■2012年10月

■日本代表、ブラジルに互角の打ち合いを挑んで完敗

 ポーランド西部の都市ヴロツワフで行われた、日本代表対ブラジル代表のテストマッチは0-4で日本の完敗に終わりました。

ブラジルはW杯予選を免除されているのでコパアメリカ2011以来公式戦を戦っておらず、現時点での戦力評価が難しかったのですが、コパアメリカぐらいの出来ならば中立地での試合ということもありますし、日本にも十分勝機はあると考えていました。

実際には0-4で日本の敗戦という結果でそれは非常に残念でしたし、ブラジルはコパアメリカの時とはメンツ(パト・ガンソ・ホビーニョなど)が入れ替わり、あの時よりもチームがより熟成されたように感じました。

それでは試合展開をおさらいしておきます。

        ☆        ☆        ☆

 前半立ち上がりは果敢に攻撃に出た日本がやや優勢か。
 
8分、ブラジルゴール前で前を向いた香川から本田へパス、本田は迷わずシュートしますが、GKアウヴェスが押さえます。

フランス戦とは違い、良い試合の入り方をしたかに見えた日本でしたが、バイタルエリアで一瞬のスキをつかれます。

12分、バイタルエリア中央でパスを受けたパウリーニョがシュートコースが空いているのを見てミドルシュート、これがゴール左に決まってブラジル先制。

それでも日本が果敢に同点を狙って攻めましたが、26分、右サイドを突破したアドリアーノのパスを受けたカカがシュート、今野がスライディングで阻止しますがこれがよもやのハンドを取られ、PKをネイマールが決めて0-2。日本にとっては酷な判定でゲームが壊れてしまいます。

27分、ウラヘ抜け出して遠藤のパスを受けた本田が中央へ折り返しますが、香川には通らずブラジルDFにクリアされました。

31分、香川からパスを受けた長谷部が強烈なドリブルシュート、しかしGKがファインセーブ。

34分、ネイマールのドリブルからパスを受けたカカがシュートしますがポスト直撃で救われます。

 後半からメンバーを入れ替えて立て直しを図りたい日本でしたが、立ち上がりから出ばなをくじかれます。

3分、ブラジルのファーサイドを狙ったCKを長友がかぶってしまい、ボールを受けたネイマールがシュート、これが吉田に当たって不運なオウンゴールで0-3。

5分、日本のCKからパスを受けた香川が横へドリブルしながらシュートしますが、惜しくもゴール右。

15分、遠藤・香川とつながってペナルティエリア内でスルーパスを受けた本田が後ろから倒されたように見えましたが、ノーホイッスル。

20分、フッキからのパスを受けたネイマールが中央へ折り返し、ファーサイドに走りこんだラミレスが押し込みましたが、クロスがラインを割っていたと判定されゴールは取り消されます。

31分、吉田のミスパスを受けたブラジルのショートカウンター。パウリーニョ・ネイマール・カカと渡り、最後はカカが冷静にゴールへ流し込んで0-4。

試合は日本の完敗に終わりました。
 
        ☆        ☆        ☆

 前回のフランス戦は試合には勝ったものの、日本は相手をリスペクトしすぎて想像以上に自分たちの力を発揮できませんでした。

今回はその反省にたち、失点のリスクをかけてもピッチを広く使い、こちらからも勇気をもって攻撃をしかけてブラジルに真っ向勝負を挑みました。

その結果は0-4と非常に残念なものでしたが、試合内容はフランス戦より幾分かましだったと思います。

ただアジアレベルでは見逃してくれる自分たちのミスが、世界レベルではあっという間に命取りになるのだということを身をもって感じたのではないでしょうか。

 まずフランス戦でも指摘した攻守のトランジション(切り替え)の遅さ。

この試合で日本は相手と互角に攻めあう展開に持ち込みたかったので、ピッチを広く使って攻撃をしたのですが、ピッチを広く使って攻撃すればするほど、守備のときコンパクトな陣形に戻すのが困難になります。

