■2006年02月

■ワールドフットボールバランス(アジア)2006.2.22現在

☆アジアカップ2007予選・第一節

2006.2.22

A組

日本 6-0 インド
(小野 32, 巻 58, 福西 68, 
久保 74,90+, 佐藤 82)

イエメン 0-4 サウジアラビア
(アル・スワイルフ 14,89, 
アル・シャルフーブ 77,90+)


B組

イラン 4-0 台湾
(テイモリアン 35, マダンチ 47,60,
ダエイ 82)

シリア 1-2 韓国
(アル・ハティブ 49 
: キム・ドフン 5, イ・チョンス 50)


C組

ヨルダン 3-0 パキスタン
(M.アケル 27,37, M.シェルバイエ 35)

UAE 1-0 オマーン
(I.マタル 15)


D組

バーレーン 1-3 オーストラリア
(フセイン・アリ 35
: トンプソン 53, スココ 79, エルリッチ 87PK)

レバノン 1-1 クウェート

(ナスレッディーン 67 : アル・ハマド 25)


E組

中国 2-0 パレスチナ
(ウェイ・ドゥ 23, リ・ウェイフェン 62)

シンガポール 2-0 イラク
(アムリ 24, ノーアラムシャー 83)


F組

ウズベキスタン 5-0 バングラデッシュ
(ゲインリフ 10,52, ジェパロフ 24, 
シャツキフ 34,84)

香港 0-3 カタール
(H.ヤセル 23, アリ・ベチル 44, M.ハッサン 90)

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◆2007年に東南アジア4カ国共同で開催されるアジアカップ2007の予選第一節がアジア各地で行われました。

A組は、日本が順当にインドに勝利。 一方サウジはアウェーで攻撃力が爆発。好調なところをみせています。

B組は、二試合ともサプライズなし。

C組は、近年低迷が続くUAEが、”ガルフ・ダービー”の大切な一戦でオマーンを下し、大きな一勝をあげました。

D組は、今回からアジアに加入したオーストラリアが、アジアでも決して弱くはないバーレーンにアウェーで大勝。 予想されたとおり日本のおそるべきライバルがアジアに出現しました。

E組は、シンガポールがイラクに勝つというビック・アップセット! やはりイラク国内の政情不安がサッカーにも悪影響を及ぼしているのでしょうか。

F組は、カタールが元気なところを見せていますが、国内リーグが以前ほど活気がなくなっている香港の凋落ぶりが気になります。

ワールド・フットボールバランス
(世界サッカーランキング)
by国際サッカー戦略研究所

AFC(アジア)2006.2.22現在

BB 日本 サウジ イラン オーストラリア

B  -タイ -オマーン ウズベキスタン 韓国 
   カタール -イラク 

CC -ヨルダン -タジキスタン シリア 中国 
   +北朝鮮 +UAE バーレーン +クウェート

C  -トルクメニスタン +キルギス  レバノン

DD イエメン インドネシア パレスチナ 
   +ミャンマー ベトナム シンガポール

D  香港 +スリランカ 台湾 インド
   マレーシア

EE -マカオ カンボジア +モルジブ ラオス 
   -ブルネイ -ブータン -パキスタン  
   バングラデッシュ 東ティモール ネパール 
   アフガニスタン

E  グアム フィリピン モンゴル

  

■日本代表、ドイツ遠征メンバー発表

 28日にドイツ・ドルトムントで行われるテストマッチ、対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の、日本代表召集メンバーが発表されました。

GK 川口 能活  (磐田)
   下田 崇   (広島)
   都築 龍太  (浦和)

DF 田中 誠   (磐田)
   宮本 恒靖  (G大阪)
   三都主 A.  (浦和)
   中澤 佑二  (横浜M)
   中田 浩二  (バーゼル:スイス)
   坪井 慶介  (浦和)
   加地 亮   (G大阪)
   駒野 友一  (広島)
   茂庭 照幸  (F東京)

MF 福西 崇史  (磐田)
   中田 英寿  (ボルトン:イングランド)
   中村 俊輔  (セルティック:スコットランド)
   小笠原 満男 (鹿島)
   稲本 潤一 (ウエストブロミッジ:イングランド)
   小野 伸二  (浦和)
   遠藤 保仁  (G大阪)
   松井 大輔  (ルマン:フランス)

FW 久保 竜彦  (横浜M)
   柳沢 敦   (メッシーナ:イタリア)
   高原 直泰  (ハンブルガーSV:ドイツ)
   大黒 将志  (グルノーブル:フランス)


