■2011年05月

■キリンカップを戦う代表メンバー発表!

 キリンカップ(対ペルー1日@新潟、対チェコ7日@横浜)を戦う日本代表メンバーが発表されました。


GK 川島 永嗣 (リールス:ベルギー)
  西川 周作 (広島)
  東口 順昭 (新潟)

DF 今野 泰幸 (F東京)
  吉田 麻也 (VVV:オランダ)
  栗原 勇蔵 (横浜M)
  長友 佑都 (インテルミラノ:イタリア)
  内田 篤人 (シャルケ:ドイツ)
  伊野波 雅彦(鹿島)
  槙野 智章 (ケルン:ドイツ)
  安田 理大 (フィテッセ:オランダ)

MF 遠藤 保仁 (G大阪)
  長谷部 誠 (ボルフスブルク:ドイツ)
  細貝 萌  (アウグスブルク:ドイツ)
  家長 昭博 (マジョルカ:スペイン)
  森脇 良太 (広島)
  柴崎 晃誠 (川崎)
  西 大伍  (鹿島)

FW 本田 圭佑 (CSKAモスクワ:ロシア)
  岡崎 慎司 (シュツットガルト:ドイツ)
  前田 遼一 (磐田)
  李 忠成  (広島)
  関口 訓充 (仙台)
  興梠 慎三 (鹿島)
  宇佐美 貴史(G大阪)


 ざっと見るとドルトムントの香川選手の名前がありませんが、大けがから回復したばかりなので、大事を取って今回は召集見送りのようです。そのかわりといっては何ですが、柴崎・西・宇佐美の3選手が代表初選出となりました。

アジアカップを戦ったメンバーをベースに、関口選手など再開後のJリーグで良い動きをしている選手が選ばれています。

後はザッケローニ監督が記者会見で述べていたように、4-2-3-1をベースとして3-4-3や4-3-3といったシステムへの柔軟な変更ができるように、伊野波選手や槙野選手、今回新たに呼ばれた西選手のように中央もサイドも守れるユーティリティプレーヤーを好んで召集しているところも相変わらずですね。

おそらくザッケローニ監督は日本代表が世界と戦う上で、特に強豪国と対戦する時の切り札として可変型の3-4-3システムを考えているのだと思います。

ザッケローニ監督の3-4-3は以前の記事でお話したように、守備の時には4バックになる可変型システムなのですが、2~3年前にガスペリーニ監督がジェノアで使いローマやミランといった強豪クラブを破って評判になった可変型3-4-3システムの影響を受けているような気がします。

このシステムだとバックはサイドもセンターもそつなくこなせるユーティリティタイプでないと機能しませんから、ザッケローニ監督もそういうタイプの選手を好んで召集しているのでしょう。

日本が強豪国に一泡ふかせるためのオプションとして3-4-3システムを持つのは悪くないと思いますが、まずセンターバックなりボランチなり真中でしっかりと守れることが大前提で、その大前提がクリアされてこそのユーティリティだと個人的には考えています。

システムにもよりますが、GK-センターバック-ボランチ-トップ下-センターフォワードの「チームの背骨」がしっかりしていないチームはダメだと私は考えているので、吉田選手はまだ一人立ちしておらず栗原選手は久しぶりの召集と特にセンターバック陣がまだ磐石とは言えない状況で、代表に呼ばれるユーティリティプレーヤーの代表格である槙野選手がケルンでレギュラーを取れていない点は少々気になります。

またアジアカップではやや失点が多かったように思いますので、まず4-2-3-1の守備組織をしっかりと再整備して2010年のレベルまで回復させてほしいところです。

そのあたり、攻守のバランスの取り方はザッケローニ監督も重々承知でしょうから、「釈迦に説法」かもしれませんが。

 FW陣ではG大阪の宇佐美選手がどれだけやれるか楽しみなところですが、個人的には甲府のハーフナー・マイク選手も見たかったなと思います。

ザッケローニ監督が「宇佐美はまだA代表のレベルには無い」と言っているように、ハーフナー選手もまだそのレベルにはないのかもしれませんが、現在の代表にはいないタイプのFWなので、将来性を買って経験を積ませながら育てても良いのではないでしょうか。

 最後にフェイエノールトの宮市選手についてですが、彼のエールディビジ初挑戦は3ゴール3アシストという結果に終わりました。

18歳という年齢を考えれば素晴らしい成功と言えますが、もちろんまだまだ覚えなければならないこともたくさんあります。

フェイエノールトの監督さんの育成方針なのか「あれもやれ、これもやれ」と欲張らず、ボールを受けたらシンプルにサイドで1対1の勝負をするということを宮市選手に徹底させていました。