ですからピッチを広く使って攻撃すればするほど、ボールを奪われた瞬間にコンパクトな守備隊形への素早いトランジションが求められるのですが、日本はそれが遅いためにブラジルの速い攻撃をまともに食らってしまった感があります。

残念ながら今の日本には個の能力だけで広いスペースをカバーして、ブラジルの攻撃を止めるだけの実力はありません。

次にこれまでもW杯予選のエントリーで再三指摘している相手のボールホルダーへの寄せが遅れて、シュートコース・パスコースを簡単に空けてしまうという問題。

日本がブラジルと互角の攻め合いを望んだために、遠藤・長谷部の両ボランチが攻めに重心がかかっていて、バイタルエリアのスペースを空けていたこともありますが、ブラジルの先制点となったパウリーニョのミドルシュートの場面では、ゴールまでそれなりに距離があってパウリーニョの前方で日本のDFが何人も守っていました。

しかしアジアであの距離から打ってゴールになる確率は低くても、ワールドクラスになると十分ゴールになる確率の高いシュートの射程範囲内なわけです。

ポルトガルのC.ロナウドなら、自分の前に2人ぐらい守備がいて、ほとんどシュートコースが見えなくても、無回転のミドルシュートでゴールにブチ込みますよね。

世界レベルでは、アタッキングサードにいる相手ボールホルダーにシュートコースを見せると、パウリーニョのゴールのようにいとも簡単にやられます。

だから当研究所では口を酸っぱくして、たとえ普段のアジアレベルの試合でも相手のボールホルダーをフリーにするな、相手のボールホルダーと自軍ゴールとを結んだ線上に自分が立ち、適切な間合いをとって相手のシュートコースを消すという、正しい習慣を身につけなさいと指摘しています。

これまで「当研究所の指摘は細かすぎる、それぐらいのミスが一つや二つあってもしょうがない」と思われた方もいたかもしれませんが、本田選手や長友選手が目標としている、W杯で準決勝・決勝に行き、それに勝って優勝するということは、そうしたことがごく当たり前にできているということが大前提です。

それをしょうがないであきらめてしまうか、ミスをゼロにできるようベストを尽くすかでワールドクラスの選手なりチームなりになれるかなれないかが決まってくるのではないでしょうか。

 攻撃面では、フランスの攻撃もそうだったのですが、ブラジル人選手一人一人の判断スピードがとても速く、かつ的確でしたね。本当に学ぶべき点が多いです。

フランスとの違いは、ブラジルはゆったりパスを回して相手のスキをうかがう時もあれば、いったん攻撃のスイッチが入ったあと各選手が急激にスピードアップする時もあるといった具合に、攻撃の緩急にメリハリがあること。

そして攻撃のスイッチが入った瞬間に、選手一人一人がどういうプレーを選択すべきかの判断スピードが非常に速くて、相手に守備で対応する時間を与えません。

日本の攻撃の場合、選手一人一人がパスを受けてからルックアップして次のプレーをどうするか考えるケースが多いため、相手がフランスにしてもブラジルにしても、常に相手が守備体勢を整えたあとから攻撃している結果、なかなか良いチャンスがつくれませんでした。

唯一の例外は、フランス戦で香川選手がゴールしたカウンター攻撃。

ですから普段のアジア予選から、攻撃時における日本人選手の判断スピードをもっと速く・正確にすることを求めているわけですが、次のプレーをどうすべきか考える時間とスペースを与えくれるアジアレベルでは通用していた攻撃が、世界レベルでは通用しなくなってしまいます。

現時点の日本の攻撃力からすれば、世界の強豪ががっちりと守っているところを崩してゴールするのは難しいと思われます。相手が守備態勢を整えるまえにシュートまでもっていって攻め切ってしまいたいところです。

