■2012年02月

■ウズベキスタン戦にのぞむ日本代表メンバー発表

 今月29日に開催されるW杯アジア3次予選、ウズベキスタンとの最終戦にのぞむ日本代表が発表されました。

以下のとおりです。


GK 川島 永嗣(リールス:ベルギー)
  西川 周作(広島)
  山本 海人(清水)

DF 今野 泰幸(G大阪)
  吉田 麻也(VVV:オランダ)
  長友 佑都(インテルミラノ:イタリア)
  駒野 友一(磐田)
  内田 篤人(シャルケ:ドイツ)
  栗原 勇蔵(横浜M)
  伊野波 雅彦(神戸)
  槙野 智章(浦和)

MF 遠藤 保仁(G大阪)
  長谷部 誠(ヴォルフスブルグ:ドイツ)
  中村 憲剛(川崎)
  細貝  萌(アウグスブルグ:ドイツ)
  柏木 陽介(浦和)
  増田 誓志(鹿島)

FW 岡崎 慎司(シュツットガルト:ドイツ)
  ハーフナー(フィテッセ:オランダ)
  李  忠成(サウザンプトン:イングランド)
  藤本 淳吾(名古屋)
  乾  貴士(ボーフム:ドイツ)
  宮市  亮(ボルトン:イングランド)

 今回は海外組の召集がOKとなり、アイスランド戦とはまたガラッと顔ぶれが変わりました。

注目はやはりボルトン・ワンダラーズにレンタル移籍中の宮市選手でしょう。

フェイエノールト時代はドリブル突破オンリーのプレースタイルでしたが、今はドリブルで抜いた後、シュートへの意識が各段に高まっているところに成長がうかがえます。

世界で通用する本格的なウインガータイプの選手がはじめて日本に誕生する可能性が生まれたので、本当に楽しみですね。

もしそうなれば今代表が使っている4-2-3-1、あるいは4-3-3といったシステムの良さがもっと引き出されるはずです。

乾選手も久々の召集ですが、ドイツへ行ってどれくらい大人のフットボーラーへと成長したか、興味があります。

今回呼ばれていませんが、柏の酒井宏樹選手は代表でじっくり育てて欲しいプレーヤーです。

サイドバックとしても有望ですが、センターバックとして十分通用するフィジカル能力が魅力。

センターバックに求められるスキルをみっちり仕込めば、今野・吉田両選手に不測の事態があったとき備えることができますし、試合状況に応じてセンターでもサイドでもポジションを変えられれば、戦術オプションがそれだけ広がりますから、酒井選手は貴重な人材となるでしょう。

 ウズベキスタンとは最終予選で再び当たる可能性がありますし、日本が第一シードを取るためにも、ここでしっかり叩いて、相手に恐怖感を植えつけておきたいところです。




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■日本代表2012、アイスランドに勝利でスタート

 日本代表の2012年スタートを告げるアイスランドとのテストマッチが行われ、日本が3-1で勝利しました。

 対戦相手のアイスランドは、AEKアテネでプレーするグジョンセンら主力を欠く若い選手が多いチームでした。ユーロ2012予選に敗退し、2014W杯出場を目指す次のチームづくりが始まったのだと思いますが、どちらにせよホームでもアウェーでも日本が勝利できるだけの実力差があると考えていました。

