■2006年08月

■アラビア遠征に臨む日本代表召集メンバー発表

 アラビア遠征(9月3日・対サウジアラビア、6日・対イエメン)に臨む日本代表召集メンバーが発表されました。 召集メンバーは以下の通りです。


GK 川口 能活 (磐田)
   山岸 範宏 (浦和)
   西川 周作 (大分)

DF 三都主   (浦和)
   坪井 慶介 (浦和)
   加地 亮  (G大阪)
   闘莉王   (浦和)
   駒野 友一 (広島)

MF 中村 直志 (名古屋)
   羽生 直剛 (千葉)
   遠藤 保仁 (G大阪)
   二川 孝広 (G大阪)
   鈴木 啓太 (浦和)
   阿部 勇樹 (千葉)
   山瀬 功治 (横浜M)
   田中 隼磨 (横浜M)
   小林 大悟 (大宮)
   長谷部 誠 (浦和)
   伊野波 雅彦 (F東京)
   梅崎 司  (大分)

FW 巻 誠一郎 (千葉)
   我那覇 和樹(川崎)
   佐藤 寿人 (広島)
   田中 達也 (浦和)

 今回召集されたメンバーを見ますと、GKの西川、MFの二川・伊野波・梅崎の各選手が目新しいですね。

代わりに佐藤勇・坂田の各選手が外れ、海外組も召集されませんでした。

今回も純粋なセンターバックタイプがたった二人しか選ばれていませんが、私はやっぱり不安です。

アウェーということもあり、守備にまわる時間が長くなることが予想され、いつもより守備が大事になってきますが、ケガなど不測の事態が発生した場合に純粋なセンターバックタイプの控えが全くいないからです。

 さて、今回のアラビア遠征ですが2連勝できれば最高ですが、サウジと引き分けイエメンには勝ちの1勝1分で日本代表は合格と私は見ています。

このグループの力関係から見て、日本はサウジに負けてもイエメンに引き分ければ、アジアカップ本大会への進出がほぼ決まると思いますので、1分1敗が最低ノルマとなりますが、それでは情けないです。

W杯ドイツ大会におけるサウジの成績を考えれば、引き分けるぐらいの実力差を見せてほしいところですし、厳しいアウェーでもイエメンには勝たなければなりません。

 また、今回の遠征は敵地の自然環境も日本代表にとって強敵となりそうです。

サウジ戦の開催地・ジッダは日中40度、試合が行われる夜でも30度は下らないという暑さ。 イエメン戦の開催地・サヌアはジッダより少し涼しいですが、標高2000m以上の空気の薄い高地にあります。

暑い場所でのサッカーのやり方は、今まで日本代表がさんざん経験しているので心配ないでしょうが、空気の薄い高地で試合をする経験はあまりないのではないでしょうか。

空気の薄い場所で試合をする場合やっかいなのは、低酸素状態に体がついていけず高山病のような症状が出てしまうことです。

それに対処する方法には2種類あります。

1番目の方法は、試合開始直前に現地入りし、試合が終わったらすぐさま現地を離れて、高山病の症状が出る前に試合を終わらせてしまう方法です。

2番目の方法は、現地入りから試合までの時間を充分取って、低酸素状態に体を完全に慣らしてしまうやり方です。

この場合、現地入り当日は入浴や飲酒は避けたほうが良いらしく、そうしないと翌日、頭がガンガンするなど二日酔いと似た症状が出ることがあるそうです。

2番目の方法が確実のような気がしますが、日本代表はどちらの手段をとるのでしょうか。

さらに言えば、日本でのTV視聴率が上がるように、日本サッカー協会はイエメン戦のキックオフ時間を現地時間の午後3時ごろに設定したようですが、いくら高地とはいえ炎天下のサヌアは気温が30度近く上がります。

W杯ドイツ大会でも、日本でのTV視聴率が上がるように、日本代表戦のキックオフ時間が決められたために、日本代表が2試合も炎天下での試合を余儀なくされて、ヘロヘロになって足が止まったジーコジャパンはさんざんな目にあったわけですが、日本サッカー協会はそのような行き過ぎた商業主義の害にまだ懲りていないようです。

TV放映権料を高く売るために日本では視聴率が上がりやすい、しかし現地では炎天下になるキックオフ時間にして、日本代表選手たちの足を引っ張った結果、日本代表の成績が悪くなってしまえば、代表への注目度は当然下がるでしょう。