 今回は、海外組がしっかりと召集されています。
ただ、オランダで結果を残している平山選手が呼ばれていないのが、非常に残念です。

セリエAでほとんどゲームに出られなかった柳沢選手をはずして、平山にチャンスを与えてもよかったのではないでしょうか。

 彼には代表のレギュラーポジションにチャレンジする権利が十分あると思いますし、彼を戦力化できればドイツ大会にむけて、代表の層の厚さを増すことができます。 平山を呼んで損はないのではないでしょうか。

 対戦相手のボスニア・Hですが、FIFAランクこそ日本より下ですが、管理人スパルタクは、実質的に格上とみています。
 
W杯ドイツ大会・欧州予選では、ケジュマンのいるセルビアにホームで引き分けていますし、スペインとはH&Aで二引き分けとまったくの互角。 ベルギーとも一勝一敗で、相当の実力者とみてよいでしょう。

ただ、今度の試合は中立地でのテストマッチですから、W杯予選ほどモチベーションがあがらないでしょうし、ボスニア側がフルメンバーを揃えてくれるのかもわかりませんから、ボスニア代表のサッカーの質がW杯予選のときより若干さがるかもしれません。

 日本代表としては仮想クロアチアということも考えて、悪くとも引き分け、できれば勝利してレベルアップしたというところを、我々サポに見せ付けてほしいです。

 もう本大会までテストマッチは何試合もありません。 
海外組を含めたフルメンバーで、日本代表の攻守にわたる組織力アップを図ってほしいと思います。
  

■日本代表、インドに大勝!

 日本の3連覇がかかる2007年アジアカップ予選の初戦が昨日、日産スタジアムで開催され、日本は6-0でインドを下し、順調に白星発進となりました。

対戦相手のインドは、W杯ドイツ大会の一次予選でも同グループで、その時はH&Aともに日本が大勝しています。

管理人スパルタクは、両チームの実力差からいって日本が4点差以上つけて勝利すれば、順当な結果とみていましたが、6-0で日本の勝利となりましたから、試合結果としては充分合格点をあげられると思います。

 それでは試合の内容を振り返って見ましょう。

試合は開始直後から地力に勝る日本が支配する展開となりました。

日本らしいショートパスを多用した組み立てで相手を押しまくり、サイドに展開してからのクロスで何度もチャンスをつくっていました。

ただシュートがなかなか決まらず、こう着状態となってしまいました。

 しかし意外な展開から日本が先制します。

前半30分すぎ、ゴール前の混戦で、インドGKのそばに小野選手がいるにもかかわらず、インドの選手がヘッドでGKへバックパスするという信じられないミス。

これを小野がゴールへ蹴りこんで日本先制。 しかもこれがジーコジャパンの通算100ゴール目となりました。

 残念ながら前半の日本の得点は、インドのミスからのこの一点だけでしたが、後半も日本が一方的にゲームを支配します。

後半13分、ゴール前中央から長谷部選手の放ったシュートが巻選手にあたってコースが変わり、そのままゴールイン。

23分、三都主選手のCKを福西選手がヘッドで合せて3-0。

34分、佐藤選手とのワンツーで抜け出した久保選手がループシュートを決め4-0。

38分、加地選手のパスから佐藤がうまく体を反転させてシュートし、代表初ゴールで5-0。

ロスタイムにも久保のゴールが決まって6-0で日本のゴールラッシュは幕となりました。

 攻撃面に関しては、相手と実力差がかなりありましたが、中盤の組み立てが非常に良かったと思います。

小野・長谷部・小笠原と両サイドの選手がうまくからんだ、ショートパスを多用した組み立てで、相手の中盤を圧倒しました。

おかげで日本代表はチャンスメークを沢山することができましたが、問題があったとすれば、それはクロスの質とシュートの決定力でした。

クロスに関しては、ゴール前の誰もいないところにあげてしまう場面が多々ありましたし、前半、ゴール前でフリーの選手が放ったヘディングシュートがことごとく決まらないということもありました。

こればっかりは、すぐれた戦術を持つ名監督でもどうしようもありません。 代わりにピッチに飛び出してシュートを打ってやるわけにもいきません。

シュートにチャレンジした選手を非難するわけではありませんし、むしろシュートを打ったことに対して大いに拍手したいのですが、やはりフリーでシュートを打ったときは、確実にものにして欲しいところです。

選手には、はずしたシュートをうまく自らの経験の蓄積としていくことを希望します。

 守備に関しては、攻められることが少なかったので、それほど問題があったわけではありませんが、空中にボールがあってそれが落下してくるとき、周りの日本の選手がそれを見てしまって、インドの選手と競り合わない場面が何回もありました。

