■日本代表

■長谷部キャプテンが負傷離脱か?

 フランクフルトでプレーする長谷部選手ですが、今月11日に行われた対バイエルン戦で負傷した箇所が思いのほか重症だった可能性があり、近いうちにヒザの内視鏡検査を受ける予定と報道されています。

これが事実であれば長谷部選手のことが非常に心配ですし、実際は軽傷で今月のW杯アジア予選2試合も問題なくプレーできることを祈るばかりですが、どうしてフランクフルトはもっと早く彼のケガに気づかなかったのでしょうか。

もし最悪UAE戦・タイ戦への出場が無理だったとしても、ロシアW杯の本番で累積警告などのために彼がプレーできない試合が出てくるかもしれませんから、「別の選手がW杯の予選という公式戦で経験を積み、結果をしっかり出すことでボランチの選手層を厚くする絶好のチャンス!」と前向きに考えていくしかありません。

一部報道では、長谷部選手を代表チームから離脱させず、UAEに呼んで負傷したヒザの状態をチェックするとともに、精神的な主柱としてそのままチームに帯同させるという話もあります。

たとえ実際にプレーできなくても、宿舎等での監督と選手、あるいは選手だけのミーティング時に長谷部選手から豊富な経験に基づいたアドバイスがあれば大きな力になるでしょうから、良いアイデアだと思います。

ただこのままでは、中盤の底から攻撃の組み立てにも参加するボランチが手薄になってしまいますし、UAE戦で何が起こるかわかりません。

確かバックアップ登録されていたのはヘーレンフェーンの小林祐希選手だったと思いますが、必ず攻撃的なボランチを1枚、UAEに呼んでチームに帯同させておくべきです。

もしUAE戦で長谷部選手の代役が負傷退場や次試合出場停止となったときに、「攻撃的なボランチがいなくなっちゃった、どうしよう。そうだ小林祐希を呼べ!」「今、彼はオランダですけど。」「えー、今からだと帰国はタイ戦の前日じゃないか。それでは時差ボケで使い物にならん、どうしてこんなことになった!」みたいな展開は絶対に避けなければなりません。

技術委員長である西野さんが責任をもって、しっかりと代表チームをハンドリングして欲しいです。




サッカー ブログランキングへ
↑いつもポチッと応援ありがとうございます。



  

■UAE戦・タイ戦にのぞむ代表メンバー発表!

 ロシアW杯アジア3次予選の対UAE戦(3/23 アルアイン)・対タイ戦(3/28 埼玉)にのぞむ日本代表メンバーが発表されました。


GK 西川 周作  (浦和)
   川島 永嗣  (メス:フランス)
   林  彰洋  (F東京)

DF 吉田 麻也  (サウサンプトン:イングランド)
   森重 真人  (F東京)
   酒井 宏樹  (マルセイユ:フランス)
   長友 佑都  (インテルミラノ:イタリア)
   昌子  源  (鹿島)
   植田 直通  (鹿島)
   槙野 智章  (浦和)
   酒井 高徳  (ハンブルガーSV:ドイツ)

MF 清武 弘嗣  (C大阪)
   長谷部 誠  (フランクフルト:ドイツ)
   山口  蛍  (C大阪)
   香川 真司  (ドルトムント:ドイツ)
   今野 泰幸  (G大阪)
   高萩 洋次郎 (F東京)
   倉田  秋  (G大阪)

FW 原口 元気  (ヘルタベルリン:ドイツ)
   大迫 勇也  (ケルン:ドイツ)
   浅野 拓磨  (シュツットガルト:ドイツ)
   久保 裕也  (ヘント:ベルギー)
   本田 圭佑  (ACミラン:イタリア)
   岡崎 慎司  (レスター:イングランド)
   宇佐美 貴史 (アウクスブルク:ドイツ)

 
 W杯予選中断中の明るい話題として、ベルギーリーグのヘントに移籍した久保選手が3月12日に行われた対メヒェレン戦において披露してくれた、4人抜きドリブルからのスーパーゴールをまず取り上げたいと思います。

ゴール正面からペナルティエリアに侵入し、右を抜くぞと見せかけたフェイトにつられて相手バックが左足を横へ出した瞬間、ダブルタッチでその逆を抜いてGKとの一対一を冷静に制してのゴールは大変素晴らしかったですね。

でも久保選手ってこういうプレースタイルだったでしょうか。スイスリーグでプレーしている時にこうしたゴールを見た記憶が無いんですが大歓迎ですね。代表戦でもキレのあるドリブル突破からのゴールやチャンスメークを期待したいです。