 W杯アジア予選でもそうなのですが、最後の最後までパスで崩そうとしすぎるあまり、日本人選手のシュート意識が非常に低いというのも、この欧州遠征で改めて感じました。

アタッキングサードに入ったら常にシュートできないか相手のスキをうかがい、それができないときにパスやドリブルといった選択をするという意識がもっと必要です。

フランス戦でも、ペナルティエリアの境目にいるハーフナー選手や清武選手がシュートコースが十分空いているのに、パスをファーストチョイスにするプレーを繰り返していて、かなり失望しました。

守備側にとって、日本の選手に怖さというものがありません。

パウリーニョの先制ミドルが好例ですが、あの距離から自分の前にDFがいてもお構いなしにゴールに叩き込むシュート能力の有無は、日本人選手が世界から遅れをとっている分野の一つだと思います。

そうした能力を身につけるためにも、まずシュート意識を高めることが重要でしょう。

        ☆        ☆        ☆

 選手個々で特記すべきは、まずトップ下に起用され攻撃の中心として期待された中村選手ですが、フランスやブラジルなどフィジカルでも技術でも勝る相手のなかでは埋没して消えてしまいがちです。もっと個の能力をあげていかないと今後厳しいのではないでしょうか。

清武選手もパスばかりでまったく怖さがありません。プレー選択の判断スピードも遅く、ブラジル守備陣の予測を容易にしていました。ニュルンベルクの不調もこうしたプレーと無関係ではないかもしれません。

途中出場の乾選手でしたが、ミスパスが多くプレーが空回りしていたのが残念でした。

        ☆        ☆        ☆

 あえて互角の勝負をいどんだブラジル戦、0-4という結果は大変残念でしたが、試合内容は何もできなかったフランス戦に比べればいくぶんましだったと思います。

日本のサッカーのどこが世界と通用して、どこが通用しなかったのか、世界トップレベルと自分たちとの距離はどれくらい離れているのかを、選手一人一人が自らの皮膚感覚で感じ取れたはずです。

それが今回の欧州遠征における、ゲームの勝ち負けを超えた貴重な収穫となったのではないでしょうか。

現時点では残念ながら、世界トップレベルを相手に個の能力だけで広いスペースをカバーして守るだけの実力は日本代表にないと思います。

日本が勝負に徹するなら、フランス戦のようにコンパクトな陣形をとり、相手の薄くなった守備をカウンターでついてゴールする堅守速攻型のサッカーをやらないと、世界トップレベルのチームから勝ち星をあげるのは難しいのかもしれません。

今のスターティングメンバーは、世界トップレベルのチームとやるときは、攻撃にバランスが片寄りすぎているようにも思えます。

今回のブラジル戦のように、ボランチが攻め上がって今野・吉田の前方にあるバイタルエリアのスペースを広く空けて、格上の敵にそこから正確なミドルシュートを食らったら、それでゲームが終了になりかねません。

例えば、遠藤選手を外して守備能力の高いダブルボランチにして、6人で守って前の4人で攻めるような新布陣もオプションとして検討する必要がありそうです。

 選手一人一人がクラブに戻り、この遠征で自分に何が足りなかったのか、解決すべき課題を設定してそれを乗り越えるための毎日を過ごして欲しいです

やはりW杯本大会では、フランスやブラジルと五分の打ち合いをして勝ちたいですから。


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2012.10.16 スタディオン・ミエスキ・ヴェ・ヴロツワフ

      日本  0 - 4  ブラジル

              パウリーニョ 12'
              ネイマール(PK)26'
              ネイマール 48'
              カカ 76'


    GK 川島      GK Di.アウヴェス
 
    DF 長友      DF カスタン
       今野         D.ルイス
       吉田         T.シウヴァ
      (栗原 90+)     アドリアーノ
       内田
      (酒井宏 46) MF ラミレス
                  (サンドロ 87)
    MF 遠藤        パウリーニョ
       長谷部       オスカル
      (細貝 62)     (T.ネーヴィス 89)
       香川
       中村      FW カカ
      (乾 46)       (L.モウラ 82)
       清武         ネイマール
      (宮市 90+)     (L.ダミアン 85)
                   フッキ
    FW 本田        (ジュリアーノ 77)




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■日本代表、耐えてフランスから勝利!

