いします。

 つづいての話題は、セビージャに所属していた清武選手のセレッソ大阪への移籍についてです。

このニュースを見たときは信じられなくて、思わず二度見してしまいましたが、本当に驚きました。

セビージャで出番がなくても清武選手の実力ならブンデスリーガの中堅クラブでレギュラーポジションを獲得することはそう難しいことではないと思われ、高額の移籍金が支払えなくても彼の保有権をセビージャがもったまま他のクラブへレンタル移籍するという手段もあります。

ブンデスで結果を出せば清武選手の保有権をセビージャから買い取りたいというクラブも現れるでしょうし、そのように説得すればセビージャも彼のレンタル移籍を容認してくれるはずです。

ですから清武選手の帰国というニュースには驚きでした。

ただ、セビージャのモンチ・スポーツディレクターが、彼のJリーグ復帰は純粋にサッカーの問題だけが理由ではないと言っていましたので、清武選手の身に何が起こっているのか心配しています。

どういう理由であれ現状、日本代表の10番のポジションに一番近いところにいる選手がJリーグに戻ってきてしまうというのは、日本代表にとってはプラスよりもマイナス面の方が大きいのは否めないと思います。

本来こういうことではいけないんですがJリーグの場合、抜かれることを恐れるあまり、一対一を避けてひたすらズルズル下がる守備のやり方をしているチームがほとんどで、ボール保持者にプレーするスペースや考える時間が多く与えられる楽なリーグになっています。

こういうぬるい環境に日本代表の選手が慣れてしまい、欧州や南米のチームにコンパクトな守備ブロックから厳しいプレスをかけられてスペースも時間も制限されると、ロシアW杯の本番で何もできずに3試合が終わってしまったという結末は一番避けたいのです。

これで思い出すのが2014年W杯です。

ガンバ大阪がJ2に降格したことでブラジルW杯の前年というとても大事な時期に遠藤選手がレベルの低いリーグでのプレーを余儀なくされ、それが彼の衰えというか、サッカー選手としてのレベル低下を早めてしまったように思います。

そのためブラジルW杯では長谷部・山口のダブルボランチで行ったのですが、ザックジャパンのパスサッカーを陰で支えていたのはボランチの位置からピッチを広く見渡してパスを散らしていくヤット選手だったわけで、彼が抜けてしまったことで、ボールを独力で前へ運ぶ能力に欠ける左SHの香川選手までが機能しなくなり、それも日本がブラジルで敗退した要因の一つだったと考えています。

どういう事情があったのか本当のところはわかりませんが、清武選手の帰国と日本代表、ちょっと心配です。

 最後に、鹿島の柴崎選手がスペイン2部のテネリフェへ移籍することが決まりましたが、これは悪くない決断だと思います。

海外リーグで成功できるかどうかは、最低でもその国で2~3年プレーしてみないとわからないというのが当研究所の考え方です。

国内では「ハンパなかった」ケルンの大迫選手もヘルタベルリンの原口選手も、結果が出るまでやはり3年の下積みが必要でしたから。

ですから、2部リーグからのスタートでもいいので自分がプレーしたいと目標にしている国へまず行って、その国の言葉を覚えてピッチ内外の環境にも慣れ、そこから最終的に1部リーグのクラブや欧州四大リーグのビッグクラブへとステップアップしていった方が成功しやすいと思います。

1部のクラブに移籍してレギュラーポジションが獲得できなかったら、2部チームへのレンタル移籍を許可してもらい、引き続き言葉を覚えたり、その国のサッカースタイルに順応する努力をすることによって成功への道が開かれるはずです。

ところが、2部のクラブではプライドが許さないのか、いきなり1部のクラブへ移籍し、結果が出ないと1年ぐらいで日本へ帰ってきてしまう選手がいて本当にもったいないです。

スペイン2部も決して甘いところではありませんが、柴崎選手の成長に期待しています。



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