今後も個の能力で局面を打開してのゴールやアシストでどんどん結果を残していけるなら、ハリルジャパンの右ウイングの最有力候補です。

ダブルタッチと言えば、ドルトムントの香川選手も復調の兆しが見えてきました。

今月11日に行われたベルリン戦で、ダブルタッチぎみにボールを動かしてからのパスでオーバメヤンのゴールをアシストしたときに「おやっ」と思ったのですが、3部チームとの対戦となった14日のポカール準々決勝においては、ゴールにこそつながらなかったもののダブルタッチから相手2人をかわしてドリブル突破するシーンが見られました。

香川選手がどういったトレーニングを新たに始めたのかはわかりませんが、自分の直前にいる相手を個の能力ではがして局面を打開し、決定的なパスを出したりゴールしたりするためのスキルが最近少しづつ上がってきているのは大変良い傾向です。

昨年12月に当研究所で「ドリブラー養成計画」という記事をアップしたのですが、それ以降ダブルタッチを使ってのドリブル突破で結果を出す代表選手が急に出始めました。

もし日本人サッカー選手が、直接あるいは間接的に当研究所の情報を入手して、攻守両面で個の能力を上げ世界で活躍してくれるなら、メッシやイニエスタなどワールドクラスのドリブラーを研究した成果を基に、苦労してあの記事を作成した甲斐があったというものです。

手足の長さや体の大きさでは劣勢でも足元が器用でアジリティのある日本人選手が、自分の直前にいる相手を個の能力ではがして局面を打開し、ゴールやチャンスメークをするスキルとして、ダブルタッチやステップオーバー・マシューズフェイントは極めて有効だと思います。

世界で成功したいのであれば、原口・宇佐美・浅野ら他の代表選手たちにも高いレベルでの技術習得を強く推奨しておきます。もちろんFC東京の中島選手や建英君ピピ君ら他の日本人選手たちも同様です。

 逆に気がかりなのは、今回召集された代表メンバーで30歳以上のベテランが目立つということです。特にMFで。

クラブで好調だというのはわかるんですが、ハリルホジッチ監督は1年数か月後に迫ったロシアW杯のピッチに立つ日本代表の年齢構成をどうイメージしているんでしょうか。チームの平均年齢は32歳ぐらいなんですか?

監督さんは、大事な試合だから経験が必要だと言っていますが、そんなことを言っていたらいつまでたっても若い選手が経験を積めず、世代交代に失敗する可能性が高くなります。日本サッカーはロシアW杯以降も続いていくことを忘れてはいけません。

「世代交代は予選を突破してからで良い」という意見も一部でありますが、それで失敗したのがブラジルW杯でした。

ザックジャパンで長らくセンターFWを務めていたのは前田選手でしたがブラジルW杯直前で衰えが見え始め、予選を突破してから柿谷・大迫ら若手選手にチャンスを与えたわけですが、いかんせんプレッシャーのかかる公式戦でのプレー経験が絶対的に不足していて、結局本大会ではほとんど機能しませんでした。

負けても痛くもかゆくもないテストマッチと、負ければ次のラウンドへ行く資格を失うという実際の痛みを伴う公式戦とはまったく別物であって、W杯の予選でプレッシャーに押しつぶされるようでは、もっとプレッシャーのかかる本大会で通用しないのは当たり前。

ですから、予選の段階から若い選手にチャンスを与えて成功経験を積ませないと、W杯のような公式戦でいきなり起用しても通用しない可能性が高いです。たとえ控えでもチームに帯同させて、ピッチ内外の先輩選手の振る舞いにじかに触れさせることで積める貴重な経験もあると思います。

前回召集メンバーとの比較では井手口選手はともかく、ボランチやトップ下の3番手としてヘーレンフェーンの小林選手は召集しても良かったんじゃないでしょうか。クラブでものすごくひどいプレーをしていたようには見えなかったのですが。

来るべきUAE戦のスタメンは、昨年11月のサウジ戦から大きく変更する必要性を感じませんが、代表監督は目先の勝利ばかりに囚われるのではなく、5年先10年先の日本サッカーのことも考えた長期戦略で選手の起用・育成をして欲しいです。

 さてUAE戦前の合宿で重要なポイントは、昨年11月のサウジ戦で機能した攻守の戦術を選手全員がもう一度思い出すということです。 

(当ブログ過去記事・日本代表、ロンドン世代でサウジに勝利 ) 

守備は、コンパクトな守備ブロックをつくってゾーンで守り、そこから約束事に従ってプレスをかけていくことで相手に自由にプレーさせない。サウジ戦では試合終盤に守備ブロックがバラけ、広く空いたバイタルエリアを使われてそれが失点につながりました。

