■2012年03月

■W杯アジア最終予選組合わせ決定!(その2)

 前回の続き。

今日は最終予選の日程を見てみましょう。


2012.6.3  ヨルダン対イラク
       日本対オマーン
2012.6.8  オマーン対オーストラリア
       日本対ヨルダン
2012.6.12 オーストラリア対日本
       イラク対オマーン
2012.9.11 日本対イラク
       ヨルダン対オーストラリア
2012.10.16 オマーン対ヨルダン
       イラク対オーストラリア
2012.11.14 イラク対ヨルダン
        オマーン対日本
2013.3.26 オーストラリア対オマーン
       ヨルダン対日本
2013.6.4  日本対オーストラリア
       オマーン対イラク
2013.6.11 イラク対日本
       オーストラリア対ヨルダン
2013.6.18 ヨルダン対オマーン
       オーストラリア対イラク


日程をざっと見てみますと、5チームによるリーグ戦なので毎節1チームが必ずお休みになりますが、来年6月にブラジルで開催されるコンフェデレーションズカップに出場する関係なのでしょうが、日本は本来の第2シードの日程ではなく、ホームゲームが前半に多く組まれ、最終節を残して全日程が終了してしまう予定になっています。

ここからもお分かりのように、「2位でもいけるんだから」と余裕を持ってのスロースタートではなく、開幕から全力でのスタートダッシュが是が非でも必要とされる日程です。

6月のホームでのオマーン・ヨルダンとの2連戦とアウェーのオーストラリア戦、もちろん3連勝が理想ですが、2勝1分・勝ち点7をもぎ取れれば合格。

9月のイラク戦もホームで勝ち点3を勝ち取らなければなりません。

ゴールしなければ試合に勝てないのですから、ウズベキスタン戦での猛反省を踏まえて、スキあらばシュートしてゴールを狙う、狩りをする肉食獣のような研ぎ澄まされた感覚がすべての選手に求められます。

 ただし、思いどおりにならないことに焦って、相手に勝ち点3を与えてしまうのは禁物。

ザッケローニ監督がいつも言っているように、あくまでも攻守のバランスが重要です。

相手が攻める時間帯は、守備への切り替えを早くして、コンパクトな4-4のブロックをつくり相手に自由を与えないようにプレッシャーをかけて、しっかり辛抱して失点ゼロに抑えること。

2010年にアルゼンチンに勝ったころはそれが良くできていたのに、最近は全然ダメです。

ウズベキスタン戦のように、攻撃組と守備組でチームが分裂してしまうと、カウンターから簡単に失点というふうになりかねません。

守備が固くないと安定した成績は残せません。

 残念なことに最終予選スタートまで代表戦は組まれない予定になっています。

日本代表がW杯予選を突破するためには、6月までの選手の過ごし方がとても重要になるでしょう。

海外組には、ザッケローニ監督から解決しておくべき課題を書いたメール(フィジカルコンタクトに強くなること等)を送り、国内組と一緒に共通理解を持って普段のリーグ戦で解決しておくとか、

リーグ戦の合間に海外組にデュッセルドルフあたりに集合してもらって、そこにザッケローニ監督も合流して、課題をクリアするための指導をしてもらったり練習試合を組んだりといった工夫も、必要かもしれません。

本番スタートまで残された時間は少ないです。

貴重な時間を最大限有効に使い、なんとしてもブラジルW杯予選突破を勝ちとって欲しいと思います。




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■W杯アジア最終予選組合わせ決定!(その1)

 予想された通り、日本代表がアジア3次予選のウズベキスタン戦を落としたために、アジア第2シードに転落するという事態になってしまいました。

2010年W杯予選は、06年W杯本大会の成績によってシード国が決定されました。

それで行けば、南アフリカW杯でアジア最高の成績を残した日本が文句なく第一シードになるはずだったのです。

ところが今回突如、3月のFIFAランキングによってシード国を決めるというふうに変更され、先のウズベキスタン戦には、どこの国の政治力が働いたか知りませんが日本に悪意をもった判定を繰り返す審判団が送られてきて、日本代表自身も自滅する形で試合を落として第一シードから転落。