それを踏まえると3-1で勝利という結果は順当でしたし、試合内容のほうもオフ明けにしてはまずまず良かったと思います。

        ☆         ☆         ☆ 

 経過を振り返ってみましょう。

立ちあがりはホームの日本ペース。

2分、左サイドを果敢に突破した槙野がセンタリング、これを前田がヘッドで決めて日本が早くも先制。

11分、こんどは右の駒野がサイドを突破しクロス、誰かが触れば1点でしたが相手DFが必死のクリア。

キックオフ早々の先制点にゴールラッシュの期待を抱かせましたが、前半の中盤からペースダウンし、アイスランドが攻撃する時間が増えます。

21分、右サイドへ展開してからスマーラソンがクロス、中央でソルバルドソンが合わせますが、栗原が背後から良くついていてシュートの勢いを殺し、GK西川がキャッチ。

33分、スマーラソンのFKから日本のゴール前でヘッドの競り合い、ビルヒャルムソンに当たったボールは力なく西川が押さえます。

34分、右サイドにいた藤本が中央へ切れ込みながらミドルシュート!GKがファインセーブ。

 後半はロッカールームでカツが入ったのか再び日本が攻勢に出ます。

8分、後半から投入の中村が右サイドにいた藤本に絶妙のミドルパス、GKと1対1になった藤本が冷静に決めて2-0。

21分、CKからスマーラソンがクロス、これを西川が相手と交錯しながらナイスセーブ。

34分、日本のFKから中村が蹴ったボールを槙野が倒れこみながらキック、相手に当たってこぼれたボールをプッシュして3-0。

ロスタイム、相手のロングボールにペナルティエリア内で競った槙野がファールをとられPK献上、これをスマーラソンが決めて1点返されます。

しかしゲームの大勢に影響なくタイムアップとなりました。

        ☆         ☆         ☆

 それでは内容を分析しましょう。まず攻撃面から。

オフ明けであることや新メンバーが多数召集されたことから、まだチーム組織がバラバラかなと思っていたんですが、予想より連携がとれていました。

小さなパスミスはあったものの、選手がよく動いてまずまずパスが回っていたと思います。

特に良かった点は、パスを受ける時に選手のボディシェイプが適切であったことです。

日本の選手にありがちなのは、フリーなのにゴールに背を向けてパスを受け、そのまま意味のないバックパスをすること。

しかしこの試合、選手みんなが前方への視界を確保するため半身になってボールを受けるということができていたため、縦へのパスやドリブルがスムーズにできていました。

問題点は、オフ明けの選手にありがちなことですが、シュート意識が低かったこと。

先制した後、パスを回すばかりで球離れが悪くなり、シュートが影をひそめてしまいました。
それによって前半の中盤以降、相手のリズムになってしまいましたね。

このあたりは次の試合までに修正して欲しいと思います。

 次に守備面ですが、こちらはあまりよくなかったです。

これもオフ明けの選手にありがちなのですが、空中戦で相手選手との体のぶつかり合いに遅れがちになる、こぼれ球への反応がにぶい、といった場面が目立ちました。

フリーでドリブルしてくる相手選手へのプレスも弱かったですね。

それでもトータルとして、オフ明けのテストマッチとしてはまずまずの内容だったように思います。

 最後に特筆すべき個々の選手では、まず藤本選手が攻撃の中心として良く機能していました。シュート力が大幅にアップした点に成長が見られました。 

前田選手のヘッドからのゴールも良かったですし、駒野選手の攻め上がりも有効でした。

1ゴール1アシストの槙野選手も大活躍だったのですが、ペナルティエリア内で余計なファールから失点したのは困ったものです。あれでせっかくのゴールが台無しに。

DFの本分は守備ですから、どの試合もまず失点ゼロに抑えられるかどうかでそのDFの評価が決まってきます。

中村選手も好パス連発でした。

 2012年のスタートとなったテストマッチ、勝利という結果も良かったですし、内容もまずまず評価できます。

今年はブラジルW杯アジア最終予選がある勝負の年。

今年も日本代表が素晴らしいサッカーを披露してくれることを期待します。

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      2012.2.24 大阪市長居陸上競技場

     日本   3 - 1  アイスランド


     前田 '2      スマーラソン(PK)'90+
     藤本 '53
     槙野 '79

 

    GK 西川      GK ハールドソン
                  (グンレイフソン 46)
    DF 槙野
       今野      DF クリスチャンソン
      (森脇 82)     (フリズゲイルソン 46)
       栗原         ヨナソン
      (近藤 76)      ヨンソン
       駒野         アザルスティンソン
      (伊野波 64)
                MF スマーラソン
    MF 遠藤         シグルドソン
       増田        (スクーラソン 68)  
       大久保       ダニエルソン
      (田中 46)     バルディマルソン
       柏木        (ビョルンソン 83)
      (中村 46)   
       藤本      FW ビルヒャルムソン 
      (石川 64)     (ソルスティンソン 46)
                  ソルバルドソン
    FW 前田        (ヨハンソン 74)





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■アイスランド戦に召集された日本代表メンバー発表

 今月24日、大阪・長居スタジアムで開催されるアイスランドとのテストマッチに召集された日本代表メンバーが発表されました。



GK 西川 周作(広島)
  林  卓人(仙台)
  山本 海人(清水)

DF 今野 泰幸(G大阪)
  栗原 勇蔵(横浜M) 
  伊野波 雅彦(神戸)
  駒野 友一(磐田)
  槙野 智章(浦和)
  岩政 大樹(鹿島)
  近藤 直也(柏)
  森脇 良太(広島)

MF 遠藤 保仁(G大阪)
  阿部 勇樹(浦和)
  中村 憲剛(川崎)
  柏木 陽介(浦和)
  増田 誓志(鹿島)
  磯村 亮太(名古屋)
  柴崎  岳(鹿島)

FW 前田 遼一(磐田)
  藤本 淳吾(名古屋) 
  田中 順也(柏)
  石川 直宏(F東京)
  大久保 嘉人(神戸)
  金園 英学(磐田)
  久保 裕也(京都)