攻撃は、適切な距離感を保って味方のボールホルダーをサポートしてパスをつなぎ、攻撃を組み立てていく。

得点を焦ってひたすらロングボールをポンポン放り込んだり、前線に4~5人が足を止めて張っていてサイドからのクロスをワンパターンで要求する4-1-5みたいなフォーメーションにならない。(これがホームでのUAE戦を落してしまった最大の原因の一つ)

ハリルホジッチ監督から「相手のボールホルダーを際限なく追いかけ回せ(いわゆるデュエル)」とか「失点するリスクが怖いのでロングボールを放り込め」みたいな指示が出て、試合中にそうした戦術が機能せず苦戦の原因となっているなと感じたら、長谷部キャプテンを始めとした選手たちで状況判断して、監督さんから許可を得てゲーム中に戦術変更するような臨機応変さも欲しいところです。

次に注意すべき点は以前から指摘していたように暑熱対策です。

予選会場となるアルアインは、キックオフ時間である夜の7:30でも気温が30℃近くあることが普通なので、相手より先に足が止まらないようしっかり準備して欲しいですね。

最後に意外に見落としがちなのが、アウェーで勝っているからといってタイ戦は決して油断できないこと。

日本が、かなり時差があるアルアインから埼玉へ東西に移動するのに比べ、自国で試合をしてからほとんど時差のない南北に移動して日本にやってくるタイの方が体力的には有利になります。

昨年バンコクでやったタイ戦もメルボルンでやったオーストラリア戦も、相手が日本とやる直前の試合を中東で戦っており、タイもオーストラリアも日本との試合中、体力的にキツそうだったのを覚えています。

試合中に体力を温存して走り負けることでUAE戦を落しては元も子もありませんが、時差のある長距離移動のあとのタイ戦のことも考え、試合前の練習は必要最低限のものに的を絞って実施し、選手を無駄に消耗させないように注意して欲しいです。

というわけで今度のUAE戦、もうやるべきことはわかっているわけですから日本代表の各選手が自分の実力をゲームで出し切ることだけに集中してくれることを望みます。



サッカー ブログランキングへ
↑いつもポチッと応援ありがとうございます。


一対一の勝ち方

フィジカルコンタクトに勝つためのスキル

ポストプレーヤーへの対処法

コンパクトな守備ブロックからのゾーンディフェンスのやり方

パスサッカーの基本(その1)

パスサッカーの基本(その2)

より高度なパスサッカー(その1)

より高度なパスサッカー(その2)

より高度なパスサッカー(その3)

良いカウンターアタックとは


  

■大丈夫?

 今日は「日本代表、大丈夫?」という話題を2つ取り上げたいと思います。

まず最初の話題は、6月7日に味の素スタジアムで行うと日本サッカー協会から発表された代表のテストマッチについてです。

この試合は、同月13日に予定されているイラクとのW杯アジア予選に備えるためのものと位置づけられており、イラクと似たタイプのチームが対戦相手として呼ばれることになるそうです。

肝心の6月のW杯予選はイラクのホーム扱いの試合となりますが、治安面の問題からイラク代表はホームゲームを中立地であるイランのテヘランで戦っていますから、イラクVS日本戦もテヘランで開催される可能性が高いように思います。

(現在サウジとイランとの外交関係が険悪な状態にあり、サウジ代表がイランに入国することが困難であったため、イラクVSサウジはイランではなくマレーシアで開催された)

ですから、6月7日に東京でテストマッチをやって、6日後のイラクとのW杯予選を戦うためにイランのテヘランまで長距離移動をするとなると、日本代表の選手たちが本来なら避けられるはずの疲労を蓄積させて大事なW杯予選に臨むことになり、こちらが余計に不利になってしまう可能性があるように思うのですが大丈夫なんでしょうか?

まだ6月のイラク戦の開催地が正式に決定していないようですが、それが決まった段階でテストマッチの開催地も決めるべきですし、もしイラクVS日本戦がテヘランで行われるようであれば、移動が楽な近場で直前キャンプとテストマッチをやるべきではないでしょうか。

練習環境や治安面を考えれば「カタールのドーハやUAEのドバイが候補地」と言いたいところなんですが、UAEはW杯行きを争う直接のライバルですし、カタール協会が派遣してきた審判団に日本対UAE戦で八百長まがいのジャッジを連発されたばかりですから、どんな妨害をされるかわかりません。今回は除外しておきます。

となると、バーレーンやオマーンあたりになりそうですが、6月のペルシャ湾岸地域は日中の気温が35℃オーバーの灼熱地獄なんですよね。

あるいはテヘランからそう遠くないキプロスやギリシャのアテネで直前キャンプを張るか、さもなくば思い切ってイラン国内にするか。(トルコの治安はここ数年で最悪の状態)

仮想イラクということでサッカースタイルが似ているチームは、シリア・ヨルダン・レバノンの各代表といったところですが、後者二つは6月5日にアジアカップ2019の予選があるため不可能です。