これではこぼれ球をひろうことは難しくなります。 

ボールを失った瞬間というのは敵も味方も一番集中力が切れるときです。 50/50のボールに対してもっと集中する必要があるでしょう。

 試合全体に関しては、雑なプレーからの細かいミスが目立ちました。

トラップミスやショートパスを相手に当ててしまうといったイージーなミスがあってスタンドからブーイングが出ていたようですし、雑なヒールキックのあまりの多さにも閉口します。 

日本代表はさしずめヒールキック中毒といったところでしょうか。

正しいボディシェイプで球をしっかりトラップして、インサイドキックで確実にパスしたり、あるいはシュートするという基本をもっと大切にして欲しいです。

選手個人については、三都主が気合の入った良いプレーをしていました。クロスやCKでの精度の高いキックがなかなか良かったです。

久保の2ゴールもよかったですし、佐藤も精力的に攻撃にからんでいました。
また久保の1点目を生み出した、この2人がからんでのワンツーはもっと評価されてしかるべきです。

福西のバックヘッドのシュートも見事でした。

逆に加地はつまらないミスが多く、プレーが雑だったのが残念でした。

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   2006.2.22 日産スタジアム(横浜)

  日本  6   -   0   インド

  小野 ’32
  巻  ’58
  福西 ’68
  久保 ’79
  佐藤 ’85
  久保 ’90+

 GK 川口      GK ナンディ

 DF 加地      DF マヘシュ
    宮本         サンジブ
   (茂庭 72)      スルクマル
    中澤         プラディープ
    三都主       (ジェームズ 82)
               マンジュ
 MF 小笠原       
    福西      MF アジャヤン
    小野         メラジ
   (遠藤 72)      メタブ
    長谷部       (マンジット 77)

 FW 久保      FW バイチュン
    巻          ナビ
   (佐藤 76)
  

■日本代表、今年初勝利!

 昨日、日本代表対フィンランド代表戦が静岡スタジアムで開催され、日本代表は2-0で今年初勝利をあげました。

対戦相手のフィンランドは ヒッピア、タイニオ、クキ、リトマネンら主力が欠けた、ユーロ2008予選を見越した若いチームで、日本代表は絶対に勝たなければならない相手でした。

 試合の方は前半、小野選手が長い浮きダマのパスを多用して攻撃しましたが、ほとんどパスが通らず、ボール支配率が高い割にはシュートが少なくて、攻めあぐねた感がありました。

 後半は、グラウンダーのショートパスによる攻撃が増えたことにより、攻撃のリズムが良くなりました。

後半3分、右サイドでスローインからのボールをもらった小笠原選手がグラウンダーのパスで中央へ折り返し、それに久保選手がうまく合せて先制。

12分には、フィンランドGKが前へ出ているのを見た小笠原の絶妙の超ロング・ループシュートが決まって、2-0。

その後もゲームを支配してフィンランドの反撃を許さず、そのまま2-0で日本代表は今年初勝利をあげました。

 ゲームの内容については、試合カンが徐々に戻ってきているのでしょう、前回のアメリカ戦よりだいぶ良くなっていました。

攻撃面からみていくと、福西・小野・小笠原のミッドフィルダー三選手のボールを受けるための動きが、かなりよくなっていました。

特に福西が積極的にボールを受けるために動き、受けたボールをはたいた後は、機を見て攻め上がりをみせるなど、精力的な動きが素晴らしかったです。 
小笠原もまずまずの動きで、小野がもう少しボールを引き出す動きを積極的にやってくれると、日本の中盤の組み立てがもっとスムースになるでしょう。

 次にパス出しについてですが、前半の攻撃はボランチの小野からトップ下の小笠原を飛ばしてFWやサイドの選手への、ロングの浮きダマのパスを多用していましたが、パス成功率が低すぎました。

小野がたまに見せるグラウンダーのショートパスの方が、むしろ好チャンスを作り出していたので、浮きダマのロングを減らして、グラウンダーのショートパスの割合を前半からもっと増やした方がよかったのではないでしょうか。

小野はショートのキラーパスにも良いものを持っているのに、それを使わないのはもったいないです。

 また、日本の中盤の組み立てが悪い時は多くの場合、ボランチとトップ下の連携がプッツリと切れていることが原因です。

ボランチからトップ下を飛ばしてFWやサイドの選手へ、いっぺんにラストパスを決めてやろうと焦ってしまうのではなく、

ボランチからショートパスを使ってトップ下へボールを沢山供給し、トップ下にいったん預けたところで、チャンスがあればボランチが前線へ上がってリターンをもらい、FWへラストパスか自らシュートといった具合に、ワンクッションおいてやると、攻撃のバリエーションがぐっと増えてきます。