 パリ郊外のサンドニで日本代表はフランスとのテストマッチにのぞみ、1-0で勝利しました。

日本とフランスとの力関係はほぼ互角、日本のホームで日本の勝利、アウエーでフランスの勝利と見積もっていましたが、不利なアウエーでフランスに勝利という結果は素晴らしいものでした。ただ試合内容は物足りなかったと思います。

        ☆        ☆        ☆

 まず試合展開を振り返ってみましょう。

前半たちあがりからホームのフランスが猛攻をしかけ、日本の苦しい時間帯が続きます。

4分、フランスのCKからコシールニーが高い打点のヘッド、強いシュートでしたがゴール右へ外れます。

7分、メネスが左サイドを突破してクロス、ベンゼマがヘッドで合わせましたがヒットせず川島がキャッチ。

16分、右サイドから酒井宏のクロスにハーフナーが合わせますが、力なくゴールマウスを外れました。

25分、日本の左サイドを突破したドビュッシーがクロス、ファーサイドにいたベンゼマが胸でワントラップから華麗な足技でシュートしますが、ゴール左へ。

31分、ベンゼマがドリブル突破から吉田のマークを外してシュートしますが、これも危ういところで外れます。

39分、ゴール正面からのフランスのFK,これをベンゼマが蹴りますが川島が右へ横っ飛びファインセーブ!

前半は日本が何もできないまま後半戦へ。

 後半はフランスがベンゼマやドビュッシーら数人をベンチに下げたせいか、日本も徐々に攻撃できるようになります。

10分、素早いリスタートから中村がシュート、GKロリスが前にこぼし、ハーフナーが香川につないでクロスボールをいれますが、残念ながらゴール前に誰もいません。

15分すぎに乾・細貝両選手を投入すると、日本の攻撃のリズムがさらに良くなります。

20分、左サイドから中央へドリブルで切れ込んだ乾のシュートはゴール右へ。

フランスは悪くなった流れを取り戻すため温存していたリベリーを投入。

29分、リベリーが左サイドから酒井・清武の間をドリブルでブチ抜いてシュート、ボールは吉田に当たってコースが変わりましたが川島が良く抑えます。

33分、バルブエナからのボールをジルーがオーバーヘッドキック、そのボールをゴミスがヘッドでゴールしますがオフサイドの判定。

42分、ジルーのシュートを川島がビックセーブ、そのあとCKからのフランスの怒涛の攻撃を防いだ日本がカウンター一閃、今野のドリブルから右サイドの長友へパスし、これを中央へ折り返すと香川が倒れこみながらゴールへ蹴りこみ、日本が値千金のゴール!

2分間のロスタイムをしのいで日本がアウエーでフランスを破り初勝利しました。

        ☆        ☆        ☆

 それでは試合内容を分析しましょう。

フランスに勝利という結果はもちろん素晴らしいものでしたが、試合内容はいまひとつだったと思います。

特にゲームの前半、パリの雰囲気に飲まれたのか日本の選手たちは想像以上に動けませんでしたね。今からそんな状態では困るのですが...。

 守備は、失点こそしなかったものの綱渡り状態。

相手の縦パスを受ける選手へのマークがゆるかったこともあって、かなり自由にパスを回されてしまいました。

そこはきっちり体を密着させて、相手の自由を奪うようにしないといけません。

攻→守の切り替えも遅かったと思います。

日本のゴール前での空中戦は競り負けるシーンが目立ちました。

陣形をコンパクトにして組織的に守れていたので最後の一線は破られませんでしたが、一つ一つのフィジカルコンタクトの戦いに勝つ、というサッカーのベーシックなところからもう一度守備を見直して欲しいです。

 攻撃面では、前線の4人の運動量が少なく、足を止めてボールホルダーが何とかするのを見ているので、ボランチから後ろでボールホルダーがパスの出しどころを探すようなシーンが目立ったのは、この前のイラク戦と同様、大いに問題です。