「合わせ技一本」で、なんとしてでも日本を第一シードから引きずり降ろしたいという国の思惑に、まんまとハメられてしまいました。

別の組でも、バーレーン10-0インドネシアという試合にFIFAの八百長疑惑調査が入ることが決定しましたが、アジアサッカー界のウミを徹底的に出しきって欲しいものです。

 さて気を取り直して、本日クアラルンプールで2014W杯アジア最終予選の組み合わせ抽選が行われ、日本はB組に入りました。

上位2カ国が本大会出場決定。3位チームはA組3位と戦い、それに勝てば南米5位との大陸間プレーオフに進出、南米5位に勝利すれば本大会出場です。


B組 日本 オーストラリア イラク ヨルダン オマーン


最終予選まで来ると対戦相手のツブはそろっていて、楽に勝てる相手というのはいません。

オーストラリアは、ご存知2011アジアカップ準優勝チームであり、フィジカルの強さを生かしてロングボールを放りこんでくるイングランドスタイルのチーム。

最近のイラクは見ていませんが、フィジカルの強さとテクニックを兼ね備え、組織的につないでくる中東では異色のサッカーをするイメージがあります。

ヨルダンは2011アジアカップで対戦しましたが、その時はフィジカルとスピードを生かして、縦に速いサッカーをしてくるチームでした。

オマーンは前回W杯アジア3次予選で対戦しましたが、フィジカルの強さと柔らかいテクニックをベースとした、守備を固めてカウンターというチームでしたね。今3次予選ではホームでオーストラリアに1-0で勝利しています。

 もちろん日本代表が狙うべきは、全力を出しきっての首位通過です。

ブラジルで好成績を残すためにも、より高いレベルのサッカーを自らに課して欲しいですね。

次回アップする記事の、予選日程のところでもお話しますが、「2位でも通過できるんだから」と変に余裕を持つと、足元をすくわれかねません。

相手をナメず、かといって失敗を恐れてビビることなく、勇気を持って目の前のワンプレー・1試合に自分の実力を出しきること。

選手全員がそのことに集中できさえすれば、日本代表はブラジルW杯に行けます。

つづきます。




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■日本代表、ウズベキスタンに苦杯

 2014W杯アジア3次予選の締めくくりとなるウズベキスタン戦が豊田で行われ、日本代表は0-1と敗れました。

 対戦相手のウズベキスタンは、主力選手数人が前試合でわざと警告をもらって最終予選への累積警告持ち越しを無くそうとした事をFIFAにとがめられ、2試合の出場停止処分を受けています。

よって今回来日したメンバーは国内と中東でプレーする若手が多いチーム。

ホームでもアウェーでも日本が勝利できるだけの実力差があると評価していましたが、ホームで日本の敗戦というのは決してあってはならない結果でしたし、試合内容も悪かったです。