行き過ぎた商業主義に陥れば、最後には自分で自分の首をしめることになるということが、川淵会長以下、日本サッカー協会の連中にはまだわからないのでしょうか。

 今回のアラビア遠征では過酷な自然条件もあり、オシムの目指す組織サッカーがやりにくいですが、そこをがんばって、なるべく長い時間プレスをかけ、ボールを持つ味方をサポートして、良い結果を残して欲しいと思います。




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■日本代表、イエメンに”苦勝”

 昨日、アジアカップ予選のイエメン戦が新潟で行われ、日本は2-0で”苦勝”しました。

対戦相手のイエメンはデータが少ないのですが、国内リーグでプレーする選手が中心で、わずか数人がバーレーンなど湾岸諸国のリーグでプレーしているようです。

ここ数年のイエメンの試合結果から、日本が4・5点差つけて勝つぐらいの実力差があると見ていましたが、実際の試合展開は、アウェーで引き分け狙いでベタ引きのイエメンに対して日本は有効な攻撃を加えることが出来ず、かなり苦戦しました。

 力の劣るチームが格上のチームに対して自陣深くにベッタリ引く利点は、危険なスペースを埋めて失点の可能性を少なくできるからです。

たとえ能力の低い選手であっても、ただ引くことによってスペースを埋められるために、守備能力の高い選手が猛烈なプレス・ディフェンスをかけてスペースを消したのと同じような効果があるから、得点チャンスが少なくなっても引くわけです。

逆に短所もあります。

それは、DFの最終ラインを自軍ゴールに近づけて守るために、たった一回のマークのズレが致命傷となり、最終ラインに入った敵のFWのヘディング一発でやられる可能性が高まるということが一点。

二点目は、自陣深くまで引いているために、敵のクロスを上げる選手からゴール前までの距離が短くなり、正確なクロスを許してしまいやすいということです。

 ですから、ベタ引きのチームを攻略するには、猛烈なプレス・ディフェンスをかけられてスペースが無い状況を打開するような攻撃をすること、つまり、ショートパスをオートマチックにどんどん回して、相手のプレスがかからないようにし、

正確なクロスを数多く、敵のDF最終ラインにまぎれこんだ味方のFWに供給して敵をヘディング一発で仕留めることが、定石となります。


一点とってしまえば、相手のモチベーションが下がったり、点を取るためにラインを押し上げたりしてスペースが出来、追加点が取りやすくなります。

以上のことは、これまでの記事でさんざん言ってきましたね。

 ところが昨夜の日本代表は、これとは逆のことをやってしまいました。

日本代表のほとんどの選手が、決定的に頭の回転とプレーのスピードが遅く、ボールの持ちすぎで、イエメンの守備を助けていました。

特に二列目に入った三都主・遠藤の両選手とサイドの加地・駒野の両選手がボールをこねくり回して、

ボールを受けてから次にどうするか考え、ボールを受けてから考えといった風に、試合時間が3~4時間ぐらいあるような勢いで、のんびりとプレーしていたために、ただただイエメンに守備隊形を整える時間を与えるだけでした。

結局、考え抜いたあげくに出したパスがミスとなって相手に渡るか、スペースが無いのに強引にドリブルして、相手にボールを奪われるかのどちらか。

遠藤や加地といったジーコジャパン時代の選手が戻ってきたからというわけではないのでしょうけれど、三都主はトリニダード戦とは別人のようなプレーぶり。

前回のエントリーで、

>前の試合では、前半の30分までしか続かなかったオシム的組織サッカーを、どれくらい長くできるかに特に注目してゲームを見ようと思っています。

と言いましたが、まるでジーコジャパン時代に逆戻りしたように、とうとうオシム的組織サッカーはこのイエメン戦で1分間も見ることが出来ませんでした。

いくら「考えて走るサッカー」と言っても、オシム監督はボールをもらってから次のプレーを考えろとは言っていないはずです。

局面局面で次の展開を読んで、ボールを受ける前に次のプレーがイメージできていないといけないと思います。

 さらに、先ほど言ったように、ベタ引きの相手に対しては正確なクロスからのヘディングが重要な武器なのですが、CK・FKもあわせて二十本以上、ゴール前にボールが入ったと思いますが、ほとんど決まりませんでした。