これでは試合前に香川選手が話していたように、ボールポゼッションをフランスと互角にもっていって相手の守備を崩すのは困難でしょう。

フィニッシュの精度には問題がありましたが、前半日本を押しまくったフランスの攻撃は、学ぶべき点が多いと思います。

日本のサッカー界の場合、味方の攻め上がりを待つ時間をつくる「タメをつくれる選手」は無条件に賞賛される傾向にありますが、味方が攻め上がる時間をつくるということは、敵が守備を整える時間を与えることでもあります。

逆に言えば、タメをつくる必要があるのは味方の攻め上がりのサポートが遅いからと言い換えることができるでしょう。

その点フランスの攻撃は、「タメをつくる」ということはほとんど考慮せず、ボールを奪ったらボールホルダーを素早くサポートしつつ出来るだけ早く最前線にいるベンゼマ・ジルー・メネスの三人にボールをつなぎ、日本が守備態勢を整える前にシュートまで持っていって攻め切ってしまうので、プレスがかけずらくて止めたくても止められない、脅威的な攻撃でした。

選手ひとりひとりのプレーの選択(シュートかパスかドリブルか)の判断スピードも速かったですね。

世界に追いつき追い越すためには、日本の選手はプレーの判断スピードをもっともっと上げる必要があります。

        ☆        ☆        ☆

 選手個々で特筆すべきはまず川島選手。またしてもビッグセーブ連発で、それがなければ日本の勝利はありえませんでした。欧州四大リーグのスカウトの皆さん、良い選手だと思うのですがどうでしょうか?

香川選手は左サイドハーフのポジションではあまり活躍できませんでしたが、トップ下・ワントップとポジションを変えるうちに動きが良くなってきましたね。合わせるのが難しいクロスだったと思いますがナイスゴールでした。

今野選手はバックラインに安定感を与え、この試合唯一のゴールシーンではカウンターの基点になる活躍。

長友選手も好アシストから値千金のゴールを演出。ただミスパス・ミスプレーも多く功罪相半ばといったところ。

逆にハーフナー選手は、ポストプレーヤーとしてボールが収まらず、パスミスも目立ちました。

長谷部選手は、ゴール前での空中戦で競り負けるシーンが多かったのが残念でした。

        ☆        ☆        ☆

 欧州遠征の初戦となったフランス戦は相手の猛攻を耐えに耐えて、カウンターからの一撃でフランスを沈めました。

厳しいアウエーでフランスに勝利という結果は素晴らしいものでしたが、あくまでもテストマッチ。フランスもベンゼマとリベリーを同時先発させずエブラもいませんでしたから、この試合に勝ったからといって「だから日本がフランスより上」とは言えませんし、内容的にも攻守ともにまだまだ課題が多かったと思います。

当研究所では、左サイドハーフで力を発揮できない香川選手がトップ下の本田選手と共存できるポジションとしてワントップを提案しましたが、ワントップの香川選手が長友選手のアシストで得点する形をつくることができて、少しだけ光明が見えてきたのではないでしょうか。

前線に高さがないという弱点はありますが、トップ下に本田・左サイドに乾、ワントップ香川の配置で機能するかどうか、個人的にはしばらく試してみたい気がします。 

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     2012.10.13 スタッド・ド・フランス(サンドニ)

       フランス  0 - 1  日本

                   香川 88’


     GK ロリス         GK 川島

     DF クリシー       DF 酒井宏
        コシールニー      (内田 86)
        サコ            今野
        ドビュッシー        吉田
       (ジャレ 46)        長友

     MF シソコ        MF 遠藤
        マテュイディ        長谷部
       (シャントーム 46)    (細貝 62)
       (ゴミス 74)         清武
        カプエ            中村
       (ゴナロン 68)       (乾 62)
                       香川
     FW ベンゼマ
       (バルブエナ 46) FW ハーフナー
        ジルー          (高橋 86)
        メネス
       (リベリー 68)