しかし相手に研究されるとボールを受けることすら難しくなり、宮市選手も味方からパスを引き出す動きを工夫することで最初の試練を乗り越えようとしていました。

これからは、縦へのドリブルだけでなくパスも使えるようになるとプレーの幅が広がってドリブルがもっと生きるでしょうし、突破した後シュート・ゴールへの意識をもっと強く持ってほしいと思います。

そのような課題が残されていることを踏まえ、今回はフル代表には呼ばれなかったのかなと推測します。

まだ若いですし、焦らずに一つ一つ課題を着実にクリアしていけばいいことですが、ハーフナー選手とともにちょっと見たかった気もします。

 秋にはブラジルW杯アジア予選がスタートしますが、テストマッチの機会は今回のキリンカップを含めてたった3試合しかありません。

限られた時間を最大限有効に使って、W杯予選のために万全の備えをしてほしいです。






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■やっぱりコパアメリカは辞退!

 日本サッカー協会(JFA)は昨日、7月にアルゼンチンで開催されるコパアメリカを辞退することを公式に発表しました。

日本代表がコパアメリカに参加できなくなったというニュースは本当に残念です。

私は、ナビスコカップを今年は断念して空いたスケジュールにリーグ戦を入れるなどして7月をコパアメリカ用に空けておいて国内組をある程度呼ぶ、といった対策を取らずに本当にコパアメリカに参加できるのだろうかと考えていましたが、やはりそうだったかという思いです。

コパアメリカはゲスト資格での参加なので、JFAに選手の拘束力がありません。

結局、JFAが選手召集のレターを欧州各クラブへ送ったものの大半から「NO」という返事しかもらえず、南米サッカー連盟(CONMEBOL)からの派遣要請も拒否されてしまいました。

来年はユーロ2012があるので、来シーズンの欧州各国リーグはスタートがちょっと早まるため、例年にも増して欧州クラブは選手を出せないのでしょう。

あれだけの大地震・大津波がありましたから、コパアメリカ辞退はやむをえないと思います。
こればっかりは誰も責めることはできません。

 それにしても今回のコパアメリカ参加問題はドタバタしましたね。

当初から疑問だったのが、JFAがコパアメリカを辞退することに強い罪悪感を持っていたことです。

JFAの小倉会長が最初に辞退を伝えるため南米入りしたときも平謝りといった感じで、今回も小倉会長はアルゼンチンサッカー協会(AFA)のグランドーナ会長に謝罪の手紙を送ったそうですが、どうしてそこまで強い罪悪感をもたなくてはいけないのか理解に苦しみます。

東日本大震災を望んだ日本人なんて誰もいませんし、ましてや日本人が起こしたわけでもありません。もちろん人間が地震や津波を防ぐことだって不可能です。

たとえコパアメリカ出場を日本側がお願いして許可してもらったのだとしても大震災は不可抗力なのですから、JFAがCONMEBOLやAFAに対して「東日本大震災でコパアメリカに参加できなくなったので苦しい事情を理解して欲しい。次のチャンスにはぜひお願いしたい」と言えば、それで済んだ話でしょう。

ですが、JFAが「自分たちがコパアメリカ参加をお願いしたから辞退するのは申し訳ない」などと、いらぬ罪悪感をもってビクビクしているから、相手に強く押されると自分の主張をコロコロ変えてしまう。

ある協会幹部が「コパアメリカの2回目の辞退はありえない」と明言して、国民をぬか喜びさせたことも非常に問題でした。

そうやって安請け合いしておいて、やっぱり「コパアメリカに出られません」では、日本は内外からの信頼を失ってしまいます。

政治のやり方としてまったくスマートではありません。

言動に信頼感がなく、まわりの顔色をビクビクうかがって自分の意見をはっきりと主張するということもできていないJFA。

これではW杯を招致したり国際サッカー界で日本がリーダーシップを取るなんて夢のまた夢。

これだけ経済力があって競技力も高いのに、どうして日本がFIFAやアジアサッカー連盟の選挙で負けっぱなしなのか、理由がよくわかります。

 コパアメリカ辞退で、秋から始まるブラジルW杯アジア予選に向けた強化スケジュールに狂いが出てしまいました。

代表チームがコンビネーション不足・実戦感覚の欠如で機能しないということを避けるために、早急に対策を講じる必要があるでしょう。


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