その原因の第一はクロスの質が悪すぎたこと。

ゴール前へ入れるボールのほとんどを三都主が蹴っていたのですが、彼はゴールエリアの中に落ちるようなボールばかり蹴っていました。 (中村俊輔選手も同じ傾向あり)

これでは相手GKに近すぎて、ほとんどキャッチされてしまいます。 試合のビデオを見てください。ほとんど敵GKにキャッチされていますから。

別に日本人選手のヘディングシュートが1mぐらいしか飛ばないというわけではないのですから、なぜそんなにゴール近くばかりにこだわるのでしょう?

何度も敵GKにキャッチされるようなら頭を使って、ゴールエリアから1~2mぐらい離れた、GKが出られそうで出られない微妙なところにボールを落とすべきです。

実際、阿部選手の先制ゴールシーンは、三都主のキックがはじめてその場所に落ちたことによって敵GKが出られず、阿部選手がフリーでヘッド出来たことによって生まれました。

二点目の佐藤寿人選手のゴールシーンでは、ボールを落とすところがやっぱり近すぎたのですが、失点して動揺したのか敵GKが前へ出る勇気を失っていたために、生まれたゴールでした。

たぶん三都主は、どこにボールを落とせばゴールの確率が高くなるのか、どうすれば失敗するのか原因がわかっていないと思います。

三都主だけでなく加地や駒野といったサイドの選手が流れの中から入れるクロスもその多くが、味方が誰もいないところに漠然と放り込むだけでしたし、これでは、何本ゴール前にボールが入っても得点できません。 ヘッドをする味方がいないのですから。

三都主ばかり取り上げてファンには申し訳ないですが、この試合の彼はプレー中の判断が本当に最悪でした。

日本が先制点をのどから手が出るほど欲しい状況での前半ロスタイムのCKで、ホイッスルまで数秒だというのに、わざわざ三都主はショートコーナーにして、シュートすることなく前半終了。

オシム監督が頭を使えというのは、こういう状況でショートコーナーにはしないということだと思うのですが。

 あとは、ヘディングする選手のやり方もあまり良いとは言えません。

図で説明しないとわかりにくいと思いますが、ゴール前へ入ってくるボールの軌道に対して、直角に走りこんでで合わせてヘディングするのではなく、

いったんボールの入ってくる方向とは逆(ファーサイド)へ走って、そこからボールの軌道に対して平行に走りこんで、で合わせてヘディングした方が合わせやすいですし、

最初から全速力で走りこむのではなくて、走りこむタイミングをやや遅らせて、そこから徐々にスピードを上げて最後に全速力で飛び込んでヘディングした方が、相手のマークを振り切りやすくなりますし、ヘッドの威力も増します。

こうしたことは、ヘディングシュートの基本だと思いますが、なかなか基本に忠実に出来ている選手は日本には少ないような気がします。

 パスをどう回すかにしろ、クロスをどこへ落とすかにしろ、どうやってヘディングシュートをするかにしろ、基本を守らないチームをサッカーの神様は勝たせてくれません。

2-0で勝ち点3が取れたことだけが収穫の試合でしたが、試合内容は良いとは言えませんでした。

次の試合は9月3日、アウェーでのサウジアラビア戦。

イエメンとはくらべものにならない強い相手との厳しい条件での試合となりますが、今回の試合を教訓として次の試合こそは結果も内容も素晴らしいゲームとしてほしいです。


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      2006.8.16   新潟ビッグスワン


   日本 2  -  0  イエメン

  阿部  '70
  佐藤寿 '90+


 GK 川口     GK サイード

 DF 坪井     DF サレム
    加地        アルワディ
    闘莉王       アルコル
    駒野        ムナッサル
   (羽生 46)     アブドゥラ

 MF 三都主    MF アルオムキ
    遠藤       (ヤハヤ 76)
   (佐藤勇 71)    アルワ
    鈴木        アルウォラフィ
    阿部       (アリシェリ 81)

 FW 巻      FW アルフバイシ
    田中達      (アルマング 62)
   (佐藤寿 89)    アルノノ




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■イエメン戦に臨む日本代表召集メンバー発表!