        ☆        ☆        ☆

 まずは試合経過を振りかえります。

立ちあがりは、組織的でハードなプレスをかけてきたウズベキスタンがやや優勢の展開。

日本は、思うようにパスが回らないことに焦ったのかパスミスが多く、リズムをつかめません。

それでも徐々にチャンスを作りだせるようになりました。

16分、香川がドリブルで持ちあがって右サイドへパス、ウラへ抜け出したハーフナーが中央へ折り返すが、相手にクリアされます。

22分、香川からのスルーパスを受けた岡崎がトラップで相手をかわしシュート!惜しくもゴール左上を叩いたボールがはね返りますがハーフナーは触れず。

28分、左サイドからゴール前へドリブルで切れこんだ長友がゴール前へシュート性のラストパス、ハーフナーがスライディングしたが合いませんでした。

44分左CK、遠藤のキックに吉田が飛びこむが、肩に当たってしまいボールはクロスバーの上へ。

 後半も厳しいプレスをかけハードワークしてくるウズベキスタンが優勢な展開。

後半9分、右サイドを突破されハサノフのクロスをナシモフがヘッド、川島がよく足に当てましたがこぼれたボールをシャドリンが決めてウズベキスタンが先制。

ゲームの流れを失った日本はなかなか攻撃の糸口がつかめません。

ようやく27分、ゴール前での混戦から乾→岡崎→李とつないで香川がシュートしますが、倒れこんだ相手選手にブロックされました。

この後、35分すぎからパッタリと足が止まり自陣へ戻れなくなった日本に対してウズベキスタンが再三のカウンターアタック。

相手のシュート精度の低さに助けられ追加点こそ奪われませんでしたが、このままホイッスル。

ホームの日本が相手に勝点3を献上してしまいました。

        ☆        ☆        ☆

 いつものように試合内容の分析です。まず攻撃から。

この試合、ウズベキスタンも最終予選突破が決まっていたものの、本気モードでよく連動した組織的で厳しいプレスをガチガチかけてきました。

それに対して日本の選手はパスが回らないことに焦ったのか、パスミスがとても多かったですね。

そもそもパスを引き出すための運動量が少なく、立ち止まって味方のボールホルダーを見ている選手が多かったので、初めから無理筋のパスを出してはボールを失っていました。

こういう場合、相手のプレスの動きよりこちらが多く動いてポジションを修正していかなければ、パスは回っていきません。

相手のプレスがきつくパスが回らないときも、90分間強いプレスをかけ続けられるチームというのはまずありませんから、焦らず辛抱強く長短のパスで相手を走らせて、相手のスタミナを消耗させるような大人のサッカーができるようにならないといけません。

 バイタルエリアに入ってからの課題は、ここ数試合ずっと言い続けていることですが、最後の最後までパスで崩すことにこだわりすぎて、シュートへの意識が低いこと。

ペナルティエリア周辺で前を向いたら、自分のシュートでゴールを決めるという強い意志を全ての選手に持ってもらいたいです。

敵陣内で時間をかければかけるほど相手は戻っていき、シュートが困難になります。

70%のゴールチャンスが来たのにシュートせず、「もうちょっと手数をかければ100%のチャンスになるんじゃないか」と考え、ペナの中でパスを選択しているうちに相手がポジションを修正してしまい、いざシュートを決断した時にはゴールチャンスが30%に下がってしまいシュートが防がれる、今の日本はそんな感じです。

 次に守備面ですが、前半はコンパクトなブロックをつくって組織的なプレスをかけることができていましたが、後半になるとチーム陣形がバラけてしまって、相手の攻撃にとても脆弱な状態になってしまいました。

特に失点の場面ですが、攻守のトランジション(切り替え)がとても遅く、5人ぐらいしかゴール前へ戻ってきていなかったので、あれではやられるのが当り前。

日本の選手たちに体力面で問題があったのか、「俺たちアジアチャンピオンだから戻って守備しなくても大丈夫」という油断があるのか、トランジションの遅さも3次予選でずっと指摘している修正点ですが、なかなか改善されませんね。

こぼれ球への反応も日本の選手は常に相手に一歩遅れ、「必ずマイボールにする」という研ぎ澄まされた感覚がありません。

相手は公式戦モードで100%ファイトしてきたのに、こちらはフレンドリーマッチ・モードで行ってしまったのかは分かりませんが、相手とのフィジカルコンタクトもほとんど劣勢で、こちらが体を寄せてもウズベキスタンはボールをキープでき、逆に相手にガチガチこられると、バランスを失ってボールを奪われてしまいました。

日本サッカー界も世界一流のコーチを招聘し、相手に当たられてもバランスもボールも失わず、逆にこちらがボールを奪えるような体の使い方の習得、選手の体づくりに抜本的に取り組まないと、この先厳しいと思います。

せめてフィジカルコンタクトの能力で世界平均まで持っていければ、より技術の高さが生きるように思うのですが。

 選手個々で特記すべきは、まず香川選手。

攻めの中心としてプレーしましたが、以前よりパス能力が上がったのはよいのですが、シュートへの意識が低すぎたのがとても残念。

ドルトムントでやっているように、バイタルエリアで前を向けたらもっと自信をもってシュートを打つべきでしょう。

年齢に関係なく「自分のゴールでチームを勝利に導いてやる」というリーダーシップが欲しいですし、シュートが打てるのに始めからパスに“決め打ち”しているようなプレーが多かったように思います。

藤本選手はバイタルエリアでフリーでパスを受けたのに、トラップミスからチャンスをつぶしていたのがもったいないです。

ハーフナー選手はこういう時こそ、フィジカルの強さを生かして前線でボールをキープし、周りで動く選手を助けるようなプレーをもっとがんばって欲しい。

乾選手は、フィジカルの強い相手にあまり機能せず。香川選手とプレースタイルがかぶっていたかもしれません。

後半投入の李選手もゲームに入れずほとんど消えていました。

 監督の采配面では、長友選手の交代で攻撃のカードを一枚失ったのは不運でしたが、既に行き詰まっている戦局の打開策として、香川選手と似たタイプの乾選手投入はどうだったでしょうか。