 今回のメンバーは要所要所にレギュラー組を配置しながらも、がらっと大きく入れ替わりました。

代表の厚みを増すためにも、彼らがどんなプレーを見せてくれるか楽しみです。

ただ一点だけ付け加えれば、もちろん年齢でサッカー選手の実力を判断しませんけれども、明らかにピークを過ぎて、もはや国際マッチレベルにないベテラン選手がちらほらうかがえます。

貴重なテストマッチを使って経験を積ませるのであれば、もっと将来性のある若手にチャンスをあげて欲しいと思います。

ザッケローニ監督には申し訳ないですが、イタリアを見ていつも思うのが、アズーリ(代表)にしろインテルにしろACミランにしろ、「プレー実績があって安定しているから」という理由でいつまでもいつまでもベテラン選手をひっぱりすぎて、若手へのスムースな世代交代に失敗して勢いを失っていることです。

2010年W杯のイタリア低迷や、近年CLでリーガやプレミアのクラブに差をつけられているセリエA勢を見るとそれを強く感じます。

日本は、その轍を踏んではいけません。

 さて今度のアイスランド戦ですが、実はテストマッチだから落としても良いというわけにはいかなくなりました。

2014W杯アジア最終予選は、3月時点のFIFAランキング順位でシード国が決定されるためで、北朝鮮に敗れたあと試合の無かった日本はランキングを大きく落として、アジア首位から陥落してしまいました。

日本サッカー協会(JFA)は、このごにおよんで慌てている様子ですが、だから北朝鮮戦の前に警告したんです。

多くの日本人は、FIFAやアジアサッカー連盟(AFC)あるいは国連のような国際機関は加盟国みんなに公平中立に接してくれるという根拠のない思いこみを持っていますが、そこは世界各国がにこやかに握手をしながらテーブルの下で蹴飛ばし合って、ルールを自分に有利なように引っ張り合う修羅場です。

2010年W杯アジア予選のシード国は、06年W杯本大会の成績によって決められたのですが、どういうわけか今回はFIFAランキング上位ニヶ国ということに突然変更されました。

たぶんそれで恩恵をこうむる国があり、その国の意見がAFCで通ったのでしょう。

JFAは、AFCで自分が不利にならないように自己主張をするでもなく、かといってAFCで決められたシード国決定方法変更への備えもしませんでした。

これで最終予選で第一シードがとれなかったら怠慢も良いところです。

 最後に、アウェーのシリア戦を落としてロンドン行きが苦しくなっている五輪代表の話題です。

なでしこの佐々木監督が「成功の反対は失敗ではない。挑戦しないことだ」とおっしゃっていましたが、あのシリア戦の関塚ジャパンはまさにそうでした。

選手が失敗(負け)を恐れて、シリアに挑戦することから完全に逃げていましたね。

パスやトラップをミスするのが怖いのか、マイボールになったらほとんどが前へ大きく蹴ってしまい、ショートパスで組織的に崩してゴールをあげるという日本サッカーのストロングポイントを自ら放棄してしまいました。

こういうサッカーをやってしまうとフィジカルの弱い日本のチームはアジアと差がつきません。
むしろロングボールの蹴り合いならアラブのチームが得意とするところです。

これは二次予選の、同じくアウェーで星を落としたクウェート戦とまったく同じミスを繰り返してしまいました。

シリアの決勝ゴールも、シュートを打った選手の直前にいた日本のボランチがちゃんと距離をつめてシュートコースを消すという守備のセオリーに忠実であったなら無かったかもしれません。

シュートされるまでボランチがドリブルする相手選手をぼうっと見ているだけで、ほんとうに消極的なプレーです。

選手が弱気すぎるのか、監督さんの弱気が選手に伝染してしまうのか...

日本人選手の弱点の一つは、失敗する事を恐れてあれこれ考えすぎ、ゲームで自分の実力をすべて出しきれないことです。

もし選手全員が全力を出しきってプレーをして負けたのならそれはしょうがない、次の勝利につなげるしかないと思います。

「ピッチが日本より悪いから、トラップの瞬間イレギュラーしてミスしたらどうしよう」なんてずっと心配していたら、とてもサッカーなんかできません。

そのときはそのときですし、全力を出しきっていくつもゴールを奪い、ちょっとぐらいのミスは取りかえしてやるぐらいの強気で積極的なメンタルがないと世界で通用しません。

失敗を恐れて実力を出しきれないで負けることほど悔しい負け方もないでしょう。

A代表は、あれよりもっとひどいタジキスタンのピッチでパスサッカーをやって自らのストロングポイントを前面に押し出し、4-0で大勝しています。

関塚ジャパンも残りニ試合、全力を出しきってあとは天命を待つしかありません。





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