 アジアカップ2007予選、対イエメン戦にのぞむ日本代表召集メンバーが発表されました。


GK 川口 能活(磐田)
   山岸 範宏(浦和)

DF 三都主  (浦和)
   坪井 慶介(浦和)
   闘莉王  (浦和)
   加地 亮 (G大阪)
   駒野 友一(広島)

MF 中村 直志 (名古屋)
   羽生 直剛 (千葉)
   阿部 勇樹 (千葉)
   佐藤 勇人 (千葉)
   遠藤 保仁 (G大阪)
   鈴木 啓太 (浦和)
   長谷部 誠 (浦和)
   山瀬 功治 (横浜M)
   田中 隼磨 (横浜M)
   小林 大悟 (大宮)

FW 巻 誠一郎 (千葉)
   我那覇 和樹(川崎)
   佐藤 寿人 (広島)
   田中 達也 (浦和)
   坂田 大輔 (横浜M)


 召集されたメンバーをざっと見ますと、ジーコジャパン時代から、かなり変わったという印象を受けます。

召集が見送られた海外組は別としても、ジーコジャパン時代に代表として常に呼ばれていたのは、GK川口、DF三都主・加地・坪井、MF遠藤・FW巻の各選手ぐらいです。

逆にG大阪の宮本、鹿島の小笠原・柳沢、浦和の小野の各選手といったあたりが呼ばれていないのが目につきます。

オシム監督は「古い井戸にまだ水は残っている」と言っていたので、もう少しジーコジャパン時代の選手が入るかと思っていたのですが、”オシム色”の濃い代表選考となりましたね。

おそらく「考えて走る」というオシム・サッカーに合うタイプの選手を召集したということでしょう。

 ただ、試合中に突然のケガがあったりした場合に、純粋なセンターバックタイプの選手が、坪井と闘莉王しか選ばれていないのがちょっと不安です。

坪井は最近、代表ゲーム中にアクシデントに見舞われて途中交代することが多いので、特にです。

いざとなったら阿部選手をいれるということなのでしょうけれど、センターバックが本職ではないだけにどうなるでしょうか。

 16日に新潟で行われるイエメン戦では、選手を育てながら結果も出さないといけないという難しいゲームとなりますが、オシム監督のお手並みをじっくりと拝見したいです。

前の試合では、前半の30分までしか続かなかったオシム的組織サッカーを、どれくらい長くできるかに特に注目してゲームを見ようと思っています。




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■オシムジャパン初陣を勝利で飾る

 オシムジャパンの初陣となる、トリニダード・トバゴとの親善マッチが、東京国立競技場で行われ、日本代表は2-0の勝利でまずまずの好発進をみせました。

初来日となったトリニダード・トバゴは、W杯ドイツ大会を経験したメンバーが数人含まれてはいるものの、北中米カリブ・ゴールドカップや次回W杯をめざす若いメンバーをそろえたチームでした。

ホームということもあり、力関係としては日本の勝利が順当な結果と私は予想しましたが、そのとおりの結果となりました。

もっとも、今回の試合は結果よりも4年後を見据えた内容にこそ注目すべきでしょう。

 まず試合展開をざっと振り返ってみます。

前半は、激しいプレスと組織的な攻撃でゲームの主導権を握った日本のペース。

前半17分、相手ゴール前で日本の選手が倒され、そこからの三都主選手のフリーキックが直接ゴールイン! 日本が先制します。

22分には、中盤にいた駒野選手が相手DFラインの裏へパスし、二列目から飛び出した三都主がうまくあわせてループシュート、これが決まって日本が2-0と突き放します。

しかし、30分過ぎから運動量が落ちた日本に対して、トリニダードがボールを支配できるようになりチャンスをつくりますが、闘莉王選手を中心に守備陣ががんばって前半戦を終えます。

 後半も、ややトリニダードのペース。

後半10分すぎに、流れを変えるため小林選手を投入。これで流れを引き戻します。20分すぎには佐藤選手を入れて、いくつかチャンスをつくるも得点に至らず。

30分からは再びトリニダードのペースとなりますが、コーナーキックから危ないシーンをつくられたものの、日本が守りきり、2-0で初陣を勝利で飾りました。

 それでは試合内容を具体的にみていきますが、3日という短い準備期間しかなかったので、正直まだ高度な組織プレーは難しいだろうと思っていました。

ですが、前半30分までの日本代表のサッカーは素晴らしいものでした。 「オシム監督、おみそれしました」の一言です。

相手の縦パスが入るときは、しっかりとプレス守備がかかり、ボールを奪った後の中盤の組み立てでは、シンプルかつ半ばオートマティックにどんどんボールと人が動いていました。 