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■日本代表、欧州遠征のメンバー発表

 今月行われる欧州遠征(11日VSフランス 16日VSブラジル)に召集された日本代表メンバーが発表されました。


GK 川島 永嗣 (リエージュ:ベルギー)
   西川 周作 (広島)
   権田 修一 (F東京)

DF 吉田 麻也 (サザンプトン:イングランド)
   今野 泰幸 (G大阪)
   長友 佑都 (インテルミラノ:イタリア)
   内田 篤人 (シャルケ:ドイツ)
   栗原 勇蔵 (横浜M)
   駒野 友一 (磐田)
   伊野波 雅彦(神戸)
   酒井 宏樹 (ハノーファー:ドイツ)

MF 本田 圭佑 (CSKAモスクワ:ロシア)
   遠藤 保仁 (G大阪)
   長谷部 誠 (ボルフスブルグ:ドイツ)
   細貝  萌 (レバークーゼン:ドイツ)
   中村 憲剛 (川崎)
   高橋 秀人 (F東京)

FW 香川 真司 (マンチェスターU:イングランド)
   前田 遼一 (磐田)
   清武 弘嗣 (ニュルンベルク:ドイツ)
   ハーフナー・マイク(フィテッセ:オランダ)
   宮市  亮 (ウィガン:イングランド)
   乾  貴士 (フランクフルト:ドイツ)


 欧州遠征に召集されたメンバーでは、今野・内田・栗原の各選手などW杯予選において警告の累積で出場できなかった選手たちが帰ってきました。残念ながら岡崎選手がリーグ戦の負傷で招集が見送られ、宮市選手やクラブで好調な乾選手が久しぶりに呼ばれています。

日本がW杯予選のヨルダン戦(@埼玉 6-0)のクオリティーを再び見せられれば、相手がフランスやブラジルでも良い試合ができるのではないかと期待しています。

もちろんそれを意識しすぎるのもいけないのですが、この二試合はそれなりに注目が集まると思いますので、特に本田選手は欧州四大リーグへ移籍する一つのチャンスとなるのではないでしょうか。

良いパフォーマンスを見せることができて、ビッグクラブに移籍してレギュラーを獲得できるのがベストですが、中堅どころや地方クラブであってもオファーがあるなら、まず四大リーグに移籍することが重要だと思います。

ビッグクラブと同じリーグでプレーしていれば、自分のプレーへの注目度が一挙に高まりますからね。

 さて、マンチェスターUの香川選手ですが、ようやく彼らしいゴールが一発出たのではないでしょうか。一歩一歩着実にコーチ陣やチームメイト、サポーターからの信頼を獲得していって欲しいと思います。

それにしてもユナイテッドのザル守備はどうにかならないのでしょうか。

ユナイテッドの4バックに守備組織というものがほとんど感じられず、各DFの個の能力だけで守ろうとして失点を重ねているように見えます。

こんな状態ですから、「攻撃陣がいったい何点取れば試合に勝てるの?」といったゲームばかりですね。そのあたり名伯楽のサー・ファーガソンはどう考えているのでしょうか。

 最後に、今のJリーグを見ていると、各クラブは攻撃に片寄りすぎていて、日本人センターバックの育成が本当におろそかになっています。

ディフェンダーの育成をしていないわけではないのですが、攻撃参加が期待されるサイドバックのポジションに強化が片寄りすぎていて、センターバックのポジションには30歳ぐらいのベテランとユースから上がってきたばかりで経験がない超若手に二極分化していて、「しょうがないからセンターバックは外国人を獲得してくればいいや」みたいなチーム構成になっているクラブが多いのではないでしょうか。

それは、欧州で活躍している日本人DFは圧倒的にサイドバックが多いことにも反映されています。

Jリーグのクラブは守備力が弱いのでカウンター攻撃にもろく、ACLでほとんど勝てなくなりました。

早く手を打たないと、Jの各クラブや代表が国際舞台において、「攻撃陣がいったい何点取れば試合に勝てるの?」みたいな危機的な状況を招きかねません。



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