昨日は特に、小野から小笠原へのショートパスが少なすぎました。 ボランチとトップ下のからみとパス交換をもっともっと増やして欲しいと思います。

 あと、これは小野がロングの浮きダマのパスを多用した・せざるを得なかったこととも関係があるのですが、日本のFWは相手のバックラインのウラを取る動き一辺倒になりすぎです。  さらに2トップの連携もたいていプッツリと切れています。 日本人選手にありがちな弱点でしょう。

2トップという戦術をとる意味は、単純に「1トップよりFWが1人多いから良いのだろう」といったことではありません。

2トップがお互い連携して、片方がラストパスを出して、もう片方がシュートを決めるといった役割分担をはかるためもあって、2トップという戦術が生まれたのです。

(どちらか一方がチャンスメーカーで、もう片方がシュートを決めるというふうに、役割を固定するという意味ではない。 状況に応じて常に役割は入れ替わる)

日本代表の場合、2トップの連携・つながりというのは本当に細いです。 FWはMFばかりを見ていて、2トップの片方がチャンスメークをしてもう1人が決めるといった形はほとんど見られません。 

昨日のゲームで言えば、2トップの両方が同時にウラを狙ってばかりいるのではなく、時には1人がウラへ、逆にもう1人が敵のセンターバック(CB)の前のスペースへ下がってくれば、トップ下やボランチのパスの選択肢がぐっと増えるのです。

そして敵CBの前でボールを受けたFWが前を向ければそこを基点として、もう1人のFWにラストパスを出したり、自分を追い抜いてオーバーラップをかけたトップ下にパスを出して、フリーでシュートさせるといった具合に、攻撃のバリエーションがぐっと増えます。

敵バックラインのウラのスペースばかり狙ってしまって、敵CBの前のスペースをうまく使えないのは、日本のFWや攻撃的MFの選手にありがちな弱点です。 それではファンタジーのある選手とは言えません。 

 つづいて守備ですが、中盤でのプレスはアメリカ戦より良くなっていました。

しかし、今回来日したフィンランド代表の攻撃における組織力は、先日対戦したアメリカ代表国内組より、かなり落ちました。 高い個の能力で局面を打開できるような選手もいませんでした。

そのために、たいして危ない場面もありませんでしたが、逆に守備のレベルアップのためには、物足りない相手だったといえるでしょう。

 次の試合では、みんなでもっと連携して、相手のボール保持者をサイドの危険度の低いエリアに追い込んでいくような速く激しいプレスを、長時間かけつづけて欲しいです。

さらにボールに対してもっと集中して次の動きを予測して、今以上こぼれダマを日本のマイボールにできるようにする必要もあるでしょう。

小野も「W杯には今回のフィンランドのようなレベルの相手はいない」と言っていましたし、宮本選手も「先日対戦したアメリカ代表のレベルを忘れてはいけない」とコメントしていました。

私もその通りだと思いますし、選手が高い志をキープしていてうれしく思います。

今回の試合は2-0の勝利でしたが、オーストラリアやクロアチア・ブラジルといった相手を想定した場合、内容・レベル的には、まだまだ物足りません。

日本が入ったドイツ・ワールドカップ・グループリーグのレベル、そして決勝トーナメントに進出してくるであろうチームのレベルを見据えて、日本代表の攻守にわたる組織力のレベルアップが望まれます。

 次の試合は、アジアカップ予選のインド戦となりますが、ひとつ予言をしておきます。

インドには個の能力が高い選手はほとんどいませんから、日本代表は好きなだけボールをキープできるでしょう。 しかし、選手1人1人がボールを長く持つと、インドは11人がべったり引いてスペースが少ないために、攻撃がうまく行かないと思います。

ダイレクトパスを多用しボールをサクサク動かして、サイドからアーリークロスを数多くいれてゴール前で点であわせることで、相手を組織的に崩せれば早めに点をいれて勝負をきめることが出来ると思います。

次回はそのあたりを課題としてゲームを見たいと思います。

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      2006.2.18 静岡スタジアム

 日本   2  -   0   フィンランド


  久保  ’48
  小笠原 ’57


 GK 川口      GK カベン

 DF 宮本      DF クイバスト
    坪井         パソヤ
    中澤        (サウソ 87)
               カリオ
 MF 小笠原        ニマン
    福西       
    小野      MF イロラ
    加地        (ウーシマキ 70) 
   (駒野 76)      ハーパラ 
    村井        (カンガスコルピ 80) 
   (三都主 72)     ラゲンブロム

 FW 久保      FW フースコ
   (本山 85)     (タイパレ 87)
    巻          ショルンド
   (佐藤 72)     (クヤラ 75)
               アルキブオ
              (ランピ 80)