シリアは6月13日にW杯予選をマレーシアで戦いますから可能性はあります。

ただ、長距離移動によって選手にムダな疲労を蓄積させないためにも、W杯予選直前のテストマッチは「誰とやるか」ではなく「どこでやるか」の方がより重要だと思いますので、日本サッカー協会にはベストの開催地を探して欲しいです。

間違っても「協会の金銭的利益」を最優先させて、選手を長距離移動させることのないように。

くれぐれも「国内でのテストマッチであげられる収益」という100円玉を拾うためにしゃがんで、「ロシアW杯出場権」という100万円の札束をお尻のポケットから落すことのないようにお願いします。

 つづいての話題は、セビージャに所属していた清武選手のセレッソ大阪への移籍についてです。

このニュースを見たときは信じられなくて、思わず二度見してしまいましたが、本当に驚きました。

セビージャで出番がなくても清武選手の実力ならブンデスリーガの中堅クラブでレギュラーポジションを獲得することはそう難しいことではないと思われ、高額の移籍金が支払えなくても彼の保有権をセビージャがもったまま他のクラブへレンタル移籍するという手段もあります。

ブンデスで結果を出せば清武選手の保有権をセビージャから買い取りたいというクラブも現れるでしょうし、そのように説得すればセビージャも彼のレンタル移籍を容認してくれるはずです。

ですから清武選手の帰国というニュースには驚きでした。

ただ、セビージャのモンチ・スポーツディレクターが、彼のJリーグ復帰は純粋にサッカーの問題だけが理由ではないと言っていましたので、清武選手の身に何が起こっているのか心配しています。

どういう理由であれ現状、日本代表の10番のポジションに一番近いところにいる選手がJリーグに戻ってきてしまうというのは、日本代表にとってはプラスよりもマイナス面の方が大きいのは否めないと思います。

本来こういうことではいけないんですがJリーグの場合、抜かれることを恐れるあまり、一対一を避けてひたすらズルズル下がる守備のやり方をしているチームがほとんどで、ボール保持者にプレーするスペースや考える時間が多く与えられる楽なリーグになっています。

こういうぬるい環境に日本代表の選手が慣れてしまい、欧州や南米のチームにコンパクトな守備ブロックから厳しいプレスをかけられてスペースも時間も制限されると、ロシアW杯の本番で何もできずに3試合が終わってしまったという結末は一番避けたいのです。

これで思い出すのが2014年W杯です。

ガンバ大阪がJ2に降格したことでブラジルW杯の前年というとても大事な時期に遠藤選手がレベルの低いリーグでのプレーを余儀なくされ、それが彼の衰えというか、サッカー選手としてのレベル低下を早めてしまったように思います。

そのためブラジルW杯では長谷部・山口のダブルボランチで行ったのですが、ザックジャパンのパスサッカーを陰で支えていたのはボランチの位置からピッチを広く見渡してパスを散らしていくヤット選手だったわけで、彼が抜けてしまったことで、ボールを独力で前へ運ぶ能力に欠ける左SHの香川選手までが機能しなくなり、それも日本がブラジルで敗退した要因の一つだったと考えています。

どういう事情があったのか本当のところはわかりませんが、清武選手の帰国と日本代表、ちょっと心配です。

 最後に、鹿島の柴崎選手がスペイン2部のテネリフェへ移籍することが決まりましたが、これは悪くない決断だと思います。

海外リーグで成功できるかどうかは、最低でもその国で2~3年プレーしてみないとわからないというのが当研究所の考え方です。

国内では「ハンパなかった」ケルンの大迫選手もヘルタベルリンの原口選手も、結果が出るまでやはり3年の下積みが必要でしたから。

ですから、2部リーグからのスタートでもいいので自分がプレーしたいと目標にしている国へまず行って、その国の言葉を覚えてピッチ内外の環境にも慣れ、そこから最終的に1部リーグのクラブや欧州四大リーグのビッグクラブへとステップアップしていった方が成功しやすいと思います。

1部のクラブに移籍してレギュラーポジションが獲得できなかったら、2部チームへのレンタル移籍を許可してもらい、引き続き言葉を覚えたり、その国のサッカースタイルに順応する努力をすることによって成功への道が開かれるはずです。

ところが、2部のクラブではプライドが許さないのか、いきなり1部のクラブへ移籍し、結果が出ないと1年ぐらいで日本へ帰ってきてしまう選手がいて本当にもったいないです。

スペイン2部も決して甘いところではありませんが、柴崎選手の成長に期待しています。



サッカー ブログランキングへ
↑いつもポチッと応援ありがとうございます。


  

プロフィール

  • Author:スパルタク
  • FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク






   

ブログ内検索