ボールを持っている味方に対して、2人3人とすぐさまサポートが入り、パスコースがたくさんあるので、ダイレクトでどんどんパスが回って相手を崩していきます。

それに加えて、後ろの選手がオーバーラップをかけて相手守備陣を混乱させていました。

ジーコジャパンのときと比べ、足元でパスをもらう時のポジショニングが見違えるほど良くなっています。 選手1人1人の考えるスピードも格段に速くなりました。

得点にならなかった場合でも、攻撃のかたちは悪くありません。

日本人の素早さ・勤勉さを生かすために、このような組織サッカーを私はずっと望んでいました。

ストレスを感じることなく日本代表のサッカーを楽しめたのは久しぶりです。
こういったことはジーコジャパンの4年間で2・3試合あったかどうかです。

私はW杯ドイツ大会のはじまる1年前に「ジーコを解任し、オシム氏を監督に据えたらどうか」と提案したことがありますが、オシムのこの戦術をW杯ドイツ大会に臨む日本代表選手たちに1年前から授けることができたら、代表の運命はどうなっていたのだろうと強く思います。

そしてジーコジャパンのあの停滞の4年間は、いったい何だったのかと。

このブログを立ち上げて1年半ぐらいになりますが、ジーコジャパン時代は、やれしっかりプレスをかけろ、やれフリーの敵をつくるな、ボールを持っている味方選手をサポートしてトライアングルをつくれだの、「サッカーの基本を忠実にやってほしい」という、正直書いていて情けない記事ばかりでした。(よかったらバックナンバーをどうぞ)

それが監督が変わるだけで、日本代表のサッカーがここまで変わるものかと驚かされました。

 ただ、課題もあります。

それは、素晴らしい組織サッカーが前半30分までしか続かなかったということです。

30分過ぎからは、選手個々の足が止まり、ロングボールを放り込むだけのサッカーになってしまいました。

2点差がついたせいか、選手各人が余裕を持ってボールを持ちすぎてしまい、相手選手に奪われるシーンが急に増えましたし、プレスもゆるくなってトリニダードにボールをかなり回されてしまったのは問題です。

まだ初戦ですから厳しいことは言いませんが、今後は前半30分までのサッカーをいかに長続きさせるかが課題となります。 

 オシム監督の選手交代を含む采配も、相手に流れが行ってしまったのを小林選手や佐藤選手を適切な時間に投入して引き戻すなど、納得できるものでした。

選手個人では、攻撃では三都主選手、守備では闘莉王選手が良かったと思います。

 次のイエメン戦ではメンバーの変更がありそうですし、課題も少なくありませんでしたが、試合結果も内容も、今後に希望が持てるオシムジャパンの初陣だったと思います。



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       2006.8.9 東京国立競技場


   日本  2  -  0  トリニダード・T

  三都主 '17
  三都主 '22


GK 川口           GK ウィリアムズ

DF 坪井           DF ジョン
  (栗原 61)           C・グレイ
   闘莉王             チャールズ
                   トーマス
MF 三都主             レオン
  (坂田 86)
   駒野           MF ワイズ
   田中隼             A・ウォルフ
   長谷部           (ジャグデオシン 76)
  (中村 74)           デービッド
   鈴木             (バプティステ 62)
   山瀬
  (小林 56)        FW ノエル
                   グラスゴー
FW 我那覇
  (佐藤 66)
   田中達




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■日本代表・追加召集メンバー発表

 9日のトリニダード・トバゴ戦にのぞむ、日本代表の追加召集メンバー5人が発表されました。

先に発表された13人もあわせた、日本代表召集メンバーは以下のとおりです。
(*が追加召集メンバーの5人)

GK 川口 能活 (磐田)
   山岸 範宏 (浦和)