  

■ワールドフットボールバランス(アフリカ)2006.2.10現在

☆2006アフリカネーションズカップ(エジプト)

決勝トーナメント(2.3~2.10)

準々決勝

エジプト 4-1 コンゴ民主
(A.ハッサン 33PK,89, H.ハサム 40, E.メテブ 58 : エル・サクワ 45OG)

ギニア 2-3 セネガル
(ディアワラ 21, フェインドゥーノ 90+ :
ディオップ 61, ニャン 81, カマラ 90+)

カメルーン 1-1 コートジボアール
(メヨン・ゼ 95 : バカリ 92 PK 11-12)

ナイジェリア 1-1 チュニジア
(オビンナ 6 : ハグイ 49 PK 7-6)


準決勝

エジプト 2-1 セネガル
(A.ハッサン 37PK, A.ザキ 81 :
ニャン 51)

コートジボアール 1-0 ナイジェリア
(ドログバ 47)


3位決定戦

ナイジェリア 1-0 セネガル
(ラワル 79)


決勝

エジプト 0-0 コートジボアール
   (PK 4-2) 


優勝国 エジプト (五回目 最多優勝回数)

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 2006アフリカ・ネーションズ・カップも優勝国が決定しました。

 まず準々決勝をふりかえりますと、エジプト・セネガルは順当勝ち。

W杯予選でも戦ったカメルーン対コートジボアールは、PK戦にもつれこむ大激戦のすえ、コートジボアールが勝ちぬけ。 近年アフリカで絶対的な強さをほこったカメルーンも少し陰りがみえはじめています。

ナイジェリアは前回優勝国チュニジアにてこずり、PK戦にまでもちこまれましたが、何とか勝ちぬけです。

 準決勝は、まずエジプトが手堅く勝利。
コートジボアールはアフリカの実力者・ナイジェリアを90分で破って、堂々の決勝進出です。

 3位決定戦は、ナイジェリアがセネガルに順当に勝って、銅メダル獲得。

 そして決勝戦は、開催国エジプトとW杯初出場を決め勢いに乗るコートジボアールの対戦となりましたが、点が入りにくい決勝戦らしく0-0で延長戦へ。
それでも決着がつかずPK戦となりましたが、経験の差が出たのか、地元エジプトが4-2でコートジボアールを下しました。

エジプトは通算五回目の優勝で、アフリカ・ネーションズ・カップの最多優勝国となりました。

 ただ、今大会で最も賞賛されるべきチームは、コートジボアールでしょう。

トーゴやアンゴラといった他のW杯初出場組が早々と敗退するなかで、カメルーンやナイジェリアといったアフリカの強豪を次々と破り、開催国エジプトと戦った決勝戦では、相手をPK戦にまで追い詰め、ほとんど勝ちに等しいゲームだったと思います。

コートジボアールのドイツW杯での活躍がこれでいっそう楽しみになりました。


ワールドフットボールバランス
(世界サッカーランキング)
by国際サッカー戦略研究所

CAF(アフリカ)2006.2.10現在

BB +コートジボアール アンゴラ 
   -カメルーン -エジプト

B  チュニジア モロッコ トーゴ 
   ナイジェリア セネガル コンゴ民主

CC コンゴ共和国 ジンバブエ -ガボン
   ガンビア -ブルキナファソ
   ザンビア ギニア マリ

C  南アフリカ +リビア ケニア
   ギニアビサウ タンザニア ルワンダ チャド
   ソマリア +モーリタニア -レソト ガーナ
   ボツワナ +ベナン シエラレオネ
   -中央アフリカ +マラウイ スーダン
   -モザンビーク エチオピア モーリシャス
   -リベリア -カボベルデ +アルジェリア

DD マダガスカル ブルンジ +エリトリア
   +ウガンダ -ナミビア スワジランド
   -ニジェール

D  -サントメ・プリンチペ 赤道ギニア

EE +セーシェル +ジブチ

  

■日本代表の今年最初のゲーム

 日本代表のワールドカップイヤー最初のテストマッチ・対アメリカ戦が11日(アメリカ時間10日)、サンフランシスコで行われ、日本は2-3で敗れました。

いつものようにゲームを振り返りましょう。

日本代表は立ちあがりの5分こそ勢いがあったものの、それ以降はアメリカの攻守にわたる組織プレーにぐいぐい圧倒され、完全にゲームを支配されてしまいました。

アメリカの速く激しいプレスにパスが全く回らず、たちまちボールを失うと、アメリカの組織的で速いパス回しに全く守備がついていけませんでした。

前半24分、左サイドからのクロスが入ったとき中澤選手がトウェルマンを簡単にフリーにしてしまい、彼がヘッドで楽々とボールを落とすと、フリーで走りこんできたポープがゴール右に蹴り込んでゴール。 早くもアメリカが先制。