香川選手らと一緒にパス・パスで煮詰まっちゃった感じがしました。

むしろ体が大きくてフィジカル能力があり、スピードに乗ったドリブル突破からシュートが打てる宮市選手のような、違うタイプの選手を入れたほうが攻撃に変化が与えられたように思います。

孫子の兵法でしたか、「兵は拙速を尊ぶ」と言いますが、戦術理解が完璧でないから宮市選手を使わないというのは、いささか消極的な理由だったのではないでしょうか。

 ウズベキスタンが相手となった3次予選の最終戦は、あってはならない敗戦という結果となりました。試合内容も攻守にわたってよくありませんでした。

日本の最終予選突破は決まっていますが、目標であった第一シード獲得が可能かどうかは不透明です。

これで6月の最終予選まで皆で一緒にトレーニングや練習試合をする時間がないというのは、かなり懸念される事態です。

 最後にこの試合のレフェリー団ですが、接触すれば95%こちらのファール、ドリブルする長谷部選手が手で引っ張られてもそれを見逃し、後半45分の日本の決定機はオフサイドで取り消し、時間を浪費するようにロスタイムのCKはなかなか笛を吹かないなど、ハッキリと日本に対する“悪意”を感じました。

おそらくアジア最終予選の組み合わせ抽選で利益を得るであろう国の政治力(つまりイカサマ)が働いていたのだと推測しますが、それをものともせず勝つぐらいの強さを日本代表には見せて欲しかった。

それにつけてもおんなじようなことが2010W杯予選、横浜でのカタール戦(あの時はマレーシア人審判でした)でもありましたし、情けないですね。

他のサッカー強豪国のホームで、あからさまなアウェーチームびいきのレフェリングやったら、スタジアム全体から殺気が向けられることでしょう。

日本のホームゲームにそういう審判団がアジアサッカー連盟(AFC)から平気で送りこまれてくるということは、それだけ日本サッカー協会(JFA)が非力でナメられているということです。

ピョンヤンであそこまでひどいことされて、JFAが北朝鮮サッカー協会とFIFAに送ったのが「意見書」ですよ。

で「日本はそういう意見なんですね」でFIFAに軽く流されて終わり。

JFAの皆さんはキ×タ×をカーチャンのお腹の中に忘れてきましたか?
「抗議文」の間違いではないでしょうか?

別にインチキでPKもらえるような力を持てと言っているわけではありません。

せめて日本のホームゲームには公平中立なレフェリーがAFCから送られてくるように、JFAに政治・外交力をつけて欲しいのです。

たぶん欧州でプレーしている選手たちは同意してくれると思いますが、私は以前アメリカ人やインド人の同僚と仕事して身に染みて感じたことがあります。

それは、国際社会において自分がおかしいと思ったことはどんどん主張して戦わないと、大切なものは何も守れないということです。

アメリカではこう言います。

No guts, No glory.

(ノーガッツ・ノーグローリー=度胸なくして栄光なし)

語学力も重要ですけどそれが国際社会で生き抜くための最低限のスキルであって、サッカーに限らずそれを身につけているのがこれからの日本に求められる人材です。

草食系だか知りませんがビクビクしながら場の空気読んで「相手に嫌われるようなことは言わないでおこう」なんてやっていても、「気配りができる人」として尊敬されるのは国内だけ。

国際社会ではアホ扱いされて、周りに都合良く利用されるだけです。

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       2012.2.29 豊田スタジアム

     日本  0 - 1  ウズベキスタン

              シャドリン '53


     GK 川島     GK ネステロフ

     DF 長友     DF イノモフ
       (駒野 84)     イスマイロフ
        今野        フィリポシャン
        吉田        アンドレーエフ
        内田       (ラフマトゥラエフ 58)

     MF 遠藤     MF ハイダロフ
        長谷部       カパーゼ
        岡崎        マグデーエフ
        香川       (キリチェフ 83)
        藤本        ハサノフ
       (乾 60)
                FW ナシモフ
     FW ハーフナー    シャドリン
       (李 66)      (サロモフ 65)




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