DF 三都主   (浦和)
   坪井 慶介 (浦和)
   闘莉王   (浦和)
   駒野 友一 (広島)
   栗原 勇蔵 (横浜M)*

MF 田中 隼磨 (横浜M)
   今野 泰幸 (F東京)
   長谷部 誠 (浦和)
   小林 大悟 (大宮)
   中村直志  (名古屋)*
   鈴木啓太  (浦和) *
   山瀬功治  (横浜M)*

FW 我那覇 和樹 (川崎)
   佐藤 寿人 (広島)
   田中 達也 (浦和)
   坂田 大輔 (横浜M)*


オシム監督は追加召集の5人はあくまでもトリニダード戦に向けたもので、アジアカップ予選のイエメン戦は、別のメンバーを召集する可能性を示唆しています。

あらためて召集された顔ぶれを見てみると、アテネ五輪世代が大幅に加入しました。 なおFC東京の今野選手はケガのため、召集を辞退する可能性があります。

それにしてもオシム監督は、あいかわらずのオシム節とでも言うのでしょうか、サッカー協会の問題点は歯に衣着せぬ物言いでズバズバ指摘してくれます。

川淵会長以下、サッカー協会のメンバーもオシム監督からプロ意識を叩き込んでもらったほうが良いのかもしれません。

 これは余談ですが、一部のサポから「川淵会長を批判することは、代表監督として契約書にサインしたオシム氏にも失礼にあたる。」という意見があがっているようですが、「だから川淵氏を批判してはいけない」と言いたいのであれば、ムチャクチャな論理だと思います。

別にオシム氏は、川淵会長個人に身も心も売り渡して、”川淵会長の家来”になったわけではありません。

日本サッカー協会と契約を交わして、日本代表監督になっただけです。

「W杯で負けたからといって会長が『ショック』という言葉を使ってはいけない」「マッチメークするなら監督に話をとおしてからにしてくれ」と、現にこうして批判しています。

川淵会長に誰も意見できないなか、日本サッカー協会内で唯一会長に諌言(かんげん=いましめること)できるのは、オシム氏ぐらいのものです。

オシム氏は日本サッカー界のために良かれと思って、川淵氏を含む協会の問題点をバシバシ指摘しているのに、「川淵会長を批判することは、代表監督として契約書にサインしたオシム氏にも失礼にあたる」という主張は、筋違いのムチャクチャなこじつけだと思います。




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■トリニダード・トバゴ戦にのぞむ日本代表召集メンバー発表

 8月9日に国立競技場で行われる親善マッチ、日本対トリニダード・トバゴ戦にのぞむ日本代表召集メンバーが発表されました。


GK 川口 能活 (磐田)
   山岸 範宏 (浦和)

DF 三都主   (浦和)
   坪井 慶介 (浦和)
   闘莉王   (浦和)
   駒野 友一 (広島)

MF 田中 隼磨 (横浜M)
   今野 泰幸 (F東京)
   長谷部 誠 (浦和)
   小林 大悟 (大宮)

FW 我那覇 和樹 (川崎)
   佐藤 寿人 (広島)
   田中 達也 (浦和)


今回発表されたのはこの十三人です。クラブ側の都合でG大阪や千葉、鹿島の選手は選出されていません。 また海外組の召集も見合わせられました。

今後、追加召集される人が出てくるとのことですが、召集メンバー発表が本来は8月1日に予定されていたのを延期するなど、オシム監督はメンバー選考にずいぶんと頭を痛めたようです。

オシム監督も「クラブ(鹿島の上海遠征など)やA3と日程がバッティングしてしまった。今後はこういうことのないように願います。誰が追加招集されるか、監督になったつもりで楽しみに待っていてください」と記者会見で発言しました。

 以前オシム監督は、「ジーコジャパンから急激にメンバーを変えることはしない」と言っていましたが、十三人の召集メンバーをみてみると、かなり新鮮な顔ぶれになっています。

思うように代表選手を召集できないのですから、やむをえないところですね。

その中でも田中達也・我那覇和樹・闘莉王の三選手が代表でどういうプレーをみせてくれるのか、注目したいと思います。

それにしても”罰ゲーム”との陰口も聞かれるA3ですが、例年、春先に行われていました。

今年はW杯イヤーのため、春先に開催できず今ごろやっているわけですが、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の東アジアラウンドでいっぱいいっぱいの状況なのに、さらに過密日程に拍車をかけているA3は、本当に必要なのでしょうか。

私はACLに力をいれてA3は廃止すべきだと思います。

 トリニダード・トバゴとの親善マッチの一週間あとには、アジアカップ予選・イエメン戦が新潟でありますが、その試合の直前練習までにはきっちり代表メンバーがそろっていて欲しいものです。




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関連記事・A3は必要?
  