先制点を奪って以降も、アメリカの組織力は全く衰えません。

前半39分には、ワンツーを狙ったトウェルマンのパスからサッカーの教科書に出てくるお手本のような第三の動きでゴール前中央に抜け出たデンプシーが楽々ゴール。アメリカが2-0とします。

後半開始後もアメリカペースで、5分に右コーナーキックから、中澤が足を滑らせてマークをずらしてしまったスキをついて、どフリーのトウェルマンがダイビング・ヘッドのシュートを日本ゴールへ突き刺して3-0。

 しかし、後半も10分すぎになると、アメリカのプレスが弱まり日本もいくらかボールが回せるようになりました。

15分、右サイドの加地選手があげたクロスを巻選手がアメリカDFとの競り合いに勝ってヘディングシュートを決め3-1とします。

1点を返したことで勢いをもりかえした日本代表は、アメリカを攻めたてますが、なかなか良い形からシュートへつなげられません。

ロスタイムにCKから中澤の体勢を崩しながらのシュートが決まるも時すでに遅し。アメリカが3-2で逃げ切りました。

 管理人スパルタクは、日本とアメリカの実力はほぼ互角、アウェーという条件からアメリカの勝利が順当とみていましたが、実力差どおりの結果になってしまいました。

たとえ不利な条件でも最悪引き分けにするか、勝って日本代表がレベルアップしたというところを見せて欲しかったのですが...

 ただ、結果と内容についてはあまり気にしていません。

アメリカ代表がシーズンオフあけの三試合目?なのに対し、日本代表はこれが最初のゲームで、選手個々も試合カンが戻っていないのか、プレーひとつひとつの判断が遅すぎました。

今回のゲームでは「自分はフリーでプレーする。相手はフリーでプレーさせない。」というサッカーの初歩の初歩が全くできていませんでしたから、ヘッドで楽に落とされてフリーの選手のシュートを食らい、教科書どおりの第三の動きで中央突破され、セットプレーからズドンとやられるのは当然の結果でしょう。

 しかし、これが日本とアメリカの今現在の実力差なんだということから目をそらすべきではありません。 

ピッチが滑りやすかったとか、照明がサッカー場とは違うとか、そんなことは言い訳になりません。相手だって条件は一緒です。

特に前半戦は、アメリカの組織的守備と日本の攻撃の組織力とを比較した場合、明らかにアメリカの守備組織の方が上回っていました。

アメリカの速くて激しいプレスに日本の選手は全くパスを回せなくなり、バック・パスに逃れるか、パニックになったように前方へ精度の低いロングキックをするだけでした。

これがアメリカの狙っているサッカーであり、日本はまんまとハメられたのです。

今回のアメリカ代表戦は仮想オーストラリア戦であると以前言いましたが、オーストラリア代表監督のフース・ヒディンクが狙っているのも、正にこの形でしょう。

オーストラリアもまず、速く激しいプレスをかけて日本のパス回しを封じようとするでしょう。

特にフィジカルの弱い中村選手がいつものように激しいプレスを嫌がって、サイドかボランチのラインまで逃げるようになると、中盤がポッカリ空いて、日本のパスはほとんど回らなくなると思います。

パスが回らなくなると日本の選手は中盤やサイドでの個人技によるドリブル突破で局面の打開をはかろうとするでしょうが、フィジカルの強いオーストラリアの選手のプレスにますます引っかかって相手の思うツボとなるでしょう。

最後に日本代表は、ヤケクソのような前線へのアバウトなロングパスでどうにかしようとするでしょうが、日本より身長が高くフィジカルも強いオーストラリア代表のバック陣に跳ね返されるだけとなります。

こういうパターンにハマると日本が勝つ可能性は限りなく低くなります。 運が良くて引き分けでしょう。 W杯の本番で、こういったゲームをやってしまえば、決勝トーナメントに行ける確率は限りなく小さくなります。

 後半の中ごろから日本もやっとパス回しができるようになりましたが、それは日本の攻撃の組織力がアップしたからではなく、アメリカのプレスディフェンスが弱まり、組織的守備力が落ちたからです。

日本代表の選手の一部に「最初からパスを回していけばよかった」などと話している人がいますが、彼はこの試合の分析がまったくできていません。

さも前半からパスを回そうと思えばできたような言い方ですが、前半の日本代表各選手の判断の遅さ・ポジショニングの不正確さでは、パスを回せるはずがありません。

それはパスを回そうとした日本がアメリカのプレスにことごとく引っかかって、ゲームを完全に支配されてしまった前半戦が証明しています。

あのように激しいプレスディフェンスを破るには、日本のマイ・ボールになったときに、ボールを持っている選手とその周りの選手が、アメリカのプレスよりも速いスピードで正確にポジショニングをとってトライアングルを形成することでパスコースを沢山用意し、

ボールを持っている選手も、相手のプレスより速いダイレクトのパスで、オートマチックにどんどんパスを回していかなければなりません。


(これが本番までにできるようにならなければいけません)

 しかし、今回の試合の日本代表の各選手は、ボールを受けてから次にどうするか考え、また次の選手もボールを受けてから考える、といった具合に、判断のスピードが遅すぎました。 これではアメリカのプレスディフェンスに簡単に引っかかります。

日本代表はW杯本大会までに、今回対戦したアメリカ代表のレベル程度のプレスディフェンスは崩せるだけの、攻撃面での組織力を持たなくては話になりません。 でなければW杯でベスト8以上なんて夢のまた夢です。

なにしろ今回のアメリカ代表は、海外組抜きなんですから。

それでもジーコが監督になって三年以上たつわけですが、小笠原・遠藤・福西の三選手で今回のアメリカのプレスディフェンスを崩せるような、高いレベルの組織的攻撃を見せてくれたことなんて記憶にありませんから、正直複雑な心境ですが...

 それにしてもアメリカ代表監督のブルース・アリーナはサッカーを良く知っている素晴らしい監督だと思います。

彼のつくるチームは攻守にわたって組織がしっかりしているから、選手が多少代わってもサッカーの質がそんなに変わりません。

こういうチームは好不調の波が小さく、前回2002W杯ベスト8で、2006ドイツ大会・北中米予選もメキシコを押さえてトップ通過という結果は、運が良かっただけのフロックでは決してありません。

なんと言ってもメキシコはドイツ大会のAシード国ですし、昨年のコンフェデで日本がやられた相手でもあります。

サッカー監督を料理人に例えると、どんな材料でも手に入るものでコンスタントにおいしい料理が作れるのがアリーナ監督だとすると、ジーコ監督は良い材料が手に入ったときだけおいしい料理ができるが、食材が悪いとマズイ料理しか作れないといったところでしょうか。

ブラジルのように才能あふれる選手が豊富に次から次へと出てくるわけではない日本にとって、どちらのタイプの監督が適しているのでしょうか。

 最後に選手個人に関しては、長谷部・巻・佐藤の三選手のひたむきさは非常に良かったと思います。

逆に久保・小野両選手はまだまだコンディションが万全ではないように見えました。今後に期待します。
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2006.2.10 SBCパーク(サンフランシスコ)

 アメリカ   3  -  2   日本

ポープ    ’24    巻  ’60
デンプシー  ’39    中澤 ’90+ 
トウェルマン ’50

GK ハートマン    GK 川口

DF ドゥニバント   DF 田中
  (ピアース 90+)   (長谷部 55)
   コンラッド       宮本
   ポープ         中澤

MF ザバニン     MF 三都主
   デンプシー       加地
  (オルセン 69)     福西
   ドノバン       (阿部 55)
   クレイン        小笠原
  (キャロル 78)     遠藤
   ヌーナン       (巻 46)
  (ロルフ 87)      小野
              (本山 68)
FW ウォルフ     
  (ジョンソン 58) FW 久保
   トウェルマン     (佐藤 46)
  (チン 68)

  

■ワールドフットボールバランス(アフリカ)2006.1.31現在

☆2006アフリカネーションズカップ(エジプト)

グループリーグ(1.20~31)

A組

エジプト 3-0 リビア
(A.ホサム 17, M.アブトライカ 22,
 A.ハッサン 77)

コートジボアール 1-0 モロッコ
(ドログバ 38PK)

リビア 1-2 コートジボアール
(A.ハミス 41 :
ドログバ 10, トゥーレ 74)

エジプト 0-0 モロッコ

エジプト 3-1 コートジボアール
(E.メテブ 6,69, M.アブトライカ 60 :
コネ 42)

1.エジプト     3 2 1 0 6- 1 7 決勝T
2.コートジボアール 3 2 0 1 4- 4 6 〃
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3.モロッコ     3 0 2 1 0- 1 2
4.リビア      3 0 1 2 1- 5 1


B組

カメルーン 3-1 アンゴラ
(エトオ 20,39,77 : ファビオ 31)

トーゴ 0-2 コンゴ民主
(マビ 45, ルア・ルア 64)

アンゴラ 0-0 コンゴ民主

カメルーン 2-0 トーゴ
(エトオ 68, ゼ 85)