■川淵会長の三選が決定

 日本サッカー協会の評議員会・理事会が30日開かれ、川淵三郎会長の三選が満場一致で決定しました。 任期は二年です。

日本サッカー協会に良識ある判断を期待しましたが、自分の独断で重大なミスを犯した会長がその失敗の責任を何も問われないという悪しき前例が、また一つ歴史に刻まれることとなりました。

「加茂でW杯に行けなかったら私は辞める」と豪語した人が協会いたように記憶していますが、それ以来のことです。

川淵会長に「晩節を汚すな」という忠告をした方もおられたようですが、あろうことか、「自分の晩節などどうでも良い」「(会長を辞めることが)責任逃れ」という、恥も外聞もないトンデモ理論をふりかざして、川淵会長は三期目に強行突入するようです。

もう自分が権力の座にしがみつづけることが大前提で、適当な理由を後からくっつけただけです。

引用記事 

引用記事  


 私は本当に失望させられました。

川淵会長が独断でジーコを代表監督に据えてからのこの4年間、代表のゲームを見てもほとんど楽しめませんでした。

個人技だのみで、ドリブルをしている選手だけ、あるいはロングボールを放り込む選手とそれに単純に反応してひたすら相手のウラへ飛び出そうとする選手だけがプレーしている、チームとしての創造性・美しさのカケラもないサッカーには、正直うんざりさせられました。

ある代表選手のホームページにメールを出して、そのことを訴えたこともあります。

そしていくら練習しても、一向にそれが改善しません。

結局ジーコジャパンは、見ていて内容がつまらない、そして結果も出ない最悪のサッカーでした。

オフトやトルシエ時代の日本代表は、決して世界トップレベルのサッカーをしていたわけではありませんでしたが、少なくとも確実に成長しているという手応えがありました。

しかし川淵会長が独断でジーコを代表監督にしてからというもの、代表ゲームからワクワク感がすっかり消え失せました。

私は、川淵会長に人生最大の楽しみのひとつを盗まれたように感じています。

 私はそれほどスタジアムに足繁く通うほうではありませんが、川淵氏が日本サッカー協会会長でいる限り、代表ゲームもJリーグの試合も金を払ってスタジアムに見に行くのは、ボイコットしようと思います。

それが強大な権力者に対して、ちっぽけな私でも出来る、ささやかな抗議と抵抗です。

 もしそれでも代表ゲームを見に行くという人は、これから2年間、試合前のセレモニーやVIP席に川淵会長が姿を見せるたびに、ぜひスタジアム全体が揺れるような大ブーイングをお願いしたいです。


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 最後にこれは余談になりますが、日本のブーイングはどうも迫力に欠けると以前から思っていました。

その原因は外国に比べて口笛率が低いからです。

外国のスタジアムにおけるブーイングは口笛率が高いので、ものすごく大きな音になりますが、日本のブーイングは口で「ブ~~」と言っているので、あまり大きな音になりません。

ですから、日本のサッカーファンには出来るだけ口笛を吹けるようになってもらいたいですね。

私も以前は出来ませんでしたが、練習すればそんなに難しいものではありません。

是非オススメします。


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さらに告知

■「川淵会長にレッドカードを」8月9日デモ実行のお知らせ

川淵会長への意思表明として、日本代表戦試合後、
千駄ヶ谷駅方面行きのデモを企画しました。
所要時間は10分程度を予定していますのでお気軽にご参加ください。

日時 : 8月9日(水) トリニダード・トバゴ戦終了後
時間 : 21時20分(試合終了時間によって前後する可能性あり)
場所 : 日本青年館玄関前 (競技場より徒歩5分)
経路 : 日本青年館前→千駄ヶ谷駅手前にて解散 (所用時間10分)
申請 : 7月28日付けで四谷警察署に申請済み

http://kawabuchi.tv/

なお、当日はチケットの無い方のために、
集合場所にて代表戦テレビ観戦も予定しているそうです。

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だそうです。 行ける方はふるってご参加ください。




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