カメルーン 2-0 コンゴ民主
(ジェレミ 31, エトオ 33)

アンゴラ 3-2 トーゴ
(ファビオ 9,39, マウリト 86 :
 クバジャ 24, トゥーレ 67)

1.カメルーン   3 3 0 0 7- 1 9 決勝T
2.コンゴ民主   3 1 1 1 2- 2 4 〃
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3.アンゴラ    3 1 1 1 4- 5 4
4.トーゴ     3 0 0 3 2- 7 0


C組

チュニジア 4-1 ザンビア
(ドス・サントス 36,83,90+, ブアジジ 53 :
チャマンガ 8)

南アフリカ 0-2 ギニア
(バングーラ 78,88)

ザンビア 1-2 ギニア
(タナ 34 : フェインドゥーノ 74,90+)

チュニジア 2-0 南アフリカ
(ドス・サントス 33, B・アシュール 58)

チュニジア 0-3 ギニア
(バングーラ 16, フェインドゥーノ 70,
ディアワラ 90+)

ザンビア 1-0 南アフリカ
(カトンゴ 75)

1.ギニア     3 3 0 0 7- 1 9 決勝T
2.チュニジア   3 2 0 1 6- 4 6 〃
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3.ザンビア    3 1 0 2 3- 6 3
4.南アフリカ   3 0 0 3 0- 5 0


D組

ナイジェリア 1-0 ガーナ
(タイウォ 85)

ジンバブエ 0-2 セネガル
(H.カマラ 59, バ 80)

ガーナ 1-0 セネガル
(アモア 13)

ナイジェリア 2-0 ジンバブエ
(オボド 57, ミケル 61)

ナイジェリア 2-1 セネガル
(マルティンス 79,88 : S.カマラ 58)

ガーナ 1-2 ジンバブエ
(アダム 90+ : イッサ60OG, ムワルワリ 67)

1.ナイジェリア   3 3 0 0 5- 1 9 決勝T
2.セネガル     3 1 0 2 3- 3 3 〃
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3.ガーナ      3 1 0 2 2- 3 3
4.ジンバブエ    3 1 0 2 2- 5 3


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◆A代表のアフリカ大陸チャンピオンを決めるため、二年に一回開催されるアフリカ・ネーションズ・カップがエジプトではじまりました。

・A組は、モロッコにてこずったものの、開催国エジプトが予想通りのトップ通過。 W杯初出場をきめたコートジボアールが二位で決勝T行きです。

・B組はドイツ行きを逃したカメルーンがうっぷんを晴らすかのように三連勝で決勝Tへ。 二位は得失点差の争いでわずかに抜け出た、コンゴ民主となりました。

W杯出場組のアンゴラとトーゴはグループリーグ敗退。 予選の勢いはどこへ?

・C組はギニアが予想外の好調で三連勝、つづいてW杯出場組のチュニジアが続きました。 しかし南アフリカは依然、絶不調から脱出できていません。

・D組はカメルーンと同じくドイツ行きを逃したナイジェリアが地力を発揮して無敗でトップ通過。 二位は前回W杯で旋風をまきおこしたセネガルでした。

W杯初出場を決めたガーナは敗退となりました。 新聞では驚いたように記事を書いていたところもありましたが、こんなものじゃないでしょうか。
ガーナのW杯アフリカ予選は組み合わせに恵まれすぎていたと個人的には思っています。


準々決勝の組み合わせは以下のとおりです。

エジプト-コンゴ民主  ギニア-セネガル

カメルーン-コートジボアール ナイジェリア-チュニジア



ワールドフットボールバランス
(世界サッカーランキング)
by国際サッカー戦略研究所

CAF(アフリカ)2006.1.31現在

BB ナイジェリア アンゴラ カメルーン
   エジプト

B  -チュニジア モロッコ トーゴ 
   コートジボアール セネガル コンゴ民主

CC コンゴ共和国 ジンバブエ -ガボン
   ガンビア -ブルキナファソ
   ザンビア +ギニア マリ

C  南アフリカ +リビア ケニア
   ギニアビサウ タンザニア ルワンダ チャド
   ソマリア +モーリタニア -レソト ガーナ
   ボツワナ +ベナン シエラレオネ
   -中央アフリカ +マラウイ スーダン
   -モザンビーク エチオピア モーリシャス
   -リベリア -カボベルデ +アルジェリア

DD マダガスカル ブルンジ +エリトリア
   +ウガンダ -ナミビア スワジランド
   -ニジェール

D  -サントメ・プリンチペ 赤道ギニア

EE +セーシェル +ジブチ
  

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